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愛車のメンテナンスについて一つの「考え方」

メンテナンスの考え方

少しでも長く乗り続けたい、いつでも調子よく、気分よく走りたい。そのためにするのがメンテナンス。ドライバーが効果を実感出来て、未然に故障を防ぎ、クルマの寿命を伸ばせるのがメンテナンス。

自動車のメンテナンスってどんなことを想像しますか?オイル交換。そうですよね。基本的なメンテナンスといってもいろいろとありますが、劣化が早く、かつ低価格で交換できる「油脂類」を定期的に変えることがまず大事。エンジンオイル、これは最低でも車検毎、自動車に乗っている限り、誰でもやっていると思います。新車買って数年で乗り換えるなら、基本的なオイル交換だけでも自動車ってまず壊れません。

しかし、クルマにお金を使いたい。ほどよい予算で効果的な何かはないだろうか?そんなお悩み良く聞きます。そうしたら、メンテナンスってまずは、急に壊れる可能性を減らすことが大事です。ガタボロでも急に止まってしまうよりマシです。

輸入タイヤと、国産メーカーの輸出向けタイヤ。筆者が利用しているネットショップ。

そもそもメンテナンスって必要?

これはまさしく考え方によって違います。しかしどれだけ愛車が大事な方でも、「過剰メンテナンスはお金を捨てているだけ」というのを頭の隅にでも置いておいて下さい。特別根拠がないのに不安だから部品交換する、これぞ過剰整備への第一歩。そして「プラシーボ効果」という言葉も絶対に忘れてはいけません。

最低限走ればいい人にとっては整備手帳に書いてあること以下のメンテナンスでよし。自動車メーカーがそういっているんですから。また新車で買って3年で売る。そう決めてる人にとってはエンジンオイル交換さえしなくていいかもしれません。

逆に新車から10年落ちまで調子よく乗りたかったら、メンテナンスはしっかり行った方が、後々まで気持ち良く走れます。それから中古車でちょっと古いクルマ、例えば中古で5年落ち、7年落ちくらいのを買った人は、まずはすこしでも新車に近づけるようにメンテナンスしていくと、運転して気持ちいいと思います。
自動車は耐久消耗財?ですから、一般的な消耗品さえ変えれば質感アップ。総合的な寿命だってグッと延びるわけです。

筆者が自動車販売会社に勤めていた経験からすると、中古車って、予想以上に荒っぽく乗られていた車や乗りっぱなしが多い気がします。荒くという表現は最適ではありませんが、売却することを前提にクルマを利用していればそれも当然。もちろん、ちょっと見てもわからない、何かしらの理由があるから手放すなんて場合もあります。また普段から様々なドライバーを見て、乗り降りの仕方、ドアの閉め方、シフトノブの握り方、何となくですが伝わってくるものがあります。

ただし!です。ここで冒頭に戻ります。中古車買ったらメンテ!とはいっても、メンテナンスや修理に年間20万も30万も使うようなら、それは安物買いの何とかに・・・
中古車買って過剰整備を施すなら、新車を買った方がお得でしょう。特別な理由がない限りは金銭面で有利です。

一般的にメンテナンスが必要な箇所(油脂類)

オイル交換といえばエンジンオイル交換がもっとも有名ですが、ほかにもいくつか、オイル交換できる箇所があります。日本語でいえば、油脂類の交換というやつですね。
油脂類の交換およびそれに付随する交換箇所などをまとめます。

メーカー指定の交換時期については、クルマに付属の記録簿等で確認して下さい。

エンジンオイル
指定されている交換時期は距離または年月のどちらか早い方という表記で、3000〜25000kmまたは6〜12ヶ月など。交換予算目安は1000円〜。工賃は無料〜。コスト重視で交換すると料金は概ね3000円程度が一般的。
エンジンオイルフィルター(エレメント)
エンジンオイル交換と同時に交換する。部品代目安は480円〜。工賃は無料〜。国産車なら概ね1500円程度考えておけば基本問題ないが、外車ディーラーでは3000円くらいの工賃が必要な場合もあるからご注意を。
デフオイル
FR・4WD車限定。FFはミッションオイル兼用。交換しなくてもすぐに壊れるわけではない。メーカー指定がある車種では2万キロが一般的。ゴロゴロと音がする場合は改善の可能性がある。交換予算目安は3000円〜。工賃は失念。
MTギヤオイル
MT車限定。交換しなくてもすぐに壊れるわけではないが、交換すればフィーリングが変化する。交換予算目安は4000円〜。工賃は2000円〜。
ATフルード
ステップ式AT車がメイン。場合によってはCVTも。交換しなくてもすぐに壊れるわけではない。逆にATフルードを交換することによるトラブルも指摘されている。交換するなら指定のオイル規格をしっかり守る必要がある。交換予算目安は10000円〜。うち工賃は1000円〜。
トランスファーオイル
一部の4WD車限定。
ブレーキフルード
ブレーキを作動させるためのオイル。普通は安心のために車検時に交換。ブレーキを酷使するならエア抜き&マメな交換を行う場合も。
交換予算目安は4000円〜。うち工賃は2000円〜。
クラッチフルード
3ペダルMT車限定。クラッチペダルの作動を伝えるためのオイル。ブレーキフルードを使用する。効果はかなりわかりやすい。筆者はいつもD.I.Yで交換。
パワステフルード
油圧式パワーステアリングの車種限定。交換すれば体感可能な大きな変化が期待できる。オイルはAFTで良し。パワステフルード交換は受け付けていないショップもあるから。筆者はいつもD.I.Yで交換していた。
ラジエターフルード
ちょっと古い大型車など限定。とりあえずスポイトで抜いて交換してみた経験有り。オイルはたしかAFTかパワステフルードが指定されていた。

一般的にメンテナンスが必要な箇所(その他日常)

メーカー指定の交換時期については、クルマに付属の記録簿等で確認して下さい。

12Vバッテリー
始動用バッテリーともいわれるバッテリー。このバッテリーが上がるとエンジンが掛からなくなる。トヨタのハイブリッド車でもシステムが起動しなくなる。
交換目安は2年〜5年。エンジン停止時電圧やエンジン始動時の放電パワー、バッテリー容量の変化が一定量を超えたら交換。予算目安は2980円〜。工賃目安は500円程度。
スパークプラグ
エンジンに火花を飛ばす部品。消耗するとエンジン振動の増加やパワーダウンなどがおこる。
交換目安は15000キロ〜10万キロ。運転の仕方により消耗度は大きく異なる。エンジン回転を上げ気味の場合はメーカー指定の交換時期の半分で交換しても、新品効果を体感出来る。
プラグの交換は基本1気筒に付き1本。予算目安は1本1000円〜3000円。工賃目安は1本500円程度〜。
ワイパーゴム
ご存じワイパーゴム。交換目安は、雨の日の運転が多いなら半年〜1年で交換。予算目安は1カ所380円〜2000円くらい。
各種ベルト
エアコンベルト、ファンベルト、パワステベルトなど。切れなければ走れなくなる。ヒビが酷くなった場合やメーカー指定の交換時期に交換。
メーカー指定交換時期は2万キロ〜や3年〜。部品代目安は1000円〜。工賃目安は2000円〜。
タイミングベルト
エンジンのカムシャフトを駆動する部品。より寿命の長いチェーンに置き換えられた。切れなければ問題ないが万が一切れた場合はエンジンによっては損傷を与える可能性もある。
指定交換時期は国産車で10万キロ程度、外国車で3万キロ〜。
タイミングチェーン
エンジンのカムシャフトを駆動する部品。ゴム製のタイミングベルトから置き換わった。切れに対する寿命は飛躍的に向上。伸びに対する寿命は多少不安が残る。
以前20万キロ走行したクルマ(初代フィット)でもとりあえず問題はなかった。交換すれば高回転フィーリングなどよくなる可能性もあったが残念ながら未確認。
交換を前提としていない部品の為、交換すればタイミングベルトの倍程度の予算が必要。推奨交換時期は20万キロ以上でお財布に余裕がある時、または不調を感じた時。
ブレーキパッド
ディスクブレーキでローターを挟み込む部品。高性能車を除き、挟むといっても片側から押すだけなので、片側が減りやすい傾向がある。交換の目安は残りの厚さ。
経験上、余りに安価なタイプはキーキー音が大きい可能性がかなり高い。
部品代目安は一カ所2000円〜。工賃は不明。
ブレーキシュー
ドラムブレーキで制動力を発揮する部品。交換時期等、詳細時期は不明。
部品代・工賃の合計目安は1万円〜らしい。
LLC
ロング・ライフ・クーラントの略。エンジン冷却水。劣化すると防錆効果が低下。
メーカー指定交換時期は従来のタイプで2年毎が一般的。予算は計3000〜5000円程度。長寿命タイプだと6年や10年などで交換が指定されている。この場合の交換費用目安は約1万円。
エアクリーナー(エアフィルター)
エンジンが吸い込む空気のフィルター。真っ黒に汚れていても、逆にキレイでも、実は体感上の差はない。しかしあまりに汚い状態だとエンジン内部にチリが吸い込まれていく可能性がある。
参考までに以前、つまようじで穴を開けてテストしたことがある(90系クレスタ)が、20万キロ走行レベルではエンジンが壊れることはなかった。人間が感じられないダメージ等は不明。
メーカー指定の交換距離は5万キロ程度。部品代目安は2000円〜。工賃目安は無料〜。
エアコンフィルター
エアコンが吸い込む空気のフィルター。2005年ごろのクルマまではないまたは交換しないのが一般的だった。臭いが気になった場合やお財布に余裕がある場合に交換。
メーカー指定の交換距離は1万キロ〜。部品代目安は1000円〜。工賃目安は500円〜。

交換することで体感上の変化が期待できる官能的メンテナンス箇所

普通に走るだけなら交換の必要なし、でも交換することで変化が体感出来るメンテナンス。筆者の体験からコストパフォーマンスに優れたメンテナンスと部品交換を掲載させて頂きます。

エンジンマウント(ミッションマウント)の交換

エンジンやトランスミッションを支えているパーツ。ゴムや液体封入タイプが一般的で、中にはダイナミックダンパーのような重量を乗せているタイプもある。
部品代は一カ所2000円〜。形状によっては高価。交換は変えやすい箇所だけでも効果ある。
交換料金目安は工賃込み5万円程度。

ショックアブソーバーの交換

別名ダンパー。サスペンションスプリングの揺れを減衰されるパーツ。乗り心地に多大な影響を及ぼす箇所。車体が揺れた後のフワフワ感が減る。ショックの交換は自動車に興味がある方には効果絶大。興味ない方には違いわからずの可能性も。
部品代は1本7000円〜。工賃は1カ所5000円〜。D.I.Yでも難しくない(工具と体力は必要)。

スロットルバルブの清掃

エアクリーナーからの空気量を調整するバルブ。アクセルが電子制御になってなくなったかと思ったが、機械的なバルブが残っている車種もある。距離が増えたクルマでスロットルバルブを掃除すると効果はてきめん。俄然フィーリングがよくなる。
同時にアイドリングバルブも掃除するといい。
清掃工賃は無料でやってくれる場合もあるらしい(ディーラー)。基本はD.I.Y。

ドアゴムモールの交換や調整

ウェザーストリップとか呼ばれるアレ。静粛性を気にされる方にオススメ。手でゴムを触ってみて、柔軟性が無くなってきた場合やゴム表面が白くなってきた場合に交換する価値がある。交換前の一時的になら遮音スポンジを貼って試してみるのもいい。
部品代は中型車全体で2万円代〜。工賃目安は2万円程度。

ブレーキキャリパー&マスターシリンダーのオーバーホール

キャリパーピストンの戻しを担うゴムや油圧を作動させるシリンダー内パーツの交換。新車時からの比較でブレーキペダルのタッチがプカプカになった場合などに効果が期待できる。
部品代はオーバーホールセットが2000円〜。工賃について、予想は1万円以上。基本はD.I.Y。

エンジンオイル交換あれこれ

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エンジンオイルの価格・グレードの見解

準備中

中古車購入の際にエンジンオイル交換履歴を予想する

エンジンオイルを頻繁に変える効果はよくわかりにくいもの。しかし中古車を購入する場合には前オーナーのメンテナンス内容が気になるのは確かでしょう。
ちょっと昔は、まめにエンジンオイルを交換するのと、そうでない場合は、走行距離が増えた時のエンジンノイズに差がでるなんて事もいわれました。
ちなみに筆者は、実験のため1000キロごとにエンジンオイル交換をした事もありますが(BB4プレリュード)、10万キロまで走る前にエンジンが壊れました(クランクシャフト破損)。なのでメーカー指定時期以上にオイルを交換する意味はよくわかっていません

中古車のオイル交換履歴を予想する際のヒント

  1. オイルフェラーキャップを外して、中とフタの裏をチェックする。ドロドロしたいたオイルが付いていないかチェック。
  2. 整備記録簿をチェック。毎回ディーラーでオイル交換をして、かつ整備記録簿を付けていたクルマなら、ここでわかる。
  3. ドアを開けてシールを確認。オイル交換時期の目安が書いてあるアレ。

必要なメンテナンスは自分で考えよう

多くの日本人にとって自動車は、住まい購入の次に高価なものです。場合によっては宝物の様に感じてるかもしれません。しかし、せっかく買って乗らなかったら逆にもったいない。大事にしているだけで手放す時期が来てしまうのももったいない。
自動車の部品はゴムやバッテリー、オイルなど、乗らなくても置いとくだけで痛んでいくものが多いので、どうせならいっぱい走っていっぱいメンテナンスもした方が楽しいと思います。

で、メンテナンス計画を立てていくわけですが、いろいろな考えがあるでしょう。なるべく長く乗りたいとか、手間は掛けてもいいけどお金はかけたくないとか。また、壊れなければいいとか、気持ちよく走れないとイヤとか。大事なのは常に後どれくらいこの車に乗りたいか考えましょう。

それから道具として丈夫なのが自動車。据え切りしてはだめだとか、水温80度までは暖機しろとか、高回転を保つのはいけないことだとか言う人もいますが、自動車はそう簡単には壊れませんというのが筆者の持論。世界一の自動車大国・日本の世界に名だたるスーパー自動車メーカーが作った日本のクルマです。もう思う存分楽しんで下さい。壊れた後の余計な心配は後ですれば良いんです。

筆者も最低限、クルマは丁寧に扱うことを心がけます。しかしこれは無意識に行っていること。機械や電気製品を扱う”コツ”のようなモノです。キチガイのように神経質といわれることもありますが、間違いなく無意識。サーキットに行けば気持ち良く走る事のみ考えます。

痛む壊れる傷が付く。昔のクルマしかしらない説教くさいオヤジがいうことです。確かに昭和の時代とか昔はドライブシャフトが折れたり、エンジンのピストンリングがすり減ったり、ドアが取れそうになったり、現代の自動車にない様々なトラブルがあったといいます。
今でも3ペダルMT、マニュアルトランスミッションだけは丁寧に扱うと、いつまでも気持ち良いというのはあります。ミッションのシンクロ機構が痛むと運転中にストレスを感じる事になるので、特別な目的がなければ大事に使った方がいいと思います。
トランスミッションについての記事はリンク先にて

まとめれば、必要以上にメンテナンスや愛車のことを気にするあまりに、楽しく走れなくなる様なことはストレス・苦痛の原因に。
だからほどほどにがちょうど良い。過剰整備に気を付けて。

輸入タイヤ、国産メーカーの輸出向けタイヤの購入。筆者が利用しているネットショップ。

乗り比べがしにくい中古車購入の時こそ、辛口の自動車評価と比較で、賢いくるま選びを。
同価格帯他車との相対評価を5段階比較で!

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