(2002年記事 日産 R33スカイライン 著:ヒラリー)
R33スカイラインは、端正なスタイルと直6のRBエンジン、素直で走りやすい足回りで人気のあったR32スカイラインの後をついで、デビューしたクルマです。スカイラインは日産の伝統ある、プリンス合併からのビッグネームですが、このスカイラインという名前を嫌がる人も多く、兄弟車のローレルと共にトヨタのマーク2、クレスタ、チェイサーに襲いかかろうと、大幅にイメージを変えてデビューしました。
R33スカイラインは、若干のサイズアップを行い、トレッドの拡大による安定性向上と、リアシートの居住性向上に当てています。ボディのボリューム感をまして、車格感を上げたい意図もあったでしょう。
しかし、スカイライン・セダンをライバルである90系マーク2と比べると、リアシートはだいぶ狭く、見た目も貧相で、ボリューム感がもっさり感のみ強調されるといった感じです。逆に100系のマーク2は広くなり、端正でスポーティになり、直噴エンジンなども出てきて、スカイラインは完全に不人気プラス、マニアックなクルマと認識されていきます。
内外装のデザインはもう語る必要もないと思います。これぞ日産車。男の車。年齢を重ねた男にはこの良さがわかる、かもしれません。
実際はターゲットがよくわからず、上品でもスポーティでもおしゃれでもない。2ドアでも4ドアでも、ただのでぶっちょ。なんて入ってる人もいます。せっかくボリューム感を感じされるデザインなら、もっとダイナミックにせめて欲しかったものです。そうじゃなければ高級感を感じるデザインの方がいいです。
このあたり、トヨタのクレスタ、チェイサー、マーク2の三兄弟を見て下さい。どれも好感度高いデザインで美しいミドルセダンなのは、誰が見ても明らかなはず。
個人的には、スカイラインにはもっとあくの強いデザインを望みます。
しかしデザインは気に入ればいいですよね。気に入れば自信を持ってこのクルマに乗れます。
室内、つまり内装のデザインと質感、パッケージングですが、デザイン質感共にもうちょっとがんばって欲しかったと感じる方も多いはず。しかしミドルセダンとして、ノーブルで一般的なデザインなのは評価するところなのかもしれません。
いやこれ、嫌なら内装を見ないで運転する事もできるはず。だから大丈夫です。
そしてパッケージング、つまり広さと効率ですが、フロント両席、足下ミッションの部分が邪魔です。そしてリアシート、かなり狭いです。でトランク、こちらはトヨタ陣営と比較しても標準的。しかしこれら、FRだと仕方ない。FFだとトルクステアが気になるというお父さん、ハンドル切って急加速できるのはFRしかない、そんなお父さん。ここはガマンして下さい。
では試乗レポート。走ってみると、R32スカイラインが自転車のような剛性感だとすると、だいぶ安心感は上がってますね。ガクガクブルブルは減って、安心感高い。30万円の高級自転車くらいには感じられるようになりました。
ステアリングは、重く、これがセダン?と思ってしまうくらいです。重いのはいいんですが、インフォーメーションがいいとか、上質であるとかでないので、不満がでます。ちょっと残念ですね。
それからオートマチック(AT)だと、すべりが多く、スムーズに加速しにくいです。シフトダウンが特にギクシャクします。5ATという、当時としては珍しいシステムなだけにつめの甘さがでたのでしょうか。でも、これはV36スカイラインになってもそんなにかわんないので、こんなモノと思いましょう。
それと1速はあまりにもローギヤード。ないよりは2速とのつながりが良く滑らかなんでしょうが、あまり意味はなさそう。それでいて変速の回数が増えショックが増えます。
エンジン、こちらはRB26を除き評判の良くないRB型、2500cc。同世代のライバルにはターボ付きがたくさんあり、それが普通の感覚なので、NAだと別に速くもなんともありません。それどころか、4人乗車だと前のクルマを追い越すのは至難の業。
別に速くはないですが、フィーリングは腐っても直列6気筒。4気筒とは比較にならないこの質感。例えホンダのスムーズで好評なVTECエンジンでも、結局6気筒のバランスに近い所詮4気筒エンジン。ガラパゴス大いに結構、この価格で6気筒に乗れるのは日本だけみたい。本当にありがたいことです。
トヨタの直列6気筒、1JZと比較すれば、少々振動あって多少コモリ音もあります。
スカイラインはショックの動きにフリクションを感じますよね。堅めでもストロークがあって、悪くはないんですが・・・。といってもカヤバ製のショックよりは全然よさそうな感じですが、トキコ製でしょうか。
柔らかめだけど揺れは止まる、大きなバンプで深くストロークするとドスンと沈んでゴンと止まる感覚、スカイラインらしい乗り心地です。
R33でもV35でもV36でも(GT-R等を除いて)。マーク2やマークXなどと比べて、基本的な乗り味は全然悪くはないんですが、R34だけがクイックでキビキビ、滑らしても安心とスポーティに振っている感じです。あとはもう、ほんとに硬めというか渋いというか、スムーズでないけど、大きいショックには過大に反応し、そんな場面もあります。
スカイラインは直6のRB25エンジン。エンジン音も盛大ですし、スポーティ感はあります。ただ、次の次のモデルとなるV35の新型シャーシーがあまり評判よくなく、乗ってもあんまり感じ良くないため、V35を買うならR33などのスカイラインでも、その値段を考えれば候補として考慮する価値はあると思います。
(V36スカイライン試乗レポート)
思わずリアが出た場合など、意図せずリアタイヤが横に滑った場合、こんな場合に制御が楽なクルマだと、けっこう思い切って走ることもできますし、雨の日の恐怖感も減ります。
こういったところ、ニッサン車なら安心。なんといってもFR車のノウハウは十分なハズ。気難しいクルマよりコントロールしやすいクルマが多いのも日産の特徴。
試乗した際にも、下りコーナーでブレーキを残しすぎて、大きくカウンターを当てる場面がありましたが、ビシッと元に戻ります。こんな時、ホンダのコンパクトスポーティカーだったら、どこかに吹っ飛んでいきそうになります。
なんだかんだいってドレスアップすればタイヤの音がうるさいのは一緒ですし、スムーズに走りにくいし、若干割高な価格設定。それならば、格安のR33スカイラインでも買って、ガンガン走って楽しんで、ついでに直6エンジンも味わっておく。気楽に使えるからこそ楽しい。クルマってそういう一面もあります。
やっぱり、スカイラインはチューニングして、自分好みにいじって乗るのがあっているクルマですね。R33、R34なら、ぴったりです。豪快にいじって、豪快に走って、楽しさ一番で走りましょう。
このR33スカイラインは、後期型から外観デザインが大きく異なっています。ディテールのみではなく、ボンネットもフェンダーも変更になるような、大きなデザイン変更です。
このデザインの大幅変更、実際にスタイリッシュになったという意見が大半。しかしいい点だけではありません。
実際に前期型を購入すると、日産はこれをやるから前期型は買えない。買いたくない。買ってすぐに古ぼかしくなってしまうと感じるそうです。
系列サービスでご紹介中!
安くて寿命も長いリサイクルバッテリー
セルの回る勢いが弱ったら交換を。
再生バッテリーと格安バッテリー
系列サービスでご紹介中!
「自動車保険一括見積り」で安い保険
その中でさらに選定をするなら。
一括見積りサービスの比較サイト
系列サービスでご紹介中!
法人、個人事業主の為の「ETCカード」
審査なしで複数枚が作れます。
セディナ法人ETCカード
インターネットで安くバッテリーを買うなら
自動車バッテリー ![]()
ライバルと比較しての評価 |
|
|---|---|
| エンジン質感 | |
| 駆動系質感 | |
| 足回りの質感 | |
| 内装の質感 | |
| 外装の質感 | |
| 快適性 | |
| お買い得度 | |
競合車との相対的評価を5段階比較で!
自動車、車の辛口評価評論・比較ガイド・レビューでは、辛口のインプレッションの他に、独断と偏見による5段階評価を記載しています。
「エンジン質感」、「駆動系質感」、「足回り質感」、「内装質感」、「外装質感」、「総合快適性」、「コストパフォーマンス」
すべて競合車との相対的評価。7つのジャンルで、わかりやすい5段階評価をしています。
自動車に関する記事をすべてにおいて辛口でご紹介。
仕事が無くなるのが怖くてホンネを書けない、本家の自動車評論家、アクセス数が無くなるのが怖い私達ウェブ制作者。
私達はアクセスしていただくために、ユーザー様の為になる情報を送り続けます。
中古車購入時に役に立つレポートを送り続けて10年。これからも辛口でドライなレポートでお楽しみ下さい。






