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(2007年記事 日産 ブルーバードシルフィ 著:オカリング&ヒラリー男爵)

日産・ブルーバードシルフィ・インプレッション

高年齢層をターゲットに、旧サニーをベースにして作られた、ニッサンブルーバードシルフィ。完全に前世代のコンセプトと、サニーをベースに、上品な1クラス上の車格をイメージさせる外観を与えているが、サイズや面影はサニーのそれである。

微妙な車格のシルフィ

ブルーバードシルフィのデビュー当時、ブルーバードは1800ccと2000ccをメインにした車種として、通常通り販売していました。そこへ、ブルーバードの車格に見せようと装飾したブルーバードシルフィが登場し、1500ccをメインとしながらも、1800ccと2000ccをラインナップを行いました。

このくるまは、ニッサンの過渡期にデビューしたくるまであり、確かに上品なイメージを持っていましたが、実際はサニーそのものであり、ユーザーである高年齢層を騙したような形。サニーに、ブルーバードに近いプライスタグを付ける、とんでもないくるまです。ブルーバードも全く売れない車種でしたが、シルフィも実際にはユーザーは賢く、さすがに売れませんでした。

外観のデザインは、ほとんどサニーですが、サニーより上品にまとめられています。メインユーザーは60歳以上でしょうから、代替え需要に合わせたとおもえば納得です。内装はチープで少々嫌みな造形ですが、ちょっと見方を変え昔ながらの価値観で見れば、品のいい木目と上質感のあるシート素材を使用しています。
ステアリングはニッサンが多くの車種共通でつかっていた、アレ。それからブルーバードというわりに室内は狭く、特にリアシートには乗り込みにくいのは欠点。リアシートは足下も頭上も狭いため、男性が乗るのは厳しいかもしれません。

シルフィのバリエーションの中で、メインは1500ccと1800ccでしょう。1500ccで価格は160万円。1800ccでは価格は概ね200万円弱。しかしブルーバードの代換え用でしょうか、2000ccのラインナップされています。
このシルフィ2000ccモデルはCVTを採用。このCVTはギクシャクし、走りにくいと評判ですので、さけた方がいいと思います。値段も200万円オーバー〜。サニー後継車としては考えられないほど高いのでこれなら「ティアナ」または「セフィーロ」を選んだ方が賢い選択となってきます。

シルフィのインプレ

1800ccを運転してみて、内容はやっぱりサニークラスだと感じました。その分、エンジンは1800ccだとそんなに不満はありません。燃費は地方都市でだいたい10キロくらいした。サスペンションは柔らかく、リバンプはびっしり止まらず、フワフワします。パワーステアリングも柔らかいというか、剛性感なく、チャチなおもちゃのような印象です。怖くて、飛ばそうなんて思わないのが利点でしょうか?

いや、違います。これはブルーバードシルフィの大きな長所なんです。

皮肉ではありません。多くのセダンがモデルチェンジの度に足回りを固め、引き締まった剛性感をアピールしています。しかし柔らかい足回りでゆっくり走りたいという話も良く聞きます。だから、ゆったりボディ&ゆったり足回りのクルマがなくては困ります。

車重が軽くコンパクトサイズ、トレッド狭くホイールベースも短い。だから重厚感なんてなく、ペラペラな感じを受けるかもしれませんが、こういった車種では足回りの粗が出やすいらしいんです。少しでもしっとり感が欲しければ、常にガソリン満タン、トランク満タン。特にリア周辺を重視して、クルマを少し重くしてみて下さい。

このシルフィは間違いなくライバルはカローラです。しかし価格的にはアコードも入ってきます。1500ccを選ぶならカローラと比較、1800ccや2000ccを選ぶなら、ホンダのアコードと比べてみるといかがでしょうか?日産とのつきあいを重視しなければ、また装備面の差を除けば、アコードがかなりお得だと思われます。日産との付き合いを重視するなら初代ティアナかセフィーロ。

ライバルと比較して

ブルーバードシルフィのライバルと言えばトヨタならプレミオ/アリオン。ホンダならアコードやシビック。スバルならインプレッサまたはレガシィ。
つまり意外にもビッグネームが揃います。ジャンル的にはロアーミディアムセダン。近年不人気のクラスだけあり、統廃合や車格変更といったラインナップ再編成が繰り返され、実際に価格や排気量でバッティングするライバルは異なります。

例えばトヨタのプレミオ/アリオン。このクルマも現在では1500ccをラインナップし、中身はほとんどカローラに近い。それでいて価格は高め。
しかしこのクラスのセダンでは非常に人気が高く、それは誰にでも受け入れられる外観デザインがポイントとの評判。

シルフィ本来の車格、つまりサニーということであればライバルはカローラ。カローラと比較すればシルフィは価格が高すぎ。値引きで逆転する可能性あり。内装の品質はシルフィの勝ち。ゆったり感もシルフィ一歩リード。またどちらも旧来的な価値観、センスが重視されてデザインされたクルマだと思われますが、どちらかといえばカローラの方が脱却を感じさせ、今風のコンパクトセダンに近い存在かもしれません。

このクラスのセダンについて

コンパクト〜ミドルサイズまでのセダン、トヨタや日産、ホンダのそれは、どれも味がなく、良くも悪くも昔ながら。つまり今乗っているクルマが古くなったから買い換える需要が最優先。今までと同じでいいというお客様重視なのが想像出来ます。
つまり昔からこういったクルマを乗られている方に合わせているので、昔ながらの価値観なワケです。つまり比較はあまり意味をなさず、新たにこういったクルマを買う人は少なく、クルマ好きも極小ということで内容が良くてもあまり評価されません。

ただし、安くてもそこそこ豪華に見えるクルマが好きというタイプの方には、ハッチバックコンパクトカーやコンパクトミニバンなんかより断然評価は高いはず。クルマとしての基本性能だってセダンの方が優れているのは間違いない。

ちょっと狭いけど静かで快適。ではなぜ積極的に選べないか?不人気か?それはもうただただ古い。流行遅れ。やはりセダンはサルーンということもあり、それなりの価格、つまりクラウンクラス以上でないと・・・というのがトレンド。
世間から評価されない(つまりダサイ)と思われれば所有満足度は激減

安くて内容がいい。トランクのありがたさを今一度。「安い+豪華」というのは矛盾した話で、これ自体がカッコ悪いワケだが、走りの質感、静粛性、乗り心地、こういったポイントでコンパクトセダンが積極的に選べる、実は筆者もそんなトレンドが来るのを切に願っています。

ブルーバードシルフィ

日産自動車
  • bluebard silfi(シルフィ)
  • テストグレード : “1,8L”
  • 形式 : G10
  • 年式 : 2000年
  • 排気量 : 1800cc
  • エンジン形式 : QG18DE
  • 車両形式
  • FG10 - 1500cc
  • QG10 - 1800cc
  • QNG10 - 1800cc 4WD
  • TG10 - 2000cc

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適合バッテリー

シルフィのバッテリー適合詳細


ブルーバードシルフィ
G10 QG10 1800cc 2000年〜
42B19L

※2000ccモデルはサイズが異なります。

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ライバルと比較しての評価
エンジン質感 ブルーバードシルフィの評価
駆動系質感 ブルーバードシルフィの評価
足回りの質感 ブルーバードシルフィの評価
内装の質感 ブルーバードシルフィの評価
外装の質感 ブルーバードシルフィの評価
快適性 ブルーバードシルフィの評価
お買い得度 ブルーバードシルフィの評価
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