「ブリジストン・レグノ」騒音計での実験や転がり抵抗、使用感

自動車試乗比較・評論メンテナンス情報

タイヤ使ってみました!アジアンタイヤとの比較など

コンフォート性能として乗り心地と騒音テストをメインに、タイヤによってはサーキット走行でのレビューも掲載中。

ブリジストン「REGNO GR-9000」使用感など

ブリジストンの中でもトップブランドとなる「レグノ」についての使用レポート。銘柄は「REGNO GR-9000」。

輸入タイヤと、国産メーカーの輸出向けタイヤ。筆者が利用しているネットショップ。

タイヤの位置づけや価格イメージ

レグノ&ジオ07レグノといえばトップクラスのコンフォート性能がウリのタイヤ。

基本はビッグセダン・高級セダンに最適化。それらにマッチさせたタイヤというだけあり、性能はまさに何でも有りというイメージ。
質感ある走りを求めるならこれしかない?といえるだけの総合性能の高さはやっぱりレグノで、何かを立てれば何かを失う、そんなタイヤの基本を覆す。

良いのは誰もが知っている、もちろんその分お値段も高い。概ね4本10万以上となるレグノのお値段、出す価値があるかどうかの参考にして下さい。

レグノ GR-9000の参考価格

  • 185/55R15 ・・・ 約15000円
  • 205/60R15 ・・・ 約16000円
  • 205/45R17 ・・・ 約25000円
  • 205/50R16 ・・・ 約18000円

タイヤ通販サイトで価格チェック(ブリジストンのページ)

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タイヤを使用した車

レグノ・GR-9000をトヨタ・マークXジオで使用してみました。
タイヤサイズは「225/45/18」

(試乗レポート:マークXジオ試乗インプレ

比較参照:スタッドレスwinter maxxをドライ&ウェットで使用

タイヤを見て、使って、思うこと

タイヤは自動車に関するパーツの中で、特に評価基準、判断が難しく、テスターの体調次第で比較評価が変わってしまうほどの繊細な部分を持ちます。独断と偏見、さらには主観を多く含む記事となってしまう点をご了承下さい。
※記事中のタイヤ空気圧、圧力単位は 「kgf/cm2」。

タイヤのキャラクター

レグノと言えばブリジストンのみならずコンフォート系の代名詞的存在ですね。ポテンザと並ぶブリジストンのトップブランド。性能もすごいけどお値段もすごい、しかしネームバリューはもっと凄い。レグノとはそんなタイヤ。
静かなタイヤ系でプレミアムなタイヤがまだブリジストンしか選択肢がなかった時からのブランド力は流石で、今でも、特にある程度の年齢層より上では、誰でも知ってるクルマ好き御用達のプレミアムタイヤというわけです。

使用レポート

レグノ&ジオ02

筆者がレグノを使用したのは、今まではセダン系の自動車。レグノにピッタリといえばやはりセダンでしょう。
しかし今回はハイトワゴン系のマークXジオで、しかも純正サイズからして18インチ。

さらに、サスペンションゴムブッシュの動きを制限するリジットカラーなるものを付けているクルマなので、タイヤを評価する条件としては非常に厳しい。逆に言えばタイヤのゴムの感触がダイレクトに伝わってくるので、タイヤの評価しやすいクルマだと思う。

また評価のポイントは、レグノが圧倒的に静かというのは都市伝説か??このあたり重要なポイント。
試乗車の前提はこんなトコロです。

タイヤサイズ225/45/18 / タイヤ空気圧 F2.2・R2.2(kgf/cm2)

レグノ&ジオ03

今回このマークXジオ+レグノGR-9000では、どこそこのテストコースでとか、クローズコースを走ってみた!なんて使用レポじゃなくて、日常的なお供に使用し続けての使用レポ。して前後のタイヤローテーションを行い、ちょうどよく前後の残りミゾが揃った辺りで、じっくりと試乗したり、騒音テストを実施。

感想はというと、流石の一言。まさにプレミアム。これは新しいレグノ「GR-XT」と比較しても体感上は遜色なし。また新車時のタイヤ(ダンロップのほとんど新品)と比較すれば全くの別物(こちらは1本1000円で売却)。

何がそんなにプレミアムかって?このタイヤはただ静かなだけ、ただ柔らかいだけ、じゃない。何より、運転している実感がある。そしてそれをドライバーが実験できる。筆者はここを評価させていただきます。

「レグノってオヤジ御用達のタイヤでしょ?」
「いえいえいえ、元気いっぱいに走ってもとっても安全!しかも楽しいよ!」

こんな感じなんです。
具体的には、ヨーの立ち上がりがとにかく素直。新車時のタイヤではマイルドだから当然乗りやすいというキャラクターを持つジオだけど、レグノに変えると、クルマ自体がスムーズにヨーが立ち上がるから乗りやすいとう評価に変わる。ヨーとは、クルマが曲がろうとするチカラ。
どちらかといえば柔らかいアタリを持つタイヤだけど、しっかりとクルマの向きが変わり出す感触を感じられる。だから、コーナーのものすごく手前からゆ〜〜くりとハンドルを切っていくという乗り方をしても、思い通りに走る事ができる。

レグノ&ジオ01

さらには、ドライ路面でもウェット路面でも不満ないグリップ性能。低速コーナーではフットレストで踏ん張りたくなるほどの横Gが発生するし、高速コーナーでは、完璧を求めないとすればという前提つきだが、コンフォートタイヤとしては異次元なほどしっかり感がある。

タイヤのブロック剛性とか気にしなければ、ミニサーキットだっていけちゃいそう。

「REGNO GR-9000」インプレ総合

レグノ&ジオ01

総合すれば、確かに高価なだけの事はある!昔から続くレグノというブランドはやはり伊達ではない。このタイヤを購入できるだけで幸せだと思う。幸運にもレグノを購入できたら、「燃費のために空気圧高め」なんてせこいことを言わず、最高の性能を発揮できる状況で使って下さい

しかしお値段高ければ良いのは世の常。問題は車両とのマッチング。率直に言ってマークXジオとの組み合わせでは今ひとつ本領を発揮できていない(ミニバン用レグノもあるがそれは別として)。
このレグノGR-9000というタイヤを、以前セルシオで使った経験があるのだが、そのときはタイヤの恩恵を120%受けることができた気がする。それと比較すると、マークXジオとの組み合わせでは、70%程度しか良さを味わえない
具体的には、乗り心地がちょっと微妙で、ブリジストンらしいといえばらしいのだけど、剛性高そうでありつつ、たまにゴムの柔らかさが顔を出す。タイヤの不自然な固さが残念

価格的にも車両価格250万円クラスのジオに実売13万円くらいしたレグノはいささかバランスが悪い。お金の使い方はやはり、「ご利用は計画的に」というやつですな。
それから、タイヤサイズが大きくなればなるほど、ノイズに関する条件は厳しくなる。18インチを越えるとビックリするほどの静粛性の高さというわけではないのは予め予想しておく必要あり。

騒音・ノイズなどのチェック

騒音計での計測

REGNO GR-9000、市販の騒音計を利用して、ノイズを計測してみました。単位はdB。(dBについてはネット検索して下さい)。
騒音計ということで音圧に対して補正が掛かっていますが、人間が感じる不快さとは違います。耳障りな音とか気になりにくい音とか、そういった感覚は含まれていません。

  • タイヤサイズと空気圧 ・・・ 225/45/18 / タイヤ空気圧 F2.2・R2.2(kgf/cm2)
  • タイヤの使用状況 ・・・ 購入後1年使用。ローテーション後、4本がだいたい同程度の減り具合になったのを見てテストを実施。
  • 車両 ・・・ 2009年式・トヨタ・マークXジオ(2400cc・CVT)
計測時の周囲の騒音
環境ノイズ / 49.7dB(+-0.5)
アイドリング時の車内騒音
エンジン回転数・・・750rpm / Fシート・・・45.8dB Rシート・・・43.9dB
巡航時の車内騒音・綺麗な路面、比較的新しい舗装の道路
時速90km走行時 / Fシート・・・74.7dB Rシート・・・64.7dB
巡航時の車内騒音・荒れた路面、細かなデコボコが多い道路
時速50km走行時 / Fシート・・・73.9dB Rシート・・・68.4dB

タイヤ空気圧が高いと、騒音(ノイズ)は大きめになる傾向があります。計測時はメーカー指定空気圧と同数値かマイナス0.1キロ。
タイヤはサイズ(幅や直径)が大きくなると、同じ銘柄のタイヤでもノイズが大きくなる傾向があります。
試乗車のマークXジオはサスペンションのゴムブッシュで吸収しきれない振動がカタコトした音となって発生します。ブッシュの動作を制限するリジットカラーなるものが装着。余計な音で計測器が反応しないよう、注意を払って計測しました。

すべてアマチュアレベルの計測なので、厳密な正確性については期待しないで下さい。

アクセルオフ時の転がり抵抗

アクセルオフ時に惰性で走る時間
時速80kmから50kmまでの減速タイム・・・24秒03

低転がり抵抗、エコタイヤ認定でなくても、ちょっとタイヤ空気圧を高めにすれば軽く転がるのは実感出来ます。
エコタイヤに交換時、こっそり多めに空気を入れられる場合も。これは詐欺です(笑)お気を付け下さい。

GR-9000、使用経過

GR9000、走行4万キロ

左の画像は4万kmを走破したGR-9000。スリップサインまで残り1.0〜1.5mmといったところ。まだまだ全然使える。

実は3万kmを突破したあたりから、視認できるレベルでは山が減らない。タイヤが古くなりゴムが固くなった事が予想できる。初期のアタリは固いけど、静粛性については新しい時とそんなに変わったような感じを受けない。だからゴムの柔らかさとは違った部分で路面を叩く音を軽減しているのかもしれない。

このレグノGR-9000、もったいないけどここでお役ご免。まだまだ使えるし車検も全然余裕。まだ1万km近く使えそう。だけど新しく「レグノGR-X1」が登場したので勉強のために交換します。

タイヤメーカーのアピールしている点

  1. 一番始めは、やはり静粛性の高さをアピール。「高い静粛性を確保すると共に快適な音質を実現」とのこと。
  2. 二番目に乗り心地の良さをアピール。「セダンからワゴンまで幅広い車種にマッチした快適な乗り心地」
  3. 三番目にハンドリングについて。「リニアなハンドリングを実現」
  4. 四番目に燃費性能。「転がり抵抗を低減しつつ、シリカ配合コンパウンドで高いウェットブレーキ性能」

似たようなキャラクターを持つタイヤ銘柄

マークXジオ、別のタイヤをテスト&評価

他のタイヤ、他の車種でもテストを行い、データを集めています。

フロントタイヤ

ドライ路面での走行感覚も重視したというダンロップのスタッドレスタイヤや、新しい世代のレグノを試しています。

関連ページ:スタッドレスだとどんな感じ?
スタッドレスwinter maxxをドライ&ウェットで使用
関連ページ:GR-9000より新しいレグノの使用感
レグノGR-X1をマークXジオで使用した印象
タイヤに関する基本ページはこちらです
輸入タイヤや空気圧についてなどタイヤ基本ページ

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