VWポロ試乗記P4・ライバル比較と参考データ、総合評価

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乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2013年記事 ポロ-ハイライン
著:ヒラリー男爵)

VW ポロ(6R)・試乗インプレ「4」

間違いいっぱいの自動車選び、今回の試乗車は、VW(フォルクスワーゲン)のポロ(6R型)。グレードはTSIハイライン。6R型と呼ばれる5代目、試乗車の年式は2012年式。

当ページは4ページ目です。「燃費や各種参考データ、他車比較」などを掲載中。

ポロ-ハイライン内装5ポロ-ハイライン内装6夜間
VW
  • グレード:“ハイライン”
  • 型式:6RCBZ
  • 車両価格:242万円
  • デビュー年:2009年10月〜

※内容は辛口評価です。ディーラーで試乗の際にぜひともチェックしたいポイントなどを掲載中です。

  1. 分割page - ポロ試乗「1-1」・エンジン・ミッション・内装評価
  2. 分割page - ポロ試乗「1-2」・ハンドリングや足回り質感、静粛性
  3. 分割page - ポロ試乗「1-3」・ドラポジやリアシート、ラゲッジ関係
  4. このpage - ポロ試乗「1-4」・燃費や加速など参考データ、他車比較

燃費ってどう?

フューエルリッドと給油口

静粛性が最大の驚きならば、燃費は最大の疑問。実は今回、台風の中を含むいくつかのパターンで走行してみたのだが、思ったほど良い数値がでなかった。(計測は車載の燃費計)。

短距離走だと悪い数値しか表示されない区間燃費だけど、距離50kmとか100km超の一気乗りでチェック。
結果、平坦な山道を少しMTモードを含めて試乗すると、燃費計は7km/L台から8km/L台を示す。だいたい2500回転キープ程度でペースはゆっくり。また郊外の道から空いている市街地を8:2くらいの割合で走れば、12km/L台メインの最大で13km/L

予想していたより全然、燃費良くない。 事前の予備知識から、リッター辺り15km以上は期待していた。それから、エコランしなくてもそれなりの数値が出るということで、エコランさえ試さなかった

そもそも、筆者ヒラリーはどうも、負圧が低い領域でアクセル開度が大きい部分、つまり燃費が良い領域だけど、ここを避けてしまうクセがある。ドライバーの運転方法に問題があるかもしれないということで、ドライバーは3人でチェック。その過程で、トルコンATやCVTと比較すれば、2ペダルMTはドライバーのクセが出やすいということだけわかった(ポロはクラッチ自動の中身MT)。同じに加速するにしてもペダルを踏み込むスピードとか。
時間が許す限りいろいろ試してみたけれど、それでも燃費は大きく変わらず。

どうしても気になり、ガソリン半分使って給油を繰り返したけど、やはり想像以上に給油された。1回25リットル以上。2回目にはポロのガソリンタンクて容量いくつだろ?なんて疑問まで。

やはり適当に走ってもそれなりの燃費が出るのは現状ハイブリッド車のみなのかな。いえいえ私、燃費の良い運転技術を学びます。

参考データ1:中間加速チェック

同乗者による手元のストップウォッチでポロの中間加速力を計測してみました。

計測した条件と結果

計測条件は大人の男性2人乗車。ガソリン残量はメーター読み2分の1。風はほぼなし。タイヤ空気圧フロント2.2キロ、リヤ2.0キロ(冷間)。道路は直線。タイヤ・ホイール共に純正。

  • メーター読み時速10kmから60kmまでの加速タイム ・・・ 4.17秒
  • メーター読み時速30kmから80kmまでの加速タイム ・・・ 5.14秒
  • メーター読み時速50kmから100kmまでの加速タイム ・・・ 6.66秒

現在のトコロ、他車の比較タイムが少ないので比較が難しいデータになります。
正確性はさておき、これは全然タイムがイイ。例えば1800ccのトヨタ・ウィッシュよりやや速い。ハイブリッドシステムを積んだホンダ・CR-Z(CVT)よりも速い。また2400ccのトヨタ・マークXジオには少し劣る。また1500ccターボの三菱・コルトと比較すると特に2速以上の速度でコルトが速く、ポロとは大きな差がある。

VW車ではシロッコについて同じチェックをしています。VWシロッコR・試乗レポート3ページ目

巡航時のエンジン回転

  • 時速80kmの時 ・・・ 約1600回転
  • 時速100kmの時 ・・・ 約2000回転

面白いのはタイヤ空気圧。新車時装着タイヤの指定空気圧なんだけど、乗員数によって大きく異なる数値が指定されている。

  1. 乗員2名まで・・・F2.2キロ / R2.0キロ
  2. 乗員3名以上・・・F2.4 / R2.6キロ

リアシートを使う時に空気入れロッテ??これだけ空気入れるのはかなりの重労働だよ。きっと高速巡航も想定してのことだろうけど、こんなところも真面目な欧州車の面白さ。普段から適切な空気圧に調整しておくのがいいんですね。あ、指定値はたぶん、冷間時だと思います。温間時だと0.05〜0.1キロ高めにどうぞ。

※タイヤ空気圧の単位は馴染みの深い「kgf/cm2」にしています。

参考データ2:各部寸法

手元のメジャーを利用して気になる部分の長さを測ってみました。

各部の寸法

  1. ステアリング直径 37.0cm
  2. ダッシュボード中央手前からガラスまでの長さ 45cm
  3. Fシート、フロアから座面先端 リフト最大時32cm、リフト最低時29cm
  4. Rシート、フロアからシート座面先端 37センチ
  5. Rシート、シートバック高さ 55cm
  6. シート座面の長さ F・50cm、R・47cm (Rシートバック高さ 55cm)
  7. 左右ドアミラーいっぱいの長さ 未計測
  8. センターコンソールまたは左右シート間の距離 19cm
  9. リアシート開口部、座面先端〜ドア内張までの最短距離 37cm
  10. ラゲッジ寸法 奥行き61cm、幅93cm、入り口最低地上高66cm
  11. アンダートレイ寸法 奥行き68cm、幅93cm、高さ14cm

その他・カップホルダーの数:F4個、R1個

以上、感じたことは、身長175センチくらいの方までに最適っぽい。そういやドイツ人の平均身長が想像ほど高くないのを思い出しました。最新データで20歳以上49歳以下限定、男性平均179センチ。女性平均は165センチ。なんだ、ドイツの女性、とっても可愛らしいではないですか!みなジャイアントかと思ってた(笑)一部の日本人女性の方がよほど巨人(爆)
VWポロ、仮に本国でも女性ユーザーが多いと仮定すれば、175センチ以上の方が適正に運転出来ることは考えられていないことも想像出来ます。

ポロとVWゴルフを比較

フォルクスワーゲンゴルフが7型世代になっても、ポロは6型世代のまま進化している。実際のところ差は大きいのか小さいのか?コストパフォーマンスも含め考えてみる。

2台の最もたる違いといえば、リアシートやラゲッジの広さ。シングル専用みたいなポロと比較して、ゴルフなら核家族(3人家族)まで対応という感じかな。合わせてボディサイズも全長で30cm弱の違いがあり全幅もまた10cmの違いがある。ただし全幅に関してはドアノブなど膨らんでいる場所の違いがあり、特別狭い場所を除いて全長の違いが大きな差になる。

もうひとつ見える部分では内装に差がある。ゴルフ6との比較ならポロ・ハイラインでも大差ないが、ゴルフ7と比較すれば差は大きい。見える質感も違えば意匠も違う。緻密で凝ったゴルフ7はミドルサルーンの様に立派。

続いて走行感覚に関して。こちらはゴルフ・トレンドラインとの比較では、ポロの良い部分も目立つ。落ち着きあってゆっくり動くボディとサスペンションはポロのボディサイズを忘れてしまうほどに重厚感がある。ちょっと前なら高級車という感じ。

一方のゴルフは、試乗した車体だとトレンドラインとハイラインの差が非常に大きかった。筆者的に絶対買わないと思ったトレンドラインと、凄いと思ったハイライン(とゴルフR)。妙な軽々しさとロールスピードの速い部分が目立って好みではなかった。乗り方を変えるほど荒っぽい運転じゃないんだけどね。だから逆に、好みに合うクルマを選ぶしかないというか、それはゴルフ・トレンドラインよりポロ・ハイラインだった。

価格差は意外と小さい可能性

価格的には、輸入車の場合は国産車とは状況が異なるというのが前提になる。輸入車の場合には基本、在庫販売で、予め主流となるであろうグレードとボディカラーに、定番オプションが装着されている在庫が用意されている。付き合いがあるディーラーなら在庫車の説明と同時に一般的な値引き含めた価格がすぐ出てくる。
以前アウディで、「ベースグレードでオプションなしで注文したい」と相談したら、正式な発注から納期6ヶ月と説明された事がある。どうやら船便で持ってくるらしいのね。即答されず調べてもらってからの返答だったから一般的な買い方ではないなと思った。

ポロとゴルフの価格でいえば、最も安価なグレードでみるとポロが約200万円、ゴルフが約250万円。なんだけど、筆者の地域の場合ポロはコンフォートラインがメイン、ゴルフはトレンドラインも在庫があるということで、価格差は縮まった。230万円vs250万円にパッケージオプション代が乗っていた。大雑把にいって差額は30万円くらいだったのを記憶している。
30万円の価格差ならゴルフの方がお得感高い。ただ試乗したデビュー当時のゴルフ・トレンドラインは走行感覚に対する不満が大きかった。内外装ともに立派なのはゴルフだから悩ましい。予算上乗せしてゴルフ・ハイラインを選ぶかな。

参考:ゴルフ・トレンドライン試乗レポート

追加された上級グレード「ブルーGT」

特徴的なエコシステム持ちつつ、足回りはハイレベルな走行に対応させているのがこの「ブルーGT」というグレード。

乗り込むとややハードな走行まで想定されているようなシートに、多少なりともきらびやかになったインパネが目を引く。

乗り心地はずいぶんタイトになり、タイトといえば聞こえは良いけど実際は、一般道の速度域では荒っぽい固さを持つ。荒っぽいを言い換えると、段差の度にクルマにダメージを与えているようなそんな固さ。速度が上がるとクルマ全体の衝撃に一体感を感じ、スッキリとした感覚を受けるところから、このブルーGTが想定しているのは日本の高速道路での制限速度を越えた領域なのだろうと考えてしまう。そんな領域ではきっとステアリングから伝わってくる落ち着きも十分だろう。ハンドリングはハイラインから続くような、”シャキ”ではなく”ドッシリ系”の味付け。

エンジンは1400ccで、カタログ値ではゴルフ用1400ccより出力が高い。それにエコシステムである気筒休止システムが組み合わされる。負荷が少ない巡航中は4気筒のうち2気筒が休止するという。ちょっと試乗した限りでは休止と始動は気にならなかった。

ブルーGTのお値段は約290万円とゴルフ・ハイラインに近い。ここでの比較なら、筆者なら迷うこと無くゴルフをチョイスするだろう。

ポロ-ハイラインメーター1ポロ-ハイラインメーター夜間

ポロ総評

ボディ斜め後ろ

BセグメントのサイズでCセグメントの内容を味わえるのがポロ。「クルマは小さい方が良い」とか「車庫の関係でこのサイズしか選べない」となればアウディA1と並びまさにうってつけ。
なにしろポロを基準に考えればゴルフなんて全長で40センチも大きい。これは車格2つ分。

ただし、もしゴルフと迷っているなら7型ゴルフ、できればハイラインの1400ccが良い。お値段は約300万円とけっこう高いけど、この6R型ポロを大きく越える魅力がそこにある。ゴルフほどの性能がいらないっていうのなら、ポロだって無駄に高性能なわけで、そうなればただの自己満足的な性能重視小型車なだけ。やはりポロも国産車以上の性能を求めて買うクルマでしょう。

それでも実用車というのならフィットやノート、ミライースあたりの魅力はとてつもなく高い。どれも華がないクルマだから、機能や性能、価格で優劣が決まる。高性能低価格、高耐久性、これぞ最高の実用車。

ということで6R型ポロ総合評価。エンジンとミッションはあまりに省燃費指向すぎてダメダメ。それ以外の走行性能は価格なりの良さがある。逆にいえば加速に対するドライバビリティの悪さを感じなければ、とってもいいクルマ
このアクの強さがたまりません。味の濃さこそ国産車との大きな違い。キャラクター的には長距離向き。短距離メインなら国産車とかフランス車をご指名下さい。

VW ポロ

フォルクスワーゲン

POLO (ポロ)6R型

  • 試乗グレード:“ハイライン”
  • ミッション:2ペダル自動MT(DSG)
  • 年式:2012年
  • 型式:6RCBZ
  • 価格:242万円

当記事は「ヒラリー男爵」がお届けします
ヒラリー男爵

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ウインカー点灯を確認出来る。


ハッチはここから開ける。ゴルフだとバックカメラが出てくる。

フューエルリッドと給油口


コンビニフック?スーツかな??

ペダルレイアウト
けっこう内寄りのペダルレイアウト。国産車と交互に運転する場合は踏み間違いにご注意。



けっこうフラットなフロア。


モデル途中で追加されたグレード「ブルーGT」のセンタークラスター。

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