ウィッシュ(20系)「P3」自動車比較/燃費や購入してわかった点

自動車購入の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」
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乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2011年記事 トヨタ ウィッシュ
著:ヒラリー男爵)

トヨタ WISH 試乗インプレ「3」

2代目と進化したトヨタ・ウィッシュ(ZNE20系)の試乗レポート。 実際に購入してわかった点や、ディーラーでの試乗の際にぜひともチェックしたいポイントなどを掲載中。前ページからの続きになります。

当ページは3ページ目です。「燃費や購入してわかった弱点」を記載してます。


  1. 分割page - ウィッシュ試乗「1-1」・内装、エンジン&CVT
  2. 分割page - ウィッシュ試乗「1-2」・静粛性や乗り心地、ハンドリング
  3. このpage - ウィッシュ試乗「1-3」・燃費や購入してわかった点
  4. 分割page - ウィッシュ試乗「1-4」・プレマシーやプリウスなどライバル比較

関連ページ ナビ・オーディオ・制振など分解取付と写真/目次1覧

ウィッシュの内装1ウィッシュの内装2
トヨタ
  • グレード:“1.8X HID-SE”
  • 型式:ZNE20G
  • 車両価格:190万円
  • デビュー年:-

燃費は申し分なし

ウィッシュをしばらく運転して普通にエコランすれば、車載の燃費計で17km/L。これは幹線道路を燃費を気をつけながらメーター読み時速70kmペースで走った場合。普通に走って14〜15km/L。また都内メインで首都圏都市部を走っていると、概ね12km/L前後かもう少し悪い時がある。
1800ccの3列シートでこの数値は他のライバル車と比較しても上出来!

数値は車載燃費計の値。走行距離1000kmを目安に燃費計をリセットしました。まっさらの新車時はもう少し燃費が悪かったんですが、走行しているうちに燃費急上昇。概ねどのクルマもそんな感じです。

車両価格190万円でこれだけの燃費なら、月々のローンに燃料代を足した金額ではかなり安く済むはず。決して意味もなくドライブしたり、長距離を走りたくなるようなクルマでないため、つまり移動の手段として買うクルマだからこそ、燃費がいいことは重要なこと。

ちなみに結構アクセル踏んで、シフトノブを操作して回転数高めに走ったモードを含むと、同じ道で13km/Lを表示。実際には瞬間的な燃費はもっと悪いはずですが、少しメリハリ付けて走ってみるくらいだとこの辺り

実は伝達効率が悪いのがCVT全般の特徴。口の悪い人からはそのうちなくなると言われています。ただし基本的にはワイドレンジが可能なミッション。こんなCVTをミッションに使用し、セルシオやベンツ並みの低回転で高速巡航できるウィッシュは、時速80〜100kmで巡航しても燃費は悪くありません。
(CVTとAT、高速時を比較するとATの方が高効率。だけどワイドレンジ化には多段化の必要がありコンパクトクラスには向かないといわれる)

ウィッシュの参考燃費まとめ

ウィッシュの燃費、郊外の道ならリッター15km/L前後が期待でき非常に良好(車載燃費計で表示される燃費)。同コースはマークXジオで13km/L、マークXで12km/L、セルシオで7km/L。アクセル全開走行も含みます。

また、渋滞の少ない幹線道路でエコランしていれば、17km/Lを越えるからコンパクトカーもびっくり。この高燃費を長期間キープできるから凄い!都内では12km/L前後が表示されます。ウィッシュの場合は長期間の平均が表示されるので、常に渋滞しているわけでなければ、悪い数値は表示されません。

燃費で比較すれば、プリウスやアクアの価格帯が近い

ウィッシュの2000ccモデルと価格が近いプリウス、同1800ccと価格が近いアクア、どちらも燃費は、渋滞中ならウィッシュの3倍が期待できます。
どちらも移動のためのクルマ、ここに極まる、そんなクルマだから燃費が良ければ全て良しという場合にはウィッシュなど相手になりません。さすがハイブリッド、格が違います。

プリウス&アクア、大人気なのはご存じの通り、走行距離が月に3000キロとかになる方なら、金額的にも美味しさを味わえます。では総距離が少ない方だとどうか?この手のクルマは技術が進歩すると新しいものが一気にちやほやされ、古いものは一気に魅力を失っちゃいます。それはどうしようもない世界の流れ。長く乗るならウィッシュ安定ですね。

参考:プリウス(3代目1800cc後期)試乗レポート
参考:アクア(初代1500cc)試乗レポート

購入してわかったウィッシュの弱点

実際に試して実際に購入して気になった点が3つ。ウィッシュをディーラーで試乗される場合はぜひともチェックしてみて下さい。

シフトパネルとエアコンスイッチステアリングと体の中心

  • エアコン操作部スイッチの操作性の悪さ。押し心地は悪くない、デザイン性も悪くない。でもこれちょっと、あまりに整然と並びスギじゃありませんか?走行中、手元を見ないと押せません。せめて「AUTO」と「OFF」くらいは窪みを付けるとかなんとか。
  • ステアリングの中心とシートの中心がずれてる!いやほんの15ミリくらいだけど。
  • 横滑り防止装置(VSC)の解除、Offにできるスイッチが付いてはいるんだけど自動復帰しちゃう。これってトヨタ的には悪い路面からの脱出専用なのかな。

 

参考:中間加速タイム

同乗者による手元のストップウォッチでウィッシュの中間加速力などを計測してみました。
タイヤについての話題はリンク先でも掲載中!ウィッシュ、ヨコハマS70とブルーアース使用感

計測した条件と結果

計測条件は大人の男性2人乗車。ガソリン残量はメーター読み2分の1。風はほぼなし。タイヤ空気圧フロント2.5キロ、リヤ2.5キロ。道路は直線。タイヤ・ホイール共に純正。

  • メーター読み時速10kmから60kmまでの加速タイム ・・・ 4.62秒
  • メーター読み時速30kmから80kmまでの加速タイム ・・・ 5.90秒
  • メーター読み時速50kmから100kmまでの加速タイム ・・・ 7.21秒

現在のトコロ、他車の比較タイムが少ないので比較が難しいデータになります。
正確性はさておき、このタイムは2000ccのマツダ・プレマシー(4WD)よりかなり速いタイム。またハイブリッドシステムを積んだホンダ・CR-Z(CVT)と同じような数値。(タイヤ空気圧はかなり違う)。

巡航時のエンジン回転

  • 時速80kmの時 ・・・ 現在テスト中
  • 時速100kmの時 ・・・ 1700回転〜1900回転

ミッションはCVTの為、路面や気象状況により巡航回転数は微妙に変わります。微妙なアクセル開度や負荷に反応します。

騒音・ノイズなどのチェック(騒音計での計測)

市販の騒音計を利用して、ノイズを計測してみました。単位はdB。(dBについてはネット検索して下さい)。
騒音計ということで音圧に対して補正が掛かっていますが、人間が感じる不快さとは違います。耳障りな音とか気になりにくい音とか、そういった感覚は含まれていません。
参考:ウィッシュ&ヨコハマS70・タイヤ使用感

計測1・「アイドリング時」と「荒れた路面」での騒音
  • 計測時の周囲の騒音 環境ノイズ / 61.8dB
  • アイドリング時の車内騒音 エンジン回転数・・・700rpm / 
    Fシート・・・53.1dB Rシート・・・51.9dB
  • 巡航時の車内騒音・荒れた路面、細かなデコボコが多い道路 時速50キロ走行時 / 
    Fシート・・・67.7dB Rシート・・・69.5dB
計測2・「綺麗な路面」比較的新しい舗装の道路での騒音
  • 巡航時の車内騒音・綺麗な路面、比較的新しい舗装の道路 時速50キロ走行時 / 
    Fシート・・・63.2dB Rシート・・・65.1dB
  • 上記同様の道路 時速90キロ走行時 / 
    Fシート・・・68.7dB Rシート・・・65.6dB

試乗車ウィッシュには、クルマ全体にかなりの量の制振・防音・吸音作業を実施。そのため、耳障りな音やコモリ音が少なく、数値以上に静かに感じます。施工後1年は経過しているので、ブラシーボ効果ではないと思っています。
素の状態のデータがなく、すみません。

アクセルオフ時の転がり抵抗

アクセルオフ時に惰性で走る時間を計測しました。 タイヤは新車時装着タイヤ。計測3本行ったうちの中間の数値。

  • 時速80kmから50kmまでの減速タイム・・・25秒61

すべてアマチュアレベルの計測なので、厳密な正確性については期待しないで下さい。他のタイヤ、他の車種でもテストを行い、データを集めています。

後期1.8Sの内装イメージ

トヨタのディーラーで買えるのは長所

車庫の事情でどうしてもコンパクトミニバンしか選べないといった場合、ストリームやプレマシーもありますが、トヨタのディーラーで買えるという長所も含めると、ウィッシュの低レベルな質感を差し引いてもいい勝負

トヨタの綺麗なショールームと丁寧でしつこすぎない営業マンは日本中、いや世界中で評価されています。ディーラーの数だってとっても多い。もしイヤや営業マンに出会ったら、すぐ隣のディーラーに行けばいいんです。

そしてトヨタ車なら多少なりとも下取りで勝る期待もできる。それならあとは値引き次第。中古車でウィッシュを買うなら別のクルマも十分考慮をぜひ。

※マツダや日産、スバルの営業マンは、みな本当に熱く、クルマ本来の魅力を語ってくれます。特に走りの質感や走行安定性については一生懸命で好感度大!個人的には便利さを訴えてくるメーカーよりこっちが好き。

トヨタ ウィッシュ (2代目)

トヨタ

WISH (ウィッシュ)

  • 試乗グレード:“1.8X HIDセレクション”
  • ミッション:CVT
  • 年式:2011y
  • 型式:ZNE20G
  • 新車時価格:190万円

当記事は「ヒラリー男爵」がお届けします
ヒラリー男爵

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ウィッシュのヘッドライト
きりりとしたデザインのヘッドライト。ここだけアップで見ると質感を感じる。ディテールだけなら全体のバランスは気にならないから満足度高い。


平成23年式、中期型の1.8X、リア。



ゴルフバッグは横に入る。



ラゲッジのアンダートレイにはアンプ2枚とプロセッサーを収納できるだけのスペースがある。

トランク(ラゲッジスペース)用のフロアマット
トランク(ラゲッジスペース)用のフロアマット
写真上は素の状態。下はトランク(ラゲッジスペース)用のフロアマット。これで大きく質感アップ。インターネットで注文すればそんなに高くないから、余裕があればぜひどうぞ。


エアコン液晶表示のバックライトはグリーン。メーターと色が違うのが目立つ。シフトパネルの部分を上級グレードと同じモノ(光沢タイプ)を注文すると、価格は約5000円。
シフトノブは汎用品。

ステアリングと体の中心
中心がずれている。運転中、特別支障はない。気分的には大問題。

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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試乗比較しにくい中古車購入の時こそ、中古車購入時にも役に立つレポートを送り続けて16年。これからもドライな試乗レポートでお楽しみ下さい。