ヴィッツ(3代目マイナー後)P4/燃費の話題と総評

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(2017年記事 トヨタ ヴィッツ
著:元自動車整備士&ヒラリー男爵)

ヴィッツ(ビッグマイナー後)試乗インプレ「5」

間違いいっぱいの自動車選び。当ページ試乗レポートは3代目ヴィッツ(130系)。2014年のビッグマイナーチェンジ後のモデルで、グレード「1.3U」。見た目の変化以上に、エンジンの魅力が大幅向上!

当ページは5ページ目です。 「燃費とコストパフォーマンス、評価総合」などを掲載中。

ヴィッツ内装1ヴィッツ内装2
トヨタ
  • グレード:“1.3U”
  • 型式:NSP130
  • 車両価格:170万円
  • デビュー年:2010年12月〜

※内容は辛口評価です。ディーラーで試乗の際にぜひともチェックしたいポイントなどを掲載中です。

  1. 分割page - ヴィッツ試乗(マイナー後)「1-1」・概要とエンジン、ミッション
  2. 分割page - ヴィッツ試乗(マイナー後)「1-2」・静粛性や乗り心地など快適性
  3. 分割page - ヴィッツ試乗(マイナー後)「1-3」・内装
  4. 分割page - ヴィッツ試乗(マイナー後)「1-4」・リアシートとラゲッジスペース
  5. このpage - ヴィッツ試乗(マイナー後)「1-5」・燃費とコスパ、評価総合

単純明快な比較!2016〜17コンパクト比較 / 別ページにてG'sも掲載中!ヴィッツRS-G's試乗レポ
ページ内の一部画像はクリックで拡大します(ページ右の横長画像など)。

燃費に関して

ヴィッツ(ビッグマイナー後)メーター内ディスプレイ

カタログ値も良いけど実際も燃費が良いヴィッツ。日常的に利用していて燃費悪いと感じない。車載の燃費計に表示される数値を信用すれば、また筆者含むスタッフの使い方だと、燃費が良いと評価されるフィットと同レベルかそれ以上の燃費で走行できる。

ということで燃費いいです。上の写真でディスプレイに写ってるのは、ここのところ平均して20km/L弱の燃費で走っているというのが表示されている。18〜19km/Lくらいかな。

これは開けた道をメインに使っていて、渋滞する時間は避けているというカラクリはあるものの、同じような状況で使用してきた他車と比較しても立派。
軽自動車と同レベルといえるし、ハイブリッド車であるアクアやプリウスと比較してもマイナス5km/L前後だろう。同じハイブリッド車でも中型クラスに属するSAIと比較すれば、同じ燃費といえる。

満タン法では試してないから、本当にこんな燃費なのかはちょっと不安ですがw

参考:アクア試乗レポ / プリウス試乗レポ / SAI試乗レポ

メーター内の燃費表示

今回、ホームページ用写真の撮影中に走った時の燃費はこんな感じ。

「平均車速19km」で「平均燃費16.5km/L」と表示された。

開けた道で燃費重視走行を心がけると、20km/L以上も表示されます。

1000ccエンジン搭載車と燃費比較

1000ccエンジンのヴィッツもたまに運転する筆者。このビッグマイチェン後の1300ccと”大雑把に”燃費を比較してみる。

1000ccのヴィッツはゆっくり運転を行い、筆者以外のおばちゃんドライバーも超ゆっくり運転で使用し、給油して満タン法で計測。それで燃費は、満タン法で18km/Lだった。

つまり燃費は同じくらい。1000ccのヴィッツ、ことゆっくり運転に限って言えば、誰が乗っても燃費良い。一方で1300ccのヴィッツは今回、条件が良ければ同じくらい、となった。

2014マイナーチェンジ後の価格など

今回ご詳細しているヴィッツは2014年4月のビッグマイナーチェンジ後のモデル。ここではグレードや価格に関連した部分について簡単に。

  • 1.0F ・・・ マイチェン後 133万円 / 初期 121万円
  • 1.3F ・・・ マイチェン後 148万円 / 初期 130万円
  • 1.3U ・・・ マイチェン後 180万円 / 初期 151万円
  • 1.5RS ・・・ マイチェン後 191万円 / 初期 180万円
  • 1.5RS G's ・・・ マイチェン後 201万円 / 初期 190万円

内容が良くなった分、価格も大きく上昇しています。
従来と同じご予算で買えるグレードは1000ccエンジン搭載車になってしまったし、グレードによっては1つ2つ車格が高いクルマと変わらぬお値段

メイングレードの1300ccを考えていらっしゃった方は、「最下級グレード」で、「1000cc」で、「3気筒」のモデルを選ぶしかなくなってしまった。ヴィッツに限らず、「良いクルマが欲しいんじゃないんだよね、ソコソコのクルマが欲しいんだ」というお声はよく聞きます。
それから、オーリスやウィッシュなどなど、それらの価格、知ってます?

こんなヴィッツの心配はリセールバリュー

多くのクルマってモデルチェンジの度に、大きく立派に、そして多少の値上げがされていく。やはり立派に見えるクルマには乗り換えたくなるのだろう。限度を超えれば消滅の運命だけどね。

ヴィッツは見た目はそう変わらず、お値段だけ大きく上がった。本当は同じ値段で大きく立派に見えるクルマがウケるのはメーカーだって百も承知なはずでしょ。ヴェゼルとCX-3の結果見てもわかるしw

これは実用性や経済性が重要視されるコンパクトカーで、許される事なのか?? ダメならきっと、値引きなど条件面で対応してくれるようになると思う。

そうするとやっぱり心配なのは下取りや売却といったリセールバリューだよね。ただでさえ割の良くないこのクラス、シエンタあたりを選んだほうがお得になってしまう可能性もある。

ライバル比較

下記ページにてコンパクトカー比較をまとめています。内容薄めながらその分、簡潔で明確を心がけました。


とっても単純に記せば、下記のような感じです。

車内広さで選ぶのなら?

良い・・・フィット、ノート / 悪い・・・スイフト、マーチ

乗り心地で選ぶのなら?

良い・・・ノート、スイフト / 悪い・・・フィット、デミオ、マーチ

エンジン質感で選ぶのなら?

良い・・・ヴィッツ、フィット、デミオ / 悪い・・・ノート、マーチ、スイフト

運転しやすさで選ぶのなら?

良い・・・デミオ / 悪い・・・ヴィッツ、フィット

コストパフォーマンス(定価)で選ぶのなら?

良い・・・ フィット / 悪い・・・ヴィッツ


こんな感じで評価すると、一番オトクなのはフィット?みたいになる。フィットは確かに「一台でなんでもこなせるコンパクトカー」。だろうけど3代目はそこに「サーキット走行までOK!」みたいな味付け。ちょお〜っと万人向けじゃないでしょう。少なくても筆者は、身内には勧められないな。

その他

フロントバンパーの照明

フロントバンパーフロントバンパー・デイライト

フロントバンパーに付いているデイライトのような照明について。これ、ヴィッツに限らず最近のトヨタ車では、よく装着されているように思う。
特徴は、縦型の形状をしていて、バンパーにビルトインされている。後付パーツみたいな感じだけど実は純正アクセサリーだったりする。

そしてココで取り上げたいのは、「そんなに眩しくない」という点。カッコいいけど眩しかったらどうしよう?なんて迷っていらっしゃる方も居ると思うんだけど、よほど目が弱い方でなければ、大丈夫かなと。

御存知の通りELDって、モノによっては凄く指向性が強く、設計次第で目が痛くなるほどの光だって出せる。市販のアフターパーツでは輝度や眩しさをウリにしている商品も目立つ。でもやっぱりこれは純正アクセサリー。ヴィッツ購入時か、場合によっては購入後、これを付ければ眩しさを気にせず使える。夜間はヘッドライト(これもLED)の方が眩しく感じる。

フロントバンパーデイライトのスイッチ

気になるのはOn-Offのスイッチの位置

写真はステアリングコラムの下。ドライバーの左膝あたり。ここにスイッチは付けられる。そう頻繁にOnOffするものじゃないんだろうけど、後付感強いのは間違いない。

注)異なる場所にスイッチがある可能性もあります。

1本タイプのワイパーアーム

ワイパーアームウォッシャー液

ヴィッツのワイパーはアームが1本のタイプ。そしてワイパーアームからウォッシャー液が出るようになっている。

ワイパーアームが1本だと拭き取り面積が不安?

全然大丈夫。助手席前の部分なんて、2本アームよりキレイにふけてるんじゃないかと思うほど。
デメリットを敢えて述べさせていただくとすると、アームがゴッツいくらいかなと。ミドルクラス以上のクルマって、ワイパーが隠れる構造をしてるでしょ。あれの反対。けっこう目立つ。

雪をどかすパワーと耐久性はどうかな?現在のところ試せてない。それから拭き取り面積に対する感覚は、現在お乗りのクルマによって変わってくるだろうから、試乗時にウォッシャー液だして試してみるのもいいかもね。

続いてワイパーアームからウォッシャー液が出る構造について

普通の2本タイプでアームからウォッシャー液が出る日産車があるから、それから感想を述べると、ウォッシャー液を使用する量は少なくて済む。こっちの方が無駄なく効率いいよね。

懸念事項と言えば、水が少ない時にワイパーゴムで擦るわけだから、もしかしたらゴムが痛みやすいかもしれない。同様に、ピュッピュッとガラス全体を濡らしてからワイパーを動かく動作も無理。昔のドライバーはよくやったみたいなんだど、もしポンプが壊れちゃったらそっちの方が面倒。なので気にせずいきたいと思います。

ドア内張りを剥がしてみた

ドア内張りを剥がす

最近のトヨタやダイハツ車って、エントリークラスでも気配りが凄いと感じることがある。ユーザーへの気配り、乗員への気配り、クルマだけでなく商品全体で、ケーハクじゃない商品企画には惹かれてしまう。それが売るための気配りだとしても、そこにケーハクさは感じにくい。

ヴィッツなどで見られる気配りの一つに、走行中のガサガサ音の低減に取り組んでいるだろうというのがある。当HPスタッフは興味が湧くと、内張りを剥がしてみたり。それがこの写真。ヴィッツのフロントドア内張りを剥がしてみました(クリックで拡大)。ゴム系の大きな緩急材が挟まれている。

ユーザーが感じる快適性なんて単純に体感的なもの。ノイズが無ければ乗り心地がよく感じるなんて話はいくらでもある。そうです。ガサガサしないクルマは快適なんです。
ユーザーとしての本音は、この予算でショックアブソーバーの質を上げて欲しいなぁなんて思うけど、色々な都合がある中で一生懸命代案を考えてくれた結果だとすれば、評価されてもいい部分じゃないかと思います。

ヴィッツメーター1(昼)ヴィッツメーター2(夜間)

ヴィッツ(マイチェン後)総評

エクステリア・サイド

ビッグマイチェン前から見ればかなり魅力を増したヴィッツ。「トヨタ車」という以外に魅力を感じなかった初期型からみれば、積極的に選んでも?くらいの感覚になった。

でもやっぱり値段が高い。ライバル車が130万円前後〜のところ、ヴィッツの1300ccは150万円〜。これは1クラス異なるか、ヴィッツは1000ccとして考えなくてはならなくなってしまった。

今回試乗した「1.3U」に関しては、静粛性高いしエンジンも良い。といっても静粛性はカローラにしっかり負けるから、このエンジンにお金を出せるという限られたユーザーを除くと、わかりやすい魅力がない上で高い

つまりコストパフォーマンスが悪いよね。売却時を考えても、フィットやノートより2割高く買い取ってもらえればいいんだけど、そこまでは考えにくい。
トヨタというブランドだからこその魅力、いろいろあるけどそこに惹かれてのヴィッツというのが結論。もしくは大幅値引きという条件を引き出し、そこから検討を始める感覚。ヴィッツ指名買いはG'sくらいにしておくのが無難かと。主要グレードの価格が上がり、G'sに割高感を感じなくなったというのもあります。

トヨタ ヴィッツ

トヨタ

vitz (ヴィッツ)

  • 試乗グレード:“1.3U”
  • ミッション:CVT
  • 年式:平成27年式
  • 型式:NSP130
  • 新車時価格:170万円

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