ヴィッツ(3代目マイナー後)P4/リアシートとラゲッジ(荷室)

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(2017年記事 トヨタ ヴィッツ
著:元自動車整備士&ヒラリー男爵)

トヨタ
  • グレード:“1.3U”
  • 型式:NSP130
  • 車両価格:170万円
  • デビュー年:2010年12月〜

ヴィッツ(ビッグマイナー後)試乗インプレ「4」

間違いいっぱいの自動車選び。当ページ試乗レポートは3代目ヴィッツ(130系)。2014年のビッグマイナーチェンジ後のモデルで、グレード「1.3U」。見た目の変化以上に、エンジンの魅力が大幅向上!

当ページは4ページ目です。 「リアシートとラゲッジスペース」などを掲載中。


  1. 分割page - ヴィッツ試乗(マイナー後)「1-1」・概要とエンジン、ミッション
  2. 分割page - ヴィッツ試乗(マイナー後)「1-2」・静粛性や乗り心地など快適性
  3. 分割page - ヴィッツ試乗(マイナー後)「1-3」・内装
  4. このpage - ヴィッツ試乗(マイナー後)「1-4」・リアシートとラゲッジスペース
  5. 分割page - ヴィッツ試乗(マイナー後)「1-5」・燃費とコスパ、評価総合
ヴィッツ内装1ヴィッツ内装2

内装(リアシート)

リアシート1

ヴィッツのリアシート、走行中の快適性などは別ページに掲載しています。ここでは広さや利便性などについて触れています。

リアシートの乗員が座れるスペースはそこそこ。余り広くないという事実は当然ながら、同クラス競合車と比較すれば中〜上クラスのスペースが有る。

このコンパクトカークラスで規格外といえるのはフィットとノート。リアシートを積極的に使うのなら、この2台のどちらかの選択になるだろう。というほど抜きん出ている。

その次といえば、思いつく限りでヴィッツとなる。デミオと比較すれば着座姿勢は異なるものの、ヴィッツの方がやや広く、スイフトやマーチは比較にならないほどリアシートが使えない。
輸入車ではVWポロやFIAT500、このクルマたちはあんまりリアシートに座りたくないクルマ。より広く、足回りに余計な障害物がないのはヴィッツ。ただポロはフロントシートもリアシートもシートに厚みがあって、単純な広さでは比較できない魅力がある。

またボディスタイルは多少異なるハイト系でも、トヨタ・bBとダイハツ・クーが相手なら、足回りの余裕はヴィッツの方が大きい。そしてよりボディサイズの小さなソリオだと、ソリオの圧勝。着座姿勢は思いっきりアップライトになり、お年を召された方には乗り降りも辛そうだけどね。

ということなので、ライバルと比較すればヴィッツのリアシートはそんなに狭くないじゃないか、となる。後述するが、伸ばさなくても座れるヘッドレストもヴィッツの利点。規格外のフィットとノートが広すぎるんだよね。

座り心地に関しては、シート座面が良い。厚みを活かしたクッション性という感じで、乗り心地に貢献しているだけでなく、単純な座り心地も良い。他車はペカペカだったりカチカチだったり、スカスカだったり。15分座っていると乗り心地が変わってしまうシートも珍しくない。
なおこのヴィッツ、シート座面は良いけどシートバック(背もたれ)はよろしくない。座り心地も上半身が落ち着かないし、走行中は盛大にブルブルが伝わってくる。こうしたシートバックは、最近のミドルクラスまででよくある傾向かな。

参考1:VWポロ試乗レポ / FIAT500試乗レポ / アバルト500試乗レポ
参考2:ソリオ試乗レポ / スイフト試乗レポ

降りる時は足が抜きにくい

リアシート2

写真は運転席後ろ側のリアシートで、ドアを開けた時のステップ部分。

乗り込む時は気にならないんだけど、降りる時はつま先が引っかかりやすい。足のサイズと比較して、大きめの靴を履いている場合はかなり降りづらいだろう。サキッポが尖った革靴とか、多いでしょ。

ほんとはもう少しだけでもリアシートが後ろに配置されているか、Bピラーが前よりだったら、なんて思ってしまう。

ステップ部分の高さは、フラット形状では無いものの、高さは低く合格だろう。
足を抜くというこんな部分も、リアシートが広いクルマの方がよく作られている事が多い。同じクラス同士ならね。

足元スペース、助手席後ろの方が余裕の場合も

リアシートのスペース1リアシートのスペース2

(写真左)写真は身長172cmの筆者がドライビングポジションを取った状態で、その後ろに座った状態。ドラポジは背もたれがややお越し気味に設定している。
リアシートでは腰はできる限りシート奥まで密着させる、良い子ちゃんスタイルで座っている。実際には男性がこんな正しい姿勢で座ることは少ないんじゃないかな。だってさ、ドカンと座りたいでしょ。

で、膝前のスペースはコブシ2個弱。走行中、少しずつ腰が前に出てきちゃうけど、ズルズルとはしないのは良い点。それで走行中は、コブシ1個と少々くらいという感じになる。

(写真右)こちらはシート下につま先を入れた写真。本当はもっとシート下に足を入れたいんだけど、これでもちょっと頑張って入れた状態で、これ以上は押し込まなければならない。

最近の!トヨタの!しかもヴィッツでこんな事ありえるのか??よく観察してみたら、シートリフターが付く運転席だから、「座面を下げている」とこうなる。
助手席側にシートリフターはないから、普通に足が入る。あんまり奥にはジャッキがあるけどね。

頭の周辺、圧迫感がやや強い

リアシート頭上1リアシート頭上2

細かな部分では、頭の周辺に多少の圧迫感がある。ボディ上部が内側に絞られてるというわけだけど、それは多くのクルマで共通。ではなにかといえば、固くてゴッツいものが頭の近くに配置されている。

写真左はアシストグリップなどと呼ばれる部分。慎重の高い乗員ほど、頭の近くに来るだろう。写真右はリアシート中央のベルト。これも後頭部というか、頭の脇からからけっこう近い。

ヴィッツと同じようなボディサイズでも、ハイト系の車種だともっと遠くに配置されることになるんだけどね。ただリアウインドと近すぎるクルマよりは、精神的な圧迫感は少なめ。

ラゲッジスペース

ラゲッジスペース1ラゲッジスペース2

ラゲッジスペース3

初代ヴィッツからみれば広くなったものだと思ってしまうラゲッジスペース。旧型からみれば10cmくらい奥行きが伸びたのではないかと思う。
中央部の奥行きは手寸で60cm前後。意外と広いデミオと同じくらいはある。

奥行きをフィットと比較すれば10cmほど短い。横幅は同じくらいありそうだ。

試乗車のヴィッツには”トランクボード”なるものが装備されている。

トランクボード

これはグレード別装備になっていて、ベーシックなグレードではオプション設定となる。
それでこのトランクボードなんだけど、あると非常に便利。後述する段差を埋めるという機能だけでなく、ラゲッジにアンダースペースを作れる。

さらに、ハッチ開口部の段差を緩和し、段差がフラットに近づく。やっぱりヴィッツのラゲッジスペースは、このボードがあってこそ、なんて思ってしまう。

例えば20kg、30kgとかの重いお米を買った時など、乗せて下ろしてはこの段差が大きな違いになってくる。筆者の親戚が所有する1000ccヴィッツにはこのトランクボードがついてないんだけど、お手伝いで重いものを運ぶ時とか、全然違います。

1.3Fトランクルーム

これは1300ccでベーシックモデルの「1.3F」。また別の車両。

ハッチ開口部の段差はそれなりにあるのが写っている写真。フラットなクルマもあれば深さが深いクルマもあって、同じハッチバッグでもいろいろ
分かりにくい写真で申し訳ございません。

 

段差を解消するボードはグレードによりオプション

トランクボード・フラット1トランクボード・フラット2

先程から”トランクボード”と呼んでいるボードはグレード別装備で、またはオプション設定されている。写真はリアシートをたたんだ状態でラゲッジ側から撮影したもので、左の写真はボード付き、右の写真はボードなしのヴィッツのもの。

あらビックリ!というほど段差が埋まっている。

ラゲッジスペース4ラゲッジスペース5

筆者として段差解消より、”アンダートレイが利用可能な事”と、”開口部の段差が埋まる”部分に魅力を感じるけど、リアシートを倒して使う方ならこの差はデカイはず。

ボードには取っ手になる穴が開けられている。長所とも短所ともなり得る部分だけど、長所と感じる方が多いんじゃないかな。

一点付け加えさせていただくと、トランクボードを付けることでノイズが出る場面もある。下の写真をご覧ください。

ラゲッジスペース5ラゲッジスペース6

ボードはピッタリサイズというより余裕があるサイズで少し小さい。だから走行中ズレて摩擦音が出る事がある。手でズラすと写真のようにガタつくのがわかる。この摩擦音はラゲッジが空の時は気にならないけど、重量物を積んだ際には大きな摩擦音が出る。例えば当ページスタッフの利用状況だと、24本入りドリンク1ケースなど積むと聞こえてくる。

細かすぎだ!という声も聞こえてきそうだけど、音はけっこう大きくて目立つ。ヴィッツの静粛性が高いからこそ逆に目立ちます。

ヴィッツメーター1(昼)ヴィッツメーター2(夜間)

ヘッドレストは伸ばさなくても座れる

リアシートのヘッドレスト

リアシートのヘッドレスト、今や標準装備が当たり前になった。しかしこれが後方視界のジャマをするということで、シート上部と一体化するほどの形状を取るクルマも多い。

これはだいたいにして、リアシートに人が座る時は必ず伸ばして使用する設計になっていて、乗る度にわざわざ伸ばさなきゃいけない。伸ばさないと背中がゴツゴツして座ってられないからね。それからものすごく上まで伸びるから、降りる時は収納する一手間も必要になる。

ヴィッツのリアヘッドレストは違った。フロントシートと同じようなヘッドレストで、伸縮させなくても使えるタイプ。単純に便利です。面倒くさくないってやっぱりいいね。

トヨタ ヴィッツ

トヨタ

vitz (ヴィッツ)

  • テストグレード:“1.3U”
  • ミッション:CVT
  • 年式:平成27年式
  • 型式:NSP130
  • 新車時価格:170万円

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トランクボード・フラット2

リアシートを倒した時の段差は、トランクボードを利用してフラットに近づけるタイプ。


トランクボードを利用すると、アンダースペースも利用できるようになる。



リアシート足元のスペースはそれなり。運転席の後ろは、運転席シートリフターにより余裕がなくなる。



リアシートに座ると、頭の近くに硬そうなものが目につく。だから何ってわけじゃないけど、精神的な圧迫感がある。

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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