ヴィッツ自動車比較・辛口評価と評論

自動車購入の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」
自動車試乗比較・評論メンテナンス情報ヘッダー画像
乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2013年記事 トヨタ ヴィッツ
著:ヒラリー男爵)

トヨタ・ヴィッツ・試乗インプレッション

間違いいっぱいの自動車選び。当ページ試乗レポートは3代目ヴィッツ(130系)グレード「1.3F」。ヴィッツといえば女性的で優雅なエクステリアデザインが特徴でしたが、今度はプレーンでわかりやすいデザインに大変身。意外や質感は負けず劣らずでいい感じ。ボディサイズも拡大しリアシートとラゲッジスペースが実用的になりました。

関連ページ - ビッグマイナー後のヴィッツ試乗感!ヴィッツ(ビッグマイナー後)1.3U試乗レポ
ヴィッツG'sの試乗記もご用意できました!ヴィッツRS-G's試乗レポート
単純明快な比較!2016〜17コンパクトカー比較(ベーシックグレード編)

ヴィッツ内装1ヴィッツ内装2
トヨタ
  • グレード:“1.3F”
  • 型式:NSP130
  • 車両価格:130万円
  • デビュー年:2010年12月〜

※内容は辛口評価です。ディーラーで試乗の際にぜひともチェックしたいポイントなどを掲載中です。

  1. このpage - ヴィッツ試乗「1-1」・概要とエンジン、ミッション
  2. 分割page - ヴィッツ試乗「1-2」・乗り心地やリアシート実用性
  3. 分割page - ヴィッツ試乗「1-3」・トヨタらしい魅力と購入、総合評価

いろいろ微妙なポジションのヴィッツ

どこかで目にした今度のヴィッツのコンセプト、「引け目を感じさせないコンパクトカー」とか「男性でも乗れるコンパクトカー」といったようなものらしい。初代と2代目は優雅なデザインという他のコンパクトカーにない魅力を持ち、積極的に選べるクルマであったと個人的に思う。

今回、一定の質感はキープしているにせよ少々無個性なエクステリアは、まじまじとよく見ないと良さが伝わってきづらいのは確か。つまりパッと見は普通っぽくなったわけだ。
ここは1番を目指す!というようなコンセプトでないところからも、全体的に普通っぽいのは納得。無味無臭だけど欠点が少ないクルマを目指す、こんな感じが本当のコンセプトなのかもしれない。

ライバルはコンパクト他車を始め軽自動車、異母兄弟のようなアクア、さらにはダウンサイジング目的というくくりで見ると低価格なCセグメント車までが入ってくる。これらライバルの多くは何かしらの特徴を持っているクルマが多く、話題にもならないヴィッツはまさに微妙。価格重視のクルマだからなんでもいいというより、試乗して比較して評価して選ぶ楽しみは充分に用意されているのが嬉しい。

久々に考えさせられた平均点なコンパクト

特別なところは何もないヴィッツだけど、消去法で比較すると俄然魅力を感じてくる。
同世代の3代目スイフト3代目デミオ、走行性能は高いけど事実上の2人乗り、2代目フィットは広いけど運転感覚が嫌な感じ。2代目ノートも広いけど乗り心地が荒い、など、どのコンパクトカーも優れた特徴を持ちつつ、大きな欠点が目立つ
そういや4代目マーチはタイ生産という特徴のみが際立つような。

ヴィッツは内装がチープという欠点があるけれど、ここは気にしない人も多いらしい。ということはまさに平均点的なクルマ。トヨタは70点主義といわれた時代があったが、久々にそれを思い出した。
(ちなみに筆者ヒラリー、歳を取って70点主義の良さがやっとわかり掛けてきました。)

100万円台という価格帯ですべてにそつのないクルマがでてくることはきっと10年後もなさそうだから、トヨタ以外ではこれが基本方針になっていると思う。何か一つを特化するという方法は低価格車の基本路線となったようだ。気持ち良い割り切りはユーザーが利用方法に合わせて選択できるメリットがあるし積極的に選べる。
またメーカーとしてはそのクルマが陳腐化しにくいとか、話題をとれるといったメリットがあるだろう。実はこれがでかいか。

話は戻ってヴィッツ路線の特徴。手抜きといわれようが関係なし。何も知らずに買っても大きな後悔がおきにくい。これを安心して買えるトヨタ車と評価すれば、トヨタブランドのコンセプトは一貫していると評価出来る。トヨタ車の神通力は未だ健在かな。

試乗:内装について

ヴィッツのサイドブレーキレバー

内装は非常にチープ。そもそも素材感だって悪く、素人が見ても安い素材だと想像してしまうほど。

基本的にはレクサスの上級車クラスを除き、よく目が行く部分は立派に、あまり目が行かない部分はチープにと設計されているが、今回のヴィッツは全てがチープ
それどころか、見える部分のしぼ(プリント模様)が軽自動車だって耐え難いレベル。全くありえません。いったいトヨタさんどうしちゃったの?なんて心配になっちゃう。

エアコンスイッチ

写真はエアコンコントロールスイッチ。直感的に操作できるロータリースイッチだけど、操作性は最悪レベル。抵抗が一定でないから、好みの部分を行き過ぎてしまったり。
ただし コンパクトカー全般でマトモに操作できるロータリースイッチはなし

ライバル車では3代目スイフトがベースグレードからオートエアコンを標準装備。液晶付き&プッシュスイッチ方式だ。「まともなロータリースイッチを使えないならオートエアコンにしてしまえ」という思い切りの良さがたまりません。

試乗:エンジン&CVTについて

3種類のエンジンが用意されるヴィッツ。その中で1300ccのエンジンは新型としてデビュー。旧世代エンジンに続いてダイハツによる設計らしい。

エンジンは新しく1NR型

エンジンルーム「1NR-FE」というエンジン、メカ的な特徴でいうとなかなか良い言葉が並ぶ。

例えば、一部金属がアルミ製だったり、可変バルタイが付いていたり、圧縮比が高いという特徴がある。ただしこれ、エンジンに限らずメーカーがアナウンスしていることをそのまま鵜呑みにしてはいけません。

で試乗の感想。試乗すれば特別なことは何もない。旧型ヴィッツより多少はパワー感は上がったかもしれないけど、CVTの制御の差なのかエンジンの力の差なのか、その程度のレベル。
法定速度以上まで自然に加速していってくれる2代目フィットのエンジンの様な、試乗して感じる驚きはナシ。音や振動といった質感に関する部分も、ガサツなのは相変わらず

注目なのは燃費性能だろうけど、エンジン単体の熱効率などはわからず。

2014年ビッグマイナーでエンジン大幅進化

エンジンルーム(ビッグマイナー後)ビッグマイナーチェンジでヴィッツの1300ccエンジンは新しくなった。今度のエンジンは「1NR-FKE」という型式

形式的に1NRは変わらないけど、ライバル同様の高圧縮比を持つアトキンソンサイクルのエンジン。

こちら試乗すれば、ゆっくり走行する時の質感は大幅に上がっている。なんといっても音がガサツでは無くなり、デミオやフィットに引けを取らなくなった。静粛性の高さを考えれば、こちらのほうが魅力的なくらいだ。

エンジン周辺パーツまで含めれば、振動を伝えてくる部分は減り、ハンドルの微振動で手がピリピリするような状況も、試乗している限りではなっていない。またアトキンソンサイクルなのに、通常の1300ccと同じか近いくらいのパワー感というのも魅力の一つ。一般的な1000ccより力強く加速できる。

参考:ビッグマイナー後のヴィッツ1300cc

CVTはクラス最強レベル

シフトセレクターそもそもコンパクトカーにCVTは適している。しかしそんなレベルじゃなくて、ヴィッツのCVTは軽自動車やコンパクトカーの中で最良と評価させていただいてもよいレベル。

加速時も減速時もショックを感じさせず、アクセル開度によるエンジン回転数や加速力のバランスが自然。これもう、比較すれば誰でもわかるレベル。
ディーラーで試乗される際はただ運転するだけじゃなく、課題を決めてから運転された方が短時間でより多くの事がわかると思います。

直接のライバル、つまりBセグメントのコンパクトカーはどれもオタンコCVTばかりだから、このCVTだけでヴィッツを買う意味があったり。気軽にスムーズに走れるのって、ある意味、自動車で最も重要な部分
やっぱり、ミッションやスロットル特性が与える影響って大きいね。操作が丁寧な方、雑な方、様々な方がいらっしゃる。神経質に衝撃を消しながら走るクルマも面白いけど、評価出来るのはこっち。ヴィッツのCVTは誰でもスムーズに走りやすい。

排気量が小さい軽自動車と比較すれば、滑らかな加速感と落ち着いた巡航だけで軽自動車より高い税金を払う価値があるとも思います。

ヴィッツメーター1ヴィッツ内装3

車載ジャッキ、秘密の場所に収納されてる

ヴィッツのジャッキ

車載ジャッキはなんとこんなとこに!

ココはドコ??助手席の下です。出し入れ難解なことこの上ない。さらにセクシーな体制を取らなきゃアクセスできない。リアシートに寝そべるようなスタイルまたは外にお尻を突き出して〜。
つまり、女性専用って事ですかwww。

真面目なハナシ、ヴィッツを所有されている方でも知らなかったりすると思う。 筆者ヒラリー、真面目にさがしましたよ。

とりあえず、これじゃいざという時に役立つかは微妙。そもそもタイヤ交換なんて思いっきりチカラ作業。出来なくたって良いんです。そのかわり、パンク修理材のご用意をぜひ。カー用品店で1000円未満で市販されています。

トヨタ ヴィッツ (3代目)

トヨタ

vitz (ヴィッツ)

  • 試乗グレード:“1.3F”
  • ミッション:CVT
  • 年式:平成24年式
  • 型式:NSP130
  • 新車時価格:130万円

エンジン概要

  • 排気量:1300cc
  • エンジン型式:1NR-FE

その他概要

  • ボディサイズ: 3885×1695×1500mm
  • 車重:990kg
  • 発売時期:2010年12月〜
  • 新車時価格帯:107万円〜

車両型式

  • KSP130 - 1000cc 前輪駆動
  • NSP130 - 1300cc 前輪駆動
  • NSP135 - 1300cc 4WD
  • NCP131 - 1500cc 前輪駆動
当レポは「ヒラリー男爵」がお届けします。
ヒラリー男爵

系列サービスでご紹介中!

「自動車保険一括見積り」の比較。見積もりはメールか郵送で安心。
保険一括見積りサービスの比較サイト

系列サービスでご紹介中!

法人、個人事業主の「ETCカード」。複数枚契約が可能。審査無し?
セディナなど法人ETCカード

適合バッテリー

ヴィッツのバッテリー適合詳細


ヴィッツ

NSP130 - 1NR-FE 1300cc 2010年〜
確認中

インターネットでバッテリー価格を確認
国産車バッテリー
ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価

新エンジン、もちろん実用性重視。

ミッション質感 5段階評価

コンパクトクラスで最も上質。滑らかに発進できる、停止できるCVT。

足回りの質感 5段階評価

ボディのしっかり感は伝わってくるんだけどね。

内装の質感 5段階評価

軽自動車が恋しい・・・。

外装の質感 5段階評価

優雅なお姫様が端正な王子様に変身。

快適性 5段階評価

リアシートの静粛性はコンパクトNo1クラス。

お買い得度 5段階評価

1000ccは安い。1300ccは思ったより高いのが残念。



エアコンスイッチ
ヴィッツちゃんどうしちゃったの?なんて心配になるほどチープな内装。
ルームランプのドア連動切り替えはやりやすいタイプで好感度大。

エンジンルーム

エンジンルームと車載ジャッキ。

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

仕事柄ホンネを書けない?自動車評論家さま。対して閲覧ユーザー減少が怖い私達ウェブ制作者。
私達はアクセスしていただくために、ユーザー様のお役に立てることを優先します。

自動車のイメージ
長所短所を明確に、辛口評価(言いたい放題)
中古車購入にも役立つ自動車評価評論・試乗レポート。同価格帯で5段階評価。
「エンジン質感」「駆動系質感」「足回り質感」「内装質感」「外装質感」
「快適性」「コストパフォーマンス」

総合サイトマップ 間違いいっぱいの自動車選び http://car.oka-hero.co.uk/ 当サイト記事の転載を禁じます。

試乗比較しにくい中古車購入の時こそ、中古車購入時にも役に立つレポートを送り続けて16年。これからもドライな試乗レポートでお楽しみ下さい。