シエンタ試乗評価P5/乗って気づいた細部の長所短所

自動車購入の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」
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乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2016年記事 トヨタ シエンタ
著:桃花&ヒラリー男爵)

シエンタ・試乗インプレ「5」

間違いいっぱいの自動車選び。当ページ試乗レポートはトヨタ・シエンタ(NSP170)ガソリンモデル。グレードは「G」2016年式です。特徴はコンパクトサイズで7人乗り、そして実用車ばなれしたスタイリング。

当ページは5ページ目です。「乗ってわかった細部の長短所、評価総合」などを掲載中。


  1. 分割page - シエンタ試乗「1-1」・概要とエンジン、ミッション
  2. 分割page - シエンタ試乗「1-2」・ドライビング感覚と快適性
  3. 分割page - シエンタ試乗「1-3」・内装とドライビングポジション
  4. 分割page - シエンタ試乗「1-4」・2列目、3列目シート
  5. このpage - シエンタ試乗「1-5」・乗ってわかった細部の長短所
シエンタ内装1シエンタ内装2
トヨタ
  • グレード:“G 7人乗り”
  • 型式:NSP170G
  • 車両価格:198万円
  • デビュー年:2015年07月〜

試乗して気づいた細かな部分

雑誌やネットでもあんまり取り上げられない細かい部分について。

ワイパーアームとブレードの形状

ワイパーアーム

国産車でも増えてきたシンプルなワイパー。雪の重さにも強いなんていうフレコミだけど、降雪地域以外でも見た目が美しいなんてメリットが。運転席からワイパーが目に入る車種でも、一言でいえばウザくないというか、すっきりしてる。

欧州車ではビックリするほど高かったり、気になるのはワイパーブレードの価格。でもシエンタのそれは欧州車ほど太くないし、所有する他車では楽天で買ってます。これの価格はわかんないけど、心配無用、だったらいいな。

ピラー内貼りに施された凸凹

Bピラーの内張り

Bピラーの内貼り、フロントシートのシートベルトがついてる部分の写真。穴が開いてデコボコな加工がされている。

これは単純な装飾か機能的な加工って思ったんだけど、もしかしたら、ノイズを反射で打ち消すような機能が考えられてるのかも。

ちょいとグラつくドアミラー

ドアミラー

シエンタのドアミラー、走行中にブルブルしてます。最初はアレッと思い、直接触ってみたら、両側で同じように揺れる。

ってことは多分、意図的な仕様かと。衝突時の衝撃を和らげるような設計を想像しました。

使いやすいドアミラー開閉スイッチ

ドアミラーのスイッチ

写真の指で刺している部分が、ドアミラー開閉のスイッチ。シーソー形状で中立に戻るかは忘れちゃったけど、単純に操作しやすい。

一つのボタンのタイプだと、間違えて2回押しちゃうこともある。すると都合3回押す羽目になるw これはそんな心配は最小限。

電動スライドドアの開閉はスイッチでもいける

スライドドアの開閉スイッチ

最近のトヨタ車で見受けられる、スライドドアの開閉スイッチがシエンタにもついていた。ボタンでも開閉できるってのはやっぱりスマート。

ボタンは若干の長押しが必要だから慣れがいる。でもこれに慣れると、ドアノブを引っ張るのも面倒くさく感じるからやっぱり便利。

スライドドア内側に手をかけるクボミを発見

リア乗車1リア乗車2

写真左は助手席側スライドドアを開けた部分。で、手でつかめそうなクボミに手をかけているところ。これが役立つかはちょっと確認できなかったけど、ユーザーによっては役立つかもしれない。

写真右はスライドドア部の最低地上高。大雑把にいって45cm。往々にしてカタログ値は異なるけど、ガソリン満タンでの実測値はこんな感じ。上のクボミと合わせて、乗降性もしっかり考えられているんじゃないかな。この手のクルマに限らず、乗降性って重要な部分だと思います。

コストパフォーマンスについて

小さなボディで1クラスに迫るシエンタ。コストパフォーマンスをどうだろう?装備内容やオプション価格などを調べてみた。

まず車両価格。この2代目シエンタは168万円〜スタート。先代シエンタが130万円強〜だった。同じポジショニングと考えれば相当に値上がっている。

次に装備内容。ガソリン車の主力グレードは「X・182万円」と「G・198万円」。人気グレードは上級の「G」ということだけど、装備内容を考えれば確かに納得。何しろ今や当たり前の”スマートキー”が標準なのはGだけ。オートエアコンや本革巻きステアリングだってそう。さらに、衝突軽減ブレーキのオプション価格が半額になったり、ユーザーがGを選ぶように上手くできている。

ミドルクラス以上ではベースグレードで必要十分な装備を持つことが多いが、このクラスでは結局上級グレードを選ぶしかなくなるのはよくあるパターン
よくあるパターンなので、ここはなんとも思わないが、割高に感じられるのはこの先。通常、上級グレードでは当たり前の”明るいヘッドライト”や”サイドエアバッグ”、”アルミホイール”、この辺りがオプションなのだ。そして明るいヘッドライトはLEDタイプのみの設定で、オプション価格は10万5000円ほど。

このあたりを踏まえると、実際買うとなると高くなる。支払総額が200万円代後半というのも納得。1クラス上のウィッシュやノア/ヴォクシーが狙える価格というのは頭の片隅においておきたい。

ボディサイズその他からシエンタしかない。といえば最良の選択肢なのは現状、間違いない事実。セカンドカー用途でもご予算250万円以下あたりが選ばれるというから、ちょうど良い選択肢となりえる。

しかしボディサイズやスライドドアがポイントでないなら、ウィッシュの方がお得感高い。条件も期待できるし、コミコミ200万円以内で装備充実の特別仕様車だってよく出てくる。
またはもう一つ上のノア/ヴォクシー。ファーストカーとしての利便性ならこっちに分がある。お値段は228万円〜。ナビやサイドエアバッグを付けての見積もりはおよそ270万円。売却価格まで考えればコストパフォーマンスは明らかだね。

もう一つ取り上げたいのはマツダのプレマシー。ウィッシュと同価格帯で、ミニバンとは思えないほど良質なサスペンションが凄い(グレードや生産時期による違いもある可能性)。
こちらは下取り価格で不安なものの、大幅値引きで購入できれば一緒。ボディサイズ許せばぜひ候補に。

参考:トヨタ・ウィッシュ / マツダ・プレマシー

LDAとか、試してみた

LDA説明書

LDA(レーンディパーチャーアラート)を試してみた。これはトヨタのレーンキープサポートシステムで、「道路上の白線(黄線)をカメラで認識し、車線を逸脱する可能性がある場合、ブザーとディスプレイ表示により注意、同時にドライバーのステアリング操作をサポート」というシステム。

使ってみれば、明確に車線をまたいだときにブザーが鳴る。試乗中、タイヤが白線に乗ったくらいではブザーは鳴らなかった。

もしかしたらステアリングへの注意喚起は、車線をまたぐ前から行われているかもしれないけど、はっきりソレといえるレベルの注意喚起じゃない。
それから対向車線側だけでなく、歩道側の車線にも反応した。感想としては、注意が出る場面はかなりやばい時に限られ、通常走行で注意が出る場面はほとんどない。

だから、常時ONにしていてもうるさくない感じ。あえていえば、路駐している他車や、予想外の障害物、段差を避ける、そんな時に、わかってるよ!って言いたくなる程度。

スバルのアイサイト3で同じようなレーンキープサポートを経験したことがあるので、それと比較してみる。

アイサイトのレーンキープは、車線内でどっちかに寄っただけで警告が出る。また気にしていればステアリングフィールの変化を感じるときもある。また半分消えかかっているような白線も意外と認識してくれる印象が残っている。

似たようなシステムだけど使ってみれば全くの別物。性能的にはアイサイトの方が優れているように感じるけど、使える機能かと比較すれば評価は逆転。筆者としては、シエンタなら常時ONでもけっこういける。逆にアイサイトでは常時OFFじゃないと運転できない。
これだけで、性能どうこうより「使う人のことを考えてくれているのはトヨタ」って印象まで受けちゃうよ。

参考:スバル:レヴォーグ試乗

シエンタのメーター(昼)シエンタのメーター(夜)

シエンタ総評

エクステリアデザイン(リアハーフ)ミドルクラスに迫る内容をコンパクトボディで実現。シエンタの特徴をまとめればそう評価したいと思う。

例えば内装の質感、実際に使用する気になれる3列目、ハンドルを回すフィーリング、条件良い場面では納得の乗り心地といった部分がそう。

上位クラスと順番を付ければもちろん差はあるし、エンジンパワーや滑らか運転のしやすさなど、ドライバーの負担という部分には明確な差がある。それでも内容的な部分を総合すれば、下のヴィッツじゃなくて上のウィッシュやノア/ヴォクシーに近い。素晴らしいことだよね。

問題は価格。内容で迫る分、価格も迫っちゃっている。まさに絶妙といえる上位グレードの必然性や、特に巧妙なオプション設定。このクラスでは上級グレードでも標準装備が微妙で、上位クラスでは廉価グレードでもそれなりの標準装備を持つ部分が大きなポイント。なのでコストパフォーマンスはちと厳しいかな。

ボディサイズや好みの理由からシエンタしかないということなら、現状もっとも優れた選択肢だと思う。仕方なく選ばれることも多いこのクラスで、積極的に選べるだけの主張を持つボディデザインだって大きな魅力、ですね。

トヨタ シエンタ

トヨタ

sienta (シエンタ)

  • 試乗グレード:“G・7人乗り”
  • ミッション:CVT
  • 年式:2016y
  • 型式:NSP170G
  • 新車時価格:198万円

当記事は「桃花とヒラリー男爵」が
お届けさせて頂きます。
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区間積算計の切り替えはTRIPボタン。オーディオ関連のミュートはMODEボタンの長押し。


使いやすそうな印象をうけたドアミラー開閉スイッチ。



辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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