SAI(マイナー後)試乗評価P3/SAIの室内(内装)

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乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2017年記事 トヨタ SAI
著:ヒラリー男爵)

SAI(ビッグマイナー後) 試乗インプレ「3」

自動車評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。当ページ試乗レポートはトヨタのハイブリッド自動車「SAI」。車両形式はAZK10、顔付きなど大きく変わったビッグマイナーチェンジ後。グレードは中間の「G」

当ページは3ページ目です。「インパネ造形など内装質感」に関する部分を掲載しています。

SAI内装1SAI内装2
トヨタ
  • グレード:“G”
  • 型式:AZK10
  • 車両価格:393万円
  • デビュー年:2009年12月

※内容は辛口評価です。ディーラーで試乗の際にぜひともチェックしたいポイントなどを掲載中です。

  1. 分割page - SAI(ビッグマイナー後)試乗「1-1」・試乗詳細レポート
  2. 分割page - SAI(ビッグマイナー後)試乗「1-2」・静粛性と乗り心地、運転感覚
  3. このpage - SAI(ビッグマイナー後)試乗「1-3」・内装
  4. 分割page - SAI(ビッグマイナー後)試乗「1-4」・燃費と装備、評価総合

ページ内の一部画像はクリックで拡大します(ページ右の横長画像など)。

内装(インパネ周辺)

SAI・内装

ビッグマイナーを経たSAIでもっとも大きな見所といえば、インパネ周辺のデザインじゃないだろうか。基本的には変わっていない。しかし大幅な意匠変更で見え方は大幅に異なり、かなり色気を増して魅力的になった。

スイッチ隠す!からスイッチ出す!方向に

内装イメージ

いったいどうしちゃった?というほどデザインキャラクターが変わったSAIのインパネ。上の画像では生活感が溢れているが、それでも価格なりかそれ異常に立派に見えると思う。

特に夜間なんて、高級車を真似しちゃったでしょなんて思えたりもする。

従来の初期型〜一回目のマイナーまでは、センターコンソールにあるスイッチは隠す方向で、フタの中にスイッチが収まっていた。余計なものは隠して処理するのも高級車ぽいといえばそうだが、一昔まえの高級車っぽいイメージがある。今は、自己主張がなければ高級感なしという時代。ほんとプリウスセダンというか社用車という雰囲気が充満してた。

今度のビッグマイナー後は逆に、スイッチを出す方向に変わり、殆どがセンタークラスター前面にレイアウトされている。緻密で高機能を連想させ、現代の高級車ぽい感じを受ける。
作りも丁寧で、気配りされたドライバーに優しい作り。各スイッチが引っかかり気味とか感じられないし、渋さを感じる部分も見当たらない。

内装2内装(初期型SAI)

左の画像が今回のビッグマイナー後のSAI。右の画像は初期型SAI。

前後のSAIを比較すれば、プリウスがCT200になった位変わったんじゃないかな。一応やっぱり、SAIの兄弟車みたいなHS250はもっと緻密感とレクサス色が強いけどね。

センターコンソール

内装各部の色使いが変更された事も、大きく効いていると思う。大きな面積はダークまたはブラック基調。小さな面積にちょっと彩度の高い色が指されていたり、光沢パネルがデザインされている。

それと比較すれば前期型の色使いなんてバン!バン!バン!とても300万円台〜のセダンとは思えないほど大味だ。

内装の細かな長所短所

気にするほどじゃないんだけど・・・的な、内装で気になった細かな部分を取り上げてみる(一部は次ページに続く)。

スイッチの作り込みにも満足感

センタークラスター

車両価格300万円クラス以上のセダンでは、スイッチにも質感も求めたくなるもの。押し心地はまぁ妥協するとしても、作りの良さというか気配りというか、そうした丁寧を感じさせる部分が欲しい。

SAIでは、表面の質感さえ文句を言わなければなかなか。例えば一部のスイッチには凹凸が設けられ手探りでもわかりやすく。また一部のスイッチではパネルからの飛び出し量が異なり、これも手探りでわかりやすく。

また画像にあるロータリースイッチでは、片方はやや抵抗のある重めの回し心地。逆にもう片方はスカスカな回し心地。もしかしたらコストダウンとわかりやすさを両立しているのかもしれないね。

カップホルダーのデザインもグッド

カップホルダー1カップホルダー2

センターコンソール部分にあるカップホルダーは蓋付き。 で、良いなと思えるのが、フタが前後方向に開くこと。何が良いかって、助手席の彼女や奥様に疎外感を感じさせないじゃないですか。女性に対してこんな気配り、最初くらいは、いや常に心がけたいでしょwww

2分割されているわけだから当然、一手間かかってる。大きいセダンでは縦方向に2分割されていたりするから、もちろんこのSAIだけじゃないんだけどね。

メインパネルの質感は相変わらず

パネルの質感

ダッシュボードなどメインパネルの質感は相当悪い。それが触って残念な位ならしょうがない。しかしSAIのダッシュボードは見て安っぽい。価格を考えればというレベルを超えて質感が低いとさえ思う。

実際にお手頃なクラスと比較すれば、テカリが気にならないという点は立派というべきかな。どっちにしても筆者は夜間走行することが多いから、夜なら全く気にならないんだけどね。

フロントシートからの質感と言えばもう一つ。フロントガラスとかAピラーとか、それら視界に入る部分やガラス越しの景色に対する見え方などが、小さいクルマと同じような感じ。3角窓まで付いているからね。包まれ感ない上に車両感覚つかみにくいなんて点も、小さいクルマと一緒。
トヨタで言えば「アクアやプリウスじゃ満足できーん」という方向けがSAIだとすると、ちょっと残念な部分じゃないかと。

内装(リアシート)

リアシート1

SAIで一番の特等席といえば、リアシートだろう。運転が好きな筆者もリアシートに座りたいしね。

SAIのリアシートは筆者の体型だと、座り心地も姿勢も不満なし。シート座面の質感だって悪くない。また走行中も姿勢が崩れにくく、リラックスして座っていられる。

シートバックについては、弾力あってそんなに悪いわけじゃないんだど、時々ブルブルとした振動が伝わってくる。サスペンションが悪いのかシートが悪いのか。とりあえずフロントシートより乗り心地は良い。

リアシート2カップホルダー

センターアームレストを下ろしてみてわかるところから見ると、シートバックの厚みはそんなに厚くなさそう。

それでもスカスカとかカチカチとかではなく、弾力あるわけだから、けっこう立派なシートが与えられているんだろう。

リアシート3足元

リアシートのレッグスペースは気になる部分がある。まず初期型よりは改善されたかもしれないが、ブルブルが伝わってくる。画像ではフロアマットを3枚引いているんだけど、それでも靴脱いで座ればブルブルが不快な時がある。

それから画像で見えるエアコン吹き出し口。これにつま先が当たって、フロントシート下に足が入れにくい。ただでさえ広くないレッグスペースだから、もう少しなんとかなればなと思う。
レッグスペースは立派なフロントシートを詰め込んでいると思えば、それなり。

リアシート頭上はそれなりにスペースが確保されている。プリウスなんかでは空力特性優先なんだろうけど、SAIは寸胴なボディデザインと引き換えに、それなりの頭上スペースが用意されている。

リアドア内張り

その他、うねった曲線が取り入れられたドアトリム。ドリンクホルダーの部分も同じように処理されているのが嬉しい。
当たり前のようで意外と、無骨なドアトリムのクルマって見受けられるからね。

メインメーター(昼)メインメーター(夜間)

マルチのコマンダーは意外と使いやすい

ナビゲーションコマンダーSAIの主力であろうグレードには、メーカー装着タイプのマルチシステムが標準で付いている。操作は画像のこれ。ロードナビゲーションを初め、エアコンや車両情報の表示変更や設定変更はこのコマンダーで行う(モニター開閉は別にスイッチあり)。

市民権を得そうで得られないコマンダータイプだが、筆者は理想だと思う。大きくなる一方のモニターは遠くにデザインしてほしいし、そうするとタッチパネルタイプは今ひとつ操作性がよろしくない。

SAIのコマンダーはパソコンでいうマウスカーソルが表示されているが、ポイントにジャンプし停止する。思ったより使いやすい。
マツダのコマンダーと比較してみると、操作時の質感はSAIの方が上。軽いのにバランスの良い反力で、引っ掛かりを感じないスムースな操作感を味わえる。一方でマツダのコマンダーは、機能性で優れている。ロータリースイッチが合わさっていたり、周辺にスイッチが集約していたり。
また最初から手元を見る必要がないという部分ではSAIの方が優れているが、マツダのそれも慣れれば一緒だと思う。

トヨタ SAI

トヨタ

SAI (サイ)

  • 試乗グレード:“G”
  • 型式:AZK10
  • 年式:2015年式
  • 車両価格:393万円

当記事は「ヒラリー男爵」がお届けします
ヒラリー男爵

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カップホルダーは前後に開くタイプ。


丁寧で気配りがされた内装各部だが、インパネの質感はものすごく残念。



リアシートのスペースはほどほどながら、シート自体の質感やかけ心地はいい。

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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試乗比較しにくい中古車購入の時こそ、中古車購入時にも役に立つレポートを送り続けて16年。これからもドライな試乗レポートでお楽しみ下さい。