プロナード自動車比較

自動車購入の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」
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乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2005年記事 トヨタ プロナード
著:桃花)

トヨタ・プロナード試乗インプレッション

アメリカから輸入されたアバロンの後継車として、またもアメリカから輸入される、低価格大型セダン。和風なタクシーのようなあり得ない外装のデザインと、雰囲気のいい、気分を高める内装のあまりにギャップの大きいクルマ。

試乗レポートはトヨタ・プロナード3000cc・ベースグレードです。

左右に広がるインパネがラグジュアリー感 を醸し出す。
トヨタ
  • グレード:“標準”
  • 型式:MCX20
  • 車両価格:300万円〜
  • デビュー年:

トヨタ・プロナードの概要

トヨタ・プロナードはアメリカ市場向けのくるまです。そしてポジション的にはトヨタ・アバロンの後継車。(アバロンの車両型式はMCX10、プロナードはMCX20)

プロナードの特徴はまさしくアメリカ車的な「細かいこと考えずにゆったり走ろうよ」って感じです。いたるところが大ざっぱで、日本の3000ccクラスのくるまとは思えません。そうはいっても、品質が悪いというほどじゃない。さすがに2000ccクラスの自動車よりは操縦性を含めて良くできています。

車両 価格はそのボディサイズからすると安く、300万でナビ付きフル装備が買えます。クラウンの2500ccより50万円安く、マーク2の3000ccよりも1割安い、それでいてボディはマジェスタクラス。よく言えば安くて大きいクルマ、日本のセダン風に言えば車格感のない車です。

プロナードのデザインはまったく理解しがたいですが、アメリカ人が好むというのなら、納得ですね。メッキパーツが多いのもアメリカ的かな。日本ではまるでタクシーです。
まあ、大型のFFセダンとして、室内は広くゆったりで、リアシートも広い。
一方で、内装のデザインは特筆ものです。これは見て頂くのが一番ですが、ラグジュアリーな雰囲気のインパネは素直にいい。できればセパレートシートの白系の本革シートが、個人的にはいいですね。細かい部分の作りはやや雑ですが、まるでクーペのようなスペシャリティ感覚。余裕ある雰囲気で満足できる内装です。

プロナードの作り

プロナードのエンジンは、普通にいいですね。安いといっても、V6の3000cc、ゆったりとしたギヤ比のために、低回転で静かに走ってくれます。まあまあ、といった感じで、日産VQよりパワー感はないが、まずまず静か、4気筒よりは全然いいといった評価です。

フットワークは、とにかく柔らかい足回りです。めいっぱいヘアピンなどにはいればボディの緩さが顔を出します。ブレーキでもかなり前のめりになりピッチングは相当大きいです。ちょっと前の高級セダンという感じですね。もしくはアメリカンセダンの感覚。

それに合わせて、ヨーの立ち上がりは緩く、ステアリングのロックトゥロックもゆるめです。揺り戻しもゆーくり。しかしこれが高級感ないサスペンションではあるが、その中での印象は悪くはないです。飛ばさず、すべての操作をゆっくり行い、ゆっくり走る、これならばこのプロナードの特徴を生かせます。ショックアブソーバーは、ちょっとでもヤレてきたら交換した方が走りやすいでしょうね。

なんというか、全体的に昔の高級車に近い乗り味で優しくしっとり、でもひとたび大きめの段差に行けばドタバタという足回りです。

この乗り心地は現在、他にはない

ドライバーにとっては欠点もある、こんなゆったりした足回りですが、ボディの大きさ・重さもあり、ショックアブソーバーのフリクションは感じにくいものです。
そして、このクラスでこれだけゆったりとした足回りのクルマは、現在、他にはありません。こういった乗り心地が好きなら、問答無用でプロナード。即答です。

とにかく試乗してみて味わってみて

繰り返しになりますが、ヨーロッパ車のような固くても乗り心地がいい、とか、長距離乗っても疲れない、とか、精密感ある足回り、そんな言葉とは無縁のプロナード。しかし、柔らかくて快適。段差も気にならない。比較するベクトルを変えれば、非常に貴重なセッティングです。

アメ車として考えても柔らかい

ちなみに、純粋なアメ車に乗ってみると、大型のSUVなどを除けば、現在は足回りが結構引き締まってきています。リンカーンクラスでも昔ほど柔らかくない印象。固さで言えばセルシオと同じ位。
そこでこのプロナード、アメ車だってここまで柔らかい足回りのセダン、なかなかないんじゃない?というくらい柔らかです。ゆっくり走る分にはホント快適。この乗り心地に合わせるかのようにエンジンの静粛性が高いんです。ハイギヤードなギヤ比により低回転でゆっくり走れます。

インテリアは思いっきりラグジュアリー

プロナードの最大の特徴は価格を超えたボディサイズに広い室内。しかし同じくらい魅力を持っているのが内装の造形。無骨なセダンといった印象のエクステリアスタイルとは全く違う、ラグジュアリーさを漂わせています。

左右にワイドに広がるダッシュボードはドアトリムまで繋がるようにデザインされ、中央部にはナビゲーションディスプレイが配置。セダンらしからぬデザインとはいえ、それなりの上質感はあるし、スイッチの配置がめちゃくちゃというわけでもないから、使い勝手も問題なし。

白っぽい内装色も選択でき、こちらはより雰囲気良し!実際に運転すれば優雅な気分を味わえます。高級車に負けず劣らず、筆者は試乗時、丸1日クルマを借りたわけですが、ちょうど白っぽい内装色のプロナードで、そのときは試乗車から降りたくなくなりましたよ。

マジェスタと同レベルの車体サイズ

プロナードのサイズは全長4900ミリ、全幅1820ミリ程度(だったはず)。
ボディサイズは全長/全幅/全高 4895/1820/1460mm

300万円という車両価格を考えても考えなくても、ビッグサイズなセダンです。
このサイズ、クラウンマジェスタと同程度。ということは、もう一回り二回り大きくなれば、セルシオにも届いてしまうサイズ(セルシオは全長5000ミリ弱)。

これだけのボディサイズをもったFFなので、室内の広さはセルシオクラスといっても問題なく、むしろセルシオで気になるフロント足下のミッション部分などは、プロナードの方が広々。足下で気になるとこは何もなくて広々。
(セルシオやマジェスタの場合、中央センタートンネル部分のミッションの張り出しが気になる)。

違いと言えば 横幅の差だけ、セルシオほど余裕があるわけではなく、センターコンソールもコンパクト。運転席・助手席の間隔(カップルディスタンス)もこのサイズにしては近め。
だけどそれだけ。全長が10センチ違うが、室内にそこまで大きな差は無し。リアシートも広さという点ではそれほど差は無く、トランクもパッと見、違いはよくわからないくらい、セルシオと同じほど広さを持ちます。

もちろん、質感という面では、及ばないのはだれでもわかります。シートの厚さやフロアカーペットの厚さだって全然違う。でもこの、安くて広いというのは日本では珍しいコンセプト。外観デザインがどうしようもなくカッコ悪いのが残念ですが、プロナードならセダンで広いのはミニバンより快適というのを実感出来ます。

前期のプロナードはナビ標準

プロナードの前期型はすべてのグレードでナビゲーションが標準。段差や継ぎ目が目立つ内装など、少しだけ雑な作りとなんとも言えない外装デザインが許せれば、ホントにお買い得ですね。しかし、このデザインを許せる日本人ってどれだけいるのでしょうか・・・。好きな車だけど、桃花はどうしても乗れないんです。だってこれじゃあ、ライバルはタクシーかハイヤーです。

プロナードの本場はU.S.A、アメリカなので、本場のようなカスタムをして乗ればどう?いわゆるカスタムベース。これなら評価も何も関係ありません。好きなら買う、それだけです。

後期はナビのないグレードもできています。そしてプロナードは人気がないため、中古でお得に買えるのではないでしょうか。大きくて、安いのが好きな方には、セフィーロなどもありましたが、くるま的にはプロナードが一番いいと思います。ボディサイズ、内装、クラスを考えれば、中古で非常にお得な車でしょう。

トヨタ プロナード

トヨタ

pronard (プロナード)

  • 試乗グレード:“標準”
  • ミッション:4AT
  • 年式:平成13年(2001y)前期
  • 新車時価格:300万円

概要

  • 型式:MCX20
  • 排気量:3000cc
  • 新車時価格帯:300万円〜
  • ボディサイズ:4895/1820/1460mm
  • 車重:1500kg
当記事は「桃花」が
お届けさせて頂きます。
桃花

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ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価
足回りの質感 5段階評価
内装の質感 5段階評価
外装の質感 5段階評価
快適性 5段階評価
お買い得度 5段階評価


メーターパネルは視認性最優先。価格の割にちょっと安っぽく感じる。


ここはトヨタ車らしいデザイン。20セルシオの造形に近いのはオーナーが嬉しいポイントか。


全体のイメージと一致するシフトノブ。


皮&ウッドのコンビハンドル。高級車の定番。滑るのとテカるという弱点も持つ。

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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試乗比較しにくい中古車購入の時こそ、中古車購入時にも役に立つレポートを送り続けて16年。これからもドライな試乗レポートでお楽しみ下さい。