新感覚の2列シートハイトワゴン、オーパ自動車比較・評価インプレ

自動車購入の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」
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乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2009年記事 トヨタ オーパOPA
著:元自動車整備士)

トヨタ・オーパ・試乗インプレッション

このページでお届けするのは、OPAと書いてオーパと読むミドルクラスハイトワゴン。新しいジャンルを想像させる2列シートのハイトワゴンです。短命なことに1999年から2005年という6年間で生産終了というトヨタのオーパ。位置づけはポストセダンを模索する実験カーだったのかもしれません。

試乗記事をお届けするのは、オーパの2000cc。中古車を検索すると意外に貴重な2000ccです。ミドルセダンは嫌だけどミニバンはもっと嫌だ!そんな方にピッタリと思える個性的なクルマです。

トヨタ
  • グレード:“i”
  • 型式:ZCT10
  • 車両価格:214万円
  • デビュー年:2000年5月〜

特徴的な実験的コンセプト

5人乗りミニミニバンでありながら、ミドルセダンの走りを兼ね備えた新世代のクルマとしてオーパはデビューしました。
ビスタ(アルデオ)をベースに5ドアハッチ、ビスタ、ビスタアルデオと同じコラムシフト、いまでは軽自動車でも普通に付いている足踏み式パーキングブレーキを採用し、当時からしてみれば広い室内空間だったのかもしれません。
しかし、今からしてみれば、このグレードのクルマとしては、セダンにお尻の空間がでかくなっただけの中途半端なクルマです。背が高く、アップライトな姿勢で運転するセダンといった感じです。

このオーパ、iは、デビューして廃盤になるまでぴったり200万円というお値段。排気量が1800ccと2000cc両方が用意され、装備も充実でしたが若干割高な値段設定でした。

オーパは、1ZZ-FEの排気量1800ccが主力という事もあり先行発売されました。1ZZ-FEはMR-Sやセリカに搭載されたエンジンといっしょで、燃費などの向上のために少しパワーを抑え気味の新世代実用エンジン。燃費性能が重視され、メーカー数値ではリッターあたり15キロ。実際は、10キロから良くて14キロくらいでした。1800ccとしてはまずまず納得の燃費でしょう。(2000ccはCVTを搭載していることもありメーカー数値はリッターあたり16キロ)。

セダンであるビスタがベース

FF駆動のサスペンションはフロントがストラット、リヤがトレーリングアームという、ごく普通のコンパクトFF自動車の仕組み。しかし4WD使用になるとデフの設置の関係もあり、リヤがダブルウィッシュボーンを採用しているため、乗り味は、4WDの方が上だと思われます。

オーパは、当時好評だったビスタベースで骨格がしっかりしていることもあり(補強がされている)、当時の背の高い5ドアハッチとしては、乗り味の質感はまずまず。背が低めのため、ミニバンと比較すれば柔らかめのサスペンションとなっています。
あたりの柔らかい足回りはカヤバ製ショックアブソーバーの悪い点が最小限。これは良い路面に限っての話ですが、

中古車で探す場合は?

お買い得なクルマとして中古でお探しの場合は、2000ccのCVTがオススメ。グレードが違っても、古くなれば相場に違いはなく、2000ccなら燃費の良いCVTでお得。CVTならではの違和感は、なんと言っても中速時で踏み直した時のもたつきとギクシャク感です。
今現在(2009年)でのクルマでも、CVT車だとかなりこの違和感がストレスになられる方がいるので、気にならない人限定、となりますが。

では実際に運転してみると、気になる不満は、最近ではかなりのクルマがコラムシフトを採用して使いやすいものになっていますが、このオーパでは、コラムの使いにくさにちょっと苦労します。同時期のセダン&ワゴン、ビスタアルデオもそうです。
もし試乗できるなら、ビスタに試乗してもだいたいの感覚はわかると思います。

オーパのポイント

このトヨタ オーパは、意外にシートが低いのもポイント。そしてフロントガラスの傾き角度を増すため、構造、またデザイン的に自動車としてはまれなAピラーが窓の高さとほぼいっしょでとても大きく取られています。

全体的に、車内から外の景色を見たときの開放感などが考えられているのでしょうが、ドライバーからするとデメリットもあります。
この大きいAピラーの性でドライバーは、進行方向に向かって右側の視界の邪魔になるという事がとても多いです。ピラー自体が邪魔になるクルマを上げたらきりがありませんが、このオーパのAピラーについては、特別「死角」が大きく気になります。
右折や、右側カーブの狭い道などは結構苦労するところもあるかもしれません。

オーパのライバルは?

ライバル車としては、オーパの1年後にデビューしたホンダの初代ストリームで、ストリームは3列シートと言うこともあり、全長が300mmも大きいのですが、5ナンバーサイズと言うことで、室内空間を含め、荷物を載せるスペースがオーパより広くとることもでき、まずまずヒットしました。
ミニミニバンライクなデザインと、ストリームはさらに乗り味も若者向けのキビキビしたもので、小さなオーパの方がゆったりしていると感じるほどの違いがありました。

またそのほかのライバル車としては、三菱RVR。SUVライクなイメージから乗用車ハイトワゴンに変身した「N61W」という

そして何より車両価格です。いまでは、ストリームもクラス的にも上になり値段も高くなりましたが、オーパ販売されていたときにデビューした初代ストリームは、シビックのエンジン1.7リッターエンジン積んだものが1,588,000円とかなりお買い得。
一番上グレード(4WDを除く)であるの2000ccエンジンを搭載したストリームでさえ「2,098,000円」と価格でもストリームの方がお買い得だったため、オーパと比べれば圧倒的にストリームが売れる結果でした。

さすがミニバンブームを巻き起こした初代オデッセイを作ったホンダ様々でした。5ナンバーサイズの乗用車ベースミニミニバンというものしっかりと定着させました。

当時は斬新なエクステリアやインテリア

話をオーパに戻すと、今でも古さを感じさせない独特なエクステリアとヴィッツと同じセンターメーターで上質感のあるインパネまわりのデザインはとてもいいです。そして、装着するタイヤの種類にもよると思いますがにもよると思いますが、運転中のロードのイズの低さです。

乗り味もミドルセダンに匹敵するほどですが、ロードのイズに対しても快適なドライビングをと言うトヨタの強い思いが感じられます。その他エアコンの風の音・音量も小さく、この乗り心地のバランスという点では、トヨタの右に出る企業はいないでしょう。

追記:オーパのかっこいい乗り方

オーパのアルファベット表記はOPA。これに「-I」を付けて走っているクルマを見かけました。

これってつまり・・・「OPA-I」です。

筆者にはなんて読むのかわかりませんが、人気番組トップギアでやってそうなネタでいいですね。
エンブレムに利用するアルファベットは、カー用品店で販売されています。

トヨタ オーパ

トヨタ

OPA (オーパ)

  • 試乗グレード:“i”
  • ミッション:CVT
  • 新車時価格:214万円

エンジン概要

  • 排気量:2000cc
  • エンジン型式:1AZ-FSE

概要

  • 型式:ZCT10
  • ボディサイズ:4250/1695/1525mm
  • 車重:1270kg
  • 新車時価格帯:159〜246万円
  • 発売時期:2000年5月〜2005年4月
当記事は「元自動車整備士」が
お届けさせて頂きます。
元自動車整備士

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ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価
足回りの質感 5段階評価
内装の質感 5段階評価
外装の質感 5段階評価
快適性 5段階評価
お買い得度 5段階評価


センターメーター。液晶部分は大きめ。

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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試乗比較しにくい中古車購入の時こそ、中古車購入時にも役に立つレポートを送り続けて16年。これからもドライな試乗レポートでお楽しみ下さい。