カムリP6/細部の質感と使い勝手

自動車購入の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」
自動車試乗比較・評論メンテナンス情報ヘッダー画像
乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2018年記事 トヨタ カムリ
著:ヒラリー男爵)

トヨタ カムリ 試乗レポ「6」

自動車評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。試乗レポートはハイブリッド自動車「カムリ」、グレード「G」。車両形式「AXVH70」。トヨタの最も大事な一台かも?アメリカで大ヒットといわれるクルマの2017デビューモデル。

当ページは6ページ目です。「細部の質感と使い勝手」などを掲載しています。

カムリ内装1カムリ内装2
トヨタ
  • グレード:“G”
  • 型式:AXVH70
  • 車両価格:約350万円
  • デビュー年:2017年7月

※内容は辛口評価です。ディーラーで試乗の際にぜひともチェックしたいポイントなどを掲載中です。

  1. 分割page - カムリ試乗「1-1」・試乗詳細レポート
  2. 分割page - カムリ試乗「1-2」・静粛性と乗り心地など快適性能
  3. 分割page - カムリ試乗「1-3」・ドライビング感覚
  4. 分割page - カムリ試乗「1-4」・内装(フロントシート)
  5. 分割page - カムリ試乗「1-5」・内装(リアシート)
  6. このpage - カムリ試乗「1-6」・細部の質感と使い勝手
  7. 分割page - カムリ試乗「1-7」・他車比較と装備、評価総合

細部の質感と気になった部分

クルマの本質的部分に優れるカムリ。一方で大味に感じられる部分もたっぷりなカムリ。今までの日本車らしさ、トヨタ車らしさである「無駄に高品質」な部分は代わり、どうでもよい部分は最低限の品質でいいよねという感じに。

カムリに試乗して考えた。このクラスまでクルマの白物家電化が進むのか?アメリカ用のカムリだからか?これからのトヨタ車はこうなるのか? さらに、実際に購入したらどう感じるか? (現在カムリ買いそうです)

そんな、試乗してわかった、どうでもいいんだけど気になった部分。その中で特に気になった部分を。

ボディ可動部が渋い

エンジンフード給油口の蓋

画像にあるエンジンフードやフューエルリッド、こうした部分の動きが渋いんだよね。開閉する時にギギギギギッっと引っかかりを感じる。エンジンフードはダンパー付きのタイプで、勝手に開くのは開くんだけど、画像のように手を入れて辺りではけっこうなチカラを入れて持ち上げる必要があった。

試乗したカムリのオドメーターは3000kmちょっと。期待を込めて考えれば、上記2箇所はまだ馴染んでいない可能性もある。使っていればスムーズになるよね?と期待。

もう一箇所、リアドアの開閉でもギリギリとした抵抗を感じた。ゆっくりそぉっと開閉した時、手に伝わる感触もしくはかすかな音でギリギリと。こちらは2台で確認したけど同じような感じ。
このドアに関しては気にしなければ気にならないレベルだと思うんだけど、アレレどうしちゃったの?と。

内装に妥協されたような部分

コンソールボックス小物収納

よく見えるトコだけ立派なのが中級車、見えにくいトコまで立派なのが高級車だと思うんだけど、どちらにしてもセンターコンソール(運転席と助手席の隔たり)は贅沢をアピールできる部分だと思うし、ここの贅沢こそセダンの魅力でもある。

と考えた時に、カムリはどうかと見てみれば、おおービックリ。小物入れの中など小型車クラスレベルだった。例えばセンターのコンソールボックス。
画像はシフトセレクターの後ろ側と前側。後ろ側はアームレストを開けると出て来るコンソールボックス。安っぽい素材感剥き出しで、工夫も何もない只の箱。前側は開閉式で2段に使えそうだけど、開閉は渋いし中はクッション材もない。小物入れたら雑音の原因になりそう。

内装の仕立てをウリにしてるカムリだけど、こんなトコどうでもいいでしょという割り切りが伝わってきそう。

そうなんだよ!こんなトコどうでも良かったんだよ\(^o^)/ と思う一方で、アッパーミドルクラスでこんなコンソールボックスは見たことないよ!とも思う。
カムリがたまたまなのか、これからは皆こうなるのか?

リアセンター・アームレスト

リアシートのセンターアームレストを引っ張り出すのも、小型車と同レベルといえる作りをしていた。

シンプルな作りは迷うこと無く使えるから良い。ただちょっと、固いんだよね。

画像で指を入れてる部分は隙間がキツくて、オマケに表皮は固いしシートも固いしで指が痛い。

これ、指が太いユーザーだったらどうなんだ?ワンタッチとは言わないから少しだけ改良して欲しい。

シートレール

この画像は運転席シートのシートレール。運転席はパワーシートで、レールの真ん中にはネジ山がタップされたボルトが通っている(ピンぼけすみません)。

でね、カバーがない

他の場所もカバーなかったり最小限だったりするんだけど、ここはちょっと不安。たまたま無かっただけなのか、別の車体で確認します。

メーターフード

こちらの画像はメーターフード内側のネジ穴について。

穴が2箇所空いていてネジで固定されている。座席が低いカムリでは運転中この穴が視界に入ってくる。

穴自体は他車でも空いていて、決して作りが悪いわけじゃない。でも目立ちゃうんだったら何らかの対処が欲しい。内装あちこちのネジを考えると、目につく部分は対処されてるわけだしね。

大きなサイドシル

サイドステップ・フロントサイドステップ・リア

ドアを開けた時の下側、ステップなどとも呼ばれるサイドシル部分。カムリでは高さもあるし幅も厚い。正確に言えば、サイドステップというかボディ下部の樹脂パーツも含めて大きいという感じ。

立派で作りの良さを感じる反面、クルマから降りる時に神経使ったり、服を汚してしまう可能性がある。

画像はフロントシートとリアシート。どちらも服がベタリと接触。いやほら、男だったら別に良いんだけど、ドレスアップしてきた奥様やお嬢様をお乗せする時どうする?ロングスカートだったらヤバそうだし、タイトスカートだったら降りにくいかもだし。これはフクピカ必須ですかw

タイヤ空気圧メーター

カムリのメインメーターに位置する液晶部には、4輪それぞれのタイヤ空気圧が表示される。これがなかなか敏感な様子で面白かった。それに敏感だからこそ、信用して使用できる。

画面に表示させるとこんな感じ。

左の画像では3輪が230kPa、1輪が225kPa(単位はキロパスカル)と表示されている。そしてこれを基準に山道をちょうど20km走行した後が右の画像。20kmといえば長く感じるけど、時間にしたら10分くらいかな。

数値は前輪2輪が235kPa、後輪2輪が230kPaと変化している。

この反応は素晴らしいと思います。精度に関しては市販の空気圧ゲージだっていろいろ。安価なゲージはそれぞれ好き勝手の値を表示するし、高価なゲージだって経年劣化が不安。
なのでやっぱり、反応して数値が変わってくれる事に意味がある。冷却水が完全に漏れちゃってからでないと動かない水温計とか、ほんと意味ないしね。

運転支援システムも少し試せた

続いて標準装備される運転支援システム。今回試せたのは前走車追従型のクルーズコントロールと、衝突軽減ブレーキの警告部分。

クルーズコントロール1クルーズコントロール2

画像は前走車追従中のクルーズコントロール。セットするとロックオンしたように表示される。

使用感としてはキツめのコーナーなどなければ自動で追従していくから、一般的な高速道路だと分岐手前で解除するように使う感じかな。渋滞で完全に停止した場合は、前走車が走り出すと右の画像のように表示され、ポンッとアクセル踏んでスタート。タイミング見計らわないと前走車はけっこう前に進んじゃうから、意外と気が抜けない。

同様なシステムをレヴォーグで試したことがある。お馴染みのスバル・アイサイトというやつ。

記憶を頼りにアイサイトと比較してみると、大きくは似ているような印象。試せた限りでは劣っている箇所は見当たらなかった。違いっぽい部分は、停止発進でカムリのほうが滑らか、停止減速でレヴォーグの方が滑らか。

このあたりは搭載している動力ユニットの違いがあるのかもしれない。カムリの2500ccハイブリッドに対し、レヴォーグは1600ccターボという違い。

参考:スバル・レヴォーグ試乗レポート

自動でのドライビングスコアが気になる

ドライビングスコア

こちらはドライビングスコアを表示させた画像。

ドライバーが運転している間は、ゆっくり運転していれば高得点。じゃあクルーズコントロールを使うとどうなんだろう?

試したかったんだけど予定の都合で試せませんでした。

慣れなきゃ危険かも?と感じたブレーキ警告

続いて衝突軽減ブレーキの警告。いくらなんでも一般道で自動ブレーキ作動を試すわけにはいかないわけですが、試乗中に一度、意図せずブレーキ警告がでました。

シチュエーションは前走車が左折しようと減速した場面。車間距離も余裕は十分。ゆっくり減速し、前走車が左折し始めたんでブレーキを緩めたら警告が出た。

警告はメーター画面に「衝突注意」みたいな表示が点滅し、音量大きなブザーが鳴る。慌てる場面じゃなかったんだけど、ビックリして視線は画面に釘付け。前方注意から意識がそれてしまった。
もしホントに危険な時、メーター注視しちゃったら危ないでしょー。そこは自動ブレーキで止まるんだろうけど、後続車の心配だって無くはない。慣れたくないけど慣れなきゃ危険かもって思いました。

メインメーターメインメーター(夜間)

トランクオープナーの位置

トランクオープナートランクオープナー(夜間)

前ページで触れたトランクの機構。カムリのトランクリッド(ふた)はワンタッチで全開まで開く。操作はレバーを引くのではなく、スイッチをワンプッシュ。

場所は運転席右下のあたり。スイッチパネルというかクラスターというか、計5個のスイッチが並んでいる内のひとつ。どのスイッチがどの機能かは、普通に着座した状態でも確認しやすく、夜間でも照明によって視認できる。

気になるのが間違えて押してしまった場合。フューエルリッドやトランクリッドを間違えて開けてしまったら閉めに行かなきゃいけないの?走行中でも開いちゃうの?? 間違えにくいように見えて根本的なレイアウトに疑問あり。慣れてきて頭が寝ぼけてる時とかに間違えてしまうかも。

※追記:走行中にトランクが開くか試しました。スイッチ押しても開きませんでした。

参考までに筆者のスカイラインクーペも電気式オープナーなんだけど、トランクリッドは押し下げるタイプのレバー式スイッチで他と差別化されていて、フューエルリッドはメインロックに連動してロック解除される。このカムリより使い勝手が良く、ユーザーの身になってデザインされているように感じられる。

トヨタ カムリ

トヨタ

CAMRY (カムリ)

  • 試乗グレード:“G”
  • 型式:AXVH70
  • 年式:2017年式
  • 車両価格:約350万円

概要

  • 排気量:2500cc+モーターハイブリッド
  • エンジン型式:A25A-FXS
  • 車重:1570kg
  • ボディサイズ:4885×1840×1445mm
  • 発売開始:2017年7月
当記事は「ヒラリー男爵」がお届けします
ヒラリー男爵

系列サービスでご紹介中!

「自動車保険一括見積り」の比較。見積もりはメールか郵送で安心。
保険一括見積りサービスの比較サイト

系列サービスでご紹介中!

法人、個人事業主の「ETCカード」。複数枚契約が可能。審査無し?
セディナなど法人ETCカード

インターネットでバッテリー価格を確認
国産車バッテリー







乗り比べがしにくい中古車購入時こそ、辛口の評価と比較をぜひ!
同価格帯他車との相対評価を5段階比較で!

自動車クルマの評価評論・比較レビューの間違いいっぱいの自動車選び。単純明快な5段階評価を続けています。
「エンジン質感」「駆動系質感」「足回り質感」「内装質感」「外装質感」「快適性」「コストパフォーマンス」

感じた点をハッキリ、長所短所を明確に!

ホンネを書けない?自動車評論家さま、閲覧者さま減少が怖いウェブ制作者。私達はアクセスして頂くために率直な印象表現を心がけます。
比較のポイントをpickup&評価。”言いたい放題こそ信用出来る”をモットーに。

総合サイトマップ 間違いいっぱいの自動車選び 当サイト記事の転載を禁じます。
中古車購入時にも役立つレポートを送り続けて17年。そして最新記事が最良です。