「トヨタ・bB&ダイハツ・クー」自動車比較・辛口評価と評論

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乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2011年記事 トヨタ bB2代目
著:ヒラリー男爵&桃花)

トヨタ・bB・試乗インプレッション「1」

今回の辛口比較・評価評論のターゲット車は、2代目bB、1500ccモデル。グレードは「Z Qバージョン」。好評だった初代bBの後釜として、デートカーであることを全面に押し出した車です。個性的なエクステリアにギミック備えた室内が特徴。一部、兄弟車である「ダイハツ・クー」との比較もあります。


  1. このpage - bB試乗レポート「1-1」・試乗詳細レポート
  2. 分割page - bB試乗レポート「1-2」・燃費や比較総合

※当サイトは辛口の試乗評価が特徴です。評論家が口に出来ないような点を強調して記載しています。

トヨタ
  • グレード:“Z Qバージョン”
  • 型式:QNC20
  • 車両価格:170万円
  • デビュー年:-

クルマ本来の魅力以外が魅力

豊田

bBといえば、やっぱり外装のデザインが魅力。先代bBがヒットしたこともあり、今回もデザインにはチカラが注がれていそうですが、今回はデートカーとして装備にこだわっている一面があります。

詳しくは後述しますが、クルマの本質的な面での性能は普通か最低限レベル。でもbBに関してはそんなことどうでもいい。デートカーとしてゆっくり楽しくドライブするためのクルマとしてがんばっています。
ただし、クルマはちっちゃいし、好き嫌いの分かれそうなエグ目なデザイン。そして見栄を張れるクルマでもないから、彼氏彼女がすでにいる方にピッタリ。

まとめると、クルマの性能は最低限レベル、デートの足としては最高レベル。そして、彼女を捜しに行くクルマとしてはちょっと微妙

中身はダイハツ製、車両は軽量

ダイハツの「クー」という自動車をご存じですか?クーとはダイハツで販売されるbBの兄弟車。ほとんど中身が同じクルマです。兄弟車といえばトヨタのbBがお兄ちゃんのようですが今回bBは弟。お兄ちゃんはクーなんです。

というのも、bBはダイハツ生産で、ベースはダイハツのパッソ/ブーン。またエンジンも同じくダイハツ製の3SZ

先代bBはヴィッツベースでしたが今回はパッソ/ブーンベース。ヴィッツより小さいクルマです。しかしホイールベースが多少延長されているとのことで、拡張版パッソ/ブーンというところでしょうか。

ダイハツ製だって全然かまいませんが、例えばスマートエントリーの仕組みはダイハツ式。ボタンを押してロック解除し、ダミーのキーをひねってエンジンスタート。プッシュ式じゃ無いんです。

ベースがコンパクトになって嬉しい点もあります。それは軽い車両重量。bBの1500ccモデルの車重は1050キロ(前後)。これは、軽量コンパクトをウリにしているマツダのデミオと比較しても、大人1人分くらいしか変わりません。排気量だって違います。
軽量をウリにして、燃費重視の姿勢をアピールするマツダ。軽量なんて全く宣伝しないbB。このあたり、ダイハツの軽量化技術は凄いということなのか??

貴重な4ATモデル

現在コンパクトカーではCVTモデルが大半。国内では唯一マツダがCVTに反対しているが、国産車じゃほぼCVTしか選べないのが現状。そんな中、bBの1500ccモデルでは4ATを採用しています。
bBの4ATはコラムシフトなので積極的に操作するにはなかなかテクニックが必要で、実際に使えるのはスイッチ一つで出来るオーバードライブのオフ(4速から3速へ)くらい。それでもキビキビ走る際には、CVTのような違和感がない。

なんでATがいいの?

ATとCVT、なにがよくて何がいけないのか?「現時点」という前置きの上で述べると、CVTにはいくつか問題がある。もっともたるのは、人間の感覚と合っていないこと。回転だけ急に上がったり、下がったり、一定の回転数をキープしながら加速したり。
そのほか制御が良くできていないクルマの場合、回転を上げる下げるの判断に迷ってもたつく事がある。
逆にATは各ステップごとに、タイヤの回転数とエンジン回転数がだいたいリンク。それからトルコンがトルク増大することにより、低回転でアクセル踏み始めた先のフィーリングが自然で走りやすい。

またCVTはギヤ比がワイドで巡航時の回転数がものすごく低い。静粛性や燃費は良い反面、再加速やコーナー立ち上がりでの動きはストレスがたまるくらい不自然。

もちろんCVTにもメリットはあり、特に軽自動車はCVTの方がメリットがとても大きく感じる。CVTの良さについては後述する「燃費について」のコーナーにて

試乗:内装

試乗編、内装の質感については軽自動車レベル。センターコンソールの辺りだけ立派だったり、上級グレードでメーターが立派になるあたりも、まさに軽自動車の手法。
カップホルダーが使いやすい場所にあったり、イルミネーションが多く付いていたり、装備は充実しているがコレとても170万円の自動車の内装ではないのは??実際にbBを試乗する前に知っておいた方がいい。落胆が少ないですから。

車室内の広さ的には、フロントはベンチシートになることもあり、窮屈さは感じさせない。普通のクルマだと助手席が近いのはデメリットだが、bBに関してはメリットでしょう。

リアシートは座ってしまえば足下にもスペースがある。広いとはいえないが座れないほどじゃない。ただし乗り降りがしづらいのと、シート座面が小さいのは欠点。シートの前後長が短いのだが、これはシートアレンジのあおりを受けている可能性もある。
シートが小さければ室内は広く感じる。短距離の移動なら全く問題はない。でも長距離ドライブは厳しい。

ラゲッジについて、ラゲッジスペースの広さは感覚的なハナシで恐縮ですが、ヴィッツよりは広いがフィットよりは狭い。ということで文句はなしという評価。オーディオが好きな方なら、ウーファーボックスを置いてアンプを3枚、プロセッサーも付けてマルチ駆動なんていうのもOK。アンプラックを縦型に制作すればいけそうです。

試乗:エンジン

試乗、エンジンと動力性能に関してはごくごく平凡。1500ccの実用エンジンとして、速くもなければ質感が高いわけでもない。フロントシートに座っていればエンジンの振動は感じるが、リアシートに座ると気にならないなど、いい面もあるが、軽量ボディに1500cc、そして4ATという組み合わせ。パワー感という面ではもう少しあってもいい気がする。

筆者が気に入らない点が2つ。1つはちょっとアクセルを踏むとガバッとスロットルが開いてしまう点。駐車場などごく低速時に扱いにくいほか、スムーズに発進したいときに神経を使う。
もう1つは、下り坂でブレーキを踏むと、自動的にシフトダウンする点。シフトポジションがDの場合、オーバードライブが勝手にオフになります。それによって、ドライバーの意図と違う減速感とショックが出ます。時速80キロ以上の下り坂でアクセルオフやブレーキオンの際には、予め手元でオーバードライブカット推奨。

試乗:足回り

サスペンションやブレーキ、ステアリングについて。サスペンションはやや固め。このbB、荒れたワインディングや高速道路も試乗してますが、とにかく跳ねます。高速道路の継ぎ目もガタンッ、ビシンッと、まるで一昔前のコンパクトカーに乗っているよう。
ヴィッツのRSというグレードと比較すれば、固さではあっちの方がよっぽど固いが、かっちり感という面では一歩上手。
ステアリングフィールもかっちりしたものではないため、ドライバーが感じる安定感という面ではちょっときつい。

試乗車のbB、タイヤは15インチのポテンザが付いていた。純正ということだが、ディーラーの在庫車を買ったのでオプション品の可能性はある。

ブレーキに関しては、スイッチ的なフィーリング。特に気になるのは、スムーズに停止しようとした際、徐々にブレーキを緩めるのがなかなかうまくできない。クルマが小さいために前後方法の揺れも大きめなので、このブレーキのフィーリングはちょっと気になる。といっても気にしないママさんには全く関係有りません。寧ろ、非常時にブレーキペダルをグッと踏めるかどうかが重要ですね。

エンジンやサスペンションの評価、こんなものはこのトヨタbB、およびダイハツ・クーに関してはどうでもいい点。クルマとしてのコンセプトに全く関係ないのだから。

グレードによってメーター照明が異なる。

凝っている外装デザイン

bBの外装デザインはとても個性的。えぐさ満点で好き嫌いがハッキリ分かれそうなデザイン。新車当時、雑誌の試乗記では「街の景観を損ねるデザイン」などと酷評されていました。

しかし個性的なデザインというのはこれくらいじゃないといけません。人畜無害系のデザインじゃないんですから。bBのボディには逆Rが付いたり複雑な曲面で構成されているので、手の細かさというか質感も感じる。アメリカでそこそこ人気というのもうなずけます。

曲面が複雑ということは、ボディカラーのコントラストが強いと美しい。ということはツヤがいっぱいの濃色がよく似合うはず。フレークの入ったカラーでオールペンすれば質感は最高潮。エアブラシで絵を入れても際立つ。車両コストが比較的安価なbB、手を入れるベース車両としてはコストパフォーマンスがいいと思います。

エクステリアデザインをウリにしたコンパクトカー、日産ならジュークとキューブがあります。ジュークは好き嫌いがハッキリするbBタイプ。逆にキューブは優しげなスタイリッシュで万人受けしやすいタイプと2本立て、です。

トヨタ bB (2代目)

トヨタ

bB (ビービー)

  • 試乗グレード:“Z Qバージョン”
  • ミッション:4AT
  • 新車時価格:170万円

エンジン概要

  • 排気量:1500cc
  • エンジン型式:3SZ-VE

その他概要

  • 型式:QNC20系
  • ボディサイズ:3800/1690/1635mm
  • 車重:1070kg
  • 発売時期:-
  • 新車時価格帯:134万円〜

車両型式

  • QNC20  - 1300cc
  • QNC25 - 1300cc4WD
  • QNC21 - 1500cc
当記事は「ヒラリー」と「桃花」が
お届けさせて頂きます。
ヒラリー男爵桃花

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適合バッテリー

bB(2代目)

QNC20 - 3SZ-VE 1500cc 2005年〜
34B19L

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ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価
ミッション質感 5段階評価
足回りの質感 5段階評価
内装の質感 5段階評価
外装の質感 5段階評価
快適性 5段階評価
コンセプト重視 5段階評価
お買い得度 5段階評価


助手席アンダートレイ。


ドアトリムのカップホルダー。ドアポケットに付くタイプより使いやすい。


インパネ下部につく、イルミネーション付きカップホルダー。少しだけカチャカチャ音がする。


カップホルダー、普段は収納できる。


ナビゲーションを付ける場合はこの部分のパネルが変更になる。


ラゲッジアンダートレイには仕切りが付いていて使いやすい。

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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試乗比較しにくい中古車購入の時こそ、中古車購入時にも役に立つレポートを送り続けて16年。これからもドライな試乗レポートでお楽しみ下さい。