トヨタ・アクア試乗「P3」/すぐ馴染む感触が魅力

自動車購入の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」
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乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2013年記事 トヨタ アクア
著:ヒラリー男爵)

トヨタ・アクア 試乗インプレ「3」

辛口比較・評価評論の試乗レポート、アクア(NHP10)・グレード「S」
当ページは3ページ目です。ディーラーでの試乗時に確認したいことなどを大きく取り上げています。

このページでは「アクアは女性ユーザーにピッタリ?、ラゲッジスペース」などを掲載中。前ページからの続きです。

アクアの内装1アクアの内装2
トヨタ
  • グレード:“S”
  • 型式:NHP10
  • 車両価格:180万円
  • デビュー年:2011年12月〜

※内容は辛口評価です。ディーラーで試乗の際にぜひともチェックしたいポイントなどを掲載中です。

  1. 分割page - アクア試乗「1-1」・ハイブリッドシステムと内装、スイッチ
  2. 分割page - アクア試乗「1-2」・走行感覚と乗り心地、静粛性
  3. このpage - アクア試乗「1-3」・すぐ馴染む運転感覚そして女性ユーザーにピッタリ?
  4. 分割page - アクア試乗「1-4」・燃費やプリウスとの比較、総合評価

マイチェンでキャラクター大変身! 2017年マイナーチェンジ後のアクア

乗ってすぐ馴染む感触が魅力

アクアの魅力の一つが、何も特別なことなく走行できるということ。ハイブリッドだからといって違和感はありません。初めて運転しても、あたかもずっと付き合ってきた愛車のように感じられる

具体的には、普通のガソリン車と同じような感覚で発進加速できる。シフトセレクターだってトヨタ式ハイブリッドのそれじゃなく、一般的な形状。
昼間のドライブならあっちらこっちら車外のノイズが入ってきて、”エンジン止まっているから静か”なんて感じはほとんどない。流石に深夜では静かな発進を感じますが。

シフトパネルとセレクタープリウスのシフトパネルとセレクター

左の画像がアクアのシフトパネル&セレクター。右の画像はお馴染みプリウス。アクアはこの辺りも普通。

アクアそのほかでは、クルマがコンパクトで余計な緊張感がなく、ガラスやAピラーが寝ているのにも関わらず、他車ほど邪魔になりにくい視界、ドライバーズシートに座った時のほどよい包まれ感、余計な事を考えずに切れるステアリングなどなど。日常走行に最適化されているからスペシャリティな雰囲気が希薄な分、気軽に走りやすいんです。

特に女性ユーザーに合わせている部分が多いと感じる(詳しくは後述)ので、女性の方で運転が不慣れな方にもピッタリでしょう。

細かい事をいえばペダルがちょっと内側寄り(中央寄り)にレイアウトされていますが、特別運転しにくいというほどじゃない。ブレーキペダルがちょうどステアリング中央からの延長線上にあるんですが、最近はこんな感じのクルマが増えてます。

至る所が女性ユーザーにぴったり

アクアは女性ユーザーをターゲットに開発された??クルマ全体がそう訴えてます。
シートの作り、ブレーキペダル、サイドブレーキ、ドライビングポジションなどからそう感じる。運転席側にバニティミラーが付くというのもある。

ブレーキペダルは高めの位置にレイアウトされ、フカフカで人工的な反発力。チカラが弱い方でもヒールでも軽く踏める。固くて踏み切れないブレーキなんて意味ありません。
またパニックブレーキ時に助けてくれるブレーキアシスト。これがすぐ介入して効きが強い。訓練していないと最適な急ブレーキはなかなか踏めないモノ。アクアはちょっと素早く踏めばすぐにブレーキ踏み込み量にアシストが掛かる。

そしてサイドブレーキ、かる〜く引けます。ソフトタッチでこんなところも女性向けかなと。

ドライビングポジション

最大にポイントなのがこのドライビングポジション。以下箇条書きで。

  • ペダルレイアウトが「内股」でピッタリ。
  • 「内股」でないとセンターコンソール下部の出っ張りが邪魔。踏ん張れるって位置じゃない。
  • 男性は比較的「外股」。大事な黄金球がありますから。
  • 足を伸ばして「内股」で座れるよう、シート座面先端が上に上がっている。
  • 男性の場合、ステアリングがもっと手前に伸びてこないと足を伸ばしたポジションがとれない。

簡単に言えば、内股で座れる方にピッタリということです。

シートの作り

フロントシート

アクアを運転すると疲れる、腰が痛くなるというハナシを聞いたんだけど、その人は体の大きな男性。いわく、アクア後遺症とか仰ってました(笑)

ではということでシートをチェック。気になるのはシートバックのちょうどベルトが当たる部分が大きく盛り上がっている。して固い。ここにベルトが当たる。

アクアは大きな段差では残像が残るようにドサドサとクルマが揺れる時があるから、ごっついベルトをしていると腰に来るかもしれません。背中下部が盛大にもっこりしてるシートバックよりは座りやすいと思うんだけどね。

それから男性の重さだと、座っているうちにクッション性が悪くなっていく。いやCT200のリアシートよりはマシなんだけど、最適なのは体重60キロくらいまでなのかな。タイムリミットは1時間!

ラゲッジスペースとスペアタイヤ

ラゲッジスペース

アクアはリアシート下にハイブリッド用バッテリーを積んでいるということで、なるほどラゲッジスペースの広さは普通に確保出来ていた。

なにしろアクアが積んでるバッテリーの容量は、プリウスの半分くらいというウワサ(未確認)。そうするとFAX付き電話くらいの大きさだろうか。
ホンダの新しい世代のハイブリッド車、アコードハイブリッドなんてボディ大きくて室内は快適なんだけど、トランクスペースの狭さは閉口もの。アコードではトランクの3分の1くらいをバッテリーが占有

セダン買う人は車室内に荷物を置きたくないでしょ。荷物からガチャガチャ音だってするしね。

参考:ホンダ・アコードハイブリッド

ハナシは戻ってアクアのラゲッジ、決して広くはないから過度の期待は出来ないけれど、軽自動車のラゲッジからすればよほど広い。燃費は重要だけどラゲッジも必要となれば、軽自動車ではなくアクアという選択肢に。N-Boxに設定されるラゲッジの使いやすいグレードなど、価格がけっこう高い。

アクアで気になるのはリアシートを倒した際の段差。そういえばヴィッツではこの段差を埋めるオプションがあったけど、アクアもあるのかな。後日調べます。

スペアタイヤはオプション

グレードにより異なるが基本的にスペアタイヤはオプション。標準はパンク修理キット。
出先でいざパンクという時、女性ユーザーでも気軽に対処できるのはパンク修理材。なかなかスペアタイヤに交換できませんよ。重いし危険だし手は汚れるし。筆者の知る女性では、タイヤ交換のやり方を知っている人はいなかった。クルマいじりが好きな筆者だってもちろんやりたくない。

わざわざスペアタイヤを買う必要があるのか?あまりないけれど、自宅でタイヤローテーションをされる方や、パンク修理材を注入したタイヤをそのまま使いたくない方。実際にパンク修理材を注入したタイヤをそのまま使ったことがあるけど、質感の悪化を感じられるかは微妙かな。

アクアのメーターアクアのドアを開けた写真

”アク”もあるけどまとまっている、ほどよい個性のエクステリア

ボディ前から

ボディデザインに関してはご覧の通り。全高がヴィッツより5センチほど低いから現代のコンパクトカーとしてけっこう低め。ぱっと見はちょっと背が低いコンパクトカー。良くまとまっているので全然普通。

しかしよく見れば全体的にうねりがあって有機的。生物的な感じというのかな、日本車では少数派のタイプですね。あえていえばフランス車っぽいようなアクの強さがあります。

こんなアクアのボディデザインは、どちらかといえば万人受けするタイプじゃないかもしれないけど、かといってものすごく嫌いな人もいなそうな絶妙のバランス。買ってしまえば地味なだけのデザインよりよほど所有満足度は高いハズ。ボディカラーも曲線や造形が際立つ、光でコントラストが強くでるカラーがいいですね。

トヨタ アクア

トヨタ

aqua (アクア)

  • 試乗グレード:“S”
  • ミッション:電気式遊星ギア
  • 年式:2013y
  • 型式:NHP10
  • 新車時価格:180万円

当記事は「ヒラリー男爵」が
お届けさせて頂きます。
ヒラリー男爵

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Aピラーは思いっきり寝ているが、視界はそれなりに良好なのでご安心を。基本的にヴィッツと一緒だから、ヴィッツを運転しても感覚はわかる。

シフトパネル



Lグレードではスペアタイヤが標準。ほどほどに妥協したエコカーというのはスペアタイヤというのを見てもわかる。上位グレードでは10500円のオプション。

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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試乗比較しにくい中古車購入の時こそ、中古車購入時にも役に立つレポートを送り続けて16年。これからもドライな試乗レポートでお楽しみ下さい。