トヨタ・アクア自動車比較・辛口評価の試乗レポート

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乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2013年記事 トヨタ アクア
著:ヒラリー男爵)

アクア・試乗インプレッション「1」

間違いいっぱいの自動車選び。当ページ試乗レポートはトヨタ・アクア(NHP10)・グレード「S」。車両価格は180万円。プリウスよりお手頃価格で買えるハイブリッドカーとして大ヒット中のアクアに試乗しました。

当ホームページでは、試乗時に確認したいポイントを多く取り上げています。クルマを買う時、ディーラーでの試乗は普通ごく短時間。実際の試乗時に確認されると良い買い物が出来るかもしれません。


  1. このpage - アクア試乗「1-1」・ハイブリッドシステムと内装、スイッチ
  2. 分割page - アクア試乗「1-2」・走行感覚と乗り心地、静粛性
  3. 分割page - アクア試乗「1-3」・すぐ馴染む運転感覚そして女性ユーザーにピッタリ?
  4. 分割page - アクア試乗「1-4」・燃費やプリウスとの比較、総合評価
アクアの内装1アクアの内装2
トヨタ
  • グレード:“S”
  • 型式:NHP10
  • 車両価格:180万円
  • デビュー年:2011年12月〜

試乗車概要

試乗車のアクアは2013年式・走行距離は3000キロ。まだ新しい状態である一方で、ちょうど各部が馴染んできた頃のクルマ。
筆者はアクアを運転するのは3回目ですが、まっさらの新車と比較するとサスペンションはかなり馴染んできています。また燃費に関してはもっともっと走ると改善される可能性が高い、そんな状態です。

タイヤは新車時装着タイヤ。重要なタイヤ空気圧は”温間時”で標準値の「F2.3キロ/R2.1キロ」。冷間時にセットする場合と比べ、気持ち低めに設定しました。

アクアのポジションとか

ご存じアクアはエンジン+モーターで走るハイブリッド自動車。プラットフォームはヴィッツということで、簡単にいえばヴィッツハイブリッドです。実際には見える部分は多く変更され差別化されています。

参考:ヴィッツ試乗レポート(P130系)

ポジショニング的にはプリウスより50万円安く買える、プリウスのちょうど一クラス下というポジション。「プリウスの燃費が良いのはわかった!でも高い!」そんな方にアクアはプリウス同等かそれ以上の高燃費が魅力。

アクア、プリウス共に、渋滞中でも燃費が変わらないのはハイブリッド車の大きな魅力です。軽自動車など他のエコカーとは違います。ハイブリッドは、1.チャージして〜。2.ストップして〜。3.加速して〜。信号多くても渋滞中でも、減速時の無駄は最小限。エネルギーとして蓄えます。そしてそのエネルギーを利用して加速。モーター主力で走れちゃう。

慣れると、減速中チャージしないクルマはなんだか無駄のような・・・。そんな感じを受けます。いや無駄があるからこそ人生楽しいわけですが。

アクアの比較対象は何??車両価格を考えると考えると難しい。多岐にわたります。例えばハイブリッド分の金額を引いて考えればヴィッツクラス。例えば燃費を一つの要素として考えればオーリスクラス。また例えば燃費で車両価格の上乗せ分、元を取るということを考えればカローラクラス。そして最大のライバルはプリウスでしょう。

試乗:内装

内装(夜)

アクアはヴィッツがベースだから、内装に多くの期待をしてはいけません。内装は車両価格がそのまま反映される部分。

で、アクア、基本的にはやっぱりヴィッツ。最近のトヨタのコンパクトカーらしいチープさは十分。それでもアクアは車両価格が高いから、いくらハイブリッド車だからいってヴィッツとまんま同じではなく、それなりにがんばったと評価させて頂きます。色使いやダッシュボードデザインで冒険しているけど、そこまで嫌みじゃない。

ヴィッツがコンパクトカーの中で極悪レベルだとすると、アクアは標準レベルといった感じ。

フロントシート

フロントシートシートは小さめでサイドサポートがかっちり。肩はなにもない。座面はペカペカで運転してるうちにクッション性が変化してしまう。男性のサイズ&ウェイトは考えられていないの??ドライビングポジションについては後述。

表皮は縦方向のミゾが入り、モケットのように滑りにくさを演出。では縦方向といえば?シート座面先端が上がっているから、滑る心配無用。よく考えられています。

電装品機能とスイッチ

アクアのスイッチで特徴的な部分をチェック!

ディスプレイの表示を切り替えるエアコンのスイッチ

写真左、ディスプレイの表示を切り替えるのは写真部分にある2つのスイッチ。上のスイッチでモード別燃費なんかを計測できる。下のスイッチで画面全体の切り替えなど。

長押しにも対応し、リセットのほか、メーター照度(明るさ)調整も出来る。時計の調整スイッチと近いから、間違えて押してしまうとやっかい。

写真右、次はエアコンのスイッチ。温度と風量は走行中でも指の感覚で操作できる。使いにくいのは、「AUTO」と「OFF」のスイッチが見ないと押せない。

そして吹き出し口のモード切替スイッチ。筆者は最初、どれだかわからなかった。しかし押して見れば、スイッチ一つで順送りさせる仕組み。

「EV」と「ECOモード」のスイッチ電子音のON-OFF

写真左、シフトパネルの後方に「EV」と「ECOモード」のスイッチがある。アクアのキャラクターを考えればどちらも使用頻度は少なく、押しにくい位置にレイアウトされたのは褒めて良い点。

写真右、ハイブリッドらしさはこの電子エンジン音。停止時からブレーキを離すを鳴り出す。この電子音のON-OFFが可能。アクアはクルマ自体がうるさいから電子音が気になることはあまりないだろう。
室内にいてもプリウスみたいに「電子音がうるさいなぁ」なんてことは少ない。相対的に音が小さく感じる。

試乗:走行感覚(ハイブリッドシステムの加速感)

エンジンルームハイブリッドということを気にせず走れるアクア。それどころかアクセルはとても扱いやすくて気難しさがなし。ノイズさえなければ滑らかに加速できるうえ、微妙なレスポンスだって悪くない。ブレーキに関しては逆。褒められたもんじゃない2代目プリウスのようにスポンジーなタッチ。それ以上に気になる点がいくつかある。

アクアは加速は良くて減速は悪い。パスタに例えれば麺は最高だけどソースは最低。食べたいような食べたくないような・・・。以下どうぞ。

ハイブリッド的な部分

アクアに乗ると、とにかくいろんな音がうるさいのがすぐわかる。走行中、いろんな音がする。インバーターとかバキュームサーボとか。また極低速時からタイヤやシステムの音がゴーゴーガーガー言っているので、ほんと普通にガソリン車みたいな感じだ。スゥ〜と高級感は全くなし

その分、普通に違和感なく走れる。巡航中、エンジンが止まっているかはメーター内の「EV」という表示でわかる。
トヨタ式ハイブリッドならではの、如何に減速時のチャージを増やし、EV走行時間を増やせるか、ゲーム感覚の面白さがある。何も考えずに走るよりドライバーがコントロールする部分が残っていて楽しい。
アクアはバッテリー容量が少ないらしく、バッテリー残量が大きく変動するからなおさらやりがいがある。何も考えなくても普通に走るし、考えて走っても楽しい。一粒で2度美味しいとはまさにこのことでしょう。

動力性能や加速に関して

注目は電子制御スロットルの滑らかさ。発進時も減速時も嫌な衝撃が出にくい。アクセルをジワッと踏み込んでもショックがある車種がどれほど多いことか。アクアなら何も考えずに踏み込んでも、急にアクセルを離しても、ショックはなし
スロットル自体もほどよい早開きで、CVTともATとも違うこの走りやすさ。この点に関してだけは高級車のようにスムーズ。二重丸評価。

アクセルレスポンス、ペダル操作に関する反応だけど、低速時からなかなか良好。モーターのおかげか軽い車体のおかげか、1秒間に2回の微調整といった操作にも応えてくれる。普通なら高回転キープしなくちゃ反応無しが一般的。
反面、絶対的なトルクは不足しているのか、上り坂ではよほど集中していないと速度キープが難しい。軽自動車のようだ。速度が落ちて、エンジンが唸って、その繰り返し。アトキンソンサイクル1500ccは実質1200cc程度のトルクと言われるから、ここは燃費のためだと思って割り切るしかない。

アクアのメーターアクアのドアを開けた写真

意外な長所と短所

ドアノブとスマートキーセンサー

フロントのドアノブの写真。ロックスイッチのセンサーが触れやすい場所にあり反応も悪くない。いろいろ使ってみると、ロックスイッチが上部に付いているより、またドアノブにプッシュスイッチが付いているより、これが最適に思える。

Aピラー

意外な長所。Aピラーが思いっきり寝ているのに、右左折時にあまり視界を妨げない。極細というわけでもないのに。
基本的にヴィッツと一緒。見切りはヴィッツに乗ってもわかる。

ナビゲーションのLEDがまぶしい

意外な短所。純正ナビゲーションのLEDがかなりまぶしい。液晶画面は問題なく消せるんだけど、試乗時、LEDは消し方がわからなかった。

トヨタ アクア

トヨタ

aqua (アクア)

  • 試乗グレード:“S”
  • ミッション:電気式遊星ギア
  • 年式:2013y
  • 型式:NHP10
  • 新車時価格:180万円

エンジン概要

  • 排気量:1500cc+モーター
  • エンジン型式:1NZ-FXE

その他概要

  • ボディサイズ:3995x1695x1445mm
  • 車重:1080kg
  • 発売時期:2011年12月〜
  • 新車時価格帯:169万円〜
当記事は「ヒラリー男爵」が
お届けさせて頂きます。
ヒラリー男爵

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適合バッテリー

アクア

NHP10 - 1NZ-FXE 1500cc 2011年〜
専用タイプ

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ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価

エンジン音はガラガラ。壮大なノイズ。

駆動系質感 5段階評価

神経使わずギクシャクせず。ショックも出ない。

足回りの質感 5段階評価

柔らかめだけど走りやすい。柔らかめだけど乗り心地は悪い。

内装の質感 5段階評価

ヴィッツよりは良くなってます。

外装の質感 5段階評価

全高低くてワイド感ある。押し出しの強さもある。

快適性 5段階評価

静粛性を望むならプリウスをどうぞ。

お買い得度 5段階評価

ハイブリッドとして絶対的には安い。けど、コストパフォーマンスは今後に期待。



各種スイッチ・詳細は本文参照ください。

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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試乗比較しにくい中古車購入の時こそ、中古車購入時にも役に立つレポートを送り続けて16年。これからもドライな試乗レポートでお楽しみ下さい。