スズキ・ワゴンRスティングレー簡単試乗レポP1

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(2010年記事 スズキ ワゴンRスティングレイ
著:元自動車整備士)

ワゴンRスティングレー試乗レポート「1」

簡単な試乗による簡単な試乗レポート、プチインプレッションです。考え込まず第一印象重視でフレッシュな、より一般的な印象を言葉に出来るよう心がけています。試乗内容は限定的。暇つぶし程度にご覧下さいませ。

試乗比較と辛口評価と批評 スズキ自動車の看板モデルとして定着しきっている軽自動車、ワゴンR。その上級グレード(大人向けグレード)として3代目ワゴンRから追加デビューした「スティングレー(STINGRAY)」。
そしてさらに そのスティングレイとしては2代目となるMH23S型。 今回はそんなワゴンRスティングレー・グレード「X」の試乗記をお届けします。


  1. このpage - ワゴンRスティングレー「1-1」・概要と試乗感
  2. 分割page - ワゴンRスティングレー「1-2」・他の軽自動車と比較
スズキ
  • グレード:“X(CVT)”
  • 型式:MH23S
  • 車両価格:1.250.000円
  • デビュー年:-

スティングレーは上級タイプでお高め車両価格

スズキ自動車

ワゴンRにサブネームが付き、まるで別チャンネル兄弟車のように販売されるのがワゴンRスティングレー。通常のワゴンRとスティングレーを比較すれば違いは一目瞭然。ノア&ヴォクシーより大きな違いを感じられます。同格というよりは上級グレードのような扱いだから、内外装の意匠変更だけでなく、装備も充実されています。

車両価格も高めに設定されます。素のワゴンRよりちょっとお高くなった新車時価格はNAモデルで125万円〜ターボモデルで141万円〜。移動の道具とか軽自動車とかと考えればそれなりに割高ですが、最低限の所有満足度を満たしてくれるだけの質感を確保。エクステリアデザインは力強く、インテリアにはツヤ有りパネルが使われ、メーターパネルだって質感アップ。それ以外にもオーナーしかわからないような細部に違いが見受けられます。

わかりやすい部分はコンパクトクラスより立派

売れ筋の軽自動車全般に言えることですが、新車購入ではコンパクトカークラスと価格が被ります。軽自動車とコンパクトクラスを合わせて比較対象として競合させれば、値引きなどの条件面含め非常に迷っちゃう絶妙な価格になります。

例えば、諸費用や値引きも含めると、ワゴンRスティングレーはヴィッツフィットとほとんど同価格。ヴィッツではナビゲーション付けて総額130万円とか。コンパクトカークラスを選択すれば、もちろん年間で何万円かの維持費は増えます。
なんで軽自動車の方が高い??単純に装備や見かけ上の立派さが立派です。スティングレーの方が装備は優れ、パッと見は魅力大。また若々しいイメージではスティングレーに軍配が上がるでしょう。ヴィッツはおばちゃんくさいなんて良く聞きます。軽自動車より道具っぽいってことですか。。。

しかし試乗すればクルマ本来の内容には大きな差があります。いってみればカローラとクラウンぐらいの差があるわけです。こちらの場合は差額200万円。軽自動車vsコンパクトなら購入時の価格帯は一緒。違いはランニングコストですが、筆者的には年々の維持費の差を超えるだけの差があると思っています。

いい変えるとつまり、快適性をとるか装備&イメージを取るか、こういったあたりを含め比較評価して見ます。

素のワゴンRと変わった外観と中身

スティングレーといえばまずはエクステリアデザイン。簡単に言えばここに惹かれればお金を上乗せして払うって事ですね。いくら同じクルマといったところで欲しいものは欲しい。もともと、「損得勘定」を気にするような場合はミライースしかありません。
で、エクステリアの特徴。ちょっと悪びれたフロントヘッドマスクが時代の流行にあわせて作られています。小さいクルマほど強そうに見せる必要があるってどこかのお偉いさんがいっていました。トレンドってやつです。このスティングレーは1代目よりヘッドライトが鋭くなり、そのコンセプトが進化したのがわかります。

全体的には、3代目ワゴンRまで継続してボディー側(Cピラー)に付いているクォーターウィンドウが廃止され、窓は後部座席のドアの一部となっています。これで後部座席の人の乗り降りも楽になりました。ドアの厚みも増し、安全面も考慮されたことだと思われます。

次にスティングレーの室内。室内のお化粧、そして装備面では、スペシャルに商品価値を高める装備が付いています。 センタークラスターが光沢パネルになったり、メーターセットが豪華になったりetc...。

スティングレーセンタークラスター

そして今回のスティングレー、ベースのワゴンRとは見えない部分も差別化されているが多そうなんです。
実は筆者の友人宅では、普通のワゴンRとスティングレーと、2台を所有しているので比較ができるのですが、乗るとスティングレーの方が静粛性が高い。多分、吸音材の使用量が多いと思われます。

センタークラスターインパネのセンタークラスター部分、素のワゴンRはこう。


ワゴンRスティングレーのアンテナワゴンRのアンテナ

これはFMアンテナ部分の画像。左がスティングレー、右がベースグレード。右の方はアンテナはありません。折れちゃっています。木にひっかっけて折っちゃったらしい。

動力性能は?

走行性能としては、まずは、やっぱり動力性能。NAかターボか選べる軽自動車だからこそ、迷う点ですね。

軽自動車全般、例えばダイハツのムーヴやタントもそうですが、ミッションがCVTに変わってから、NAのパワー不足によるストレスが無くなった感じがします。2人乗車でも普通に流れに合わせてスタートが切れます。 一度加速してしまえば、時速70km位までの速度域は、普通に利用範囲内。特に不満を感じず、普通に走れます。また上り坂もあまり苦にならず、これはポイントが高い。

従来の軽自動車NAエンジンでは、ちょっときつい上り坂になればアクセル全開でも加速しないのが当たり前。CVTの採用が増えてパワー感はよほど良くなりました。大排気量エンジンではCVTのロスの大きさがデメリットになりますが、660ccならメリットの方が断然多いと感じます。軽自動車ならCVTの欠点も出にくいハズ。
またワゴンRは前々から、3気筒ならでは粘りの強さ?で、2000回転くらいでも「ちから」を感じましたが、これは今回のモデルでも変わらず。軽自動車にとって2000回転はとっても低回転なんです。
もっともCVTの恩恵により、動力が必要と判断されれば回転数が上がる。「ちから」を感じるのはギヤ比ホールドモードを利用して踏み込んだ場合に限ります。

ミッションがATとなるグレードもありますが、これは業務用の大量購入にあわせた商品。新車時価格はCVTと比べ3万円程度しか安くならないので、高燃費も期待できてスムーズに加速できるCVTがおすすめ。
注)立派なATではCVTよりよほどラクにスムーズに発進でき、思った通りの速度に合わせやすいが、軽自動車レベルのATだとシフトチェンジのたびにショックがあることが多い。

もっとも軽自動車なので、絶対的には遅いことにはかわりありませんが、まずまず出だしもスムーズ。ドライバビリティもムーブやタントより良好。一昔まえの軽自動車と比較すれば、NAエンジンでも十分乗れます。

ターボ付きはどう?

ワゴンRは軽自動車で全高の高い(軽トールワゴン)こともあり、風の強い時などは、強風でハンドルを取られたりクルマ自体が左右に揺れることがあります。いや、よくあります。欧州車あたりから乗り換えればすぐにさを感じます。
なので、もしターボ付きを選んでも、快適に時速100キロ巡航ができるわけではありません。ワゴンRで高速巡航は非常に疲れますし燃費が悪くなってしまう為、基本的にはNAもターボ変わらず街乗り仕様。金銭的な余裕があればターボ、という選択が賢いと思います。

 

使い勝手の向上、商品価値を高める特別な装備を見ると、2代目スティングレーはインパネシフト、使い勝手をさらに増しています。
さらに最上級グレード“TS” にはパドルシフトも装備されており、マニュアルの雰囲気でシフトダウンを楽しみたい方、運転をもっと楽しみたい方には、多少は楽しめます。


試乗、乗り心地は?

前の世代のワゴンRと比べると、足回りから発生する音などはかなり減りました。段差やハンドルを切ったときにゴムブッシュがコトコツいうのはあまり気になりません。ここは非常に嬉しい進歩。

乗り味に関しては簡単に言ってしまえば旧モデルと似たような感じ。グレードにもよると思いますが、やっぱりちょっと固め。乗降位置も高いために体の揺すられ感も強め。 またさすがに軽自動車と言うこともあり、ロードノイズが盛大に入ってくるのも仕方ありません。後部座席に乗っているさらに・・・。このあたり、残念ながら普通車レベルには届いていません。

静かでちょっと高めのタイヤを履けばロードノイズに関しては良くなりますが、そうなるとただでさえ価格が高いこのワゴンRスティングレーが、とんでもない金額になってしまいます。ロードノイズを含む足回りの質感が気になる方は、軽自動車を買うよりコンパクトカーの方がお得です。なんといっても、車両価格も維持費も、満足度と天秤にかければ、そこまで大きく変わるわけではありません。燃費は一緒、大きく違うのは自動車税の約3万円の差というところでしょう。

ただし装備に関しては高級軽自動車の方が上。価格ではなく、クルマとしての中身を取るならコンパクトカー。装備を取るならワゴンRスティングレー。こういった点でコンパクトカーも比較対象に入れ、試乗や現車確認をされると、後悔のないクルマ選びが出来ると思います。

スズキ ワゴンRスティングレー

スズキ自動車

ワゴンR スティングレー

  • 試乗グレード:“X(CVT)”
  • 型式:DBA-MH23S (4代目)
  • 新車時価格:1.250.000円

概要

  • 排気量:660cc
  • エンジン型式:EN07
当記事は「元自動車整備士」が
お届けさせて頂きます。
元自動車整備士

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適合バッテリー

ワゴンRのバッテリー適合詳細


ワゴンR

MH23S - K6A 660cc 2008年〜
38B20L

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国産車バッテリー
ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価
駆動系質感 5段階評価
足回りの質感 5段階評価
内装の質感 5段階評価
外装の質感 5段階評価
快適性 5段階評価
揺すられ感 5段階評価
お買い得度 5段階評価


自発光タイプのメーター。システムオンで挨拶してくれる。


素のワゴンRとの価格差は支払総額で15万円。価格なりに差別化される。写真のナビは社外品。


素のワゴンRはこんな感じ。使用されるパーツ個数が全然違う。
このワゴンRのオーナーはこれとスティングレーを両方所有中。


インパネアッパーボックスは蓋付き。


ワゴンRスティングレーのアンテナ。


素のワゴンRのアンテナ。手で伸ばす。
注:写真のアンテナは折れているのでアンテナ部分はありません。

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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