「スイフト」辛口評価P4/スイフトスポーツ

自動車購入のための試乗比較・メーカー別評価スズキ
自動車試乗比較・評論メンテナンス情報ヘッダー画像
乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2013年記事 スズキ スイフト
著:ヒラリー男爵)

スズキ
  • グレード:“XG”
  • 型式:ZC72S
  • 車両価格:124万円
  • デビュー年:2010年9月

スズキ・スイフト(3代目)試乗レポート「4」

間違いいっぱいの自動車選び・徹底試乗記スイフト。あちこちで評価の高いスズキのコンパクトカー、3代目スイフト(ZC72S)グレードはベーシックながら装備充実の”XG”試乗感想文。

当ページは4ページ目です。「スイフトスポーツ、簡単試乗の感想」を掲載中。


  1. 分割page - スイフト「1-1」・内装評価とエンジン
  2. 分割page - スイフト「1-2」・アクティブな安全性能とステアフィール
  3. 分割page - スイフト「1-3」・同世代コンパクトカー比較
  4. このpage - スイフト「1-4」・スイフトスポーツ感想
スイフト内装(夜間)スイフト内装(昼)

スイフトスポーツについて感じる事「1」

※関連ページ:2014コンパクトカー比較(スポーティグレード編)

※関連ページ:2013〜14コンパクトカー比較(スポーティグレード編)

スイフトのスポーティグレードがスイフトスポーツ・通称スイスポ。
世間ではとっても超特別いいクルマとして認識されています。価格を抑えたコンパクトカーなのに、宇宙レベルのスポーティカーのような過熱気味が素晴らしい!評論家の皆様も大絶賛!!

スイスポはまさに異例なほど良い評価ばっかり!もちろん筆者的にも上級感あるコンパクトカーとして全然良いと思う。でも「スポーティと感じる」部分もあれば「スポーティ?と感じる」部分もある。

エンジンは高回転型、質感も悪くない

スイスポの1600ccエンジンはコンパクトカー離れしたキャラクターの持ち主。加速の速さだけが楽しさじゃないことを教えてくれる。そりゃまっとうなスポーティカーにはかなわないし、そのうえ価格だってそこまで安くはない。楽しさを語る上で重要なMTもオタンコ。
それでも、マイルドな音質で振動も少なめなスイスポのエンジンでは、高回転をキープし続ける事にたいして不快感が少ない
そしてエンジンが持つトルクカーブ。多少負荷の掛かる3速で下から確認すれば、2000回転以下のトルク感は薄く、3000回転ぐらいで速度調整がしやすい一般的なトルク感。そして5000回転を境にトルクが盛り上がる。平たく言えば5000回転から加速が強まるわけだ。少しだが音質も変わる。

5000回転以下で走っていれば、ジェントルだけどただの小排気量エンジン。5000回転以上を使う方なら「おお〜!」と笑顔になっちゃうキャラクターの持ち主です。

大きな段差で固い足回り

スイスポの内装2スイスポの内装

一般道でも走行するにはちょっとばかり足回りが固すぎやしねーかい?と感じちゃう。路面が荒れていたり宴席使うサーキットに持ち込むにしてもなんとなく不安。
乗り心地が悪いと言っても、3人乗車などなら、一般的な舗装路では細かなゴツゴツは気になるほどではなく、寧ろ「スズキ・スプラッシュ」の方がゴツゴツ固い。でも1人乗車で山道にいけばやっぱり固さを感じる。

たしかショックアブソーバーにはテネコ製のモンローショックが使われているんだっけ?でもこれ、ガス圧強すぎでダンパーじゃなくてただの棒っすよ??トヨタのなんちゃってビルシュタインと一緒でスズキのはなんちゃってモンローなのか??

だったらガスを抜いちゃえばいいじゃん。ということでネットを検索してみると、やっぱりいらっしゃいました。穴を開けてガス抜いて溶接していらっしゃいます。「スイスポ・ショック・ガス抜き」などで検索してみて下さい。

追記:総走行距離12000kmほどの車体に大人3人乗車したら、ちょっと印象が変わりました。そこそこのストローク感あり、ショックの伸び側減衰力も感じられて全然いい感じに。わかっちゃいるけど初期の馴染みや乗車人数、ガソリン残量、クルマの印象が変わります。

スイフトスポーツについて感じる事「2」

MTのフィールは商用車のよう

スイスポのシフトノブスイスポの気になる点はもう一つ、MTのフィーリングが今一歩で、どうにもこうにもオモチャ感覚が強い。ストロークが長くグニャグニャで、昔の乗用車向けMTのような感触。どんな時でも軽いチカラでスコスコ入っちゃうから、回転数があった感触を感じ取りにくい。趣味用という面では楽しさは薄い。

これはイコール=ラクに操作できるMTということもできる。スイスポをスポーティだと思わなければ、ショックも少なく気軽に運転出来るミッションと評価。実用性が高く門戸が広いのは入門用MTモデルとして妥協するしかないのかな。

6MTだからバックは注意が必要。バックギヤに入れるためには、シフトノブ下のリングを引き上げて6速のあたりに操作します。

参考:MTをスムーズそして楽しく操作する基本

スイスポのペダルクラッチペダルだって軽い。軽いのは良い点だけどストロークが無駄に長い。だからやけに手前で繋がり、お世辞にもスポーティな雰囲気じゃない。ペダルを完全にリリースする直前辺りに半クラッチがある。
メリットはエンストしにくいことだと思うからガマンするしかないかな。あっ、エンスト=エンジンストールだっけ。故障でストップするのとは違います。

このクラッチペダル特性に合わせてポジションを取るにはシート位置を足が届くギリギリまで下げると良いかもしれない。いやそれしかないと思います。これならアルファロメオの方が扱いやすいと思うほど、個人差というレベルを超えてクセがある。

シフト・クラッチ、個人的には扱いやすいと思わなかった。初めてスイスポに試乗した時、期待が大きかった分、肩すかしを食らったような感じでした。操作系が体に馴染むまで運転して、ホントの評価はその後ですね。


ご参考までにスイスポにちょっと予算を追加すれば、「ホンダ・CR-Z」が買えます。こちら、純粋なハッチバッククーペでハイブリッドでモーターのおまけ付き。電池の価格を抜けば同じようなもの。取得税の減税ありなしの差もある。スイスポとCR-Z、迷います。
参考:CR-Z(購入と売却についても含む)

4枚ドア付きコンパクトカーでいえば「ヴィッツG's」なんていうのもあります。1500ccのヴィッツに良質なサスペンションを装着したモデルで、乗り心地の質感やハンドルの切りやすさはかなり良し!内装の質感なんかは到底スイスポに及ばないけれど、ヴィッツにはリアシートも最低限使えるだけのスペースがある。お値段は190万円程度。個性的なエクステリアも付いてくる。試乗評価は下のコーナーよりどうぞ。

スイスポに対抗できるコンパクトはこれ。だけど高い

他の質感高いサスペンションを持つコンパクトカーは、「VitzのRS・G's仕様」このヴィッツG'sはTRDのサスが付いている事もあり、トヨタ車とは思えない動き方が心地良い
(素のRSは宇宙ワーストレベル。お気を付け下さい)

アフターパーツだから寿命や美味しい部分の賞味期限という部分で不安あれど、このヴィッツはスイフトと甲乙付けがたい。リアシートがまだ実用的というメリットもある。リアタイヤを滑らせてみてもタイヤの接地感が安定しているなど気持ち良い部分もあるが、車両価格は200万円弱と、もう少しで素のスイフト2台分になってしまうほど。それでいて内装は非常にチープ。
参考:ヴィッツG's・5MT試乗レポート

スポーティモデルとして最低限の加速力も欲しいならコルト・ラリーアート。素のモデルからサスペンションを固くして、外観を意匠変更しただけのなんちゃってスポーティグレードとは違います。

ドア開口部にスポット溶接追加など手を入れられ、エンジンはターボで武装。特別速くはないけど踏み続けられる場所ではびっくりするほど速度がでる。
足回りは良い動きをするフロントショックに渋くてつっぱるだけのリアサスペンション。乗り心地を考えるとコルトも実質二人乗り。走りは特に低速コーナーで低レベル。室内はスイフト同様に上質感を重視したデザイン。
参考:コルトラリーアート・5MT試乗レポート

スイフトメーター(夜間)スイフトメーター(昼)

比較評価総合

スイフトは一クラス上のCセグメントと比較しても、乗り心地の質感という面ではけっして負けておらず、ここが最大の特徴であって長所

ただし、このクラスでこの価格(122万円)で全てを求めるのは無理というモノで、実質2人乗りという大きな短所も持つ。

リアシート使わなければ圧倒的にお得なお買い物

実質2人乗り、通勤用セカンドカー需要などでドライバー1人乗車がメインなら全く短所にならない。リアドアがあるからクーペより荷物が入れやすくて楽だと、評価さえできるほど。
逆にセカンドカーといってもママさんが利用する分には、チャイルドシートをリアシートに着けて、お子様をだっこして乗せて降ろしては非常に苦労することが想像出来る。

筆者ヒラリー、スイフトでは試していないけど、子供の頭をぶつける心配のあるクルマは神経使って苦手。ママさんだったらフィットとかヴィッツとか、できればそれ以上、もう一回り大きいクルマをおすすめ。お子様の荷物だってバカにならないし、車内でおむつを替えることもあるでしょうから。
さらにもうちょっと大きくなれば、子供の友達を乗せる機会も出てくる。こうなるとノア・ヴォクシーだって不満という意見が多い。

ということでスイフト、クルマ自体は124万円という価格を超える魅力を持つ。外車だとしたら200万円のプライスタグを付けていても驚かない(これなら買わないけど)。小さくても一生懸命作られたクルマが良いと思う方にぜひ!

このリアシートを使うなら正当派スポーティでも大差なし

スイフトのリアシートが我慢できるなら、もっと本格的なスポーティモデルだって候補にして良いと思う。そうすれば、所有する満足度だって感じられます。

スズキ スイフト (3代目)

スズキ自動車

swift (スイフト) テストモデル

  • グレード:“XG”
  • 型式:ZC72S (3代目)
  • 年式:2012y
  • ミッション:CVT
  • 新車時価格:124万円

当記事は「ヒラリー男爵」がお届けします
ヒラリー男爵

系列サービスでご紹介中!

「自動車保険一括見積り」の比較。見積もりはメールか郵送で安心。
保険一括見積りサービスの比較サイト

系列サービスでご紹介中!

法人、個人事業主の「ETCカード」。複数枚契約が可能。審査無し?
セディナなど法人ETCカード

インターネットでバッテリー価格を確認
国産車バッテリー

スイスポの内装
スイスポのシフトノブ
スイスポのペダル
スイフトスポーツの室内。ハンドル、シフトノブ、ペダルレイアウト。



ライト消灯の時のメーター(上)。ライト点灯時のメーター(下)。


秀逸?チョロQ的?子供チック?個性的だがおかしくはないと思う。


辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

仕事柄ホンネを書けない?自動車評論家さま。対して閲覧ユーザー減少が怖い私達ウェブ制作者。
私達はアクセスしていただくために、ユーザー様のお役に立てることを優先します。

自動車のイメージ
長所短所を明確に、辛口評価(言いたい放題)
中古車購入にも役立つ自動車評価評論・試乗レポート。同価格帯で5段階評価。
「エンジン質感」「駆動系質感」「足回り質感」「内装質感」「外装質感」
「快適性」「コストパフォーマンス」

総合サイトマップ 間違いいっぱいの自動車選び http://car.oka-hero.co.uk/ 当サイト記事の転載を禁じます。

試乗比較しにくい中古車購入の時こそ、中古車購入時にも役に立つレポートを送り続けて16年。これからもドライな試乗レポートでお楽しみ下さい。