レガシィ(ワゴン)試乗P1・自動車比較評価

自動車購入の試乗比較、中古車選びにも・スバル
自動車試乗比較・評論メンテナンス情報ヘッダー画像
乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2012年記事 スバル
レガシィツーリングワゴン 著:元自動車整備士)

スバル・レガシィ(ワゴン2500cc)・試乗レポート「1」

当ページで取り上げているのは、5代目となるスバル・レガシィ(BR9)。グレードは「2.5i」ベーシックな低価格グレード。日本での発売前、ニューヨークのオートショーでそのプロトタイプが公開され、スバルらしからぬデザインとボリューム感、そして割安なお値段設定で、これはレガシィではない!なんていわれたクルマです。

スバル
  • グレード:“2.5i”
  • 型式:BR9
  • 車両価格:約230万円
  • デビュー年:2009年〜
  1. このpage - レガシィワゴン「1-1」・試乗感、基本page
  2. 分割page - レガシィワゴン「1-2」・スバルらしからぬお得な車両価格が魅力
  3. 分割page - レガシィワゴン「1-3」・特徴やイメージ、ライバル比較

簡単試乗です。詳しい内容はございません。それでもセダンB4はこちら!レガシィB4GT・DIT試乗記

このページは簡単な試乗による簡単な試乗レポート、プチインプレッションです

第一印象重視でより一般的な表現を心がけています。試乗内容は限定的。暇つぶし程度にご覧下さいませ。

今回もラインナップされるツーリングワゴン

スバル

レガシィは本来、ほどほどコンパクトなボディサイズに質実剛健なデザイン、そしてライバルより若干割高な価格設定がスバル戦略!それがレガシィの王道。そのぶん走行性能にはこだわっていたわけです。

元祖グランドツーリングワゴン(ステーションワゴン)というブームを巻き起こしたレガシィ。ワゴン全滅の中で生き残りをかけ今回も登場しています。
昨今、コンパクトカー、ミニバン、軽自動車が圧倒的なシェアになっている中、5代目レガシィではボディとエンジンを拡大しプレミアム感を向上、またアルミボンネットフードなどを廃止するなどデチューンもありますが、割安感を感じさせる価格で登場となりました。 (トヨタの影響か?)

背の高いミニバン系は嫌だ。セダンも嫌だ。そういった時の貴重な選択肢としてステーションワゴンは重要だと思います。スーツで乗ってもおかしくない、それでいてプライベート感もある。そして、そうした今の生活を変えずに新型車を選べる。ワゴンボディがラインナップされること。それがレガシィの存在価値の一つでしょう。

レガシィの室内、質感や広さについて

ドライバーの視点から

今回のBR9型レガシィツーリングワゴンのボディサイズ
4775/1780/1535mm

間違いなくDセグメントサイズです。室内だって車体自体が大きくなった分、広々とした感じを受けるようになりました。

室内幅はすべてのグレードで従来比10mm大きく。センターコンソールの幅も大きくなり、運転席と助手席との間隔がはなれたという印象は、先代(4代目)レガシィに乗られていた方にはすぐわかるでしょう。 これで男性2人乗車でも快適性は大幅向上!

広くなったリアシート

ボディサイズが全長全幅ともに大きくなり、より長く取られたホイールベースのおかげで、後部座席も広く感じられるようになりました。試乗の際、リアシートで30分ほどのドライブも体験しましたが、やはり広々としていて狭さは感じられません。レガシィと限定すれば、リアシートの足下は劇的に広くなった。

いつの時代も安くて広いクルマというのは受けがいい。レガシィもこの点はきっと評価されるはず(特にアメリカ市場)。先代レガシィとの比較では特にリアシートの居住性拡大がポイント、4代目レガシィまでがいかに狭かったかの証拠になっちゃいました。

いくらレガシィがドライバー優先といったところで、この車室内の広さはうれしいトピックス。特に横幅が広くなりこれはユーザーが抱く高級感に直結。快適なスペースがあってこそゆったり運転できます。エンジンは低回転を使って優雅に走りたくなるこの余裕、燃費性能にも安全性にも貢献

内装質感について

内装のデザインは、一言でいえばアニメデザイン。いわいるガンダムチックというやつです。最近はこういうのをアニメデザインというそうですが、日本原点のデザインかもしれません。

如何にもスバルらしいインパネのデザインはシャア専用レガシィなんて期待してしまうイメージ。直線多様の内装パーツと、隅まで角々しい作り、シンプルすぎるシルバーパーツ、これらが奏でるオーケストラは微妙に安っぽい。ぱっと見でも少なくても高級ではありません。
またドアパネル(ドア内張)のチープ差は代々レガシィと一緒。こちらは期待通り。現在の所、無骨なデザインと低い質感はスバルのアイデンティティとなっております。

なお、スバルでは上級車種らしく、スイッチはたくさん。スイッチがいっぱい付くと高級に見えちゃったり。機能豊富というよりなによりも、とりあえず立派に見えます。質感の良さではなく、イメージ的な高級感て感じで。

追記:内装の質感は後からでたインプレッサと大差なし。メーター周りはレガシィの方が立派な気がする。

レガシィに試乗してみて

生い立ちと割安感についてで記事の大半が過ぎてしまいましたが、次は試乗してみての感想です。スバルのディーラーは長い時間、試乗させてくれます。
なにしろお得なだけじゃ、クルマ好きはクルマを買いませんからね。

全体的には、走行性能どうこうよりも、快適性が高まったのが好印象。エンジンは4気筒にも関わらず、水平対向の嫌な音はますます消えて、また水平対向ならではのショートストロークエンジンでもトルク感は問題なし。排気量が増えた恩恵でしょう。

基本的には、レガシィ独特のボディ剛性感は薄れ、足回りも柔らかめ。でも通常のセダンB4・2500ccグレードだと、柔らかめとはいえ”快適とはいえない”乗り心地。サスペンションの動きが渋いんです。もちろん、ガチャガチャいうわけではありませんが、渋いショック+固いボディの組み合わせだと、乗り心地は悪くなる傾向があります。

車重が重ければショックの粗を隠しやすい訳ですが、例えばトヨタのフルサイズミニバン、アルファードなんかは重量があっても渋いショックそのまんまという感じで乗り心地最悪。なので一概に言い切れるわけじゃないみたいです。

スポーツ性という面では、レガシィならでは安定性がより磨かれ、ゆったりとした動きに。こういえば聞こえはいいですが、特別良いモノではなく、短時間の試乗では特別印象に残るモノではなかった。ちょっとハンドル握ってみた感想では、「ミニバンと比べれば良い足とスポーティ感」 と評価させていただきます。

同サイズのプレミアムセダンと比較すれば、「全然いいね!」というわけでもありません。同クラス同価格帯のクルマと比較すれば、普通です。 4台目レガシィ(先代)の時のような感動はありません。

純正ビルシュタインのグレードでこそ、足回りについては比較をしたいと思います。

CVTについて

試乗しておもしろかったのが全車種標準装備(MT車を除く)のCVTパドルシフト。今さら感がありますが、使ってみたらやみつきになる感じ。スバルはプレオの時代からこの7段に選択出来るCVTを提供しており、歴史があります。変速フィールは唐突すぎず鈍すぎず、いい感じです。

そして新開発のCVTは、燃費向上はもちろん、コンパクト化を図り、全席の足下のスペースを広くしているのが実感できます(知っているから気になるポイイント)。

いくら良いCVTといっても、所詮CVT。よくできた多段ATほど良くはないです。人間の感覚とずれがあるという欠点はどうしても残っています。レガシィセダンのDITなど一部グレードには、「ステップATモード」というのが用意されています。こちらは完全に??速度に合わせてエンジン回転数が上下するモード。これが選択使用できます。このベースグレードにも、ステップATモードがあったら良かったのに。そしたら筆者、購入していたかもしれません。

好感度高いブレーキフィール

ブレーキについて、これは相変わらずスバルらしいブレーキ。国産車全般でブレーキに対するのレベルが上がったため、レガシィだけが特別なわけではありませんが、扱いやすさは相変わらずレガシィといったところ。ほどほどに高いペダル剛性がいい。そしてリアのブレーキがしっかり効くために、フロントノーズダイブも少なめ。

ABSの介入は遅めで、個人的には好感度大。例えばトヨタ車などでは速度や路面によって、全くスキール音もしない状態でABSが働きます。もちろんタイヤ銘柄にもよりますが、そういったセッティングが基本なのでしょう。
レガシィではタイヤが路面に食い込む音、クゥ〜という音がしてこそタイヤが目一杯働いている気がする。

最後の最後だけABSに介入して欲しいのならレガシィかインプレッサのスポーツグレードがオススメ。インプレッサなんかだと多少の滑りは許容するようにも感じ、積極的な旋回ブレーキなんかも使いやすく感じます。ディーラー試乗レベルの速度域でも、ズズッとかキキッとブレーキする感覚を体感できると思います。


かっこいいのか悪いのか?色数が多く使われる夜間の車内。(最近はレガシィに限らずカラフルなメーター多し)

レガシィの装備内容など

今回の5代目レガシィ、装備や技術的には特出して目新しい部分はありません。スバルという小さな企業のため、クルマの多くがキャリーオーバーで細部を磨け上げる方式というのは仕方のないところ。これはよくいわれます。やはり新エンジンや新プラットフォーム、新技術はお金掛かるみたい。

装備的には普通に充実し、同価格帯のミニバンと比較すればかなり充実。直接のライバルとなるミドルクラスセダンと比較しても、「横滑り防止装置」や、「電磁式パーキングブレーキ」など充実した標準装備は素晴らしい。
デビュー当時の感覚では、ボディサイズ、装備、両面からコストパフォーマンスに優れているのがわかります。ただコストパフォーマンスという点では、競合他車に追いつかれ、追い抜かれるものですから、ご注意下さいませ。

また、レガシィ伝統のビルシュタイン製のダンパーが付くグレードは、NAもターボもSパッケージという1番お値段の高いグレードのみの設定となります。
ここは残念なところですから気になればアフターマーケットで良質な車高調を探すしかありません。ベースグレードの乗り心地はレガシィらしいイメージのモノではなく、パカパカ&バタバタです。

追記:

モデル途中で登場となった2000cc直噴ターボ搭載新グレード、「DIT」というグレードでもビルシュタイン製ショックアブソーバーが付きます。試乗レポートはこちら。レガシィセダンDIT

スバル レガシィ (ワゴン)

スバル

legacy (レガシィ)

  • 試乗グレード:“2.5i”
  • 年式:2012y
  • 型式:BR9(5代目)
  • 新車時価格:約230万円

エンジン概要

  • 形式:EJ25(水平対向4気筒)
  • 排気量:2500cc

概要

  • ボディサイズ:4775/1780/1535mm
  • ワゴン価格:236万円程度〜
  • セダン価格:220万円〜
  • 発売開始時期:2009年〜

レガシィのモデル別の違いや比較
その他の概要はリンク先で掲載中。

当記事は「元自動車整備士)」が
お届けさせて頂きます。
元自動車整備士

系列サービスでご紹介中!

「自動車保険一括見積り」の比較。見積もりはメールか郵送で安心。
保険一括見積りサービスの比較サイト

系列サービスでご紹介中!

法人、個人事業主の「ETCカード」。複数枚契約が可能。審査無し?
セディナなど法人ETCカード

適合バッテリー

レガシィB4のバッテリー適合詳細

レガシィワゴンのバッテリー適合詳細


レガシィツーリングワゴン

BR9 - EJ25 2500cc 2009年〜
80D23R


レガシィB4

BP5 - EJ20 2000cc 2003年〜
50D20L

インターネットでバッテリー価格を確認
国産車バッテリー
ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価
駆動系質感 5段階評価
足回りの質感 5段階評価
内装の質感 5段階評価
外装の質感 5段階評価
快適性 5段階評価
パッケージング 5段階評価
お買い得度 5段階評価


メーター回りは上質。2.5iL以上でこの自発光タイプ。


最廉価グレードでは必要最小限のメーターとなる。


ドリンクホルダーに蓋が付くのは良い。レクサスCT200には蓋がないので上級装備かもしれない。


ナビ+オーディオ+エアコン。エアコン操作パネルの位置が低い。


ステアリングスイッチの押し心地は特別悪くはない。引っかかることもない。


シフトセレクター、トヨタ車と比較すると剛性感が少なめ。実際に使う分には固いよりは柔らかい方が使いやすいと思う。

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

仕事柄ホンネを書けない?自動車評論家さま。対して閲覧ユーザー減少が怖い私達ウェブ制作者。
私達はアクセスしていただくために、ユーザー様のお役に立てることを優先します。

自動車のイメージ
長所短所を明確に、辛口評価(言いたい放題)
中古車購入にも役立つ自動車評価評論・試乗レポート。同価格帯で5段階評価。
「エンジン質感」「駆動系質感」「足回り質感」「内装質感」「外装質感」
「快適性」「コストパフォーマンス」

総合サイトマップ 間違いいっぱいの自動車選び http://car.oka-hero.co.uk/ 当サイト記事の転載を禁じます。

試乗比較しにくい中古車購入の時こそ、中古車購入時にも役に立つレポートを送り続けて16年。これからもドライな試乗レポートでお楽しみ下さい。