ラフェスタハイウェイスターP2・ライバルやプレマシー比較

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(2012年記事 日産
ラフェスタハイウェイスター 著:ヒラリー男爵)

日産
  • グレード:“ハイウェイスター”
  • 型式:CWEFWN
  • 車両価格:210万円
  • デビュー年:2011年〜

ラフェスタハイウェイスター・試乗インプレ「2」

今回の辛口比較・評価評論のターゲット車は、”日産”のラフェスタ・ハイウェイスター。日産が販売しますが、中身はマツダのプレマシー。プレマシーを日産流にお化粧直ししたモデルです。前ページからの続きになります。

当ページは2ページ目です。「ウィッシュやストリーム比較、元祖プレマシー」などを掲載しています。


  1. 分割page - ラフェスタ試乗「1-1」・試乗詳細レポート
  2. このpage - ラフェスタ試乗「1-2」・ウィッシュやストリーム比較など

OEM元となるマツダ・プレマシーは徹底試乗レポートをお届け中! / マツダ・プレマシー試乗記

新車時の車両価格(2013)

ラフェスタハイウェイスターは2013年のマイナーチェンジで、新しいエンジンとミッションを搭載した模様。日産のホームページでは詳しい説明等がないため、正確にはわかりませんが、プレマシー同様、いわゆる「スカイアクティブ」と呼ばれる新しい2000ccのガソリンエンジンと6ATが搭載されたと思われます。
(ラフェスタのエンジンヘッドカバーには「NISSAN」のロゴがデザインされているらしい)

これにより車両価格は上がったもののプレマシーのネガティブな部分が改善されたと思います。また従来からのグレードも残り、こちらはお値段変わらずとうれしい設定です。

  • ハイウェイスターG スプレモ ・・・ 249万円(6AT)
  • ハイウェイスターG ・・・ 223万円(6AT)
  • ハイウェイスター ・・・ 214万円(6AT)
  • ハイウェイスター Jパッケージ ・・・ 199万円(5AT)

これ以外には4WDのグレードが二つ用意されます。4WDは変わらず旧来からの4ATそのまま。また特別仕様車だった「スプレモ」がカタロググレードに昇格しました。好評だったのかな。

スカイアクティブ搭載グレード(プレマシー)について

プレマシー外装プレマシー内装

ラフェスタハイウェイスターの元となるプレマシーでは、2015年式のスカイアクティブ搭載グレードに試乗し、試乗感をまとめています。

エンジン&ミッションが変わり、また当記事にまとめている初期型とはサスペンションの質感も変わり、内外装デザイン以外は別物となっています。
試乗した感想を端的にまとめれば、「今までの弱点が長所に変わり、長所は短所に変わった!」みたいな。

エンジンの質感向上はかなりのレベルで、このクラスとしては振動少なめ。音もガサツじゃない。一方でサスペンションは固く、特にリヤは動きにくく、普通の国産車っぽい乗り味に。
小さなお子様がいらっしゃるファミリー向けというよりドライバー向けとなったこのあたり、小さいロール感を好むユーザーがアクティブに走行されるなら、お好みに合うんじゃないかと。

詳しくはプレマシー(スカイアクティブ)のコーナーでぜひ。
参考:プレマシー(20Cスカイアクティブ・CWF型)試乗レポート

ライバルは?

ラフェスタハイウェイスターのライバルはプレマシーはもちろん、素のラフェスタ、トヨタのウィッシュ、アイシス、ホンダのストリーム。これらが同様のコンセプトで作られた低高ミニサイズミニバン。略してコンパクトミニミニバン。(ちなみにヴォクシーやセレナなどは普通にミニミニバン)。

価格的には、セレナ、ヴォクシー、ノア、ステップワゴンなどの低価格グレードもかぶりますので、競合車になります。デザインが嫌いでなければ、使い勝手はバンとしてまっとうに開発されたミニミニバンの方が優れます。特に3列目の居住性は素のラフェスタよりもマシとはいえ、ラフェスタハイウェイスターではかなり厳しい。できれば背が高いミニバンも試乗してから決めた方がいいです。

ウィッシュ&ストリーム&プレマシーとの比較を下記に記載します。

ライバル比較:ウィッシュ&アイシス

このジャンルで最も人気なトヨタ・ウィッシュと比較すれば、ラフェスタハイウェイスターの方が大きくて立派。基本的な内容もいいはず。ところがウィッシュは小さくも立派に見えるデザインで車格は同等。なおかつエンジンもウィッシュは1800ccがメインになりますが、実際の加速ではウィッシュの方が速い感じ。

またラフェスタハイウェイスターにはアイドリングストップが付き、ウィッシュにはありませんが、元の燃費性能でウィッシュが勝っているので、そんなに差は無いはず。
(プレマシー対ウィッシュでテストした結果では、ウィッシュの方が燃費1.5倍近く良い。)

ということは、ウィッシュなら1800ccで同等。価格は20万円ほど安く、つまりウィッシュだと安く買えます。気になるのは装備面ですが、サイド&カーテンエアバッグなどウィッシュの方が優れている装備も多く、圧倒的に安いという結論になります。

ただし、ウィッシュにはスライドドアがありません。そこで登場するのは「トヨタ・アイシス」。こちらお値段はラフェスタハイウェイスターとほぼ同等。そしてクルマの内容はウィッシュと共通。(アイシスとウィッシュはだいたい兄弟車)。ということは、要するにスライドドアだと価格が高いのかもしれません。

外装デザインは非常におとなしめで、さらに内装もノーブルなデザインで落ち着いた色合い。そのため、外装が装飾されたラフェスタハイウェイスターとは、実はライバル関係ではないのかもしれません。

参考:ウィッシュ(2代目1800cc)試乗レポート / アイシス(2000cc)試乗レポート

ちなみにウィッシュ&アイシス、ベースは古いカローラ。例え3ナンバーのグレードでも、基本設計は横幅狭い5ナンバー。スペース的にも走行性能的にも横幅広いラフェスタの方が余裕。ウィッシュ&アイシスは運転すると様々な欠点が目立ちます。
ステアリングのしっとり感と高級な感覚、全体的な静粛性、2列シート足下の広さはウィッシュ&アイシスの勝ち

実際の横幅

左右ドアミラー間の距離を比較すると、ラフェスタ1985ミリ、ウィッシュ1980ミリ。カタログ上のボディ横幅にはドアミラーは含まれないため、実際の横幅はこの数値。
(全幅カタログ値は、ラフェスタ1750ミリ、ウィッシュ1695〜1720ミリ)。
プレマシーの室内横幅は広くて快適。走りも一枚上手。しかし狭い道での取り回しには違いなし。逆にバックで寄せる場合はボディラインに合わせて寄せれば、ミラーの存在を気にしなくて良いという優れた点があります。

ウィッシュとプレマシー

写真はウィッシュとプレマシーを並べた時の写真。プレマシーの方が横幅大きく見え、逆にウィッシュは腰高。でもミラーからミラーの幅はほとんど一緒。

ライバル比較:ストリーム

クルマの内容で勝負すれば、相手はやっぱりストリーム。ウィッシュ&アイシスは2クラス下のような走行感覚ですから。ストリームはこのクラスで最もバランスのいい乗り心地を持ち、質感さえ感じさせてくれる場面もあるくらい。

ラフェスタハイウェイスターとの比較では、乗り心地のしなやかさとコーナーリングのバランスでほんの少しストリームが勝ち。エンジンのスムーズさでは断然ストリームの勝ち。燃費でも少しだけストリームの勝ち。日常から峠道までの運転しやすさで互角。ブレーキの扱いやすさでラフェスタの勝ち。横幅の余裕と大きめシートでラフェスタの勝ち。圧倒的な違い、スライドドアの利便性を抜けばホントいい勝負のこの2台。

総合的には、基本が5ナンバーサイズとなるストリームより、ラフェスタハイウェイスターの方がボディが大きく、基本的な要素で比較すればラフェスタハイウェイスターの方が一枚上手。やはり広い横幅で設計されたクルマの方がメリットが多いです。
運転席と助手席の距離(カップルディスタンス)が広いし、フロントウインドの横幅も大きい。ラフェスタの方が1クラス上の車格に感じます。

左右ドアミラー間の距離を比較すると、ラフェスタ1985mm、ストリーム1930mm。プレマシーの方が1クラス分大きい。カタログ上のボディ横幅にはドアミラーは含まれないため、実際の横幅はこの数値になります。

ストリームがとても優れている点

ラフェスタハイウェイスターだけでなく、他の自動車比較でストリームがとても優れている点が2つある。それは”回した時のフィーリングの良いステアリング”と、”ドアを閉める音”。特にアブソルートは抜群。ちょっと試乗すればすぐわかる。お得感が売りのストリームだが、優れている点がちゃんとある点はおおいに評価したいポイント。

※モデル途中から販売グレードが上級グレードのみになり、お得感は減っています。

価格比較など

車両価格はストリームの方が20万円以上安いグレードがあります。またナビ付きで200万円というグレードも。下位グレードベースの特別仕様車では豪華装備は充実していませんが、ディスチャージヘッドライトなど付いてこの価格ですから、お得感は高くオススメ。もちろんストリームの方がかなり安く買えますが、スライドドアではありません

面白いことに、ストリームにはハイウェイスターのような、横型メッキグリルがオプションで用意されています。そしてこれをつけるとなんだかんだで似たようなフロントデザインに。ローハイトミニバンとかハイトワゴンとか呼ばれるジャンルで元々のデザインシルエットが近いうえに、光り物に視点が集中するからでしょう。

参考:ストリーム(2代目RM6-RSZ)試乗レポート

マツダ車ゆえの欠点もそのまま

ラフェスタハイウェイスターにはアイドリングストップが付きますが、当然マツダのi-STOPそのまま。つまり長所も欠点もそのままな訳ですが、残念ながらいまいち使いやすいモノではない。それは停止中、結構強くブレーキを踏んでいないとエンジンは止まりません。

停止するとき、止まる直前にブレーキを緩めたりもしますが、そんな事やっていると、場合によっては一旦エンジンがストップしてまた始動する場合も。i-STOPでは、かっくんと停止して強くブレーキを踏み続けるのが正しい使い方です。停止中、決して気が緩まないようにしっかりとブレーキを踏んで下さい。
(マツダでは改良されている車種もあるとの事)

またミッションとなるオートマですが、5ATとなり、4ATでないのは燃費の面でも安心ですが、ミッションが冷えている時のシフトショックはちょっと大きめ。チョイノリが多い人だと気になるかもしれません。
(モデル途中のマイナーチェンジで、新しい6ATがラインナップ!)

それからもう一つ、わたくし筆者ヒラリー、どうしても許せない部分があります。
それは、ウインカーの音。他のモデルでもここを欠点として上げている車種もありますが、ラフェスタハイウェイスターもそう。耳障りな音なのでウインカーを出したくありません。
音はダイハツの軽自動車と近いモノ。ペコン、ペコンと鳴ります。あ、スズキの音よりはマシですが・・・。

元祖プレマシーと比較すると・・・

マツダプレマシーとの違いは外装デザインとステアリング、それから日本各地のディーラーの数といったところでしょうか。エクステリアデザインで立派なのはラフェスタハイウェイスター。いかにも日産!といえるメッキグリルが付いていたりします。これぞ日産ブランドといえるキャラクターですね。わかりやすい。

また日本各地でのディーラー数。正確にはわかりませんが日産ディーラーの方が数多く存在していると思います。旅行先とかでも地方のディーラーの数で勝るのが日産。だからお出かけ先でもしもの時も安心感は高いかもしれない。

ということで、メリットはよくわかった。では価格は?ラフェスタハイウェイスターの価格は、210万円〜。プレマシーと比較すれば、アルミホイールを除き近い装備内容で約20万円高い。この20万円は装飾された外装分でしょうか。日産お得意のハイウェイスター戦略は大いに儲かる仕組みのようです。

プレマシーを買わずにラフェスタハイウェイスターを買うと車両価格が20万高い。でもちょっと待って。マツダの下取りは??マツダ車は伝統的に下取り価格が安い。それを考慮すれば、短期間乗って手放す分には、必要な金額は同等かもしれません。あとは値引き次第でしょう。

日産 ラフェスタハイウェイスター

ニッサン

lafesta
ラフェスタ・ハイウェイスター

  • テストグレード:“ハイウェイスター”
  • 型式:CWEFWN
  • ミッション:5AT
  • 車両価格:210万円

エンジン概要

  • 排気量:2000cc
  • エンジン型式:LF-VDS

その他概要

  • ボディサイズ:4645/1750/1615mm
  • 車重:1520kg
  • 発売開始時期:2011年〜
  • 新車時価格帯:199〜251万円
当記事は「ヒラリー男爵」がお届けします
ヒラリー男爵

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シーケンシャル風ギヤチェンジはマツダ式。上でシフトダウン、下でシフトアップ。写真はスカイアクティブ搭載グレード。


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ラフェスタハイウェイスターのリア


OEM元のマツダプレマシー

ウィッシュとプレマシー
ウィッシュとプレマシー。ミラーからミラーの幅はほとんど一緒。

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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