E52エルグランド試乗P3/アルファードや先代との比較

自動車購入の為の比較・試乗レポート(日産)
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乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2012年記事 日産 エルグランド
著:ヒラリー)

日産・エルグランド3500cc試乗レポート「3」

試乗車は日産エルグランド(E52型)グレードは3500ccの350ハイウェイスター。車両価格400万円とエルグランドの中でもなかなかリッチなグレードです。前ページからの続きになります。

当ページは3ページ目です。「アルファードとの比較や先代E51エルグランドとの比較」などを掲載中。

日産
  • グレード:“350ハイウェイスター”
  • 型式:TE52
  • 車両価格:400万円
  • デビュー年:2011年11月
  1. 分割page - エルグランド試乗「1-1」・試乗詳細レポート
  2. 分割page - エルグランド試乗「1-2」・乗り心地と動力性能
  3. このpage - エルグランド試乗「1-3」・アルファードや先代エルグランド比較
このページは簡単な試乗による簡単な試乗レポート、プチインプレッションです

第一印象重視でより一般的な表現を心がけています。試乗内容は限定的。暇つぶし程度にご覧下さいませ。

先代エルグランドと簡単比較すると・・・

先代となる2代目エルグランドと比較すれば、まずボディサイズが大きくなった点が上げられます。

  • 今回のエルグランド ・・・ 全長4915×全幅1850×全高1815mm
  • 先代のエルグランド ・・・ 全長4795×全幅1795×全高1920mm

全長と横幅は一回り以上大きくなり、逆に全高は10センチ低くなりました。このボディサイズの変更により、室内スペースは広くなりつつ、プライベート感覚は大幅に増え、バンらしさは減っています。

FFの乗用車がベース

エルグランドはこのE52系から駆動方式もプラットフォームも変更になりました。先代E51までのFR系プラットフォームから新しいFF系プラットフォームに変更。またそれに合わせて、経済性に優れた4気筒2500ccエンジンもラインナップ(FFプラットフォームはティアナと共通。いわゆるDプラットフォームとのこと)。

新旧足回りの比較

乗り心地について、先代は立派で柔らかい日本風シートにとにかく柔らかいサスペンション。ゆっくり走る分には文句ないけど・・・。みたいな感じでした。
今回のE52エルグランドでは、表面柔らかくその下はしっかりしたシートに、多少はシャキッとて走りやすいサスペンションの組み合わせ。スタビやアライメントセッティングの恩恵かわかりませんが、日常レベルならコーナーリング時の姿勢も不安無し。
それでいて、初期がスルッと動きやすいショックアブソーバーで、少しのデコボコ程度なら気にならない乗り心地。質感は大幅アップし、先代比で長距離も走れるクルマになっています。

車室内の快適性や豪華さ、これはもうご覧の通り。先代エルグランドはクラウンのようなおじさま(おじいさま)イメージでしたが、E52エルグランドでは若返り。これはベージュ内装色でも一緒。大きくイメージが変わったと思います。ホント日産らしからぬ質感は細部にまで感じます。

新旧エンジンの比較

エンジンは2500ccモデルで大きな変化がありました。先代E51エルグランドは「VQ25DE」というV6エンジンを搭載しており、ミッションは5AT。

E52エルグランドでは「QR25DE」という4気筒エンジンにミッションはCVTという組み合わせ。クルマ好きに関しては残念な変更ですが、燃費性能という部分ではアップしています。(カタログ値は11.6キロ)。

またこのエンジン型式の変更に伴い、価格面でも変化があります。先代は2500ccと3500ccの価格差はだいたい30万円でしたが、今回は、一般グレード比較で80万円の差、ハイウェイスター同時の比較で50万円の差額に。

これでベースモデルの価格は30万円ほどアップしているので、2500モデルの価格は大幅アップしたことになります。確かに6気筒エンジンが安く買えたのは嬉しかった。この点ではE52は逆立ちしてもかないません。390万円出して3500ccモデルを買うしか無くなりました。
つまり、ワンランク上のクルマにシフトした事になります。車格という面では日産最上級ミニバンに代わりはありませんが、車格感という面では一気に2ランクアップ。価格のアップ以上に質感のアップを感じます。

初代エルグランドからのレベルアップ度合いを表すと下記のような感じです。

3代目E52エルグランド >>>>>>>> 2代目E51エルグランド > 初代E50エルグランド

質感(良いモノ感)はホントにアップしてます。先代E51より内外装も高級そうで質感の高さを感じさせてくれます。2500ccのエンジンは旧型から退化。ということは、3500ccモデルにお乗りの方は乗り換え推奨といったところでしょうか。

アルファード/ベルファイアとの簡単比較

 

試乗感想はこちら!アルファード/ヴェルファイア

最大のライバルはトヨタの同クラスミニバン、ご存じアルファードとベルファイア。価格帯も一緒でグレード体系も同じような感じ。

4気筒モデルで比較すれば、どちらも最廉価グレードを除き外装デザインが派手目になる。バンらしさを減らすために装飾された下から2番目グレードがどちらも売れ筋。価格は330万円台。
また高級感を期待すればどうしても気になる3500ccエンジン、エルグランドの場合は400万円弱〜。アルファードは370万円だけど4WDモデルを買わなければ減税が受けられないため、実質的な価格は同じようなもの。
(以前のアルファードには330万円の3500ccというグレードがあったがマイナーチェンジで消滅)。

エンジンや加減速フィールの比較の際に切っても切れないのがミッション。ここには大きな違いがあります。エルグランドはCVT、アルファードは6AT。エルグランドのCVTはもっさり感が強い。CVTの方がダイレクト感があるとは一概に言えず、むしろ加速に対するレスポンスが悪い場面も多々ある。
また走りやすさにも差があり、ここはアルファードの6ATが一歩リード。ただし燃費のカタログ値はCVTの方が良い数値になると思う。

エルグランドの方が乗り心地良し

クルマとしての本質的な部分で比較すれば、エンジンを除いて圧倒的にエルグランドの勝ち。乗り心地良し。バンらしく見えない点良し。シートと居住性もよし。立派感で比較すればアルファードの演出は見事。日本向けらしい室内空間に落ち着きあるステアリングフィール。また2列目シートが電動などわかりやすい立派感が出ている。ブランド力で比較すればどちらも人気のクルマながら知名度でアルファードの勝ちか。

クルマというのは内容がいいからといって欲しくなるわけではない。ファッションでありアクセサリーでありペットであり・・・。一緒にお出かけする中で最も大きなモノですから。そうするとブランドイメージはとても重要。だから所有満足度という点ではエルグランドはアルファードに勝てないかもしれない。でも乗ってしまえばとってもいいクルマ。改造して乗っても個性がアピールできる。
つまりエルグランドが気に入ったらアルファードと比較しないで買ってしまっても問題ありません。というのが結論です。

左右ミラー距離

カタログだけじゃわからない(わかるかもしれない?)本当の全幅、それが左右のドアミラーいっぱいの幅。これがホントの全幅。この試乗記でお伝えしている3代目エルグランドと2代目アルファード/ベルファイアの左右ミラー距離は概ねこんな感じです。

  • エルグランド2175mm
  • アルファード2170mm
  • ベルファイア2170mm

クルマの全幅がほとんど一緒で、ミラーからミラーまでの幅もほとんど一緒です。

下取りはアルファード優勢らしい

アルファードとベルファイア、トヨタの営業マンがこぞっていうのが、下取り/売却価格の優位性。つまり人気の訳だけど、ここがアピールポイントになってるみたい。「Lクラスミニバン買うならアル・ベル以外は損しちゃいますよ」というわけ。
筆者の場合はどうしても短期間に乗り換えしたりするから、それに合わせてのトークかもしれないけれど、まじめに購入を考えている時にはモーレツにズシッと来るセリフ。しかもこのクラスになれば少しの割合でも金額的に大きくなる。

アル・ベルに関していえば、アルファードはベーシック系が人気で、ベルファイアはエアロ系が人気らしい。

同じような車を買う場合、「人気車なら新車、不人気車なら中古車」という言葉があります。気になったら中古車もチェックしてみて下さい。

エルグランド総評

エルグランドの外装デザインから感じるイメージ、荷物用バンの印象を大きく和らげ、バンらしさが小さいミニバン。フロントマスクだけでなくサイドビューもグッと乗用車っぽくなった。ライバルの中途半端な乗用車感覚よりよほど手が混んでると思えるエクステリア。中途半端なデザインならハイエースの方が清くカッコイイ。

クルマ的にもなんだかんだで300万円クラスの乗用車を演出している。乗り味はアルファードやヴェルファイアより全然良い。2列目の快適性も高いからゲストだって大喜びしそう。

何がいけない?といえばやはり値落ち率。エルグランドは売却時に損をする。知ってるトヨタの営業に聞けばそこを攻めるらしい。正確にはそこしか攻めにくいらしい。アル/ヴェルの査定額を聞いちゃうと、エルグランドは買いにくいよね。

そして営業マンの人間力。トヨタの営業マンって、95%がにこやかで感じイイ上に、しっかりとお客様扱いしてくれるイメージ。日産は、筆者の経験ではこの人から買いたいって思う営業マンはトヨタほど多くない。スバルやマツダと比べても、あっちはクルマ好きで熱い営業が好印象だったりする。

このあたりまとめると、欲しいけど買いにくいクルマだな。筆者的には。中古車で購入するなら全然イイネ。

日産 エルグランド (3代目)

日産

ELGRAND  (エルグランド)

  • グレード:“350ハイウェイスター”
  • ミッション:CVT
  • 新車時価格:400万円

エンジン概要

  • 排気量:3500cc
  • エンジン型式:VQ35

その他概要

  • 型式:PE52
  • ボディサイズ:4915×1850×1815mm
  • 車重:2000kg
  • 販売開始時期:2011年11月
  • 新車時価格帯:307万円〜

車両型式

  • TE52 ・・・ 2500cc
  • TNE52 ・・・ 2500cc4WD
  • PE52 ・・・ 3500cc
  • PNE52 ・・・ 3500cc4WD
当記事は「ヒラリー男爵」がお届けします
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