日産「デイズルークス」試乗P3//ハンドリングと内装質感

自動車購入の為の比較・試乗レポート(日産)
自動車試乗比較・評論メンテナンス情報ヘッダー画像
乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
間違いいっぱいの自動車選び > 自動車評論・評価 > 試乗一覧(日産) > 日産デイズルークス(B21A)P3
 

(2017年記事 日産デイズルークス
著:桃花&ヒラリー男爵)

デイズルークス・試乗インプレ「3」

間違いいっぱいの自動車選び・試乗レポート、日産の軽自動車、デイズルークス・B21A型(ハイウェイスター)NAエンジン搭載車。グレードは「ハイウェイスターX」で2016年式です。

当ページは3ページ目です。「ハンドリングとブレーキフィーリング、インパネ周辺の内装質感」などを掲載中。

デイズルークスのインパネ1デイズルークスのインパネ2・乗車時
日産
  • グレード:“ハイウェイスターX”
  • 型式:B21A 2016y
  • 車両価格:163万円
  • デビュー年:2014年2月〜
  1. 分割page - デイズルークス試乗「1-1」・エンジンとミッション
  2. 分割page - デイズルークス試乗「1-2」・乗り心地など快適性
  3. このpage - デイズルークス試乗「1-3」・ハンドリング感覚と内装
  4. 分割page - デイズルークス試乗「1-4」・ボディ見切りとラゲッジスペース、評価総合

ページ内の一部画像はクリックで拡大します(ページ右の横長画像など)。

試乗:ハンドリング感覚

デイズルークス室内内装

デイズルークスは走りやすくまとめられたハンドリングが魅力!減衰力高いサスペンションと無理ない自然な味付けは、素直とか自然という評価がピッタリ。今回試乗したドライバー3人が共に走りやすいと全会一致で、一番の長所はハンドリングとなった。ライバル車と比較してもハンドル切りやすいと思います。

乗り心地悪くないのに、ハンドル切りやすい

エンジンとCVT、それからブレーキの特性にはネガティブな部分が目立つデイズルークス。でもハンドリングに関する部分の印象はかなり良い。全体的に走りやすいかは微妙だけど、ハンドリングに関しては市街地でも山道でも走りやすい。余計なことを考えずに切り初められて、中立に戻せるから、「切りやすい」と表現させて頂いた。

ステアリング油圧パワステが電動パワステに変わり、回し心地に関する質感こそ上がったものの、極端な味付けで走りにくいクルマも見受けられる。技術者としては満足なんだろうけど、ユーザーとしてはちょっと。。。みたいなね。

デイズルークスはそんな極端さが目立たない。特に中立から90度まで、軽自動車らしい部分はそのまんま。と感じるほど。その先も切る時はさり気なく、戻す時は上手く落ち着きを与えているような印象。
物凄い熱意で仕上げたか、余計なことしなかったのが良かったのか?w どちらにしても良いものは良い。

曲がっていく時の挙動は、ジワッとしたロールが気持ちいい。普通にハンドルを切っている限りでは、グラグラというよりジワジワ動く。例えばタントではフロント外側に全力で荷重乗ってぐわ~って曲がる感じ。デイズルークスだってもちろん、ボディ形状的にも勢い良く切り込めばグラッとくるけど、それはドライバーが考え直すいい機会かもしれないよ。

同様にNAエンジンを搭載するタントやN-BOXより固いけど、引き締まっているという表現が最適。乗り心地上々、曲がり心地も上々。立派なフロントサスペンションが気持ちいい。

シャキシャキ走ると?

タイヤ今回クルマをお借りして、予想外に走りやすかったのに気づき、ドライブコースは山道方面へ。軽自動車のロングドライブって疲れちゃうけど、わかっていても行きたいという衝動が抑えられず。

センターラインの無い山道も走行し思うことは、こうしたクルマでないと味わえない楽しさが新鮮。スポーティカーにはそうしたクルマでしか味わえない良さがあるけど、軽自動車には軽自動車だけの楽しさがある。

最もたる部分は、ボディ横幅の狭からくるラインの自由度。狭い山道がまるでサーキットを走る時みたいにラインを考えられる。それから低い速度で大きな挙動を示すボディ、また急な操作が不快だからこそ、丁寧に頭を使って考えながら走る楽しみがある。
如何に快適に滑らかにペース良くって、考えながら走る楽しみ。これを常識的な速度で楽しめるのはこうしたクルマならではなんじゃないかと。さらにデイズルークスなら、運転し難いクルマのクセを掴みながら走るのとはちょっと違う。ピックアップの悪さが気になるエンジンだって、Sモード入れっぱなしならそう気にならない。

”コワッ”なんて感じたのは、コーナー半径を読み間違えて突っ込みすぎた時とか、アップダウンの切り替えとコーナー中央がまとまっている時、それから旋回中に段差を踏んでしまった時。何れにしても急な動作が苦手な分の先読み。無理は厳禁だけどここの”先読み”が”完全に必須”なのが楽しい上手く走るには経験や腕が必要で、それがまた分かりやすいからね。

こんな感じなので、たまになら十分楽しめると思う。そもそも自動車大国に住みながら、運転つまらん!なんて言っていたらもったいない。日本の基幹産業でしょ。クルマって楽しいです。ちょっと考えながら走るだけで、運転が好きになっちゃうかもしれないよ!たまには積極的に楽しむ事もぜひ。

直進性だってライバル車より立派

今回のデイズルークスはターボ無しのNAエンジン搭載車。N-BOX、タントの同じくNAエンジン搭載車と比較すると、最も真っ直ぐ走る感覚が強いのはこのデイズルークス

デイズルークスは最も、従来の軽自動車らしいステアフィール。中立の座りだって悪いしパワステで固めた感じがないんだけど、それでいて路面からの影響少なく真っ直ぐ走る感じが強い。サスペンションの良さからくるタイヤの接地と追従性なんかが優れているんじゃないかな。この辺まで含めて走りやすさに繋がっている。

N-BOXは操舵フィール軽く、コンパクトカーに迫る立派感があるものの、軽い部分がやや敏感だったりする。走りにくいってわけじゃなくて最近のホンダっぽいって感じ。

タントは独特。ちょっとした路面の傾きなんなに敏感で、ステアリングが重くなったり軽くなったりが終始繰り返されている感じ。「右には重い」と思ったら次は「左には重い」みたいな。殆どの路面で傾きはあるからね。良いのか悪いのか、まっすぐ走らなそうな感じがハンドルを通してドライバーに伝わってくる。このあたり中立を強調しているターボモデルの方が気になった。路面インフォメーションというより違和感。

試乗:内装の質感や使い勝手

素のデイズと似ているようで、実は大きく異る部分を持つデイズルークスの内装。デイズでもよかったフロントシートはそのままに、インパネデザインなど立派になっている。

高級車テイストのインパネデザイン

内装1内装2

デイズと比べてルークスは遅れてデビューし、かつお値段お高め。その分確実に立派になっているように見える。特にフロントシート周辺というかインパネ造形がね、似ているように見えてけっこう異なる。

イズのインパネは真っ直ぐ左右に延びる形状で、普通に一般的。それがこのデイズルークスでは左右にラウンドした包まれるような形状に。

内装(ドアトリム)開放感で評価すればムダな凹凸の少ないデイズの方が優れているだろう。でもデイズルークスのドアトリムまで繋がる形状は高級車テイスト。だから立派に感じられるのはデイズルークスの方。ドアトリムの形状も立派だ。

同じイメージを持たせたまま、デザインを変えての差別化。パネルによる加飾ではなく元から異なるという事に好印象。同時に、単純に頭上を高くしただけというクルマじゃないのもわかる。

内装3

参考までに普通のデイズ。
同じイメージの写真がなかったんだけど、インパネとドアが繋がる部分の処理に注目して頂ければ。 こちらもドアトリムのデザインは立派。

フロントシート視点でもう少し

シフトセレクター周辺エアコン操作部

インパネセンター部分には大きな面積で光沢パネルが使用されている。そしてそこにレイアウトされるのはタッチタイプのエアコン操作部とディスプレイ。

まずテカテカする光沢パネルについて。デイズルークスのこれは上を向いている部分に使用されているから走行中、反射が目立つ。もちろんシンプルなパネルより立派だけど、どっちか選べるとするとちょっと迷う。気に入らなければパネルだけ交換することになるだろう。
他車でも大きい面積に使われる車種は多いけど、そういえば垂直に近く立っている部分で多く使われているような気がする。そうした車種だと反射が目立ちにくい気はする。

次にタッチタイプのエアコンスイッチ。物理的なスイッチの方が使いやすいという意見が圧倒的だし、筆者もそう思う。しかしこれもいろいろ考えられていて、自動車用、特にデイズルークスでは思ったほど使いにくいわけじゃない

ココがマル
  • 主要な機能の各タッチ面積が大きい。文字だって表示がデカイ。
  • 触った場所によって異なる音がする。
ココがバツ
  • 相当に慣れないと、手元を見ないで押すのは難しい。
  • F/Rデフォッガーの面積が他のスイッチの半分。非常時にダッシュで使いたい機能でしょ。

ハザードスイッチ

そういえばこのハザードスイッチ。これはタッチスイッチのように見せているけど、実は物理的なプッシュスイッチ。

やっぱりこの方が確実に押せるということかな。タッチ式の目新しさはもう無くなった。自動車用スイッチは今後どっちが主流になっていくんだろう。

リアシート

前のページに記載しています。

惹かれ込まれるオーラが今ひとつ

先に述べたように、デイズルークスのインパネは立派な形状をしている。これならテカテカする光沢パネルを使用しなくても質感高く見えるだろう。

でもしかし!何か物足りない。大人っぽいといえば聞こえはいいけど、上品な形状というわけでもない。華がないというか地味というか、つい惹かれてしまうようなオーラが足りず

せっかくハイウェイスターという名前が付くのに、カスタム系らしさも足りない。見た目だけではなくスイッチやレバーの操作感や、ハンドルの握り心地も含めて
これがタントカスタムなどには備わっているから無視できないポイント。端的に言って質感と気配りが足りない。特別感がないって表現してもいいかな。”高級軽自動車”としてここは抑えて欲しい部分。

具体的にはこんな部分

ウインカーレバー小物入れ

ドアハンドルハッチ内張り

例えば手で触れる部分、ウインカーとワイパーのレバー操作感。感触が今一つで左右で操作感が異なる。悪いってほどじゃないけど昔ながら。ライバル車はこうしたレバーとかスイッチが立派だから差になる。

同様に手で触れる部分、ダッシュボードセンターの小物入れ。ポップアップ式のようで、ポップアップしないw 押し込んだ後に手で持ち上げて開ける。これならもしかして、無い方がスッキリしてイイんじゃない?

目で見える部分、ドアハンドルの部分に黒いネジが目立つ。シート高が高いからクルマに乗り降りする時に目につく。盲蓋が無理ならシルバーのネジを使ってくれればいいのにね。

静粛性も含めた部分、ハッチ裏の内張り。パカパカでノイズが出る。ライバルのタントなんてものすごく良く作られているから残念。

デイズルークスのメーター(昼)デイズルークスのメーター(夜間)

ブレーキのフィーリング

ペダルレイアウトブレーキペダルはやや重く、ストロークがあり、初期の効きが弱い。さらにフロント減衰力高くゆっくり沈む。といった感じで、減速している事を感じにくい。ドライバーによってはもしかしたら、効きが悪いと評価するかもしれない。

もちろん効かないわけじゃないんだけど、一般的な実用車としてはしっかり踏まなくちゃいけないタイプだから、パワーが必要かもしれない。ちゃんとしたドラポジを取っていないと背中が疲れる可能性がある。

そんな感じなので、踏み方を変えて数十回と、ABSが介入するようなブレーキを試してみた。すると、素早く踏み込むと簡単にブレーキアシストが介入。そしてこのギャップが凄い。アシストが介入すると踏んだ瞬間にフロントABSが作動するようキャラクターが変わる。常にこうした踏み方をするドライバーだと、いきなりABSだろうw 初期が弱いという特性はどこいった?w

ドライ路面で制限速度プラスアルファくらいの速度からだと、4輪にABSが効くほどのブレーキはなかなか難しく、その前に十分減速する。またハンドル切りながらフロントにABSが利いても、外にズレるような感覚はない。グッと感じる減速力こそないもののそれは競合車も一緒。最近の軽自動車として劣っているわけじゃないので安心です。

日産 デイズルークス

ニッサン

dayz roox (デイズルークス)

  • 試乗グレード:“ハイウェイスターX”
  • 型式:B21A
  • 年式:2016y
  • ミッション:CVT
  • 車両価格:163万円

当記事は「ヒラリー」と「桃花」がお届けさせて頂きます。
ヒラリー男爵桃花

系列サービスでご紹介中!

「自動車保険一括見積り」の比較。見積もりはメールか郵送で安心。
保険一括見積りサービスの比較サイト

系列サービスでご紹介中!

法人、個人事業主の「ETCカード」。複数枚契約が可能。審査無し?
セディナなど法人ETCカード

インターネットでバッテリー価格を確認
国産車バッテリー




立派な造形のドアトリムが美しい。一方で、わざわざ黒いビスが目立つこの無頓着さ。着座位置の関係から目につく。



エアコン操作部はタッチ式スイッチ。ハザードはプッシュ式スイッチ。


助手席下の小物入れは、手持ちのバッグがピッタリのサイズだった。運転中、吹っ飛ぶのを気にしなくてよかった。

乗り比べがしにくい中古車購入時こそ、辛口の評価と比較をぜひ!
同価格帯他車との相対評価を5段階比較で!

自動車クルマの評価評論・比較レビューの間違いいっぱいの自動車選び。単純明快な5段階評価を続けています。
「エンジン質感」「駆動系質感」「足回り質感」「内装質感」「外装質感」「快適性」「コストパフォーマンス」

感じた点をハッキリ、長所短所を明確に!

ホンネを書けない?自動車評論家さま、閲覧者さま減少が怖いウェブ制作者。私達はアクセスして頂くために率直な印象表現を心がけます。
比較のポイントをpickup&評価。”言いたい放題こそ信用出来る”をモットーに。

総合サイトマップ 間違いいっぱいの自動車選び 当サイト記事の転載を禁じます。
中古車購入時にも役立つレポートを送り続けて16年。そして最新記事が最良です。