日産「デイズルークス」/試乗レポートと評価

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(2017年記事 日産デイズルークス
著:桃花&ヒラリー男爵)

デイズルークス・試乗インプレッション「1」

間違いいっぱいの自動車選び・試乗レポート、日産の軽自動車、デイズルークス・B21A型(ハイウェイスター)。ルークスは背を高くしたデイズのハイト系。グレードは「ハイウェイスターX」NAエンジン搭載車で2016年式です。

デイズルークスのインパネ1デイズルークスのインパネ2・乗車時
日産
  • グレード:“ハイウェイスターX”
  • 型式:B21A 2016y
  • 車両価格:163万円
  • デビュー年:2014年2月〜

※内容は辛口評価です。試乗して購入の際のチェックポイントとしてお役に立てれば幸いです。

  1. このpage - デイズルークス試乗「1-1」・エンジンとミッション
  2. 分割page - デイズルークス試乗「1-2」・乗り心地など快適性
  3. 分割page - デイズルークス試乗「1-3」・ハンドリング感覚と内装
  4. 分割page - デイズルークス試乗「1-4」・ボディ見切りとラゲッジスペース、評価総合

関連ページ - 素のデイズの試乗レポートはこちら!デビュー時の2014年式デイズ試乗レポ

デイズの特徴概要

デイズルークス・ハイウェイスター

デイズは日産と三菱の合弁会社「NMVK」が開発・生産を行う軽自動車。そしてその背を高くしたタイプがこのデイズルークス。N-BOXやタントと同じジャンルの”乗用車系ハイトワゴン”に属するクルマ。特徴を一言で表せば ”日産の”軽自動車として販売されるハイト系。単純明快。
もちろんそれだけじゃなく、乗り味的には素のデイズ譲りの長所だって持っているからご安心を。

このタイプは軽自動車の人気ジャンルだけにライバルは強力。N-BOXやタント、それからスペーシアというクルマに興味がない方でも知ってそうな名前が並ぶ中にデイズルークスは2014年にデビュー。日産ディーラーで買える”日産の”軽自動車ということで、ライバル同様の知名度に上昇していく事が予想できる。

知名度=人気=中古車相場に関係するわけで、高級軽自動車としては無視できない問題でしょう。デイズのリセールが大きく劣っているわけじゃないと期待しつつ、今回の試乗レポートは現時点ではやや劣る知名度を巻き返すだけの、”後出しの強み”などを意識しながら進めていきます。

試乗車概要

試乗したのは2016年式デイズ・ルークス。型式はB21A。グレードは「ハイウェイスターX」でNAエンジン搭載車(ターボ無し)。車両価格は163万円。
デイズルークスではハイウェイスターといっても差別点は少なく、装備的に充実しているグレードというイメージ。装備と価格を比べればこのハイウェイスターX、中心的なグレードといえそう。

オドメーターが示す走行距離は約4500kmで、乗り心地的にはもっとも美味しい時期っぽい。このクルマで地方観光を兼ね、山道をメインに走行してきました。市街地と住宅街はテスト程度に走行し、高速道路と都心部は未走行です。

クルマのキャラクター

ボディサイドボディサイド(ドア全開)

背を高くして室内スペースを稼ぐ、そんなハイト系軽自動車の中でデイズルークスは、ボディデザインが魅力だと思う。端正というか正統派というか、奇抜な個性が狙われているわけではなく、万人受けする方向性で魅力あるデザインを提供しているのはデイズルークスの大きな特徴。

しかもボディデザイン的な長所はベーシックグレードから変わらない。例えばタントやスペーシアではノーマル系では頭でっかちが目立ち、その短所を緩和させたカスタム系の存在感が際立つ。デイズルークスならどのグレードを選択しても、同じようにかっこいい。
やはりベルトラインが高く、グラスエリアが狭く見えるという元からの良さが効いているのだろう。実際には頭上だけ広くした感がとても強いデイズルークスながら、外から見ている分には最もプロポーションがよく見える

ベーシック系とハイウェイスターの差は小さい

グリルアップ

逆にいえば、ハイウェイスターというグレードを選択しても、満足感は小さいかもしれない。その響きから得られるだけの特別さは大きくない。どうしてもカスタム系が欲しいと思わせるライバル車と比較すれば、良くも悪くもデイズルークスの大きな特徴なんじゃないかな。どうしてもといえば「ライダー」という特別仕様車に(けっこう高価)。

ハンドリング感覚と乗り心地の質感に魅力あり

ステアリング

デイズルークスをお借りして、カーブの多い山道を目指した筆者たち。なぜかと言えば予想外に走りやすかったから。といってもエンジン&ミッションは苦しく、ハンドリングに関する部分限定なんだけど、ゆっくりと上屋が動く粘っこいセッティングで走りやすかった。

ライバル車を引き合いに出してみると、、、

  • N-BOXと比較すればハンドリングの走りやすさで勝り、アクセルワークの走りにくさで負ける。
  • タントと比較すれば乗り心地で勝り、いたる所の気配りとか良いもの感で負ける。

デイズルークスもならではの特徴をしっかり持ってます。

試乗:動力性能(エンジンとCVT)

「加速が悪い!」と評判のデイズ&デイズルークス。排気量が同じで車重も似ていて、ミッションだってCVTで横並びな軽自動車で何が違うんだろう??疑問に感じる方も多いと思います。

デイズルークスのエンジン型式は「3B20」。三菱の軽自動車アイに搭載されていたのと同型式になっている。改良は進められているらしく、デイズ発表当時は様々な技術がアピールされていた。

  • MIVEC機構搭載、高圧縮比(圧縮比12.0)。
  • 電子制御サーモスタッド。
  • ショートストロークなボア&ストローク比。

カタログでカッコいい言葉を並べるのは今も昔もお約束。やっぱりユーザーとしては、乗ってどうかが重要ですね。

エンジン質感など

エンジンルーム軽自動車で最も苦しいのはエンジンの質感。音はうるさく振動も多いのは当たり前で、質感だって良くない。それにアクセルペダル操作に対するレスポンスも含め、ここまで高級化してもエンジン質感はあんまり進化しないという実情。

なのでデイズルークスに限った話じゃないという前置きの上で、基本的にエンジン質感は今ひとつ。

そんな中で特にこのエンジンらしい部分といえば、エンジンノイズは本当にノイズと言いたくなる音質で、筆者的には好みじゃない。ミッションのセッティングから滑らかに加速しにくい点から、頻繁なノイズレベルの変化が特に質感悪く感じさせる。市街地でも盛り上がりからの盛り下がりを繰り返す事になるのがツライ。

もう一つ。エンジンからの振動はアイドリングから盛大で回転数やアクセル開度に関係なく振動が伝わってくるんだけど、ハンドルに伝わる振動は少ない。これは素のデイズと同じくデイズルークスの長所。例えばダイハツ車と比較してみれば、手がしびれる感覚はずっと少ない

CVTが今一つ

シフトセレクターデイズルークス最大の短所はCVTの質やセッティングかもしれない。他の軽自動車と比較しても乗りにくさが大きく目立つ。カーブや交差点で減速始めれば、再加速時の不快感が頭をよぎるw

大きく気になるのは加速時の制御。アクセル開度を増やしていっても、高いギヤをキープするように変速してくれない。アクセルペダルをジワッと踏み込んでいっても、エンジン回転数はなかなか上げてくれず。ドライバーはより大きなトルクが欲しいから踏み増ししてるのに、トルクの付いてこない領域を使いたがる
そこから一定レベル以上に踏み込んだ際、遅れてスイッチが入ったようにグワッと回転が上がる

低回転でスロットル大きく開けてというのは、燃費重視走行の基本だからして、燃費重視なんだろう。でもこれはちょっとやりすぎんじゃない?
走行中は、踏んでも加速しない領域ってイヤな音を出すし、スイッチが入ったように回転数が上がれば急にノイズが高まるし、この繰り返しはとっても疲れちゃう

目立つ欠点はまだあって(笑)、上記のトルクが付いてこない領域を飛ばすように踏み込めば、「カコン」と音&ショックが出てから変速開始。しかもゆっくりモッサリ回転数を上げる。ドライバーは素早く加速を必要としているからそうしたペダル操作をしているのに、機械が応えてくれません。
さらに(笑笑)、静かなところでの低速走行時には、キーンとしたCVTノイズが耳障り。

SモードとLレンジ

シフトレバーを握って親指のところにあるスイッチを押すと「Sモード」になる。このSモードは走りやすい。 もうね、積極的に多用したいどころか、いつでもSモードで良いんじゃないかって思うほど。

多少の燃費悪化と引き換えに、ドライバビリティは大きくアップ!静粛性的には3000回転あたりをキープするようになるから当然、エンジンノイズの音量は増加。増加するんだけど、レベルの変化が小さくなるから意外と気にならない。人間がもつ環境変化への対応力だよね。
なによりアクセルワークがラク。長く定速巡航が続く場面以外では、Sモードの方が疲れを感じずに走行できる。

シフトセレクターを一番下まで下げると「Lレンジ」。Lレンジでは低速時から高回転をキープし、5500回転〜6000回転超というトップエンドを使用する。「もう巡航するよ!」って指示を送っても聞いてくれないw 普通に考えれば急な下り坂でのエンジンブレーキ用ですね。

デイズルークスのメーター(昼)デイズルークスのメーター(夜間)

加速感やトルク感に関して

デイズルークスはライバル車より遅いの?という疑問。市街地でよく使うであろう領域で遅く感じてしまうから、どうしても遅く感じてしまうだろう。

CVTがトルク重視というより燃費重視の味付けで、それがまた極端。せっかくの無段階変速が何なのよ、みたいな不満。思ったように加速しなくての踏み増しは体感的なトルク感のなさに繋がる。また素早く加速しようとすれば、ミッションのショックが気になったりで躊躇したりもする。そしたらやっぱり素早くは加速できない。

積極的にガンガン走ろうとすれば、3000回転辺りでの加速力は普通にありそうな感じ。しかし高回転でのアクセル全開加速はパワー感ないかな。アクセル全開5000回転以上での速度上昇はゆっくり。上り坂でもキツイ。

デビュー当時に試乗した素のデイズでは、低回転のキツさは同様でも、高回転での伸びはもっとあった記憶がある。デイズルークスでは車重が増しているからギヤ比が変わっている可能性があり、特徴もやや異なって感じられる。

日産 デイズルークス

ニッサン

dayz roox (デイズルークス)

  • 試乗グレード:“ハイウェイスターX”
  • 型式:B21A
  • 年式:2016y
  • ミッション:CVT
  • 車両価格:163万円

エンジン概要

  • 排気量:660cc
  • エンジン型式:3B20

その他概要

  • ボディサイズ:3395×1475×1775mm
  • 車重:950kg
  • 発売時期:2014年2月〜
  • 新車時価格帯:131万円〜

車両型式

    B21W ・・・ デイズ
    B21A ・・・ デイズルークス

当記事は「ヒラリー」と「桃花」がお届けさせて頂きます。
ヒラリー男爵桃花

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B21A - 3B20 660cc 2014年〜
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ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価

振動多くパワー感も薄い。

駆動系質感 5段階評価

CVTのセッティングが残念。

足回りの質感 5段階評価

適度に引き締まった系でありつつ、衝撃の吸収も良好。

内装の質感 5段階評価

ハイウェイスターというよりは単に上級グレードといった感じ。

外装の質感 5段階評価

正統派で端正。ただハイウェイスターだからという差別化が少ない。

曲がりやすさ 5段階評価

丁寧に運転すればクネクネ道でも走りやすい。

お買い得度 5段階評価

ライバル車より割高感あるものの、日産ディーラーで買える。それが嬉しい。




試乗時の参考燃費も掲載しています。今回は田舎道&山道メイン。


光沢のあるパネルが上向きに使用されているので、反射が眩しい時がある。



ルームミラーにビルトインされたバックモニター等(アラウンドビューモニター)


給油口の蓋を開けるレバーと、ボンネットを開けるレバーはここ。


操作感はものすごく渋いシートバックテーブル。使用時は思いっきり上まで起こすように、水平まで持ち上げる。

乗り比べがしにくい中古車購入時こそ、辛口の評価と比較をぜひ!
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