日産「デイズ」P3/ステアフィールと緊急回避

自動車購入の為の比較・試乗レポート(日産)
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乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2015年記事 日産 デイズ
著:桃花)

日産
  • グレード:“ハイウェイスター”
  • 型式:B21W 2014y
  • 車両価格:107万円〜
  • デビュー年:2013年6月〜

デイズ・試乗インプレッション「3」

間違いいっぱいの自動車選び・試乗レポート、日産の軽自動車、デイズ・B21W型(ハイウェイスター)。グレードは「ハイウェイスターX」で2014年式。新車時価格は約135万円。

当ページは3ページ目です。「デイズはアブナイクルマ??日常でのハンドリングから緊急回避に関する走行性能」などを掲載中。


  1. 分割page - デイズ試乗「1-1」・内装、エンジン、ミッション
  2. 分割page - デイズ試乗「1-2」・乗り心地や静粛性など快適性
  3. このpage - デイズ試乗「1-3」・緊急回避に関連する走行性能
  4. 分割page - デイズ試乗「1-4」・細かな特徴と評価総合
デイズのインパネ1デイズのインパネ2・乗車時

ハンドリング感覚

リアサスペンション

乗り心地の良さが重視された軽自動車だから、ハンドリングなんて2の次3の次。普通に移動するだけならハンドル切れば曲がります。普通は気にしないで大丈夫です。
コーナーでもラクに、運転のしやすさなど気にされる方はチェックして下さい。

舵角と走行ラインが毎回微妙に異なる

フロントタイヤデイズを試乗していると、いつもよりゆっくりのペースで走行していることに気付きます。加速感は2割減。巡航速度は周りより遅く、コーナー進入は10km遅く。なので無意識に無理をしない走り方になり、クルマの余力も十分。
そんな感じで普通に走行している限り、”ほとんど”普通に走れます。

ほとんどって何?ちょっとだけ気になる部分があります。それはハンドルの切り角と曲り方が、毎回異なります。試乗開始後、なかなか思い通りに曲がれず、同じコースをグルグル回って、切り始めの位置や切るスピードを変えてみました。そうしてたどり着いた結論がコレです。いろいろ考えながら走ってもヘタッピ運転に。

軽自動車はボディ小さいのでラインの自由度は高い。これがメリットでなくてデメリットになってしまいます。同乗者にヘタッピだと思われちゃう。

直進時のステアフィールに関して

ステアリング電動パワステが当たり前になり、旧来よりセッティングの自由度が高くなったと言われます。それによりハンドルに伝わるフィーリングが多種多様に。クルマごとに違うと言っても過言じゃないほど、モデルによっていろいろな感触があります。

デイズはパワーステアリングのアシスト、人工的な部分がやや強めです。直進性を強く見せようとセンタリングが気になる時があり、またキャスターが立ってる感触をがんばって落ち着かせようとしているようなトコロが気になったり。ハンドルに伝わるエンジンの振動をとても良くカットしている事も相まって、ゲームのような感触になってしまっています。

人工的なフィールという点で比較すれば、最強におもちゃ感覚なのはタント。強引に直進させようとしている感じです。こちらは手に伝わる振動も大きいですが、そうした面を差し引いても完全にオモチャ感覚。タントと比較すればデイズの方がマシです。

小型車・普通車では電動パワステにより、ミドルクラスでもハンドルの回し心地に質感を感じるクルマも出てきました。車両価格より質感を重視する軽自動車でもそろそろ、いいねっと思える質感を持つモデルが欲しいですね。

入力をやや強く。日常で操ってる感が味わえる

ではちょっとペースを上げて減速や旋回を試してみます。左右への挙動は大きく、挙動が変化するスピードも速いので、ロール感は強いです。右に左に切り返す時の挙動はまさに、昔のクルマのように雑っぽい。
インパネの水平を見ていると、誰でもわかるほどに傾いています。このあたりはより全高が高いタントのようです。タントより背が低いのにタントみたいにグラグラ、だけどタントより優しい乗り心地。デイズの印象を一言で表せばそんな感じです。

ブレーキを楽しむようなペースで走ってみます。やはりリアのアブソーバーは弱く、コーナーリングの時間に合わせて伸びる伸びるw 
でもこの次元の低さは、欠点ではありません。無理をしなくても、リアが出る直前のような挙動が普通に味わえます

クルマの運転が楽しいと思うポイントはいろいろでしょうけど、道具として上質になればなるほど面白みが減るの事実。出来が良くないからこそ普段から、人間が楽しいと思えるワクワク感あり、クルマを操ってる感が味わえる。これは短所でありつつ非常に大きな長所。

参考:タント(3代目)試乗レポート

減速と緊急回避

某雑誌で「アブナイクルマ」なんて評価され、話題になったデイズ。どこがどんな風に危ないのか、私どももチェックしてみました。専門家がアブナイと断言しているなら、素人が口を挟む余地はナシ、でももう少し具体的にどんな感じか知りたいですよね!

ハンドルだけで緊急回避?

集中して運転している時は、減速、ブレーキ弱めてステアと、一連の動作ができるもの。日常の訓練がそのまま生きるわけです。でもボォーとしてる時は、ついハンドルだけで避けようとしてしまうもの。
なのでまずは「ハンドルのみでの緊急回避」をチェック。

ハンドルのみで障害物を避けようとすれば、想像以上にロールが大きく、またロールスピードも速い。グラッときます。で、ハンドルを切ったら切り戻す。もしくは反対側に切るわけですが、グラグラが倍増しそうな勢いです。ここからは恐怖感を感じてしまうかもしれません。繰り返せばハンドルの効きも悪くなります。

横滑り防止装置が付いていれば、2回目あたりで介入してくれるでしょう。そうでない場合は、ビックリしないで「行きたい方向にハンドルを切る」ことが大事。普段から少しずつ試していれば特別アブナイことはないと思います。全高は違えどダイハツ・タントでも同じような感じです。

ブレーキで減速して緊急回避?

タイヤ・サイドブレーキによる減速、運動性能の中で最も重要と言っても過言じゃない部分。基本的にタイヤの性能に依存する部分で、タイヤのコストとも直結。ブレーキ性能=タイヤ性能という部分が大きいワケです。

クルマ側に求められるのは4輪全てを使えるバランスとかABSの制御とか、タイヤ性能を引き出せるかどうかだと思います。

デイズでちょっと強めにブレーキを掛ければ、早い段階からABSが介入。フロント1輪にABSが効いてるような感じで、ここでブレーキを緩める乗り方だと、「ブレーキの効きが弱い」となるかもしれません。

実際は、リアタイヤにもABSが効くほど強くブレーキを踏まなければ、本当の制動力は発揮しません。だからABSが効いたなって感じてからも、さらに強く踏み込む。

そうするとデイズの場合、常に左フロントが限界になる。1人乗車でそういったバランスなのかタイヤ空気圧に差が出やすいのか、原因はわかりません。問題はその時、右へのステアだけが効きにくくなります。ただし時速60kmくらいからのブレーキなら、クルマはほとんど停車。ドライ路面なら時速70kmあたりからでも、「ちょっとヤダな」という時にはかなり減速が完了しています。

旋回中の緊急ブレーキ?

ペダルコーナーリングしながらの緊急ブレーキ。どんなクルマでも最もイヤなシチュエーションです。
デイズでは速度が高いと、簡単にタイヤ幅の半分くらいが、外側に滑ります。ABSの制御があらいというより、新車時装着タイヤがプッツンとした性格のようです。

こうした時、ウェット路面だとタイヤ1本分くらい外へ滑ってしまうことが想像できます。すぐにABSが介入するので、クルマはハンドル切ってる方向に向かおうとしますが、筆者が最近試乗したクルマの中では唐突です。

今回はテストなので、わざとプッツンしやすいようにブレーキを踏んでいますが、こうしたシチュエーションでは踏み込むスピードをほんの少し遅くした、ジワッと強く踏むブレーキペダルの踏み方と、ハンドルを切り増しまたは逆方向に切る場合はブレーキを弱めて組み合わせるようなテクニックが必要だと思います。
それならば、20年前のクルマよりは安全に回避が可能かなと。

タイヤ変えるかゆっくり走るか、祈るかw 時速80kmでもそれ以上でも何事もないように走ってくれますが、クルマの余力は想像以上に少なくなっているというわけです。

で、どうなの?

結論、アブナイというよりこのヤワな荒っぽさが新鮮で楽しい。
運転楽しいと思ってる時は、全力を駆使して回避行動が取れると思います。

デイズのメーター(昼)デイズのメーター(夜間)

よく止まるアイドリングストップ

ボディデザイン・フロントデイズのアイドリングストップは「よく止まる系」
クルマの停止直前にエンジンはoffになり、カックンブレーキを避けるためにブレーキを緩めればonになり、停止後にブレーキペダルを踏み込めば再度offになる。

また、シートベルトセンサーも判断に組み込まれている可能性があり、条件があえば「P」レンジでもエンジンoffに。
そう、「P」レンジで停車中、エンジン止まってくれたらいいのにって思うこと、けっこうあるある。

軽自動車って最も積極的にアイドリングストップを採用してきました。ベースグレードでも標準装備が当たり前。燃費で得をするのかバッテリー代で損をするのか??でもこれはエコノミーに関するメリットじゃなくて、快適性に関するメリットですよね。軽自動車でのアイドリング中はやっぱり不快。そして渋滞中は精神的にも不快。

アイドリングストップはon-offスイッチを利用し、人間の判断を取り入れてあげれば便利に使用できると思います。例えば1km進むのに30分掛かるような時に限定して使用しするとかそんな感じで使い分けするのがイイですね。

日産 デイズ

ニッサン

dayz (デイズ)

  • テストグレード:“ハイウェイスター”
  • 型式:B21W 2014y
  • ミッション:CVT
  • 車両価格:135万円

当記事は「桃花」がお届けさせて頂きます
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試乗比較しにくい中古車購入の時こそ、中古車購入時にも役に立つレポートを送り続けて16年。これからもドライな試乗レポートでお楽しみ下さい。