日産「デイズ」/試乗レポートと評価

自動車購入の為の比較・試乗レポート(日産)
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乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2015年記事 日産デイズ
著:桃花)

デイズ・試乗インプレッション「1」

間違いいっぱいの自動車選び・試乗レポート、日産の軽自動車、デイズ・B21W型(ハイウェイスター)NAエンジン搭載車。グレードは「ハイウェイスターX」で2014年式。新車時価格は約135万円。他の軽自動車より質感高い内装と優しい乗り心地が魅力の1台。

※内容は辛口評価です。試乗して購入の際のチェックポイントとしてお役に立てれば幸いです。


  1. このpage - デイズ試乗「1-1」・内装、エンジン、ミッション
  2. 分割page - デイズ試乗「1-2」・乗り心地や静粛性など快適性
  3. 分割page - デイズ試乗「1-3」・緊急回避に関連する走行性能
  4. 分割page - デイズ試乗「1-4」・細かな特徴と評価総合

関連ページ - 背が高くなったハイト系デイズ、ルークスの試乗レポート(準備中)

デイズのインパネ1デイズのインパネ2・乗車時
日産
  • グレード:“ハイウェイスター”
  • 型式:B21W 2014y
  • 車両価格:107万円〜
  • デビュー年:2013年6月〜

デイズの特徴概要

メインメーター

デイズはご存じの通り日産と三菱の合弁会社「NMVK」が開発・生産を行う軽自動車。覚えている限りでは、開発方針と部品調達に関して日産側が口を出し、設計や生産は三菱側が担当。社員の割合は元三菱出身の方が多いとウワサされています。日産の「N」の方が前に来てるのにね。

つまり、三菱の軽自動車が多く売れるように、利益が上がるようにと、提案するのが日産の仕事でしょうか。このデイズの後にハイト系のデイズ・ルークスも発売されていますから、順調にいっているのでしょう。

エクステリア:リアハーフデイズ以前は他車のOEMで軽自動車を販売していた日産。今度は日産車らしい特徴を持った軽自動車としてラインナップ。デイズを試乗すれば、ノートや他の日産車と同じように重視している点が感じ取れ、しっかり日産の軽自動車しています。
長所は内装の仕上げと他車とは違った乗り味のセッティング。ディーラーの方が胸を張って「ウチの軽自動車です!」というのも納得。

試乗車概要

エクステリア:フロントハーフ試乗車は2014年式、試乗時からみて1年落ちのデイズ・ハイウェイスター。ミッションはCVTでエンジンはNA。デビュー当時、素のデイズに試乗しましたが今回は小変更を終えたモデルです。
ハイウェイスターと素のデイズ、サスペンションセッティングは同じように感じられ、ボディデザインも基本同一。わかりやすい差異といえば内外装の意匠違いという感じです。

今回の試乗は1泊2日で約500km走行。1〜3人乗車で、古墳で有名なスポットまでのドライブがメイン。当サイトでは通常、5日間のドライブか実際に購入して長期の試乗レポートをまとめるのがデフォ。なので短い期間にどれだけクルマの特徴を感じ取れるかを重視。実際の利用状況を想定し、なるべくそれをシミュレートするように走行しました。

試乗:内装(Fセクション)

デイズ、一つの長所は質感高い内装。メーターがキレイなのは同世代の軽自動車じゃ当たり前。黒いテカテカパネルも当たり前。デイズはもっと基本的な部分が質感高い。例えばダッシュボードのシボがキレイだったり、各部のチリが揃っていたり。

またシートの出来が良く、体重が軽めな方なら、適度な包まれ感と相当な衝撃吸収に貢献。

シート、具体的にはライバルのホンダN-oneに劣るものの、N-oneは別格。特別良い。その周辺のモデルを除けば、チープでしょうがないコンパクトクラスにも勝ってる
座り始めはランバーサポートの出っ張りが大きく気になるけれど、5分も座っていれば体に馴染む。

インテリア:インパネ1インテリア:フロントシート

デイズだけじゃなく軽自動車全般の内装を見て感じる事。「ギリギリまでガンバッテルのね」もしくは「コスト成約緩いのね」。本当のところはどっちだろうw

デイズの静電式スイッチ、マルとバツ

エアコン操作部(夜間)最近お馴染みの静電式スイッチ。機械的なプッシュスイッチやロータリースイッチではなく、固いパネルに触れることで信号を送るアレ。クルマは走行中、ドライバーは視線を落としたくないし、車体は揺れる。だからスムーズかつハッキリした押した感があるスイッチが望ましいわけだけど、最近は目新しいだけじゃなく工夫されている。

ココがマル
  • 主要な機能の各タッチ領域が大きい。
  • 触った場所によって異なる音がする。
  • これでもかというほど、表示がデカイ。
  • 光り方にムラがない。結果、まぶしさを感じにくい。
ココがバツ
  • やっぱり手元を見ないと押せない。手探りじゃ無理という意味ね。
  • F/Rデフォッガーのタッチ面積が他のスイッチの半分。非常時に使いたい機能が押しにくいってどうなの?
  • デカイのはいい。だけどセンタークラスター下部が、助手席パッセンジャーのヒザの部分に触れて邪魔。

試乗:動力性能(エンジンとCVT)

「加速が悪い!」とネット上で評判のデイズ。排気量が同じで車重も同じよう、ミッションだってCVTで横並びな他の軽自動車と何が違うんだろう??疑問に感じる方も多いと思います。

デイズのエンジン型式は「3B20」。三菱の軽自動車アイに搭載されていたのと同型式で、三菱のエンジンということがわかります。このエンジンはデイズが発表当時、様々な技術がアピールされていました。

  • MIVEC(可変バルブ機構)2段階切り替えか連続切り替えかは失念。
  • 圧縮比12.0という高圧縮エンジン。
  • 電子制御サーもスタッド。
  • ショートストロークなボア&ストローク比。

当編集部では試乗して良ければ能書きはなんでも良し、を徹底。でも実際に購入する際には凄いと思えるポイントが欲しい。やっぱり、誇らしい気分になれますし、明確な購入理由になりますからね。

エンジン質感など

エンジンルームエンジンの質感といえばノイズやバイブレーション、ペダル操作に対するレスポンス、加速感や力強さ感。
ということでまずノイズ、言い換えればエンジン音、これはちょっといただけない。軽乗用車というより軽トラックの音がする。そういや三菱のエンジンてみんなこんな感じだったよ。
レスポンスに関しても同様。アクセルペダルをゆっくり操作しても素早く操作してももっさり回転が上がってもっさり下がる。1瞬全開にするように踏んでもシュンとは吹けないw

バイブレーション。クルマの車格感に影響を及ぼす重要事項。デイズはハンドルやペダルに伝わる振動が少ない。エンジンマウントが柔らかいかカッチリしているかが想像できます。ダイハツ車と比較すれば手がしびれる感覚はずっと少ない
加速感については後述。

CVTが今一つ

シフトセレクターとシフトパネルCVTはミライースみたいに燃費重視のセッティング。クルマが巡航に入ったと認識すれば、即座に巡航モードに移行。ここで、「いやまだ加速中なんだよ」とペダルで指示を送ればまた加速モードに戻るけど、ここでカコン音とショックがでる。

何が言いたいか?初期のCVTのようで滑らかな加速ができず。思った通りの加速力と滑らかな加速を考えれば相当に神経質な操作が必要になる。アップダウンのある道ならパターンは無限。思うように走りにくいのはホントに残念。

Sモード含むDレンジでの特性は、想像以上に中回転を使用しようとする。ちょっとした加速でも他の軽自動車より一つ上のゾーンを使いたがります。そういえばショートストロークエンジンだったのを思い出す。排気量の限定される軽自動車の場合は、これで滑らかな加速とは無縁に。

積極的に高回転を使いたがらない「Dレンジ」と、わざわざ切り替える必要がない「Sモード」。一方でメリハリ有るのが「Lレンジ」。ここにシフトすれば思いっきりキャラクターが変わります。
「Lレンジ」では低速時から高回転をキープ。それも5500回転〜6000回転超というトップエンドをキープ。「もう巡航するよ!」って指示を送っても聞いてくれないw

欧州車でよくある、燃費重視とスポーティ感のメリハリあるシフトプログラム。そんな感じです。

加速感やトルク感に関して

ペダルレイアウト遅いと言われるデイズ、筆者はどう感じた?

結論からいえば絶対的な加速力自体はそこまで問題なし。ただしガンバッテル感がハンパない。4ATの時代の軽自動車のような加速感が実際以上に遅さを感じさせているんだと思います。

市街地でのゆっくり加速

よく利用する時速40kmまで加速して巡航。こうした時にはぜんぜん普通。

市街地での強い加速

大通りに出る時、スーパーから出る時などに必要な”やや”強い加速。CVTがやかましい回転数を使う。パワー感ないしガンバッテル感がものすごい。いっそのこと「Lレンジ」なら全開加速OK。

中〜高速の巡航時

CVTのメリットであるワイドレンジは必要以上。言い換えれば高速型すぎるギヤ比。時速80kmを越えると速度を維持できる以上のハイギヤードとなる。一定速度で巡航するには結局高めの回転数をキープするわけだけど、クルマに合わせて微妙にアクセルを戻したくなる。結果、速度が落ちる。で、トルク感ないなと感じる。

デイズのメーター(昼)デイズのメーター(夜間)

車幅感覚が取りにくい

ハンドル車幅感覚が取りやすいクルマは思った通りにボディ左側を寄せられる。車幅感覚が取りにくいクルマは思った以上に寄りすぎるか、思ったほど寄っていないかのどちらか。
デイズは、思ったほど寄ってないタイプ。軽自動車で寄せるのがニガテなんて恥ずかしい限りだけど、これはボディサイズのせいじゃなく、クルマのせい。もっと寄せやすいクルマはいくらでもあります。

窓やAピラー、ダッシュボードの形状やドライビングポジション、ほんのちょっと変わると感覚が変わる。デイズのボディデザインって何かに似てるよね。ドラポジだって軽自動車はどれも50歩100歩。だけど実際に運転すれば、ワゴンRスティングレーの方が感覚が取りやすかったり。
ここはメーカーの熱意とかドライバビリティの優先度とか、そんなとこだと予想。

ついでにデイズのドラポジ、アップライトでハンドル遠め。他の軽自動車と同じ感覚ですが、インパネ低めシート高め。シートリフターは下げるじゃなくて上げる方向のみに役立つ方向。身長160cm以上の方は最も下にセットするのがデフォだと思います。
軽自動車を運転する度に思うこと、それは誰のためのドラポジなんだろう?ってこと。少なくてもドライバーの為じゃない。クルマの為にデザインされたドライビングポジションなんて思ってしまいます。運転しやすさ、これはコンパクトカーと比較推奨。実際に試乗して評価とか比較して下さいねっ。

日産 デイズ

ニッサン

dayz (デイズ)

  • 試乗グレード:“ハイウェイスター”
  • 型式:B21W 2014y
  • ミッション:CVT
  • 車両価格:135万円

エンジン概要

  • 排気量:660cc
  • エンジン型式:3B20

その他概要

  • ボディサイズ:3395×1475×1620mm
  • 車重:840kg
  • 発売時期:2013年6月〜
  • 新車時価格帯:107万円〜

車両型式

    B21W ・・・ デイズ
    B21A ・・・ デイズルークス

当記事は「桃花」がお届けさせて頂きます
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ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価

軽トラックの様な音。トルク感も薄い

駆動系質感 5段階評価

CVTのセッティングが残念

足回りの質感 5段階評価

質感は低い。だけどバネが勝ってて優しい乗り心地。

内装の質感 5段階評価

インパネ模様とシートが上質

外装の質感 5段階評価

何かに似てる?

乗り心地優さ 5段階評価

弱いアブソーバーは近距離走行に最適

お買い得度 5段階評価

日産ディーラーで買える。それが嬉しいね



辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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試乗比較しにくい中古車購入の時こそ、中古車購入時にも役に立つレポートを送り続けて16年。これからもドライな試乗レポートでお楽しみ下さい。