2代目キューブ自動車比較・辛口評価と評論

自動車購入の為の比較・試乗レポート(日産)
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乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2004年記事 日産 キューブ
著:ヒラリー男爵)

日産キューブ(Z11)・試乗インプレッション

今回の辛口比較・評価評論のターゲット車は、世界中からいいデザインだといわれている日産キューブ。
日産・キューブ、グレードは「14S」コラム4AT。車両価格136万円です。

国内専用車にも関わらず、特にデザイン関係の仕事をする人から評価されるみたいです。筆者はレンタカーで1週間借りて、1000km位を走りました。

2代目キューブの内装
日産
  • グレード:“14S”
  • 型式:Z11
  • 車両価格:120万円〜
  • デビュー年:2002年10月〜

キューブのポイント

まずキューブのポイントはおしゃれ、かっこいい、スタイリッシュ。これにつきます。とにかくデザインがいい。個人的な趣味でいうと一部ディテールが嫌いですけど、ヨーロッパでも高く評価され、おしゃれなデザイナーや女性から好まれることがイメージアップに輪をかけています。

キューブはとても頭でっかちなんですが、それを頭でっかちに見せないのがすごい。通常、逆台形に見えてしまうモノを、きっちり縦長に見せ、しかも重心低く見せる。結局、目の錯覚でもなんでも、様々な技法をうまく使ってあると、感心させられてしまいます。

車って、走行性能はちょっとお金をかけて改造すればなんとかなります。パワフルにも、上品にも、高級にもでき、静粛性をあげていくこともできます。ただ、外観のデザインは根本的には変えられません。エアロパーツはおしゃれにするわけではなくて、視点をそこに集め、すごいと思わせるだけです。車のスタイル特に全体のシルエットは変わりません。

カラフルなキューブの評価言いたい放題

可愛いブルドッグのような顔つき、四角くも丸いシルエット。そんなキューブというコンパクトカーにはどんなカラーのドレスを身にまとっても似合ってしまう魅力があります。例えば、お目々丸々な女の子のように。

キューブはボディカラー豊富で、お好みに合わせて選んで下さい。下取りを気にしている場合じゃありません。チェリー系やブラウン系などおしゃれなボティカラーと、それに組み合わせてアルカンターラの内装も選ぶことができます。

内装のデザイン自体は悪いですけど、なんちゃってベンチシートとフロント頭上の広さは、ラブラブな恋人がいる人には最高でしょう。いつでもおしゃれをして乗りたいクルマです。安い車ですから、浮いたお金でファッションを気遣うといいのではないでしょうか。

平成の格言にこんな言葉がありました。
「男はいいクルマに乗ると格が上がる。女はおしゃれをがんばると格が上がる」
ようは仕事がんばって金稼げ
ということですか・・・。

それからこのキューブ、モデル途中に限定バリエーションが多く発売されています。ほとんど内装の意匠違いで、シートカラー、表皮が変わったり、内装色が変わったり。またライダーやアクシスという外装違いもありました。

試乗:エンジンについて

キューブのエンジンは1400cc。高回転でがさつなノイズをだしますけど、トヨタのBbやイストのエンジンよりはましと思われます。しかし、乗った感じ、加速力や余裕という面では1300ccとそんなに変わりません。ミッションの効率やギヤ比のせい?

それと燃費が良くない。フィットの1500ccよりだいぶ悪いという評判も聞きます。筆者が走行した際には、燃費12キロくらいでした(福島県の信号の少ない街道)。フィット1500ccなら14キロ走ってます。また千葉市内を走ったときには多分10キロ以下でした(正確にはわかりません)。フィットはここでも14キロ。ただしキューブもフィットも燃費を全く気にせず走ってます。

一昔前まで、燃費は結局排気量並みにしか走らないと言われてましたが、現在は車種により違いもあるようです。もしくは、フィットの車載燃費計、誤差が大きい可能性があるのかもしれません。

キビキビ?つっぱり?微妙な足回り

足回りは、どこ社製のショックを使っているのでしょう?またどういった目的に合わせてセットされたのでしょう?晴れの日はキビキビしていていいですが、ボディの剛性感なく、一昔前のコンパクトカーに毛が生えた程度の質感です。雨の日は突っ張るだけのサスペンションという印象です。(ロール剛性高すぎというやつ)

雨の中走ると、ロールを感じる前にタイヤが滑ったなんてことも。ほんの少しですが。デートしてるときは余計な事に気を遣いたくないんです。自動運転とはいいません。でももう少しラクに運転させて下さい。

また100キロを超えると安定感なく、ハンドリングも不安定になります。まっすぐ走るだけで「恐怖感を感じるクルマ」と「恐怖感を感じないクルマ」に分類すれば、キューブは恐怖感を感じるクルマに分類出来ます。
こっそりと東北の高速道路で最高速アタックをしようとしましたが、怖かったので140キロで止めました。というよりも、体がびびってしまって、90キロ巡航でも自然に速度が落ちてくる次第。
(試乗車はレンタカーだったので個体差で外れ車両だった可能性もあり)

フィットだったら、キビキビして安心感もあるんですけど、残念ながら足回りの印象は、ライバルであるフィットレベル(初代後期)にちょっと届いていませんね。

エンジンはそれなり、ミッションはちょっと・・・

エンジンはあまり印象にないんです。すいません。記憶は曖昧ですがトヨタの4気筒1300ccと同じような感じです。
ミッションを始めとする駆動系はというと、完全に一昔前のそれ。ギヤがキックダウンしたり滑ったり、エンジンうならせてからシフトアップして回転が下がるまで、なんとも違和感を感じます。

意の通りに走るならポジションロックさせなきゃ、でもコラムシフトは面倒くさい。いちいちコラムシフトを操作してギヤポジションをロックするなんて誰もしません。操作性はトラックと大差なし。これならオートマティックトランスミッションなんていりません。普通のMT(マニュアル)でいいです。このキューブだと余計な振動を抑えて走るのが難しい。助手席に女性を乗せてのドライブでは、結構神経使いますよ。

試乗:静粛性や上質感

キューブというクルマに静粛性や上質感は期待できません。基本的にマーチと一緒です。パコパコのドアを締める音なんかは宇宙史上最高に安っぽく、蹴り飛ばしたくなるほど。他のどの部分を叩いてもペコペコいってます。
上質感なんて全く感じません。エンジンの音も外の音もなんでも室内に入ってきます。

どこもかしこもペッコペコのバッコバコ。これはコストダウンの為なのか日産のポリシーなのか?ハタマタ低価格車なんだからこんなもんでいいだろとか軽薄な考えからきたものなのか??これはもう、トイザらスで売っているおもちゃだと思うしかない!

天井もアレなので雨の日は雨がルーフを叩く音がします。が、これは他のコンパクトカーも一緒。静粛性なんて、コンパクトカーに求めてはいけないんでしょうが、デザインとコンセプトが非常に良いだけに無い物ねだりをしてしまいます。

数多くの特別仕様車

このZ12キューブには数多くの特別仕様車が発売されました。日産お得意の戦略的ラインナップです。

  • キューブ・ライダー 162万円
  • SX70周年記念車 130万円
  • SX70周年記念車2 130万円
  • トラビス 152万円
  • プラスコンラン 150万円
  • SXリミテッド 133万円
  • EXリミテッド 153万円
  • SX MD/CDセレクション 135万円
  • ライダー/トラビス HDDナビエディション 172〜194万円
  • ライダーアルファ 177万円
  • 15M プレミアムインテリア 156万円
  • 14S Vセレクション 138万円
  • ライダーアルファ2 184万円
  • 15M プラスナビネクスト 154万円
  • 14S カガヤキエディション141万円
  • ライダー 10thアニバーサリー 188万円
  • 14S ミュージックルーム 141万円
  • 15M アートルーム 169万円
  • アクシス 189万円

内容はネーミングから想像して下さい。Z12キューブの発売年数はちょうど6年。6年間にこれだけの特別仕様車がデビューしたというのは驚きです。

ベースモデルも度重なるマイナーチェンジでけっこうな変更を受けています。マイナーチェンジは筆者が知るだけでも4回。途中で1500ccのCVTモデルも登場しています。これ以外に小変更も行われている可能性もあります。

3列シートのキューブキュービック。ホイールベースは170mm延長。全長は3900mm、ボディデザイン的なバランスはGooD!

やっぱりけっこう魅力的、キューブ

クルマとしての本質的な内容はぜんぜん良くない(フィットやヴィッツと比べれると)キューブですが、マーチほど悪いわけではありません。逆にスタイル(外装デザイン)はおしゃれな人からの評価が高く、最高です。

そしてキューブのこの外観が手に入れば、クルマとしての基本的な内容は気にならないのも事実です。移動する部屋としてゆっくり近所だけ走るなら問題は全くありません。
ヨーロッパのデザイナーなどからも評価が高いというキューブ、並行輸入の右ハンドルをがんばって運転していたらしい。そこまでしてキューブが欲しいと言われる貴重な貴重な日本車。デザイナーやイラストレーターのセンスで乗れる、数少ない国産コンパクトカーではないでしょうか。

日産のデザイナー、中村史郎さんの本を読むと、「キューブは世界一遅く見えるクルマと評価されました。これは狙い通りです」みたいな表記があります。
少ない時間で目的地に移動するための道具、これがクルマだとしたら全く逆の評価で喜んでいるわけですから、総攻勢の評価や試乗自体が無意味ですね。

ただほんの少しだけ、細かい走行性能や質感を求め、少しでも高級感あるコンパクトカーに乗りたい人は、フィットヴィッツがいいでしょう。

ニッサン キューブ(2代目)

ニッサン

cube (キューブ)

  • 試乗グレード:“14S”
  • ミッション:4AT
  • 新車時価格:136万円

概要

  • 排気量:1400cc
  • エンジン型式:CR14DE

その他概要

  • 型式:2代目 Z11
  • ボディサイズ:3730/1670/1640mm
  • 車重:1080キロ
  • 発売時期:2002年10月〜2008年11月
  • 新車時価格帯:120万円〜
当記事は「ヒラリー」と「桃花」がお届けさせて頂きます。
ヒラリー男爵桃花

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適合バッテリー

キューブのバッテリー適合詳細


キューブ 2代目

Z11 - CR14DE 1400cc 2002年〜
40B19L


キューブ 3代目

Z12 - HR15DE 1500cc 2008年〜
55B24L

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ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価
駆動系質感 5段階評価
足回りの質感 5段階評価
内装の質感 5段階評価
外装の質感 5段階評価
快適性 5段階評価
お買い得度 5段階評価


コラムシフト


男っぽいステアリング


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