軽自動車試乗比較「三菱・i」/P1

三菱・自動車購入のインプレとレビュー
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乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2014年 三菱 i(アイ)
著:桃花&ヒラリー男爵)

i(アイ)試乗インプレッション「1」

辛口比較・評価評論の試乗レポート、三菱i(アイ)、グレード「L」。リヤにエンジンをレイアウトする個性派軽自動車がこのアイ。グレードはターボ無しシリーズでは上位に位置するグレード。

軽自動車のミッションといえばCVT一択というのが一般的。そんな中でアイは三菱らしく4ATで一本化。また前期はターボ付き、後期はNA&ターボというラインナップ。そしてリアエンジンという個性派レイアウトに、これまた個性的なエクステリアが特徴の1台です。

アイ室内1アイ室内2
三菱自動車
  • グレード:”L”
  • 型式:HA1W
  • 車両価格:105万円〜
  • デビュー年:2006年1月〜
  1. このpage - アイ試乗「1-1」・クルマの概要とエンジン&ミッション
  2. 分割page - アイ試乗「1-2」・乗り心地や走行感覚
  3. 分割page - アイ試乗「1-3」・車内居住性・個性的な部分
  4. 分割page - アイ試乗「1-4」・i-MiEV試乗と印象
  5. 分割page - アイ試乗「1-5」・燃費やエンジンルーム、評価総合

※「電気自動車i-MiEVについて」と「参考燃費データ」を追記しました。

試乗車概要

アイ(夜間)三菱「i」はそのまま「アイ」と呼ぶ軽自動車。かなり個性的な軽自動車で、エンジンをリアシート下あたりにレイアウトし、基本リアタイヤを駆動する。

このレイアウトにより可能になったと思われるエクステリアのデザインは、特にフロントやサイドビューのシルエットなんて十分な質感を感じさせてくれる。もちろん個性もたっぷり。ユニークという言葉を使えば、ユニーク=元祖的な意味。オリジナル感は強く、他車に似ていないエクステリアはオーナーの誇りに直結。

搭載されるエンジンは前期モデルはターボ付き、後期モデルはNA&ターボというラインナップ。最初期の車両価格は130万円前後〜と、ターボ付き&個性派軽自動車にしては高くない。

今回の試乗車は2011年式で走行16000km。NAエンジン搭載モデル。サスペンションのメンテナンスを終えて良い状態のクルマです。

乗員が感じる特徴など

アイを試乗すればまさに、三菱の軽トラックであるミニキャブを乗用車に仕立て直したような印象を受ける。アイにはアイミーブという電気自動車仕様が用意されるが、ミニキャブにもミニキャブ・ミーブがあることからも、だいたい同じようなモノなのだろう。

ハッキリいえば、普通に足代わりとしてアイを選ぶ価値はほとんど無い。強いて上げれば中古車価格が安いこと位だろう。乗り味は乗用車系の軽自動車の平均に大きく届いておらず、まるで軽トラック。キーワードは未来のカタチをした昭和の軽自動車

つまり、いわゆる変態クルマ。褒め言葉としての変態クルマではなく、「出来の悪い息子ほど可愛い」的な、オーナーが変態になりきる必要がある自動車。
逆にいえば、アイに惚れちゃったらこの出来の悪さこそ美しき特徴。決して見放せない存在になること間違いなし!以下、その辺りをじっくり。

試乗:内装の特徴

内装インパネ(昼)内装インパネ(夜間)

内装、運転席に座ってまず感じるのは、開放感を重視したミニバンらしい雰囲気。奥行きのあるインパネやAピラーの傾斜など、アイの外観から受ける印象そのままの雰囲気だ。

インパネセンター部は三菱らしい印象にラウンドされた丸さがミックスされ、また先進性をアピールしているようなシルバー塗装が、大きな面積に施されている。しかし残念ながら、形状がヘンテコリンだから、先進的じゃなくて、よく言えば「ポップ」。悪く言えば「おマヌケ」。
この センター部のみに関して言えば、質感は悪くない。小さなエアコン吹き出し口にまでツヤ有り塗装が施され、後述する各スイッチの触り心地もGOOD。

総合すれば、形状はヘンテコリン。細部はがんばってる。そんな評価。電気自動車もラインナップする三菱アイのキャラクターを考えれば、もっとシャープなデザインが欲しかった。夜間の写真はね、たまたま良く撮れたと思います。軽自動車っぽくないでしょ??

エアコンスイッチの触り心地はクラス越えた上質さ

エアコンスイッチ

試乗車のエアコンはオートエアコン。グルグル回すロータリースイッチタイプで、オートのポジションが付いてる。

で、この回し心地がクラス以上の質感他メーカーでいえば1500ccクラスとかレベルだって評価出来る。運転中に操作することも考えれば、最低限これくらいの質感は欲しいよね。やっぱり。

アイのキャラクターと長所を考えると、アイで2番目に優れていると思えるのがこのロータリースイッチ。1番目は後述のシフトセレクターの操作感。どっちも頻繁に手で触れる部分。印象デカイ!

試乗:エンジン&ミッション

エンジンは「3B20」という型式。直列3気筒。シリンダーが傾斜した状態で搭載されるというから、ほとんどアイ専用のエンジンだね。素晴らしい。またアルミを多用したデザインで、知名度高いMIVEC機構を採用しているとのこと。カタログスペックは52馬力&5.8kg/m。

試乗車はNAモデル。アピールポイントがこんな感じなので試乗前から期待せずにはいられません

エンジン&ミッションのフィーリング

オレンジカラーのメーターで、試乗すればどんな感じか?率直に言って”普通”です。一応ね、全開にすれば高回転までしっかり回ってくれるよ。ミッションもね、どんどん中回転以上を使わせるようなプログラム。
しかしエンジンの評価より、リアエンジンというレイアウトからくる特別な部分の方が特筆できる。フロントシートに聞こえるエンジンノイズは、やはり遠くから聞こえる感覚だし、ハンドルやシートに伝わる振動だって、普通の軽自動車とはちょっと違う。比べなければそんなに大きな差ではないんだけど、アイオーナーが誇れるポイント

アイのミッションは全グレードで4AT。制御はやっぱり旧来的だし、ローギヤードな設定はいかにも昔ながらの軽自動車。低回転トルクって何??そんな感じで回転数をキープ。一般道でもペース良ければ3000回転巡航は当たり前。またトルコンスリップが大きく微調整がしにくいし、なかなかロックアップもしてくれない。

しかし、アイならではイイ部分がある!シフトショックが小さい。極端にゆっくりシフトチェンジしている訳じゃないのに、体感的なショックを感じる場面はかなり少ない。発生トルクが少ないから当たり前とか、そんなのは置いておいて、やはりこれ、リアタイヤを駆動するクルマで共通する特徴かな。

シフトセレクターの操作感はクラス越えた上質さ

シフトセレクターエアコンスイッチより触れる回数が多いのが、このシフトセレクター。何しろ運転する時には季節関係なく必ず操作する。アイはここのね、触り心地がい〜の。例えばホンダ車と比較すれば、ホンダなら2000ccクラス。とても軽自動車の質感じゃない。

アイのシフトセクレターは超ショートストロークのゲート式。引っかかりなど気にせず感覚で操作出来る。触り心地良ければ触りたくなるのは女性のボディと一緒!握り心地良ければ欲しくなるのは男性のソーセージと一緒!

ここがアイで最良の部分。さすが三菱らしい長所。ズバ抜けてます。
これに触れたらデートしたくなっちゃうこと、間違いなし!


※別に試乗したi-MiEVでは、シフト操作の質感は普通レベルでした。個体差やモデル時期による違う可能性があります。

アイメーター(昼)アイのメーター(夜)

SATの弱さは軽トラックのよう

SATとはセルフ・アライニング・トルクの略。ハンドルの操舵力などを表すが、中立への戻りの強さとして利用されるのが一般的だと思う。

アイはこのSAT、ハンドルが中立に戻るチカラが極端に弱い。SATが弱めなクルマはドライバーの意図で戻せる走りやすさがあるというが、アイは極端。まるで一部の軽トラックそっくり。具体的には、切った後は必ずドライバーが手で戻す。じゃないと道が直線になってもクルマは直進にならない。うまく操作しないと、コーナー出口でふらついちゃうよ。

慣れればなんてことない。でも安っぽいと感じるのも事実。キャスターやホイールオフセットを変えれば変化するから、ここはぜひ、三菱自動車に期待します。趣味クルマじゃないんだから普通がいいよね。

なお、コクピットからの視界については普通に乗用軽自動車。ハンドルから受ける印象も強いけど、視界から受ける印象もまた強い。

視界右視界左

多少はピラーが視界の邪魔をするけど、フロントウインドが寝てるクルマはどれもしようがない。

ミツビシ・アイ

ミツビシ自動車

i(アイ)

  • 試乗グレード:”L”
  • ミッション:4AT
  • 型式:HA1W
  • 価格:約115万円

エンジン概要

  • 排気量:660cc
  • エンジン型式:3B20

その他概要

  • ボディサイズ:3395×1475×1600mm
  • 車重:890kg
  • 発売時期:2006年1月〜
  • 新車時価格帯:105万円〜
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ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価

エンジンが遠いから助かってる

駆動系質感 5段階評価

シフトセレクターの操作性良好。

足回りの質感 5段階評価

まるでトラック。

内装の質感 5段階評価

無理しちゃった感たっぷり。

外装の質感 5段階評価

ユニーク=元祖、的な部分がある。リアセクション以外は未来的。

快適性 5段階評価

フロントシートの足下はかなり広い。

お買い得度 5段階評価

特殊なレイアウトを気に入ればこそ。




スイッチやシフトは操作感良好。凄くイイ。



内装インパネ、夜間の雰囲気は悪くない。オレンジがお嫌いでなければ。


辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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試乗比較しにくい中古車購入の時こそ、中古車購入時にも役に立つレポートを送り続けて16年。これからもドライな試乗レポートでお楽しみ下さい。