シャリオグランディス

自動車購入の試乗比較、中古車選びにも・三菱・メーカー別の特徴
自動車試乗比較・評論メンテナンス情報ヘッダー画像
乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2008年 三菱 シャリオグランディス
著:ヒラリー)

三菱自動車
  • グレード:”ツーリング”
  • 型式:N84
  • 車両価格:220万円
  • デビュー年:1997年10月〜

三菱・シャリオグランディス・試乗インプレッション

今回の辛口比較・評価評論のターゲット車は、三菱シャリオグランディス

雑誌の試乗レポートで車内の揺れが少ないクルマと評価される、荒れた道でも苦にしない、都市部以外にお済みの方に最適なコンパクトミニバンです。
小さくて3列ミニバンとしては若干機能不足。またフリクションいっぱいながらも柔らかいサスペンションが特徴。

「大きさ改善+固さ改善」という2つの手術が必要なクルマだと覚えておけば、特徴を忘れることはありません。

前身のシャリオは7人乗り”バン”

ミツビシ

シャリオ・グランディスの前身はシャリオ。まだミニバンという言葉がなかった時代に、6人乗りのバンとして存在していました。
このシャリオはほんとうに「バン」で、エクステリアもしょぼく、存在感はまったくなし。知名度は最低。さらに乗ってもちょっと・・・。てなクルマでした。実はその前に日産も3列シートのバンを販売していたと思います。

後にデビューしたミニバン、ホンダの中型セダン、アコードをベースとしたオデッセイが乗用車らしい運転ポジションと走行性能を持って大ヒットしたのは記憶のある方もいらっしゃるかと思います。ホンダがもう生き残れないと誰もがウワサをしていた時に登場したのがオデッセイ。ホンダの救世主というベストのタイミングで大ヒット。
シャリオや日産の何とかが作った乗用車ベースのミニバンというコンセプトを、いつの間にか自分が一番最初として知名度を上げました。

ハナシは戻ってシャリオ。ミツビシではシャリオが大失敗だったため、より乗用車ライクなミニバンとして、オデッセイをまねてデビューしたのがこの、シャリオ・グランディス。
ほんと簡単にいってしまうと、まんまミツビシ版オデッセイ。(ちょっと小さいオデッセイ)。シャリオグランディスならではの特徴ももちろんあり、コンセプトは同じ様なモノでも選択肢の一つとして存在価値がある。何が特徴化って??オデッセイより背が低く、柔らかい足回りのサスペンションがこのシャリオ・グランディスの特徴です。

意外と丁度いいサイズのミニバン

シャリオグランディスは5人乗りのハイトタイプの乗用車、RVRとボディを共用していたために、非常にコンパクトなミニバンになっています。この辺はまさしくミニ・オデッセイといった感じでしょうか。シャリオグランディスの全長は4650ミリしかありません。セダンで言うとミドルクラスの全長。そして全高も低め。これは、長所であり、欠点でもありますね。

内装は、兄弟車で1800ccクラスとなるRVRとそのまんま共通のため、高級感はありませんが、インパネトップの軟質ウレタンは特筆すべきポイント。ここ、触るとライバルより一歩抜けているのがわかります。衝突安全性という部分でも、少しは違うかもしれません。

どちらにしても、この手のミニバンに乗るのなら、インパネなんていうのはそんなに気にならないはず。多人数ムーバーといわれる位ですから。そしてセダンではないですから。

価格的にも、2400ccで200万円少々(税抜き)のグレードがメインだったため、質感という面でも、こんなものでしょう。うん、こんなものです。

ミニバンとして考えると室内はやや狭めで、シートの着座位置を高めて詰めてはいますが、2列目、3列目はちょっときつい。もちろん全く座れないほど狭いわけではなく、ミニバンとしては狭めという評価。もし、大人数で乗ることが多ければ、他のミニバンをおすすめします。

シャリオグランディスを運転してみて

シャリオグランディスを試乗すると、ふわふわの乗り心地は結構快適。ゆっくりと舗装のいい道を走っている分にはそれなりに良く感じます。
そこそこ車両の重量も有りそうですし、このようなシチュエーションならショックの荒も気にならず、細かいボコボコもなにも無かったように越えていきます。重い車体に柔らかくてストロークの長いサスペンション、言ってみればアメリカ向けセッティング?といった感じです。

もちろんサスペンションが柔らかい分、欠点も多く、コーナーでは神経を使いますし、ヨーの立ち上がりもゆっくり。またリアシートまで人が乗ると操縦性も大幅に変化します。何より伸び側の減衰力が足りず、車体が伸び上がってしまうのは非常に不快。
しかし、このようなサスセッティングも悪くはない。こういった乗り味を好きな人もいるわけです。ビシッとした高級感はないですが、跳ねない乗り心地はいいです。運転は他の人に任せてゆっくり走ってもらいましょう。

エンジンとAT

エンジンは、いかにも実用エンジンらしい4気筒2400cc。音はいかにも4気筒の「ぼぉー」という音が高回転でもします。ミツビシのエンジンらしく、「カキーン」と回る感じもしません。その分、4000回転くらいまでのトルク感は強く、1人でのドライブなら低回転だけで十分走ります。
またノイズというかエンジン音の音量は、1800ccとか1500ccクラスと比較すれば小さめ。パッセンジャーと話しながら、高速道路の合流といった場面でも、会話の声が大きくなるのは最小限。

ATはシーケンシャルミッションのように前後に動かしてシフトポジションをキープできる機構がついているタイプ。さらに高度な制御を行う「インベックス2」という頭脳が付いています。ドライバーの意志でギヤポジションを変える場合は、シフトレバーを前後に動かします。
シフトセレクター自体が従来のシフトレバーより使いやすいですし、ゲート式のシフトレバーより2段階ギヤポジションを変える場合にも神経も使いません。

シャリオグランディスのそれは柔らかめのスイッチとなっており、触り心地も悪くありません。従来のATよりスパッスパッとギヤが変わるわけではないですが、マイカーとして運転していれば、たまには使ってみたくなるハズです。
※挙動はクルマの動きもシフトチェンジもゆったりした感覚なので、過度の期待は禁物です。

新車当時を思い出してみると・・・

シャリオグランディスは価格を抑えたミニバンとして、まったく売れなかった訳ではないんですが、そこまで売れないくるまでした。さすがミツビシのブランド力とオデッセイをまねしたけど、ミニバンとしての使い勝手や届いていない車体品質感は辛かったみたいです。

しかしゆったりとした乗り心地は、ある程度お年を召された方には定評と思われ、ボディ剛性が気にならない柔らかいサスペンションもいいんですけどね。ミニバンとしては少々、小さいくて狭いのが難点であったり、まじめすぎるエクステリアに問題があったということでしょうか。

ミツビシというブランドイメージの問題もありますが、他の「道具系自動車」に比較して、若々しさがない、これも大きな欠点です。

道具系、つまり実用的なクルマとして重要な点、スイッチなど装備の使いやすさではシャリオグランディスはとても優れています
なにしろ、エアコンその他スイッチがシンプル。そして余計な装備はありません。ここはシャリオグランディスの利点。お父さんお母さんでも迷うことなく運転できると思います。

中古車で狙うなら

どうしてもこのシャリオグランディスの乗り心地が好きという人以外、シャリオグランディスの中古車なら違うミニバンが選び放題なので、そちらがおすすめ。例えば同じミツビシでシャリオグランディスと共通部分の多い、似たような自動車があります。シャリオを2列シート5人乗りにしたようなRVR。このミツビシRVR、全長はかなり短めながら、リアシートは広めで、さらにリアシートの取り外しまで可能です。

シャリオグランディスとRVRを比較すると、RVRの方が新車時の車両価格も安く中古車価格も安い。3列目なんていらないな、という方に非常にお得な車です。

その他のハイトワゴンとの比較では、定番ですがステップワゴンやセレナ、ノア&ヴォクシーなど。どれも同じようなボディサイズ寸法と車両価格ですが、どれも全高が高くなるのがシャリオとの違い。そして全高が高くなった分、かどうかはわかりませんが、サスペンションは固めにセッティングされています。
ステップワゴンの3列目なんてけっこう揺すられますよ。ご飯を食べた後、こんな3列目に座るのはきついな〜。これ、乗ればわかります。

広くなった分、特に3列目の乗り心地は悪化するという悩ましい選択となりますが、2列目までを利用するならいい選択。中古車の場合は予算が多少増えます。

ミツビシ・シャリオ・グランディス

ミツビシ

grandis (シャリオ・グランディス)

  • テストグレード:”ツーリング”
  • ミッション:4AT
  • 年式:2000y
  • 型式:N84
  • 排気量:2400cc
  • エンジン型式:4G64
  • ボディサイズ:4650/1775/1650mm
  • 車重:1570kg
  • 発売時期:1997年10月〜2003年5月
  • 新車時価格:220万円

系列サービスでご紹介中!

「自動車保険一括見積り」の比較。見積もりはメールか郵送で安心。
保険一括見積りサービスの比較サイト

系列サービスでご紹介中!

法人、個人事業主の「ETCカード」。複数枚契約が可能。審査無し?
セディナなど法人ETCカード

適合バッテリー

-

インターネットでバッテリー価格を確認
国産車バッテリー
ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価
駆動系質感 5段階評価
足回りの質感 5段階評価
内装の質感 5段階評価
外装の質感 5段階評価
快適性 5段階評価
パッケージング 5段階評価
お買い得度 5段階評価
辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

仕事柄ホンネを書けない?自動車評論家さま。対して閲覧ユーザー減少が怖い私達ウェブ制作者。
私達はアクセスしていただくために、ユーザー様のお役に立てることを優先します。

自動車のイメージ
長所短所を明確に、辛口評価(言いたい放題)
中古車購入にも役立つ自動車評価評論・試乗レポート。同価格帯で5段階評価。
「エンジン質感」「駆動系質感」「足回り質感」「内装質感」「外装質感」
「快適性」「コストパフォーマンス」

総合サイトマップ 間違いいっぱいの自動車選び http://car.oka-hero.co.uk/ 当サイト記事の転載を禁じます。

試乗比較しにくい中古車購入の時こそ、中古車購入時にも役に立つレポートを送り続けて16年。これからもドライな試乗レポートでお楽しみ下さい。