コルト・ラリーアート「P2」・ブレーキ、ミニサーキット

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(2010年 三菱 コルト・ラリーアートverR
著:元自動車整備士)

三菱自動車
  • グレード:”バージョンR”
  • 型式:Z27AG
  • 車両価格:174〜232万円
  • デビュー年:2002年11月〜

コルト・ラリーアートバージョンR(後期)試乗「2」

試乗評価と批評 今回の辛口比較・評価評論の試乗ターゲット車は、三菱コルト。ターボ付きの「ラリーアート・バージョンR」というグレード。 前ページからの続きです。
※当サイトは辛口の試乗評価が特徴です。評論家が口に出来ないような点を強調して記載しています。

当ページは2ページ目です。 「ブレーキの特性、ミニサーキット走行」などを掲載中。


  1. 分割page - コルト試乗「1-1」・エンジン&ミッション
  2. このpage - コルト試乗「1-2」・ブレーキの印象とミニサーキット走行
  3. 分割page - コルト試乗「1-3」・室内とラゲッジ、便利な電装品
  4. 分割page - コルト試乗「1-4」・グレードバリエーションと参考データ
  5. 分割page - コルト試乗「1-5」・ライバル比較や評価総合
コルト室内1コルト室内2

サルでもわかるブレーキ講座(コルト編)

純正では独特のペダルタッチを持つコルト・ラリーアート。コントロール性が悪く走りにくかったのでエンドレスのブレーキパッドに交換してみました。(もちろんABSが作動するだけの効きはあります)

今回交換したのは、エンドレスのエヌエスセックス、もといNS97。コルト用ブレーキパッドで検索して1番早く購入できるというだけで選びました。ほどほどの価格のストリート用パッドということで、使いにくくなる可能性も大いにある中、使ってみなければ何も始まらないということで、何も考えずにネット注文。

ブレーキペダルの剛性(図であらわす)

コルト・ブレーキ図1

ペダル位置(ストローク)とペダル剛性(重さ)の図。コルト・ラリーアートは手前でペダルが軽く、奥で重くなる。
重くなった位置では、ゆっくりとした制動力なので、それ以上はガシッと踏むわけだが、ペダル位置はほとんど奥に行かず、踏むチカラでブレーキ制動力をコントロールする。

ブレーキペダルの位置と制動力(純正とエンドレスの比較)

コルト・ブレーキ図2次が純正ブレーキパッドの場合のペダル位置と制動力の関係。軽くペダルを踏んだ状態で、クッとブレーキが効く。

そのあとは、ペダルが重くなる位置で強めに踏むまでブレーキ制動力は強くならない。
つまり、軽く踏んでちょっと効いて、それ以上はかなり強く踏まないと、グッとくる制動力は得られない。リニアじゃないので扱いにくく、ヒール&トゥもペダル踏み量がごくわずかなときは非常にやりにくい。

コルト・ブレーキ図3

これはエンドレスのブレーキパッド「NS97」に代えたあとのフィーリング。初期の制動力は弱まり、全体的にリニア?な制動力になる。一番上の図のブレーキペダルが剛性高まった(重くなった)付近から本格的に制動力が発揮する。
ペダル位置があまり変わらず踏み力で制動力をコントロールできるので、非常に扱いやすく、ブレーキ開始位置を間違えにくくなり、クルマがピョコピョコすることもなくなる。何より楽しい。

エンドレスのこのブレーキパッドに代えると、余計な気を使わなくなるほか、黄色信号で右左折する場合の判断なんかも非常にラクになる。また、リアの制動力があがり、フロントのピッチング(ノーズダイブ)が減り、普段の運転がうまくなったように助手席の彼女にも感じて貰えそうだ。もちろん、すこしだけクルマを不安定な方向にももっていけて、ヨーの立ち上がりが早くなったり、いつもよりハンドル切り角少なく曲がったり。コルト・ラリーアートならステアリングやシートからその様子がわかりやすく伝わってくる。ものすごくハンドル取られやすいですから。

とりあえずで適当に買ってみただけのストリート用パッドながら、今回は一発であたりでした。コルトにお乗りの皆様も是非いかが?

ミニサーキットではどう?

レカロシートネーミングやスタイル、イメージからサーキットで楽しく走りそうなコルト・ラリーアート。このクルマでミニサーキットを走ってみました。速度レンジとしては2速メインで最高速100キロ弱のコースでメインストレートと言えるような部分はほとんどなしのミニサーキット。

インプレッション、感想はというと、残念ながら結局ただのコンパクトカー。スポーティモデルとはいえないほどアンダー強く、強力に旋回ブレーキを使ったりすることでようやくリアを軽くできる。タイトコーナーが続く部分ではエンジンの扱いにくさも感じる。何より、クルマとの対話がしにくい

単純に走るだけじゃなくて、タイヤ空気圧を変更したりと煮詰めながら、タイムを詰めていく課程を楽しむのが幸せかな。足らないのは面白さと爽快感。フロントがグイグイ入ってくれるクルマが好みなら別のクルマをぜひ。

インパネ

ステアリングインフォメーションの希薄さと、ハンドル切っていっても重さが変化しない特性、ここにも触れておきたい。タイヤの特性が大きいのが大前提だけど、低速コーナーではどうしてもダラダラ感が残る。アンダー気味にコーナーに侵入しても余裕を持ってコーナーに進入しても、ステアリングの感触は変化無し。より早くアクセル踏みたいがために、ついステアリングを切り増ししてしまうが、そのときに反応は無し。
一般道ではボディ剛性感ある乗り味を感じさせてくれるが、限界付近では細かなステアリング裁きに応えてくれない。

安定していて不安感少ない一方で、S自の切り返しなどでは重心の高さを感じさせるから、ヨーの収縮は丁寧にした方がいいと思う。タイム的には違いはないけれどね。

良い部分はここ!横滑り防止装置

コルトの良い点は、スポーティな性格の横滑り防止装置。これが一点。介入遅めだし、普通にアンダーもオーバーも出る。スポーティセッティングなのかな??トラクションコントロールに関しては強力。
それでも普通は横滑り防止装置オフにした方が楽しく走れるから、これをオフに。一旦オフにするとエンジン切るまでずっとオフのまま。トヨタ車なんかは勝手にオンになっちゃう。

昔のコンパクトカーって単純にピーキーだった

コルトは所詮ただのコンパクトカーといっても、昔のEP82スターレットよりはよほど良いのは間違いなし。暴れてピーキーなスターレットとは次元が違います。初代ヴィッツとか初代フィットの時代も、小さいクルマは怖かった。大きいクルマの方がよほどラク。
ただし、コルトラリーアートは値段が高い。200万超という価格はランエボ5GSRにプラス70万円、FRのアルテッツァ(後期)ならほぼ同価格、15シルビアのNAなんて寧ろ安かった!それ以外ではホンダのクーペやスポーティ系だってサーキットで面白い。

これを食べ物に例えればコルトはジャンクフード、ワンランク上のスポーティ車なら懐石料理。これを女性男性、恋人候補に例えると・・・、コルトが一般人ならエボやアルテッツァならジャニーズ系有名人。

一般道では走りやすさ満点のコルトラリーアートだけど、車両価格で比較すれば決して走行性能が高いワケじゃない。中古車なら価値があるコンパクト。通好みの1台とまとめさせて頂きます。

参考:EP82スターレットGT(ターボ)

メーターメーター(夜間)

コルトのイメージ

コルト・ラリーアート、フロントインテリア

コルトは前から後まで段差の少ない流れるようなフォルム??そんなデザインがされていて全体的な形としてはまとまっているかもしれませんが、イメージが良くないというか、面白味に欠けるコンパクトカー、そんな印象がつきまといます。つまり、地味

しかし!「ラリーアートバージョンR」といったターボエンジン搭載グレードでは、個性丸出し、少しだけバカ丸出しの目立つコンパクトカー。コテコテでバカっぽくてもインパクトのあるコンパクトカーといえば、現在では貴重な選択肢。他のコンパクトカーを買って改造すると思えば価格的にも魅力大。ちょっと特殊なイメージを持つコルトです。

中身の志は高いけど、外装デザインに関する志は低すぎる。まさに三菱らしい。

三菱のブランドイメージが欠点??

ちょうど2000年に発覚した大規模なリコール隠しで三菱自動車のイメージ急転落。車両炎上のニュースもたくさん流れました。マスコミは都合良くニュースまとめて三菱は被害者でもあった訳だけど、売れなきゃ仕方がない。

メーカーイメージの回復と初め、その後に登場したのはまずek(イーケー)ワゴン。そしてEKワゴンに続いてデビューしたのが素のコルト。
コルトは、ミラージュディンゴの後継車としてデビュー。しかしメーカーイメージの悪化はでかすぎた?月間目標売り上げ台数にも届かない、コンパクトカーで最も売れていない車のひとつです。

デビュー当時の「まじめ、まじめ、まじめ」というTVCMがとても印象的でした。まじめに見えないから残念。もっと熱意や気合いを感じるクルマでなきゃ。フィットやデミオと比較すればケーハク極まる。

ただし、ラリーアートとなるとハナシは逆転。フィットやデミオのRS系はケーハク。ハンドル握って楽しくなるコンパクトカー?バカいっちゃいけません。上記で述べたように、まともなコンパクトスポーツは現在コルト・ラリーアートしかない。予算的に問題なければ三菱を応援する意味でもぜひ!

ミツビシ・コルト

ミツビシ自動車

colt (コルト・ラリーアート)

  • テストグレード:”バージョンR”
  • ミッション:5MT
  • 年式:2007y
  • 型式:Z27AG
  • 価格:約190万円

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メーター1
メーター2夜間
最低限の液晶表示部が付くホワイトメーター。スピードメーターは一番見やすい位置に120キロの表示がされる。
燃費計がないのと、タコメーターが中央にないのが残念。

インテリア

インパネ
インパネ
ステアリングの表皮は一応本革らしいが、ちょっと滑る感覚のあるグリップの低いモノ。一昔前の表面加工と同様だ。
慣れてくると無意識に強く握るようになってくる。

レカロシート
コルトにつけたレカロシートはSR7だかSP7だか。ホールド感はそこそこ、でも表皮素材により滑りにくい。クッションは薄めで柔らかめ。個人的にはエルゴメドより快適だ。
使ってみてわかった欠点、服の生地材質にかかわらず静電気が起きやすい・・・。

ドアパネル
オーディオを再生する上で重要なのはスピーカーの位置。コルトラリーアートのスピーカー(ミッドレンジ)は比較的高い位置にある。
(写真ではネット部分を外している)
これだとダッシュボード上に音が定位しやすく、また助手席にゲストをお迎えしても、足が邪魔になりにくく、音の変化は最小限。

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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