三菱EKワゴン自動車比較

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(2005年記事 三菱 EKワゴン
著:ヒラリー)

三菱・EKワゴン・試乗インプレッション

ミツビシ自動車では久々のヒットモデルになった初代EKワゴン。グレードは「M」

とにかくシンプルな作りと低価格をメインテーマに、地方の若い主婦層をターゲットに販売されたくるま、軽自動車です。筆者がレンタカーにて300kmくらい走行した際の試乗インプレッションです。

三菱自動車
  • グレード:“M”
  • 型式:H81W
  • 車両価格:-
  • デビュー年:-

EKワゴンの特徴

ミツビシ

EKワゴンは道具としてのクリーンさをアピールし、街乗り、チョイ乗りをメインに考え、必要最小限の装備と機能、走行安定性で、低価格と気軽さを狙ったクルマ。
しかし、それはEKワゴンのデビュー時期には古い軽自動車のコンセプトで、ワゴンRやムーブ、ライフ、はたまたアルトやミラのハードルは想像以上に高かったようです。

軽ハイトワゴンとしてワゴンRやムーブと同ジャンルのようなEKワゴンですが、実際のコンセプトはアルトやミラに近い。ならばこちらと比較すれば、価格と内容はアルトやミラこそ必要十分の機能と走行性能で低価格。

質感よりも道具としての割り切りをイメージさせるEKワゴンのデザイン、対してワゴンR、ムーブ、ライフはデザインの質感を上げるために四苦八苦。
EKワゴン登場した時期は、「軽自動車=セカンドカー」から、「軽自動車=でもファーストカー」という価値観が普通になっていく過渡期でした。

デビュー時はそこそこ人気

デビュー当時、「そこそこ」人気だったEKワゴン。いや三菱の軽自動車としてはヒットモデルといえるかもしれない。EKワゴンの道具としてのイメージとシンプルクリーンなデザインがマッチしたようです。

なので三菱の軽自動車期待の星。売りっぱなしではなかった。モデル途中に大きなテコ入れもされました。EKスポーツEKアクティブなどといったモデルも追加され、走れる楽しみや若干の所有する喜びを加えたモデルを追加しました。

結果的には、軽自動車の本質といえる、安くシンプルに移動ができるというバリエーションではなくなってしまい、メーカーの利益率が大きい、メーカーが特をする豪華仕様が目立つカタチに。ネーミングもEKと付くものの微妙に異なるため、知名度も低いバリエーション展開となりました。

シンプルなスタイル

EKワゴンのスタイルはクリーン アンド シンプルで飽きのこない、道具としてして極めたイメージです。デザイン的には特筆することはなく、あえていえば大きなグリルが立派ということでしょうか。個人的にはヘッドライトとグリルがつながっているあたりがチープで残念です。
EKワゴン発売当初の評価をみれば、エクステリアデザインは概ね好評。好感度大という意見が多くありました。

ライバルと比較して

EKワゴンの室内、ムーブなどに比べると狭いです。もっとも一人で運転する分には変わりませんが。内装に目を向けると、なんともいえない古さを感じさせる内装カラー。そして明らかに大きい内装パネルのチリ。(隙間)。これは残念。ただセンターメーターは現在(発売当時)のトレンドにそっていていいですね。
これにより、運転席の正面にカーナビを取り付けることもできます。例えばサンヨーミニゴリラなどポータブルタイプを運転席、助手席と2台付ければ、ナビプラステレビといった飛び技も可能です。
話がそれてしまいましたが、やはり値段なりの部分が大きく、またダイハツやスズキの軽自動車作りのうまさ、これに劣ってしまう部分が感じられます。

軽自動車は安いからこそ価値がある、そんな価値観でくるまを選ぶなら、中古車でも割安なEKワゴンはピッタリ。ミラやアルトを選ぶならEKワゴンの方が今風。そして毎日数キロくらいの移動ならたいして違いはありません

EKワゴンに乗ってみて

では試乗、EKワゴンの走行性能は、かなり街乗り重視。高速なんて乗れたモンじゃない(乗ってきましたが)。剛性感なく、とにかく不安定なハンドリングと90キロくらいでタイヤの接地感がかなりなくなります。フロアのブルブル感もすごいすごい。さらにひたすら踏んでいればメーター読み100キロでもでますが、3ATなので、かなりの騒音が室内に響きわたります。やはり3ATは辛いですね。
加速感も、3AT世代のライフ(NAエンジン)と比較しても若干劣る感じ。具体的にはメータ読み95キロくらいから加速感がほとんどなくなりゆっくりゆっくり110キロを目指します。追い風なら110キロを越えることも

このくらいの速度になると、足下の振動がものすごく、特に助手席の人は不安を感じる。どんな不安かって?それは、バラバラになっちゃいそうな不安です。

こういった駆動系により、高速道路の巡航では非常に疲れます。アクセル踏み込み量が常時大きいのも疲労の原因。振動が多いのも疲労の原因。

EKワゴンはこうした点から、日常での生活のお供がメインの軽自動車ということがわかります。もし年に1回でも高速道路を利用するなら、「高級軽自動車」というジャンルを選んで下さい。こちらディーラーでも試乗すれば、多少なりとも違う”何か”が体感出来ると思います。

評価まとめ

では試乗のまとめ。エンジン、駆動系に合わせて乗り心地もまあ同じような感じで、同世代のムーブやワゴンRというより、初代ライフに近い感じといえばいいでしょうか。お世辞にも質感あるとはいえず、まさに低価格重視が徹底されているクルマというのが、シートからもハンドルからも足裏からも伝わってきます。
速度を上げるとフラつく剛性感のなさ、そもそも街乗りセッティングのクルマなので、これで長距離を走ろうというのはそもそもの目的が違う。近所のお買い物仕様として、手軽にエンジン掛けて移動に使えるという点では、この気楽さが最もたる特徴でしょう。

年齢若ければ問題なし??

自動車比較・評価の一つのポイントは、ラクに移動できるかどうか。ココです。ドライバーや同乗者が疲れ気味の時、特に大きな差がでるので、重要な評価になります。

実際のトコロ、5分10分の移動ならどんなクルマでも我慢できます。苦痛を感じるようになるのは、休憩無く30キロ以上走るような使い方をする場合など、ある程度の時間走ると、やはりクルマとしての差が出てきます。

EKワゴンをこの点で考えると、ほとんど試乗ができない中古車の場合、上記の疲労を若さで乗り切れる自身がない限り、他のクルマを選んだ方がいいかもしれません。
気力に満ちあふれ、どれだけ移動しても疲れ知らず。どんなクルマでも走れば面白いというアクティブな体力の持ち主なら、気軽にガンガン乗れるEKワゴンの特徴を生かせるはず。

総合して

EKワゴンのポイントをまとめると、スタイルと価格でしょう。ここで納得すればいいですが、特に新車の場合は下取りを考えるととちょっと微妙。
長く乗るなら何ら問題なし。もし3〜5年落ちで乗り換えるなら、ライバル車を比較してみるのが大事。他のクルマ、つまりワゴンR、ムーブ、ライフ、アルトやミラ、それからスバルの軽自動車も中身はいい。新車価格で10万円の価格差は、下取り価格ではひっくり返ることもあります。

追記:2代目にへ進化

2代目のEKワゴンも初代と同じようなコンセプトの元に、低価格路線を継続。飛び道具としては電動スライドドアを用意してデビューしました。運転席から開け閉めできる立派な電動タイプです。採用されるのは左側ドアだけですが。(車両価格は100万円〜)。

またEKスポーツも2代目に。こちらは従来ながらのヒンジドア。中身はほぼ初代EKスポーツと一緒。レカロシートオプションなんていうのもありますが、これなら初代で十分。(価格はNAが126万円。ターボは136万円)

基本的にはブラッシュアップモデル、こちらは売れ行き悪く、OEM販売車オッティと互角な程度しか売れていない。
どれだけ売れないかといえば、ニッサンにOEMとなるオッティといい勝負になりそうな感じです。OEM車といえば本家の方が売れて当然というイメージがありましたが、そうじゃないらしい。
やはり、ブランド感、ディーラーの数、CMイメージ等含めミツビシよりはニッサンの方が売り方がうまいと思います。営業の人も熱意があっていいという意見も。同じクルマなのでブランドの差で販売台数変わってくるのがよくわかります。そうすると気になるのが、中古車相場&下取り価格の差

いろいろ事件もあって、「三菱」というだけで嫌いな方も多いのも事実ですが、お手頃価格で軽自動車を買う、移動手段がメインとして買う、中古車を買う、これならばEKワゴン、いい選択の軽自動車といえそうです。

三菱 EKワゴン

ミツビシ

EK wagon (イーケーワゴン)

  • 試乗グレード:“M”
  • 型式:H81W
  • 排気量:660cc
  • エンジン型式:3G83

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EKワゴン

H81W - 3G83 660cc 2003年〜
42B19L

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国産車バッテリー
ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価
駆動系質感 5段階評価
足回りの質感 5段階評価
内装の質感 5段階評価
外装の質感 5段階評価
快適性 5段階評価
パッケージング 5段階評価
お買い得度 5段階評価
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