デミオ(ガソリン)自動車比較・評価と試乗レポート

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乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2016年記事 マツダ デミオ(ガソリン)
著:元自動車整備士&ヒラリー男爵)

デミオ(ガソリン)・試乗インプレッション「1」

間違いいっぱいの自動車選び。試乗レポート。試乗車はマツダ・デミオ(4代目)。ディーゼルエンジンが話題のDJ型デミオ。そのガソリンエンジン搭載車です。グレード「13C・ガソリン1300cc」の試乗記をお届けします。

ディーゼルエンジン搭載車は別ページに掲載中!デミオXD(ディーゼル試乗レポート)

デミオ(ガソリン)内装1デミオ(ガソリン)内装2
マツダ
  • グレード:“13C”
  • 型式:DJ3FS
  • 車両価格:135万円
  • デビュー年:2014年10月〜

4代目デミオ

ボディデザイン1

2014年10月にデビューし、グッとオトナっぽいスタイルへ変身した4代目デミオ。マツダの末っ子でありながら上級車種と近いボディデザインは車格ピラミッドを感じさせません。

試乗しても走行感覚はアテンザやアクセラと同じ方向性で、ボディデザインも走行感覚もまさに、新世代のマツダ車

内容的には4気筒1500ccディーゼルエンジンを搭載しているのが一つのトピックス。それからディーゼルと並んで、ミッションにステップ式6ATを採用しているのも大きなトピックス。ガソリンエンジンを搭載するベースグレードから6ATは変わらずで、低排気量+有段ATを愛する方には貴重な選択肢。

試乗車の概要

ボディデザイン2今回の試乗車は、デミオ「13C」。ミッションは6AT。ガソリンエンジン搭載グレードで車両価格135万円。2015年式で現在までの走行距離は約2万km。

このクルマで600km超を走行。ディーゼルエンジン搭載車に続いての試乗ということで、ディーゼルの試乗レポートを基本に、違いを比較するカタチをメインにレポート。
基本的な特徴はディーゼルのページをご参照下さい。

クルマのキャラクター

先代デミオとツーショット

先代DE型デミオは、狭いとこでもラクチンな見切りの良さと、日常域で楽しめるハンドリングの持ち主。とても小さいとはいえない欠点に目をつぶれるほど、長所が魅力的なクルマだった。

今回の4代目、DJ型デミオは路線変更。ボディデザインがオトナっぽくなったのに合わせ、走行キャラクターもオトナっぽい路線に変更。3代目の長所はなくなっちゃったけど、また違った魅力の持ち主に。

ということで4代目デミオ(ガソリン)のキャラクターを箇条書きに。

  1. 快適性と走行安定性のバランス良いサスペンションキャラクター。
  2. 優雅なボディデザイン重視。反面、車両感覚の取りやすさは悪い。
  3. ハンドル切れば曲がる安心感。反面、ドライバーに伝える情報量少なめ。
  4. パワー感はちょっと非力。反面、有段6ATによる楽しめるパワーユニット&トレーン。

このガソリンエンジン搭載車は、優れたバランスが魅力。ディーゼル搭載グレードと比較すれば、あちらは個性が強く、長所短所が際立つ。クセが強くとても一言で評価出来るクルマじゃなかった。
こっちは逆に、欠点が少なく、大きな欠点がないのが特徴。まるでトヨタ車じゃないかって思う時もあったほど。知人のおじちゃんおばちゃんにだってオススメしやすい1台、そう評価出来るバランスの良さが魅力。

試乗:エンジンとミッションの印象

スカイアクティブと呼ばれるマツダ自慢の新世代エンジンとミッション。「P3-VPS」型式のエンジンと6ATの組み合わせ。
話題性高いディーゼルと比較すれば地味なガソリンエンジンだけど、つまらない選択肢という部分にさえ目をつぶれば、十分あり得る選択肢。評論家からは評判の良いディーゼルも、冷静に考えればまだまだ発展途上と思えるから。誰にでもオススメしやすいのはやっぱりこっち。

「乗り慣れた安心感」とか「上質感」を重視すればガソリンエンジン。もちろん従来のマツダ車と比較すれば、グッと運転しやすくなったスロットル特性。ミッションも合わせて考えれば、同クラス他車にはない魅力もある。

エンジン振動、上質感は並み

エンジンルームクルマの質感を大きく左右するエンジンのノイズや振動、それからアクセルペダルのスロットル特性。このデミオの場合まず、滑らかな発進加速という部分は「並み」評価。広い幹線道路での流れに合わせた発進時など、ちょっと負荷が強い発進以上では振動が気になる。
アニキ分のアクセラ1500ccがもっと滑らかに発進するから、ここは差別化の部分でもあるんだろう。このクラスとして常識的な質感で発進加速する。

今回のデミオみたいな高級が意識されたボディをしていると、どうしても立派な内容をイメージしてしまうからメーカーは大変だ。評価はネガティブなものになりやすいだろう。ライバルは同クラスじゃなくて1クラス上、みたいになり、走り始めでいきなり、アニキ分との差をドライバーに感じさせることになる。

エンジンノイズはエンジンサウンドと呼べる

エンジンノイズ、エンジンから発せられる騒音のことだけど、気持ち良い音質ならエンジンサウンドなんて呼ばれる。デミオのそれは、アクセル全開時はエンジンサウンドって言ってもいいかもしれない。

今回の試乗車にはタコメーターがない。だから何回転かはわからないけど、日常域ではやや耳障り。中回転から上で色気が出て来て、それが高回転まで続く。中回転から空気を吸うような音とか、ちょっとメカニカルな高域の音が混ざって、なかなか気持ち良いのよね。実用4気筒らしいボヘボヘ感が上手く隠れていると思う。

他車と比較すれば、もちろんディーゼルより魅力的な音。静かなのはディーゼルだけど、あっちの音質はトラックに近い。
ヴィッツはガラガラとした実用感バリバリだし、ノートは3気筒らしさが感じられる場面があるし、スイフトは悪くはないけど軽自動車のようなうなり音がする時がある。
フィットはRSでは荒っぽさで迫力がヤミツキだけど、ベースグレードではただただ個性的な音。ツヤやかさという面でこのデミオのエンジン音に軍配。

加速フィール

以前のマツダ車からみると、ずいぶん優等生的なスロットル特性になった!マイルドで普通に乗りやすい!アクセル早開きの印象もあるけれど、瞬間的な部分が相当マイルドに。ディーゼル搭載車と比較しても、圧倒的に乗りやすい=普通なのはこっち

従来マツダ車といえば、ちょっと踏んだだけでドカンが当たり前。神経使うし疲れていれば唐突な加速感が出てしまう。短時間のディーラー試乗時だけ考えられたような特性だよね。それが普通にマイルドになり、マツダも積極的にPRしている。コンパクトカーでこうした部分が重視されるようになったのは最近だからね。

デミオ(ガソリン)は欠点が少ないんだけど、数少ない欠点の一つが非力な印象のパワー感

今まで一度も全開踏んだ事のないドライバーには全く関係ないかもしれないけど、そうじゃないドライバーには例えば上り坂、速度キープも大変。先読みしてのアクセルワークが必要になるし、速度や上り坂の程度によって踏み込み量を操作しなければならない。そうした事を考えないと踏んだり戻したりが大きくなりがち。

また3人以上の乗車では終始きついし、それがキックダウンによって伝わるから一生懸命さがバッチリ。

デミオ(ディーゼル)がハイギヤードにも関わらず速度キープがラクだった事を考えると、やっぱり非力か各種センサー類含むセッティングの問題か、いずれにしても実用上、最近感じる事のない”不足感”を感じることになった。実際はね、排気量なりだと思う。だから”感”。

繰り返すがスロットル特性は穏やかで好ましいタイプ。非力感を感じる反面、ラクに運転出来るし奧での調整も可能

ミッション

ミッション上記のパワー不足感を感じる原因は、もしかしたらミッションによるものかもしれない。そういえばCVT全盛になる以前、低排気量で満足に加速するクルマは少なかったし、3AT4ATの軽自動車など特に、満足に走ってくれなかったはず。それが今ではミライースでさえ問題なく100km/h超まで加速するわけだから、小排気量にベストマッチなのはやはりCVTなのかも。

この6ATは非力な分、積極的に楽しもうとする心構えがあればこそ、有段ミッションの良さを味わえると思う。

ディーゼルのベースグレードにはなかったスポーツモードが搭載されているように、これを利用したり、ギヤポジションをホールドしたり、あとは非力な分、アクセル全開で走る時間が長くなる。コーナーでは全閉ではなく半分戻して速度コントロールとか、他のクルマでは味わいにくい楽しみ方が可能。有段6ATだからこそのフィーリングはCVTにはない魅力を味わっちゃおう。

ミッションの特性としてはディーゼルが3速以上でハイギヤードだったのに対して、ガソリンは常識的にローギヤード。例えば6速、ディーゼルでは80km/h以上が守備範囲だったのに対して、ガソリンでは50km/h以上となっている。またギヤ比が詰まっているせいかロックアップも早く頻繁という感じもする。

スポーツモードセレクター街中でも6速に入るセッティングは、シフト回数多くてせわしない。反面、積極的に楽しむこともできる。ただ、同乗者が居る時にはちょっとやかましくて申し訳ないのと、1〜3速ではちょっとショックが出るからね、アクセルワークで駆動力を抜いてあげたり考える。ショックと唐突なエンジン音の高まりは、疲労に直結すると思うよ。

デミオ13C(メーター・昼)デミオ13C(メーター・夜間)

アイドリングストップ機能

スイッチ

アイドリングストップは停車後、ブレーキペダルを踏み増しすると作動するタイプ。可能な時はメーター内にランプが点灯する。

エンジン止めるか止めないかドライバーが判断できるから、とても使いやすいタイプ。現状まだまだ、クルマ任せはストレス貯まるからね。またデミオ(ディーゼル)ではブレーキペダルの踏み込み剛性が高く、ドライバーによっては足が疲れるなんてのもあるかもしれないけど、こっちは平気。ペダルは適度な重さだから、軽く踏み増しできる

アイドルストップのOn-Offメインスイッチは、0.5秒程度の長押しで動作。隣の横滑り防止装置のOffスイッチより、長めに押し続ける必要がある。

アイドリング中に騒音が目立つディーゼルとは違い、積極的にエンジンを止める場面は限定されそうだが、ちょっと気になるのはアイドリングストップするとパワステが停止しちゃう点。これって電動パワステだよね?他車もそうだったっけ??

マツダ デミオ

マツダ

demio (デミオ)

  • グレード:“13C”
  • ミッション:6AT
  • 型式:DJ3FS
  • 年式:2015年モデル
  • 新車時価格:135万円

エンジン概要

  • 排気量:1300cc
  • エンジン型式:P3-VPS

その他概要

  • 型式:DJ3FS
  • ボディサイズ:4060×1695×1500mm
  • 車重:1030kg
  • 発売時期:2014年10月〜
  • 新車時価格帯:135万円〜

車両型式

  • DJ3FS - 1300cc
  • DJ3AS - 1300cc4WD
  • DJ5FS - 1500ccディーゼル
  • DJ5FS - 1500ccディーゼル4WD
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ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価

良い音する。特性マイルドで扱いやすい。

駆動系質感 5段階評価

レスポンスは良い。パワー感的には小排気量とのマッチングはきつい可能性も。

足回りの質感 5段階評価

ほどほどの固さと減衰力。路面のザラツキは拾うけど美味しい部分もある。

内装の質感 5段階評価

オトナっぽいメーター周りが印象的。パネル質感が惜しい。

外装の質感 5段階評価

隣に大きい車が来なければ、立派に見える。

快適性 5段階評価

リアからの騒音進入はかなりのレベル。

総合バランス 5段階評価

致命的な弱点は見当たらず。バランス良し。

お買い得度 5段階評価

長所も短所も少なめ。バランス良くてオススメしやすい。



左側光らないのは残念。


スイッチ
各種スイッチの押し心地、回し心地は軽く、操作性良好。



シフトセクレター操作感も軽く、ポジションを間違えにくい。



辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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試乗比較しにくい中古車購入の時こそ、中古車購入時にも役に立つレポートを送り続けて16年。これからもドライな試乗レポートでお楽しみ下さい。