アクセラ(BL)P4/他車比較や総評

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(2015年記事 マツダ アクセラ
著:ヒラリー男爵)

アクセラ(セダン/2代目)・試乗インプレ「4」

間違いいっぱいの自動車選び、当ページでは2代目となるマツダ・アクセラセダン(BLEAP)2000ccモデルの「20E」、4WDの試乗レポートを掲載。
日本車離れした性格そして、この時代のマツダ車らしい操縦感覚が特徴のミドルセダン。

当ページは4ページ目です。「ライバル他車比較と評価総合」などを掲載中。

インパネ1インパネ2
マツダ
  • グレード:“20E 4WD”
  • 型式:BLEAP
  • 車両価格:210万円
  • デビュー年:2009年6月〜
  1. 分割page - アクセラ試乗「1-1」・試乗車概要など基本ページ
  2. 分割page - アクセラ試乗「1-2」・エンジン・ミッション・ハンドリング
  3. 分割page - アクセラ試乗「1-3」・乗り心地や静粛性
  4. このpage - アクセラ試乗「1-4」・他車比較や総評

※当サイトは辛口の試乗評価が特徴です。評論家の先生がお伝えしにそうな点を強調して記載しています。

同価格帯ライバル車の評価と比較

アクセラのライバル車の中で最近試乗したクルマをピックアップし、筆者が感じる長所短所を簡単に記します。クルマはインプレッサ、プレミオ、カローラ。

インプレッサと簡単比較

インプレッサは2015年モデルのハッチバックと、2012年のハッチ及びセダンに試乗。比較メインは2015年モデルの1500ccエンジン搭載車。

アクセラvsインプレッサって、マツダvsスバルというイメージ。同じような構成と商品企画、メーカーの方も「同じようなスタイルでクルマ売ってますからね」なんて仰ってた。

そんなインプレッサ、日本人の普通から見れば個性的と思われるアクセラより個性的。インテリアや走行感覚、またハッチバック車のエクステリアは個性が強いタイプに思う。パッと見は端正なセダンも、よく見ればけっこううねってる。

特徴はやはり走行感覚が重視されている点。アクセラは70扁平のタイヤを履いても切れの良いハンドリングで、ボディ剛性の良さを感じさせてくれる。ただしちょっとクセのあるハンドリング。ATの変速も終始、気持ち良いタイミングじゃない。

インプレッサの魅力はこんな部分

インプレッサはアクセラ同様の快適性が低い部分を持ち、ステアリング舵角が大きくなるようなクネクネ道で、とても気持ち良く走れる。ベースグレードでも十分に気持ちのいいフィーリングだし、クルマの動きがドライバーに伝わってくるから面白い。サスペンションの動きは大きい時ほどスムーズで減衰力も出てる。CVTもアクセル全開が多い走り方に最適化。

ピリッとした個性、特別な時に輝くのはインプレッサ。普通のクルマじゃつまんないというならインプレッサをオススメ

参考:インプレッサ(2015)試乗レポ

プレミオと簡単比較

アリオンと兄弟車になるプレミオ、2014年序盤のモデルに試乗。車両価格的にアクセラの上位グレードとバッティング。プレミオは1500ccの豪華装備グレードで約200万円。

プレミオの魅力はこんな部分

プレミオの素晴らしい点はエクステリアとインテリアの視覚的デザイン。多くの人に端正とか思って貰えそうな、まさにノーブルなイメージだと思う。ノーブルとは普遍的な上級指向という意。

このアクセラのインテリア、室内横幅が広いこともあり、思ったよりは立派に見える。しかし、それなりという感は拭えず。
プレミオのインテリアは、木目調パネルが好きな方にはもちろん、それを抜きにしても素材感が良く、実車を見れば写真以上に立派に感じるだろう。シートの感触なども良い。

ということで、車両価格200万円でこうした内装が手に入るのはプレミオの大きな魅力。コンパクトカーの上位グレードだって200万円に近づく時代に、とても優れた商品企画だと思う。

意外だけどある意味、豪快点主義

一方で走行感覚に目を向けると、いかにも旧トヨタ的な乗り味。乗り心地はドタバタ&スカスカで良いところ無し。響くノイズの聞こえ方も安っぽい。
200万円という価格の割にエンジンは1500ccだから、いかにCVTが効率よく動力性能を引き出せると言っても、そこは2000ccのアクセラの方が一枚上手。

走行性能なんて最低限で十分。安価に立派な内外装が欲しいんじゃ!そんな方にはプレミオ推奨

参考:プレミオ(2014序盤モデル)試乗レポ

カローラと簡単比較

カローラは2012年のセダン/ワゴン、2015年のワゴンに試乗。比較メインは1500ccのフィールダーと呼ばれるワゴン。

アクセラの廉価グレードが主にライバルとなるカローラ。アクセラとカローラは価格帯的にはライバルなのだろうが、実際にはテーマが全く異なるのはそのボディデザインからして簡単に予想できる。

躍動感を感じさせるアクセラに対し、地味なのも長所なカローラのボディデザイン。そもそもボディサイズだって異なる。
内容的にも、「ミドルクラスの末弟的存在」のアクセラに対し、「コンパクトカーのアニキ分的存在」なカローラ。

カローラの魅力はこんな部分

カローラもこの世代になり、意外と走りやすい方向に進化(変化?)。あんまり余計な事考えずに加減速できるCVT、オモチャ感覚から自動車らしいフィールに変化したハンドリング。この辺は混雑する市街地でもすぐわかるほどの変化。じっくり運転していれば特にワゴンのフィールダー、固めでものすごく乗り心地悪いのが気になっちゃうけどね。

素晴らしいのは静粛性の高さ。特にリアシートの静粛性。トヨタ車といえば静かなのが特徴だけど、エンジンノイズじゃなくて外からの音がとても静か。この静粛性は2000ccクラスと比較できる。

そんな感じだから、静粛性と運転しやすさで選べばカローラ。ボディサイズや車格感などお得さで選べばアクセラ。個人的にはカローラの外装とサスペンションがアクセラだったら買っても良いかもw

参考:カローラ(主にフィールダー)試乗レポ

ドライバーが疲れやすいこんな部分

アクセラを運転していると結構疲れる。これは「間違いいっぱいの自動車選び」スタッフの総意。普段、同世代のマツダ車を運転しているから、トヨタ車になれすぎとかそういうのじゃない。

走行性能が重視されたセダンのようなイメージが強いアクセラ。運転が楽しいクルマが欲しいと思ってアクセラを買うなら、知ってた方がいい部分もある。長所があって短所もあるのはどんなクルマも一緒。豪華一点主義的なアクセラならなおさら、こんな意見もあるのかなぁと思って参考にして頂ければと思います。

  • 中立が重く、切り込むと軽くなるステアリング。ハンドル切ってる感じがわかりにくい。
  • 巡航中、ロックアップとロックアップ解除が頻繁かつわずかなアクセル操作量で変化する4AT。
  • 渋滞時や交差点、唐突に1速に落ちる事もある4AT。もたつき&予想以上の飛び出し感でビックリ。
  • シート座面が小さく、細かなアクセルワークをサポートしてくれない。
  • シート座面、体重が掛かる部分がすぐに凹んで戻ってこない。お尻がイタイ。
  • メインメーター内に「D」と表示されるシフトインジケーター、調光に連動せず非常に眩しい。
  • やや唐突感のあるスロットル特性と、滑らかな減速Gを出しにくい、神経使うブレーキ特性。

注:100点満点の彼女なんて、もしからしたらすぐ飽きちゃうかもしれませんよ。

お財布に嬉しいタイヤサイズ

タイヤ

アクセラ「20E」4WDのタイヤサイズは、195/70R15。この「20E」ってグレードは一応、ベーシックなラインではトップグレード。一見似合わないようで実はお財布に優しい経済的なサイズ。カッコ良く見えるタイヤほど、交換時のタイヤ代は高いし、店によっては16インチ辺りから組み替え工賃も上がっちゃう。

最近じゃ17インチ18インチは当たり前。40扁平や45扁平も当たり前。趣味性の高いクルマならいいけど、実用性を重視されたクルマだとちょっとね。燃費だけが維持費じゃない。

タイヤは一番の消耗品なのに、なんでどんどん高価なサイズが標準になっていくのか。

緊急回避など含む限界時の安全性確保などクルマの性能が重要視されるようになり、タイヤに依存する部分が大きくなっていると聞いた事がある。電子デバイスとの兼ね合いもあるかもしれない。
また燃費を考えれば幅広サイズで性能を確保するより、大口径で縦方向の面積を増やす方が有効だという。

メーカーの考え方次第なんだろうけど、大口径低扁平タイヤが増えてきてるは事実。リスク回避の目的もあるのかな。クルマを動かさなくてもタイヤは劣化しちゃうからね、ここはひとつ、このアクセラのような設計で経済的なタイヤサイズのクルマが増えて欲しいと思います。立派なタイヤはアフターマーケットにいっぱいある。

比較されそうなライバル車のタイヤサイズ
  • アクセラセダン「20E」4WD 23年式 車両価格210万円 195/70R15
  • インプレッサG4「2.0i」FF 23年式 車両価格185万円 205/55R16
  • プレミオ「1.8X」FF 23年式 車両価格188万円 185/65R15
  • オーリス「180G」FF 24年式 車両価格206万円 195/65R15
  • ブルーバードシルフィ「20S」FF 24年式 車両価格192万円 195/65R15

70扁平はアクセラくらい。でもこのクラスのセダンはどれも合格ねw

メーター(昼)メーター(夜間)

評価総合

エクステリア フロント

アクセラはどんなユーザーをターゲットにしたクルマだろう??試乗しても考えても全くわかりにくい。しかしメーカー主導で新しい価値観を提案しているクルマでもない。どっちかっていえば、ユーザーの好みを無視して自己満足的に作られたクルマと感じてしまう。
価格以上に立派な走行性能を持つクルマを作ったから、好きな人は買ってくれなんて、あまりに投げやりじゃない?カタチだけでも思いやりや気配りが欲しいものです。

つまり、日本のユーザーを向いてない。生い立ちも目指すところもチンプンカンプン。もっともっとマツダを応援したんだけど、そんな補正と期待を含めてこの評価。

2〜4人家族のファミリーセダンをお考えなら、アクセラは不適切。乗り心地悪いしうるさいし、リアシートは狭い。200万円も出してアクセラ買ったら、ちょっとご家族が可哀想。他にもっともっと適したクルマがある。

例えばトヨタのプレミオ/アリオン。爺臭いだなんて言わせておけばいい。総合得点の高さはバカにできないよ。またセダンにこだわらなければマツダのプレマシー。日常での上質感はアクセラより上。背が高いクルマは嫌いじゃなんて、それこそ爺臭い。
1人乗車メインならホンダのストリーム。アクセラ的自己満足なクルマだけど、質も志も高い。

アクセラの魅力は優れたボディ剛性感を味える点。国産他車にない魅力をわかりやすく。それ以外は大小の欠点があまりにも多すぎ。ぜひ1度は乗ってみたい。気に入れば比較するライバル車はそんなに多くない。できるだけ試乗の可能な中古車店をお探し下さい。

マツダ アクセラ(2代目)

マツダ

axela (アクセラ)セダン

  • 試乗グレード:“20E 4WD”
  • 型式:BLEAP
  • ミッション:4AT
  • 年式:2011年モデル
  • 車両価格:210万円

当記事は「ヒラリー男爵」がお届けします
ヒラリー男爵

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スマートキーのプッシュスイッチは、ブレーキ踏まずに押すと、アクセサリー、システムオンと切り替わる。点灯して表示されるのがうれしい。



フロントルームランプの部分にブルーの照明が埋め込まれる。

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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