アテンザ/自動車比較インプレ

自動車購入の試乗比較、中古車選びにもマツダ・メーカー別の特徴
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乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2009年記事 マツダ アテンザ
著:元自動車整備士)

マツダ
  • グレード:“25S”
  • 型式:GH5FS
  • 車両価格:2,460,000円
  • デビュー年:-

アテンザ(2代目)・試乗インプレッション「1」

今回の辛口比較・評価評論のターゲット車は、2代目となるマツダ・アテンザ(GH5FS)2500ccモデル。いつの間にかモデルチェンジしてましたねというアテンザの2代目、試乗記です。

※当サイトは辛口の試乗評価が特徴です。評論家が口に出来ないような点を強調して 記載しています。


  1. このpage - アテンザ試乗「1-1」・試乗基本page
  2. 分割page - アテンザ試乗「1-2」・3代目アテンザ&CX-5についてと総評

追記:2012年に発売された3代目アテンザ、簡単にですが試乗をしてきました。現在のトコロ簡単試乗のみなので当ページ下記にフィーリングを記載しています。3代目アテンザワゴン(ディーゼル)簡単試乗レポート

マツダはヨーロッパがメイン?

マツダという自動車メーカー全体のイメージといえば、ヨーロッパでの販売目的が第一のようなクルマを作ります。言い換えれば、ヨーロッパ車のテイストが低価格で乗れる。ともいえる。

そんなマツダ車、もちろん魅力的なことには変わりないんですが、積極的に選びにくいネガティブな要因も持っています。新車購入時の値引きと不人気によって自身のブランドイメージを壊してしまっています。
マツダはこと日本では、「値引きが大きく下取りが安い」という現状があり、本質的なクルマどうこう以前に厳しい前提があります。クルマは耐久消耗品。資産としての一面もあります。

ということは必然的に、この背景を考慮した試乗インプレッションになります。
やっぱりコストパフォーマンスは重要ですよね!?

2代目アテンザ評価と評論、レビュー概要

マツダ

まず初代からアテンザをミドルクラスセダンとしてみれば、デザインはとてもいいかもしれません。やはりセダンは伸びやかなスタイリングを実現してこそ。全長の短いセダンだとずんぐりむっくりしてしまうものですが、アテンザは違います。さすがマツダ、毎年RJCで入賞しているのは、伊達ではありません
(RJCはヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー)

デザインのみならず、中身もヨーロッパ思考の作りで、ベクトルはしっかりとした頼りがいのあるクルマを目指しているといってもいい。車両価格を無視すれば、VW(フォルクス・ワーゲン)などの欧州車がライバル車になります。

今回試乗したアテンザスポーツ(リアが5ドアハッチバックになる)、「マツダアテンザ 25S」は、従来の2.3リッターから2.5リッターへと300cc排気量アップしました。エンジンはフィーリングこそ良くないももの、音は華やか。そして低回転トルクがあり、アクセルを踏む量にパワーが付いてくる為、ドライバリティはいいです。

室内でエンジンを掛けてみて

このアテンザはディーラーの新車および中古車、さらに知人のクルマをチェックしたのですが、ディーラーでアテンザを見たとき、たまたまその展示車には多くのオプションが付いていて、ずいぶんと長い間、車内を見ていじってました。

その時には購入予定の知人との試乗でしたので、じっくり見て、試乗して、さらには希望する道を自由に走らせてくれました。その後は営業マンが自宅まで試乗車を持ってきてくれたり、ぜひクネクネ道を走ってマツダの良さを感じて下さいと、熱く対応してくれました。

今までいくつかのマツダディーラーにお邪魔しましたが、マツダのスタイル、営業マンのスタイル、自動車好きの味方ですね。この姿勢に好感を抱いてしまします。

機能とスイッチについて

アテンザの内装ですが、装備面が充実しているとスイッチがいっぱい。クルーズコントロールやその他面白いアイテムがデジタルタイプのスイッチとディスプレイでついているんですが、スイッチが多いことで高級に感じる。しかし言い換えるとわかりにくく使いにくい
普段から機械大好きな方にはいい内装と装備かもしれません。しかし「誰でも直感で触れて機能する」という、スマートフォンのような視点で比較すると、少々残念
そして個人的見解としては、アテンザにかぎらず赤いデジタル表示は目が疲れます。
(装備は使いやすさも非常に重要な点。わかりにくいスイッチと格闘しなくていいクルマも国産車なら多くあります)。

エンジンを掛けると

試乗、ということでエンジンを掛けると、アイドリング時の振動は、コトコトと少しあります。ただし冷静に考えればほんの少し。ホンダ・アコードでもこの振動は新車からありますし、4気筒エンジンの限界でしょうか。一応、古い世代の4気筒と比較すれば振動は少なめ。
騒音という点では、トヨタの250万円クラスのクルマと比較すれば、それなりにある、というかエンジンが掛かっている音がする。周りが多少うるさい市街地でも、エンジンの音が聞こえます。

ちなみに、アイドリングストップのついたマツダ・アクセラなんかは、振動自体はあっても、エンジンが止まってくれますから、アイドリングストップもセットであればなおよし、そんな感じです。

試乗してのエンジンの印象

アテンザのエンジン、一言でいうと、雄叫びのような音がするエンジン。高回転になるとフォーンという音が響き渡ります。車内でエンジン音を聞いている限り、不思議とコモリ音は少なめ。個人的にはいい音だと思いますが、あまりに音量が大きく、同乗者はきついかも。
質感という面ではフィーリングは荒く、この荒々しい感じが好きな方にもたまらないと思います。荒いといっても、荒い感じがするだけで、冷静に考えれば振動は少なめ。実際には大きくザラザラしたエンジン音がそう感じさせます。

エンジンの振動は多少ありますが、低価格なクルマの実用4気筒エンジンと比較すれば振動少なめ。

ミッションのフィーリング自体はちょっと旧世代的だが、そのミッション含め、アクセルレスポンスはまあまあいい方。手元で変速してアクセル踏めば、音、レスポンス、その感覚はスポーツセダンのよう。そういえばアクセルは多少早開き。もう少し落ち着きが欲しいところ。

全開で加速すると、2500ccという排気量だから加速力自体はそんなに悪くないはずだけど、黙っていても速いという感じではないですね。刺激的な音によって速さを感じている分もアルかもしれない。スポーツセダンとして考えると、例えば幹線道路では直線での速さ・加速力が欲しくなりますが、本来刺激を求めるようなクルマで無いことを忘れてはなりません。

2000ccモデルは?

2500ccモデルは低回転での出だしで、スロットルが開すぎている可能性もあり、飛び出て行く印象もあり。ここは小さなトヨタ車に似ている。このあたり、アテンザでは2000ccモデルの方が運転しやすいと感じる。
少し回転を上げれば、微妙なアクセルワークにも反応してくれ、この辺りしっかりとチューニングされている感じで好感度大

ただしこの2000cc、エンジンにこだわりがある方には振動面でちょっと厳しいかも。がさつなフィーリング&振動でマス。間違っても裸足では運転出来ません。

アコードのエンジンと比較すると・・・

300万円級となったホンダ・アコード(CU系)のエンジンはなんだかんだいってスムーズ&音も良い。多少トルクの谷やカラカラ音が気になる領域はあるが、ジェントルさではアテンザを上回る。

マツダ・アテンザとホンダ・アコードはどちらも4気筒エンジンを積んだヨーロッパ指向のFF車。直接のライバルとなりますが、比較するとアテンザのエンジンはとにかくうるさい。これはこれでスポーティエンジンという評価も出来なくはないですが・・・。
実際にアテンザを購入したとすれば、「回したくなるタイプ」と「回したくないタイプ」に分かれると思います。
ホンダアコード(CU型セダン)の試乗レポートはリンク先でどうぞ。

試乗・走行フィーリング

路面でのフィーリングは、町乗りなどの低速では、純正にしてはちょっと堅めのサスペンションと言う印象ですが、コレが、速度を上げていくとゴツゴツした感じがなくなり、サスペンションが小さいボコボコでも動いているのが分かります。(サスペンションのショックアブソーバーはテネコ製?)
すごいいい足と呼べるほどではなく、また味付けは固め。多少速度を上げて入力が強くなればショックは少しだけ動いている。慣れてくるとそんな感じがします。
ちなみにいいサスペンションだと、小さいボコボコでスルスルと足が動いているがよくわかります。

ヨーロッパは日本と比べ、速度域が高く、なおかつ路面自体が舗装されていても、路面が悪いといわれます。そんなところで活躍しているとなれば、サスペンションがいいと思うのが当然なのですが、実際に試乗してみれば日本メーカーのクルマとはちょっと違う印象。揺れはガツンとくるが一回で収まる、まさに(安い・一昔前)外車のような乗り心地。個人的には大好きな乗り味です。
(フロントシートに限ります。リアシートはかなり不快)

「車は道が作る」という名言がありますが、道のいい日本では振動の吸収はブッシュの役目だったりします。トヨタ車なんかは車両価格に関わらずそんな感じ。ショックアブソーバーはスプリングの振動減衰が仕事。だからスポーツモデルなんかはガチガチで室内に伝わる振動もすごい訳です。

アテンザのスポーツはハッチバックボディのため、やはりリアからのロードノイズやカタコト音が入り込んできます。剛性もふくめできれば、セダンボディの方が快適なのは間違いなく、また荷物がカラコロ転がっても、気にならないかもしれません。
とはいっても、セダンボディのアテンザのデザイン、受け入れられるかは個人次第。細かいことを言わなければハッチバックやワゴンで文句ないでしょう。営業マンに下取りについても聞いてみましたが、先代アテンザではハッチバック5ドアの方が良かったみたいです。

アテンザの価格

この試乗した「マツダアテンザ 25S」は、5ドア使用で価格が2,460,000円です。4気筒の割にずいぶんいいお値段ですね。マツダも20年前は200万円のV6なんていうのも出していたが、時代は変わったみたい。

アテンザのボディータイプ・バリエーションは5ドアハッチバック、スポーツセダン、スポーツワゴンの3つのボディータイプがあります。最もお買い得と言えるモデルは、セダンの2リッター「20C」というグレード。こちら、ほとんど必要装備品はフル装備グレードで207万円。これはオススメです。多少の装備を考えなければ、クルマ自体はもちろん同じモノ。ボディサイズも十分価格以上。

大きな装備の違いと言えば、2500cc後期からは横滑り防止装置(DSC)とトラクションコントロールシステムが標準装備されます。中古車になればグレードによる車両価格の差はあまりなくなるため、中古で買うなら逆に「25S」や「25Z」といった2500ccエンジン搭載グレードがお得感高くなります。燃費もあまり変わらなそう。

ちなみにボディサイズ、アテンザのそのクラスを考えると、意外と大きいです。者室内広さのためというよりデザインの為の大きさ?このあたりもヨーロッパ的な考え方でしょうか。

追記:2代目アテンザ(セダン)のボディサイズ
4735x1795x1440mm、ホイールベースは2725mm

アテンザは3つのボディバリエーション。セダン・5ドアハッチ・ワゴンがある。

マツダってどんなメーカー?

マツダは世界一のオタク自動車メーカーと、光栄な呼び名を頂いております。
(どこかの自動車評論家がおっしゃってました)

量販車メーカーでありながら、走行性能を一番に考える、素晴らしいメーカーというのが現れた呼び名でしょう。ほんの数グラムの軽量化をがんばる。走って楽しいを真剣に考える。そんな自動車メーカーらしいんです。

現在発売されているどんなクルマだって、最低限走れないクルマはありません。どんなに遅い軽自動車だって80キロは出ます。剛性感がないといってもドアが吹っ飛ぶわけじゃありません。それなのにさらにがんばるユーザー想いのメーカー、それがマツダなんです。
クルマを運転することに喜びを感じる人のための、貴重な貴重な量販車メーカーです。

ではなぜ売れないか?

それがマツダなんです!よく言われるのは商品企画が悪い、本社広報とかディーラーの対応が悪い、外装デザインが悪い、不人気車種が多く下取りが付かない、などなど。

追記:マツダさん、株価が低迷してもがんばって!

マツダ アテンザ(2代目)

マツダ

atenza (アテンザ)スポーツ

  • テストグレード:“25S”
  • 型式:GH5FS
  • 車両価格:2,460,000円

概要

  • 排気量:2500cc
  • エンジン型式:4気筒L5-VE MZR2.5
  • ボディサイズ:4735x1795x1440mm
  • 車重:1460kg
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GH5FS - 5L-VE 2500cc 2007年〜
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GHFW - 5L-VE 2500cc 2007年〜
80D26L


2000ccモデルは 55D23L サイズ

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ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価

回した時の音は刺激的

駆動系質感 5段階評価

ミッションは一昔前の質感

足回りの質感 5段階評価

4人乗れば多少のストローク感あり

内装の質感 5段階評価

思ったより車格感あるけれど・・・

外装の質感 5段階評価

ブラックなんて意外と高級感ある

快適性 5段階評価

ドライバーだけは快適です

お買い得度 5段階評価

条件良ければ化けるのがマツダ車


様々な情報はセンター上部に表示される。オートクルーズのセットなどもわかりやすい。


MTもある!選べる!
後期からはスポーツは25Zのみマニュアルをラインナップ。ATの制御や質感は残念ながら余りよろしくない。


4気筒エンジンながら、アイドリング時の振動は少なめ。運転席に座ると、そんなに車格は低くないなと感じる。


初代ロードスターやFCの頃のガタガタブルブルなマツダ車では無くなった?無くなったと思いたい。

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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試乗比較しにくい中古車購入の時こそ、中古車購入時にも役に立つレポートを送り続けて16年。これからもドライな試乗レポートでお楽しみ下さい。