CT200試乗記・自動車比較と評価

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乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2012年記事 レクサス CT200
著:ヒラリー男爵)

レクサス
  • グレード:“標準”
  • 型式:ZWA10
  • 車両価格:355万円
  • デビュー年:2011年1月〜

レクサス CT200・試乗インプレッション

簡単な試乗による簡単な試乗レポート、プチインプレッションです。考え込まず第一印象重視でフレッシュな、より一般的な印象を言葉に出来るよう心がけています。試乗内容は限定的。暇つぶし程度にご覧下さいませ。

当ページで取り上げているのは、レクサス・CT200。グレードは「標準」および「Fスポーツ」。ご存じの通りのレクサス版プリウス。エンジン+モーターが動力源のハイブリッド自動車。

今回の試乗記、ポイントは価格差分のメリットはあるのかどうか?レクサスオーナーになると人生がハッピーになるのかどうか??実際に購入する場合に重要な部分に焦点を合わせてレポートさせて頂きます。

プリウスから進化したシャシー

レクサス

レクサスブランドから発売されるCT200。基本プリウスだけれども実は結構違う内容を持っています。現在レクサスで最も安いクルマとバカにしてはいけません。とてもプリウスと兄弟車といえないほど気合いが入っています。CTの生産工場は未確認ながら、ベースについてはプリウスというより「HS/SAI」に近いモノといった方がいいかもしれません。

シャシーとサスペンションについて、プリウスとの大きな違いは以下の通り。

  • リアサスがダブルウィッシュボーンになる。
  • ホイールベースが100ミリ短くなる。
  • ショックアブソーバーはグレード「Fスポーツ」を除き質感重視の別メーカー製となる。

CT200の車重は概ねプリウス+100キロ。この100キロ分が静粛性向上のための部材、剛性アップのための補強に使われるわけですから、それなりにお金のかかった強化がされたハズです。

CTはここもすごい

CT200の特徴と言えば、レクサスブランドという点が一つ。そして優れたボディデザインというのがもう一つ。

外装デザインに関しては国産ハッチバック中もっとも美しいといっても過言はないくらいで、やはりこのデザインが一番のウリでしょう。
トヨタもこのデザインの為に、「プリウスから全長を100ミリ以上短く」、「プリウスからホイールベースを100ミリ短く」したとのこと。つまりCT200の方が小さい。

全長を短く切り詰めたことによって、塊感を感じるし、間延びした印象もあまりない。
そして全高低めなのでボンネットが長く見えるし、ルーフ&キャビンも長く見える。ハッチバックというよりヨーロッパのコンパクトワゴンのようにも見える。

またボディデザインに関連し、ボンネットとハッチゲートはアルミ製とのこと。対プリウス比較ではこれもCTならではの自己満足を感じられるポイントです。

試乗:内装

カタログに載っているようなスペック紹介は他の試乗記にいくらでも書いてあるので、当サイトならではの辛口試乗レポートにいってみましょう。

内装に関して、インパネデザインはいい。左ハンドルだとまるでヨーロッパ車のよう。シンプルなデザインだけれども、緻密に計算されたかのようなボタンの配置なんかは、まさに絶妙
ドアトリムは逆に凝った作りで、こちらもベクトルは違うが高級感を感じさせてくれる。

デザインはいい、では質感は?といわれれば、まずまずと言いたいところだが、350万円〜というCTの価格を考えるとクラウンも同価格帯。アルファードだって同価格帯。そんな中、カップホルダーに蓋がないのは如何なものだろう。何度見直しても、センターコンソールのカップホルダーには蓋がありません。

全体的には、日本車らしいきらびやかな豪華さはないが、それでも立派に見せているのが凄い。これは現在時点ではCTしかない魅力でしょう。

そのほか、白系本皮シートのモデルになると、内装は一気にレクサスクオリティといえるレベルに感じます。こちら座り心地も非常に良し。

特徴的なメーター

メーターパネル内は、基本的に液晶表示。CTにはパワートレイン制御に3つのモード(エコ・ノーマル・スポーツ)があり、スイッチで切り替えができるのだが、それによって照明の色が変わる。これは子供だましの演出かもしれませんが、液晶を利用したことで面白い仕掛けが他にあるんです。

面白い仕掛けとは、左側のパワーメーター、この部分がタコメーターに切り替わります。トヨタのハイブリッド車でタコメーターが付いているのは非常に貴重。プリウスやSAIに乗られていらっしゃる方からはタコメーターが欲しいというハナシを良く聞きます。それはスポーティに走るためではなく、エンジンを大事に使いたいからという方も。ゆっくり走る方でもタコメーターが欲しいという方も少なからず存在するわけです。

試乗:足回り

足回りの印象は「標準系」と「Fスポーツ」で大きく違います。
結論から言えば、標準系の方がサスペンションが良く感じます。

なぜ?と思って調べれば、Fスポーツのショックアブソーバーはプリウスと同じもの。という感じです。納入メーカーが同じなのか品番まで同じなのかはわかりません。
Fスポーツの足はただ固くて突っ張るだけ。だからとても固く感じます。意図的に「固ければスポーティでしょ」なんて考えてセッティングしているとしたら、軽薄なグレードNo.1はこのFスポーツという事になります。
どちらにしても価格が高い意味がわかりません。

ただ固くても、段差を乗り越えたときにボディが鳴いてる音は聞こえないし、剛性感あるハネ方なので、「ボディがダメージを受けてる!」と嫌な気分になることはありません

標準系のサスペンションについて

Fスポーツのサスペンションがプリウスの延長線上だとしたら、それ以外のグレードは別メーカーのクルマっていうくらい、質の違いを感じます。
なんとこちらのショックアブソーバーは、ショーワ製ということ。ショーワといえばホンダ系ブランドだが寿命と質感のバランスがハイレベルと国産では評価が高いブランド。

こちらの場合も、乗り心地が固いのは固い。リアシートなんて乗ってられないほど固い。でも固さの質が違います。これは段差一個越えれば体感可能。ちょっとした段差でもショックが動いてるのを感じます。それでいてダンピングが効いていて揺れが一発で収まる。伸び側の減衰力もあるから安定している。

かっちり感あるボディにこのサスペンションは実に新鮮。元祖ショーワのホンダにない味だし、ビルシュタインを採用するスバルともまた違う。特にリアの弾み方と衝撃に関しては特に独特だと思う。試乗して味わってみないとこれはなかなかわかりにくいと思います。

乗り心地は固いがこのボディ剛性感とショックのおかげで、「ボディがダメージを受ける!」と段差を避けなければ罪、そんな気持ちにはなりません

試乗:パワートレイン

パワートレイン系、残念ながら動力性能に関してはプリウスとほとんど一緒。少なくても体感上の違いは感じられず。カタログスペック136馬力ということで、だいたいそんな感じです。実際の動力性能だけでなく、エンジンが回っている時のガーガーとノイジーなエンジンもそのまま。CT200の加速力やエンジン質感に関しては、プリウス(3代目)に試乗してもおおよその感覚は掴めると思います。

エンジンのキャラクターの一つとして、エンジンブレーキの弱さも一緒。これはコーナーでリズムと取りたいとき、軽く前加重にしたい時などは少しはエンジンブレーキも効いた方が良い。フロントが荷重オーバーになってしまう車種もあるけれど、セオリーは大事。FF(前輪駆動)だと特にね。
そんなこんなでエンジンブレーキの弱さはちょっとだけ残念な部分。本来のブレーキシステムが扱いにくい車種ほど、軽いエンジンブレーキでリズムを掴みたい。エンジンがアトキンソンサイクルだからしょうがないのかも。

ステアリングを回す質感について、これは高級感を感じさせる味付けになっています。素のプリウス(前記モデル)は手応えの全くない、まるで1000ccクラスのようなステアリングの質感。それと比較すれば、CTは手応えがあり、低速でガシガシ回した際のスムーズ感もあります。

ステアリングを回した時の高級感、これは概ね2000cc以上のトヨタ車で長所と言える部分(プリウスは違いますが)。チマタでは違った特徴を持つ他車のステアフィールが評価され、誰でもわかりやすい高級感を演出しているトヨタ車は敬遠される流れですが、むやみに飛ばさなくても交差点を曲がるだけでも実感でき、駐車場でも実感出来る。わかりやすい高級感だからどなたにもうれしい部分だと思います。

リアシートは荷物おき

今回、CT200のリアシートにも30分ほど試乗してみました。結果、リアシートはとんでもなく苦痛の一言。乗り込みづらい。狭い。乗り心地悪いの3重苦。とにかくCTのリアシートは荷物用と割り切るしかありません。

デザインのためにプリウスより全長を短くし、ホイールベースも短くしたというので、狭いのはガマンするしかありません。でもシート自体も最低レベル。座っているとだんだん体が沈み込んでいきます。そしてどんどん硬くなる。筆者は30分の試乗でお尻が痛くなりました。
メリットとしては、外に出たときの開放感。これは素晴らしい。あのときの素晴らしさは今でも忘れません。

リアシートに2人乗ると、真ん中のスペースもありませんが、リアセンターアームレストもありません。トヨタも割り切って作っていると思います。
でもそれなら、いっそのこと3ドアにしてVWシロッコのようなデザインにしてしまっても良かったのではないかとさえ感じてしまいます。ただビジネスバッグなど、荷物の出し入れはラクでしょう。

レクサスブランドの良さ

レクサスの良さ、筆者が感じるレクサスの素晴らしい点は2つ。1つは最高のおもてなし。営業の方も受付の方も丁寧に接してくれます。上品だし、笑顔も十分。疲れていそうな時は引きつった笑顔でもがんばってくれます。
それから豪華な室内に喫煙できる商談ルームもある。さらに出してくれるコーヒーはとても美味しい。

レクサスの良さはまだあります。整備の待ち時間は広くてゆったり出来るスペースでくつろげますし、なんといっても空いている。

もう一つは「Gbook」と呼ばれる通信サービス。年間1万円程度が必要ですが、こちら、ダイナースやアメックスのような対応が受けられると評判。故障や事故の際もお任せできるサービス付き。なんです。


車室内の印象は好印象。 これぞトヨタ、これこそレクサスと感じる

プリウスよりミニマムなボディ

CT200のサイズは前述の通りプリウスより小さいんです。前述の通りホイールベース100ミリといえば確実に一クラスは違うサイズ。それで価格はCTの方が全然高い。この2車、けっこう違うといっても実際に買うとなると比較してしまうライバル関係でしょう。

車両価格、CT200とプリウスを比較すると

CTとプリウスの差額、ざっと見積もって130万円。ただしCTはナビが標準。ETCも標準。なのでだいたい80万円〜100万円の差。価格的にけっこうな開きがあります。

具体的にはどんな感じ?プリウスの試乗レポートでご確認下さい。
3代目プリウス(後期モデル)試乗と比較レポ

燃費がいいからガンガン走れる

CT200の燃費はプリウスからおおよそ5km/L落ちくらい?プリウスで23km/L走る人なら18km/L、プリウスで20km/Lの人なら15km/L。実際はもっと均衡すると思いますが、目安はこのくらいというハナシを聞きました。
CTは車両価格が高いからとても実用車という感じではないですからね。楽しく気分良く走るための高燃費だと考えます。そのために動力系や足回りの質感という部分で多少の不満も受け入れるワケですから。

CT、これくらい燃費が良ければ、心置きなくパフォーマンスを発揮できます。燃費が気になって気持ち良く走れない。お金はあっても根は貧乏性。そんな方にもCTはピッタリ。山道でスポーティドライブを楽しんでも燃費を気にしなくていいというのは大きな利点。プリウスなら無駄、CTなら趣味。不思議とこう解釈できるものです。

ハイパワーなクルマに乗っていても、楽しみたいときに燃費が気になるじゃ心から楽しめませんからねっ。

レクサス CT200

レクサス

モデル1 CT200 標準

  • テストグレード:“標準”
  • 新車時価格:355万円

モデル2 CT200 Fスポーツ

  • テストグレード:“Fスポーツ”
  • 新車時価格:405万円

動力源概要

  • 排気量:1800cc+モーター
  • エンジン : 4気筒 2ZR-FXE

その他概要

  • ボディサイズ:4320/1765/1460mm
  • 車重:1420kg
  • 型式:ZWA10
  • 発売時期:2011年1月〜
  • 新車時価格帯:355〜433万円
当記事は「ヒラリー」が
お届けさせて頂きます。
ヒラリー男爵

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ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価
足回りの質感 5段階評価
内装の質感 5段階評価
外装の質感 5段階評価
快適性 5段階評価
パッケージング 5段階評価
お買い得度 5段階評価


エコモードを切り替えると照明色が変わる。ノーマルモードの照明。


こちらはスポーツモードの照明。パワーメーターがタコメーターに切り替わる。


カップホルダーに蓋がないのが残念(センターコンソール)。
カップホルダーのフタって超高級品だったのか!


ラゲッジにはゴルフバッグが横に入る。ただしものすごくギリギリで取り出しにくい。(小さな窪みに頭を突っ込む。


リアアンダートレイ。スペアタイヤレス。


リアアンダートレイ。スペアタイヤ有り。

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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