ストリーム試乗比較P2/ハンドリング・乗り心地・静粛性

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乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2014年記事 ホンダ ストリーム
著:ヒラリー男爵)

ホンダ・ストリーム試乗インプレ「2」

辛口評価評論・自動車比較、今回のモデルはホンダ・ストリーム(RN6型)RSZ
ライバルはウィッシュ&プレマシー。車両価格は200万円以下〜。このクラスどれもコンパクトカーの上級グレードを購入するよりとってもお得な内容。そして、3車3様に個性があり、比較〜購入がとっても楽しくなっています。

当ページは2ページ目です。「走行性能(ハンドリング・乗り心地・静粛性)」などを掲載中。

ストリームのコクピット1ストリームのコクピット2
ホンダ
  • グレード:“RSZ”
  • 型式:RN6
  • 車両価格:204万円
  • デビュー年:2006年07月〜
  1. 分割page - ストリーム試乗「1-1」・内装とエンジン&ミッション
  2. このpage - ストリーム試乗「1-2」・走行性能(ハンドリング・乗り心地・静粛性)
  3. 分割page - ストリーム試乗「1-3」・リアシートやラゲッジ、燃費
  4. 分割page - ストリーム試乗「1-4」・燃費など参考データ
  5. 分割page - ストリーム試乗「1-5」・ライバル比較と評価総合

※内容は辛口評価です。試乗して購入の際のチェックポイントとしてお役に立てれば幸いです。

試乗:ステアリングフィールなど

ストリーム夜間メーター

ストリームのハンドルを握ると、このクルマは手抜きナシの操縦安定性を持つクルマだと思える。なんといっても、「ハンドルを回す」とか、「コーナーを曲がる」という辺りの特徴が際立っている。本当はオデッセイで望まれるような、穏やかで運転がラクな味付けがされており、性能面で評価してもハイレベル(直進性の高さを除く)。
車両価格200万円クラスのコンパクトミニバンにこんなハイレベルなシャシーいるのと思えるほど。発売から8年近くが経過してもライバルを一歩リード、ここがストリームの魅力。

ハンドルを回す感触

運転席1電動パワーステアリングが一般的になり始めた頃、そのフィーリングや回し心地については評価がよくなった。クラウンクラスでさえゼロクラウンと呼ばれるモデルでは酷かった。

今ではそう酷いモデルも減り、トヨタ車なんかは電動パワステならではの滑らかな回し心地に質感を感じ、また路面からの嫌な衝撃を遮ってくれるという、高級感を感じさせてくれるような感触になった。

ストリームの電動パワステ、ハンドルを回す感触は如何か?これは昔の油圧パワステに近い印象ネバッとしておりタイヤのヨレとか接地感を感じやすいような感触だ。切り込んでいくと(回す量が増えると)反力が増え、戻す際も中立に近づくとセルフアライニングトルクが弱くなる。単純に直進している際にはそれなりにハンドルを取られ、クルマがどっちに進みたいかを教えてくれるようだ。

総じて、高級という感じはしないけれども、ドライブが好きな方に好まれるようなフィーリングだと思う。高級感がないといっても、コンパクトカーや軽自動車みたいに安っぽくはないからご安心を。

コーナーリングでの印象

試乗時はドライ路面のほかウェットもいろいろと走ってみた。一定ペースだったり、踏めるところは踏んでいったりしながら様々なパターンで走行。

どんな場面でもいえるストリームの美点、それは「穏やかなハンドリングと穏やかな挙動」。例えばコーナーの入り口で急な部分がなく、もっと大きなセダンを運転しているよう。
ここが非常にハイレベルで、多少運転の荒っぽい人が運転しても急な横Gが掛からないから、パッセンジャーも安心。ハンドル切り始めが遅い人も走行ラインを気にしない人でも大丈夫。きっと運転うまくなったねって褒めて貰えます

走行性能が重視されている他のミニバンと比較すれば、ローハイトをウリにしていたホンダ・オデッセイ。こちらはゆっくり一定にハンドルを回していても、急なヨーの変化やロール変化がある。コブシ1個〜2個分ハンドルを切るのに、非常に神経を使う。

ストリームは違います。適当にハンドル切って良し、アグレッシブに切って良し、ウェット路面でもタイヤが滑る速度域でも、余計な事考えずに走れる。狂ったように速度を出しすぎなければ、十分オーバースペックなシャシーというか豪華なボディにサスペンション。低速主体のサーキットにこのまま持ち込んでも、きっと晩ご飯のこと考えながら走れちゃいそう。

わかりにくいスポーティ感、しかしレベルは高い

リアサスペンション一般的にスポーティといえば、キビキビとしたハンドリングに味付けされていたり、グリップ力に対するメリハリ感が演出されていたりと、そんな感じでイメージするから、そうしたクルマだとスポーティというのがわかりやすい。

ストリームはちょっと違う。ファミリーユースのクルマとしてはサスペンションは固いけど、ステアリングのロックtoロックは緩いし、挙動が穏やかで滑らかだから、人によってはだるいと感じてしまうかもしれない

そんな感じだけどレベルは高く、高速性能を重視した上級車のよう。じっくり走れば無理をしなければ鼻先はキッチリ動いてくれるのがわかるし、コーナー進入でリアが突っ張りすぎることもない。
ウェット路面で意図的に、減速しながらコーナー進入、前後タイヤを不安定にしようとも、おおざっぱに言ってゴゴッとスリップ気味が続くだけ。他車が食って滑ってを繰り返すような時でもストリームはゆっくり動く。

想像するにコーナーリング中もタイヤの接地が安定しているのだろう。サスペンション剛性が高いだけでなく、動的アライメントが詰められているのか、アーム類の剛性が高く正確に動いているのか、こったサスペンション型式を採用しているのが納得できる。

気になる点と言えば、直進性の高さは低め。リアサス柔らかめでコーナーに進入しやすく、かつ直進性も高ければ欧州車のように思えるだけにここは残念。

ストロークが長いブレーキペダル

ペダルレイアウトどんなクルマでも、ハンドルやペダル、スイッチといった手に触れる部分とサスペンションなどのキャラクター、クルマ全体でドライバーが感じるバランスは煮詰めて欲しいと思う。例えばホンダ車だとハンドルは軽〜くてブレーキペダルが重かったり意味不明なモデルもある。

オタク根性で煮詰め〜。もしくは儲かってるなら安くして。文句は言いたい放題なわけでホンダはケーハクだと突っ込みどころ満載。ユーザーから突っ込まれるようなツメの甘さが許されるのは赤字メーカーだけの特権!

ということでストリーム。クルマ全体のイメージからして最も気になるのは軽自動車レベルのシフトセレクター。次点でブレーキペダルの操作感。ブレーキペダルの踏み剛性はやや高め、そしてストロークが長い。しっかりした制動力を発生させるためにはかなり奥まで踏み込み、奥の方でコントロールすることに。
このあたり、とっても微調整がしにくい。サスペンションが固めだからまだいいものの、踏み力でコントロールできるような感触に近づけば、クルマ全体とのバランスが良くなると思う。

試乗:静粛性や乗り心地など快適性

ストリーム最大の欠点は快適性の低さ。そういや同じホンダのオデッセイもそうだった。このクラスの実用車としてこれってどうなの?っていうレベル。静粛性の低さなどもう最悪レベルの評価ということで、すでにストリームにお乗りの方は飛ばしちゃって下さい。
参考:RB3オデッセイ試乗レポート

コンパクトレベルの静粛性の低さ

どんな商品にも上級下級とランクがあり、クルマは車格と呼ばれランク付けされている。通常、車格の高いクルマほど静粛性が高められている。
ストリームは車両200万円クラスということで、普通の静粛性を期待してしまうわけだけど、これが全くの期待はずれ。走行中に体感する騒音なんて、うるさいx3乗。まさにコンパクトカーレベル。

具体的には、アイドリング中の運転席では普通。助手席に座ればフロントからのいろんな音が聞こえてくる。走行中はシート3列のどこに座ってもゴーゴーガーガー。良いペースで巡航していても、エンジン音が聞こえないwww。

うるさかったらデッドニングすればいいじゃない?いやストリームはそんなレベルじゃありません。20cmレベルのカーペットを引き詰めでもしない限り、材料費や労力が無駄になる可能性大だから、あまり期待しない方がよろしいかと。

じゃあ静かなタイヤに変えれば?こちらも期待薄。例えばトヨタSAI。うるさいアジアン系タイヤに変えても、知人からは静かだって言われる。だからそう、元々のクルマ自体にある程度の静粛性が求められる。

質感は悪くない。でも絶対的には乗り心地悪い

ストラットタワーパッセンジャー(同乗者)を乗せる実用車としては、最低限のクッションを持った乗り心地が欲しいところ。ストリームの乗り心地はいかにも最近のホンダ車らしい感じ
サスペンションは固い割にスルンと沈み、素早くヒョコンと戻るあの感じ。ショックアブソーバー伸び側の減衰力が弱くてピョコピョコしているような?ホントかわからないけどそんな乗り味だ。現在ホンダ車にお乗りの方なら何も違和感を感じないと思うし、他メーカーからの乗り換えならちょっと違和感を感じると思う。

段差でのハネ方や衝撃の伝わり方、質感自体は低くない。小さいボコボこではサスペンションがボコボコを吸収しているように、車体のフラット感は強いし、試乗車ではイヤな音もでなかった。
中程度の段差でもボディが発する音は高質なもので「ビシィ」と。ダラダラ響かないところが好感度大。
細かくいえば、工事中の路面ではガッタンゴットン酷くなり、このあたりは従来どおりの日本車そのまま。

質感という面では上記の通り決して悪くない。だけど絶対的には乗り心地は良くない。満足なのはドライバーだけ。そう、同乗者からは文句いわれるかも。助手席の彼女や奥様から「もっとクッションの良いクルマがいいわね」っていわれれば、返す言葉ありません。
筆者ヒラリー的にはハネ方も好みでないため、4人乗車で重くなっても印象が変わらないのは辛いところ。1人乗車〜4人乗車、ガソリン空っぽにしてと試したが基本的なキャラクターは変わらず。

走行中、振動でジュースも飲めないミニバンって何?そういやウィッシュの2000ccもそうでした。

ストリームのメーター1ストリームのメーター2

新車時装着タイヤについて

タイヤストリームRSZの新車時装着タイヤは、「ヨコハマ・デシベルE70」という銘柄。このデジベルというブランドはその名の通り静粛性が重視されたブランド。古くはアスペック・デシベル、その後はアドバン・デシベルなど商品展開がされています。

そんなデシベルのE70という品番は、純正装着用の品番と思われます。多車種ではレクサスCT200などでも使用されています。
レクサスでも使われるくらいだからそこまで価格重視一辺倒のタイヤではなさそうだけど、試乗すればアフターマーケットのデシベルとは大違い。なにしろうるさい。とても人を乗せるクルマとは思えないほどのノイズが室内に響き渡ります。

ストリームはクルマ自体の静粛性が低いから、タイヤの騒音が際立つのかもしれませんが、ハナシ半分にしてもデシベルという名前から想像出来るような静かさはありません。

このタイヤの特徴は、トレッドパターンを見ても想像でき、細かなミゾがたくさん入っているタイプではなく、ショルダー部分のブロックなんて普通に大きい。その分、入力が強い時のヨレなんていうのは小さめなわけだけど、購入前にこのデシベルという銘柄に騙されない方が良いです。

ホンダ ストリーム

本田技研

stream (ストリーム)

  • 試乗グレード:“RSZ”
  • ミッション:5AT
  • 年式:2012年
  • 新車時価格:204万円

当記事は「ヒラリー男爵」がお届けします
ヒラリー男爵

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