プレリュード-タイプS BB8自動車比較

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乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2005年記事 ホンダ プレリュード
著:ヒラリー)

ホンダ
  • グレード:”タイプS”
  • 型式:BB8
  • 車両価格:-
  • デビュー年:-

ホンダ・プレリュード(BB8)・試乗インプレッション

5代目となるホンダのスペシャリティ・クーペ プレリュード。グレードはタイプS。この5代目プレリュードは、インテリア、エクステリア共にノーブルなデザインに戻され、全幅も若干狭くなり、全高も高くなり、運転のしやすい普通のクーペになりました。


優雅なボディラインを持つ4代目プレリュードはこちら - BB4プレリュード試乗レポート

SIRの赤い内装

平凡、でも一応、スペシャリティ

本田技研

このBB8型プレリュード、どこもかしこも面白みのない普通のくるまで、クーペというよりは2ドアセダンといった方がいいほど、スペシャリティな感覚のないスペシャリティカー。

しかしラインナップの中で「タイプS」というグレードは特別な装備があります。それは「ATTS」といわれるスペシャルイクイップメント。コーナーで普通の自動車ではありえない動きを実現。デフの一部として機能するモノということです。

これは、ステアリングを切った状態で加速をすると、外側のタイヤにより多くの動力がかかり、旋回を手助けする画期的な装備。プレリュードは歴代、新しい装備を付けてデビューするモデルだったので、5代目プレリュードはこのATTSを実験的?に身につけてデビューしました。

個人的に、このATTSがあるからこそ、平凡なクルマが運転が楽しめるスペシャリティカーになっていると思います。このグレードには「H22A」型というこれまた特別なエンジンが搭載され、タイプSを選択しない限りプレリュードの価値なし!とまで言い切れちゃう。

どうしようもない内外装、中身はいいけど・・・

プレリュードのエクステリア・デザイン、まさにこの時代のホンダを象徴するかのような、迷いがあって思い切りの良くないデザイン。スタイル悪すぎる訳でもないが、別に乗りたくもない、もし貰えば乗ってもいい、そんな感じ(完全に個人的な好み)
客観的に見ても、わくわくするような不安定さとか新しさ、好き嫌いが分かれる個性の強さも何もありません

シンプルなロングノーズショートデッキのクーペスタイルでいながらフロントマスクはお間抜けで、涙がでそうなデザイン。リアからリアクウォータービューは緊張感あっていいんですけど、全体のシルエットからフロント・ディテールがいただけません。
あまりに普通すぎてつまんない。しかも昔ながら。今の時代のクルマじゃないような気さえします。

内装。プレリュードのインテリアは、あるべきところにあるべきモノがあるという、わかりやすさが特徴。つまりこちらも全然普通。これを「大人っぽくていい」と評価するか、普通ぽくて嫌だと評価するかは、まさに人それぞれ。例えば輸入車のように考えると、伝統的なレイアウトは好ましいとなるでしょう。

フロントシート、カプロンを使用したコンビシートは触り心地も高級感もいいですが、全体的に何か、デザインでもスイッチでも、もっとスペシャリティな感覚が欲しいです。

4代目プレリュードは外装デザインも内装デザインも個性派としてデビュー。特に内装は最高の未来感覚と上質感でクラストップの印象が強かっただけに、この5代目、個人的には残念です。

やっぱり最高なエンジン

プレリュードエンジンヘッド

走り出すと、相変わらずH22Aは最高の4気筒エンジンですね。気持ちいいし、低回転からトルクあるし、上で弾ける。さらにはスムーズで軽く回り、微少なアクセルワークにも反応イイ!つまり最高です。

ついでに燃費もいいですし。踏んでも踏まなくても最高の4気筒エンジンていっていいんじゃない。低回転〜高回転トータルでパワーも2500ccエンジン並み。掛け値ナシで感じたままに書いてます。

このエンジンはホンダご自慢のDOHC-VTEC。4500回転くらいにカム切り替えの段差がありますが、シビックRやインテグラRのような大きな段差ではありません。
ただし聞こえてくる音はググッっと変わります。パワー、出力特性、音、レスポンス、すべてが4気筒エンジンとして最高峰と評価できるエンジンです。

確かに、このVTECの段差は弱めですが、その代わり、低回転でもトルク十分、高回転でもトルク十分。全域余裕たっぷり。サーキット行けば想像よりストレートが伸びる。筆者はF20BよりこのH22Aが好き。

さらに、まるで6気筒のような整ったエンジン音。そして低振動。全域で鋭すぎるほどのレスポンス、かつジワッとペダルを踏み込めばそれに応えてくれるジェントルレスポンス。高回転でもアクセルワークにきちんと応えてくれる滑らかなハイレスポンス。空ぶかしも軽やか。
これだけのエンジンですから、ぜひともマニュアルミッションで味わいたい。高回転を保って、アクセルを踏み直したときの快感といったらそれはもう・・・。たまりません。試乗前にはエチケットゴム装着が必須!暴発にご注意下さい。

マニュアルミッション(MT)で乗る場合、低回転でのレスポンスが良すぎて運転しにくい場合、具体的には空ぶかし時のレスポンスですが、こんな時には抜けのいい社外マフラーに交換してしまうのも一つの手。低回転時のレスポンスがちょうどよく落ちてくれます。街乗りだったら多少は反応ダルめの方がラクだったりします。
シフトアップする時、シフトダウンする時、「俺はいつでも回転数が合わないと嫌なのじゃ」という方は、グッとやりやすくなると思います。

意外といいマニュアルミッション

プレリュードはご存じの通りFFなので、マニュアルミッションはワイヤーを介してのシフトレバー。でもこれが意外といい味だしてます。
節度感あり、ショートストローク。おまけにライバルFR車のような振動がなく、ブルブルしません
さらに、多少入りが悪いため、回転がしっかりあっていないと入りません。逆に言えば、回転があっているのがよくわかる。

※いくらいいといっても特別いいわけではないですよ。例えば、FR+アイシン精機の6MTとなるアルテッツァや、ゲトラグ製6MTのスープラ、ランエボ、コルトラリーアートなんかとは別物です。せっかくマニュアルを選ぶならここで快感は変わってきます。できれば実車でテストしてみて下さい。

非常にレベルアップしたボディ剛性

本田技研

サスペンションは4代目(先代)プレリュードより柔らかくなった気もしますが、それより、圧倒的にボディ剛性が上がっています。段差があってもがちゃがちゃいいません

しなやかでいい足回りか?と聞かれれば、まだまだ不満はあります。他社の少し古いクーペと同レベルといった感じです。しかし固いだけできちんとサスがストロークしなかった4代目とは大違い。かなりの進歩と評価させて頂きます。

※高級セダンなんかと比較すれば、最低限満足できるレベルの剛性です。ホンダのオデッセイなども剛性が上がったと言っても、実際試乗すると、「えっ?」って感じ。これは実際の剛性あるなしでなくて、わかりやすさ、表現のうまさの差かもしれません。だって、「剛性」は「剛性感」ていうでしょ?

参考 : BB4プレリュード試乗レポート

4代目プレリュードから強化された箇所

4代目プレリュードより強化された部分、剛性アップ箇所について雑誌に記載されていました。

  • フロントハブベアリング剛性アップ。
  • フロントコンプライアンスブッシュ高減衰化。
  • フロントアッパーアーム取り付け点剛性アップ。
  • リアフォースステア特性向上。
  • リアハブベアリング剛性アップ。

雑誌プレリュードのすべてより。

落ち着いているから品がある。 まるで外車のクーペの様。

ATTSについて

コーナーではATTSの効果は自然ですが、何とも不思議な感覚です。基本的に、最終的にはFFらしいコーナーリングなんで、コーナー侵入でリアが不安定になっても、アクセルオンで安定する。
ただその一歩手前、タイヤに余裕あるけど曲がる姿勢が作れず、コーナーリング失敗。こんな時でも少しずつ踏んでいけば、ヨーが出て曲がりやすい方向に安定する、出口では自然に全開にできます。

または、急コーナーで減速しすぎてしまった場合、ハンドル切ったらすぐに全開にしたいわけですが、タイヤがキーキーいってもホイルスピンせず狙ったラインをキープできるような感覚です。キュルキュル鳴ってもアクセル緩めなくていいって感じかな。

ということで失敗しても失敗じゃないないコーナーリングに持っていけるアイテム。これがATTSです。初めて運転するときは、長いコーナーなんかで実感しやすいと思います。

システム的に、そこまでハッキリと介入してくる感じではなく、自然な感じを重視しているみたいですが、それでもいつもガンガン踏んでいく方ならFFだけどFFじゃないような、そんな楽しさを感じる場面もあると思います。

お得度の高い価格設定と中古車市場

プレリュードの価格は250万円。高いと見るか、安いとみるかは人それぞれですが、ワンランク下のインテグラタイプR、シビックタイプRなどと比べれば、かなりお買い得といえるでしょう。これは、基本的にシャシー&エンジンが使い回しで、ブラッシュアップモデルだからでしょう。

プレリュードは生産終了後の中古車市場でもお得な価格設定が目立ちます。グレードではタイプSを外してSスペックというグレードがお得。内容だって十分。できればマニュアルで高回転のレスポンスと加速、快感を味わって下さい。

ホンダ プレリュード

本田技研

BB8 prelude (プレリュード)

  • テストグレード:”タイプS”
  • 型式:BB8
  • 年式:1999年
  • 排気量:2200cc
  • エンジン型式:H22A
当記事は「ヒラリー男爵」がお届けします
ヒラリー男爵

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適合バッテリー

プレリュードのバッテリー適合詳細


プレリュード

BB5 - F22B 2200cc 1997年〜
80D23L

※BB7も同一

プレリュード

BB8 - H22A 2200cc 1997年〜
80D26L

※BB6も同一

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国産車バッテリー
ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価
駆動系質感 5段階評価
足回りの質感 5段階評価
内装の質感 5段階評価
外装の質感 5段階評価
快適性 5段階評価
お買い得度 5段階評価


カタログイメージ


オートサロンで。ミューディメンションのイースコーポレーションのデモカー。

プレリュードエンジンヘッド
4代目プレリュードの「H22A」。ヘッドカバーを開けて他ペット調整した際の写真。


強化されたボディ。先代比で50%ものボディ剛性強化とのこと。


4代目からの強化グラフ

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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試乗比較しにくい中古車購入の時こそ、中古車購入時にも役に立つレポートを送り続けて16年。これからもドライな試乗レポートでお楽しみ下さい。