BB4プレリュードの自動車比較・試乗レポート

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乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2000年記事 ホンダ BB1,BB4
プレリュード 著:ヒラリー男爵)

ホンダ
  • グレード:“spots stage ver.R”
  • 型式:BB4
  • 車両価格:-
  • デビュー年:-

ホンダ・BB4プレリュード・試乗インプレッション

4代目となるBB4/BB1プレリュード。グレードはspots stage ver.R。大人気の前前型プレリュード、そこそこ人気の先代プレリュードのイメージを全く残さない、当時としては非常に大きな横幅のスタイリッシュなボディとアクの強い内外装のデザインのまさしく近未来的な、非常に好みが分かれるモデルです。

型式はBB4、エンジンはH22A、グレードはスポーツステージ・バージョンRの試乗記です。

プレリュード内装

やっぱり人気の無かったプレリュード

プレリュードのリアプレリュードといえばデートカーというイメージでしたが、この「バージョンR」というプレリュードは非常にスポーティ。安全安全てダラダラとしたハンドリングとは全く異なります。

アイルトン・セナのCMや後期からでるバージョンR、かなりのオーバーステアでキビキビと走るセッティング。従来からのキャラクター&イメージを全く変えました。

クーペ不毛の時代にデビューしたのが唯一にして最大の難点。

スタイルにも走りにも特徴満載

このプレリュードの特徴はスタイル、高級感、上質感です。まず内装ですが、字発光式メーターとデジタルメーターと組み合わせ、ワイドで近未来的なデザインと、厚みのある軟質ウレタンを使ったインストパネルに、何よりも分厚いドアパネルなど、立体的で高級な作りです。リアシートはRX-7と同程度で、誰も座れませんが、なんと前期型はサンルーフが標準です。

エンジンは?

プレリュードエンジンヘッドプレリュードのエンジンは他にないほど最高の4気筒エンジン。くるまも軽いし、ギヤ比もいい感じで、NAの3000ccと同程度の加速性能とタイムまでたたき出す。さらにS2000のエンジンにもにもひけを取らないほどスムーズで、それ以上に低回転のトルクもあり、ロータリーみたいにスルスルと回っていき、直6エンジンに近い響きのすばらしい音など、ほかにはない優れたエンジンです。BMWが世界最高の6気筒なら、ホンダのH22Aは世界最高の4気筒でしょう。

タイプRシリーズのエンジン、設計の古いF型より、超高回転域である7500回転以上を除けば全然いいエンジンと評価できます。プレリュードは燃費も良く、これは軽くまわるエンジンの恩恵もあったに違いありません。ホント最高のエンジンだった記憶が強いです。

サスペンションは?

プレリュードの足回りは様々な仕様があるとの評判。モデルごと、マイナーチェンジごとにいろんなタイプのセッティングがあります。

自分が乗ったのは純正でかなりのオーバーステアで、一般道はキビキビとかなりスポーティに走ります。しかしその分、100キロ位から上はかなり神経質でもあります。(グレードはスポーツステージver.R)。
サーキットで走っても、ターンインでスピンします。旋回ブレーキでリアがでます。それは当然としても、ボディ剛性が低いからコントロールしにくい。そんな感覚を受けます。ハイグリップタイヤを履くと特に。
まあしかし、スポーティであることには変わりません。エンジンは非常に精密、それなりに速いですし、アンダー出しながら全開というタイプのクルマよりは面白いかもしれません。

最悪のガタガタ・ブルブル感

運転してみて、質感的には、ショーワ製ショックを使用しているにもかかわらず、乗り心地はかなり悪い。クーペらしさというよりオープンカーらしい乗り心地。
渋いショックアブソーバーにブルブルのボディ剛性で、乗っていると空中分解しそうな感じです。さらにハーシュネスがひどいだけでなく、フラットな道でもとんでもないロードノイズが入ってきます。

14シルビアや185セリカ、70スープラ、32フェアレディゼットよりはわずかに上質な足回りかもしれませんが、ボディが最悪。はっきりいって、デートは無理。体に振動を感じる度に、クルマにダメージがないか心配になります。そしてノイズが会話の邪魔になり、長時間だと疲れてしまいます。やはり、サイズからは考えられないほどの軽量ボディがいけないんでしょう。

サスペンションを変えてみると・・・

筆者はサスペンションをいろいろいじってみました。3種類のバネ(スプリング)を切ったり、ゴムを調整したり、ビルシュタインのショックアブソーバーに変えたり、テインに変えたり、いろいろやってこのプレリュードを運転していましたが、やはりビルシュタインはいいですね。乗り心地に”多少の”質感を感じることが出来ます。
(元がアレなんで、すごく良くはならないです)
ストラットタワーバーやロアアームバーなんかも試してみましたが、それより断然効果を感じることが出来ます。

ちなみにこのビルシュタイン、現在はエナペタルからセミオーダーのような感じで、本家から出ていない車種が出ていたりします。このショックに変更すると、伸び側の減衰力が上がって、車体が伸び上がらないのは、まるでベンツやBMWといったヨーロッパ車の様。そして初期から減衰力が発揮されて揺れもぴたりと収まります。

そして最も重要なのは固くてもしっかりショックが動いてくれること。少しでも上下しているのがドライバーに伝わります。
この辺りは、構造の違う車高調の方がさらに良いです。定価20万円クラス以上の車高調なら、すべての質感が上がると言っても過言ではありません。

※車高調はバネとショックが同じ角度で組み合わされます。純正は角度が少しオフセットされています。


シャシーがしょぼくても、なんとか乗れる位になってしまうビルシュタインは、やはり高いだけのことはあります。
ビルシュタイン以外でも、単筒式ショックアブソーバーで減衰力の調整できるものは質感高いものが多いです。
それから、ダウンサスを購入してバネをカット。プリロードをゼロにするのも乗り心地に関してはよかったです。

意外といいマニュアルミッション

プレリュードはご存じの通りFF(前輪駆動)なので、ワイヤーを介してのシフトレバー。でもこれが意外といい味だしてます。
節度感あり、ショートストローク。おまけに振動がなく、ブルブルしません。FRのマニュアルなんかはけっこうブルブルします。
さらに、入りが悪いため、回転がしっかりあっていないと入りません。逆に言えば、回転があっているのがよくわかる。
※MTに関して、BB8プレリュードと文章を共有しています。

とにかく切れないフロントタイヤ

これはトラックか?と思うほど小回りが効きません。全長は短いプレリュードなのに、ビックセダンの方が運転が楽です。まとめると、すごくいい部分と、すごく悪い部分が極端ですね。実際に購入しづらい車です。

小回りが効かないといっても、フロントガラスは大きく、見切りはいいです。横幅もあるので切れ角が少ないのは?なんですが、原因は前後ダブルウィッシュボーン型式だからかもしれません。そういえばホンダの大型FFって、みんなそんな感じです。

シートポジションを低くする方法

プレリュードの内装は開放感重視のため、包まれ感はあまりありません。なので、シートを下げて包まれ感を得たいところですが、バケット+ローハイトシートレールに交換しても、実はあまり下がりません。
筆者は所有していたクルマではシートのスポンジを抜いてローポジション化しています(いわゆるアンコ抜き)。プレリュードでも試しました。
効果はもちろんバッチリ。シートポジションが低くなります。さらに左足はサポート部分をカットするなど、好みに合わせて作ることが出来ます。

サーキット走行では、お尻がシートから落ちそうになるくらいの横Gがかかりますが、これなら多少耐えることも可能です。

車高を落とすとボンネットの低さが際立つ。

ワンタッチで助手席を寝かせる!

プレリュードの優れた魅力。それはワンタッチで助手席シートを寝かせること。運転席に座っていながら、助手席わきにあるレバーを引けば、あらまというほどスンナリ助手席がいっぱいまで倒れます

さすがデートカーといわれるだけの事はある。これは他のクーペにも付けて貰いたいくらいの優れた装備。この装備の為にプレリュードを選ぶのも全然ありでしょう。

どれくらい素晴らしいか、実際に筆者は試しました。お相手は5人か6人か7人か。それくらい。
景色のいい場所にいって、ハナシでもしていきなりシートを倒せばそれはもう、皆様「きゃあ」といって下さいます。特にお姉様系だとこんな声が聞けることは滅多にない
プレリュードはフロントは広いので、そこからなんなく助手席足下に移動できる。できれば先に靴を脱いでおいて、小柄な女性だと完璧です。
試乗車ではないのでご安心を。また中古車では特別な分泌液が付いてないか要チェックを・・・。

とにかくスムーズに出来るのが嬉しいプレリュードならではの装備です。

ライバルと比較して

ライバルは標準グレードならシルビアやセリカと値段的にバッティングします。そうすると最もお買い得ですね。逆にDOHC-VTECの方はスープラやフェアレディZ、GTOのNAモデルが価格的にもキャラクター的にも近いです。
(プレリュードはエアコンがオプションだったりするのがイタイ・・・)

それらと比べればお買い得度は低いですが、燃費よく、ランニングコストは最も安いです。古い車ですが、内容はいい車かもしれません。シルビアクラスからフェアレディZのちょうど中間という車格と価格をもつプレリュード。あのエンジンを味わってしまうと、決して割高ではないと感じるはずです。

ホンダ プレリュード

本田技研

BB4 prelude (プレリュード)

  • テストグレード:“spots stage ver.R”
  • 型式:BB4
  • 年式:1995年
  • 排気量:2200cc
  • エンジン型式:H22A

車両型式

  • BB1 : DOHC-VTECエンジン、4WS
  • BB4 : DOHC-VTECエンジン
  • BA* : ノーマルグレード
当記事は「ヒラリー男爵」が
お届けさせて頂きます。
ヒラリー男爵

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適合バッテリー

プレリュードのバッテリー適合詳細


プレリュード

BB4 - H22A 2200cc 1991年〜
80D26L

プレリュード

BB1 - H22A 2200cc 1992年〜
80D26L

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国産車バッテリー
ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価
駆動系質感 5段階評価
足回りの質感 5段階評価
内装の質感 5段階評価
外装の質感 5段階評価
快適性 5段階評価
お買い得度 5段階評価

プレリュードのリアシート

プレリュードエンジンヘッド
ヘッドカバーを開けた状態。この状態でタペット調整が可能。

プレリュード
インナーサイレンサーを入れないとちょっとうるさい。でも近所迷惑なほどでもない。

ストラットタワー
エンジンルームから室内に配線を通す穴は複数あります。

プレリュードのリア

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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自動車のイメージ
長所短所を明確に、辛口評価(言いたい放題)
中古車購入にも役立つ自動車評価評論・試乗レポート。同価格帯で5段階評価。
「エンジン質感」「駆動系質感」「足回り質感」「内装質感」「外装質感」
「快適性」「コストパフォーマンス」

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試乗比較しにくい中古車購入の時こそ、中古車購入時にも役に立つレポートを送り続けて16年。これからもドライな試乗レポートでお楽しみ下さい。