「N-BOX試乗」P3/内装の質感と注目点

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(2016年記事 ホンダ N-BOX
著:桃花&ヒラリー男爵)

N-BOX・試乗インプレ「3」

間違いいっぱいの自動車選び。試乗車は、ホンダN-BOX(エヌボックス)型式JF1。年式は2015年式。グレードは“ターボ無しのG”。広いだけじゃない?軽自動車No1も記録するN-BOXの魅力と長所短所など。

当ページは3ページ目です。「内装の質感と注目のポイント」などを掲載中。

N-BOXダッシュボードN-BOX内装・運転席
ホンダ
  • グレード:“G Lパッケージ”
  • 型式:JF1
  • 車両価格:127万円
  • デビュー年:2011年
  1. 分割page - N-BOX試乗「1-1」・エンジンとミッションの印象
  2. 分割page - N-BOX試乗「1-2」・運転感覚と快適性
  3. このpage - N-BOX試乗「1-3」・内装の質感と注目点
  4. 分割page - N-BOX試乗「1-4」・ラゲッジスペースと細部、評価総合

試乗:内装

N-BOX内装イメージ

広いのは当然!なので試乗時にチェックしたいポイントと、フロントセクションの質感などを取り上げます。

内装(フロントパート)

内装1ハンドル

インパネ周辺の質感は今一つ。パネル表面のシボは浅く、ハンドルやシフトノブはデブっちく、細部の造形はアクが強い。同じホンダのN-WGNがスマートにまとまり、N-ONEがレトロな遊びゴコロを表現しているのを見ると、N-BOXはやはりチープかつ物足りないと思ってしまう。見た目で受ける印象は一昔前の軽自動車という感じ。

それ以外ではこの内装色は良いと思う。ジジババくさい代表格のベージュ、ホンダのベージュって特にヒドイの多いよね。でもN-BOXは絶妙でおしゃれ感の高い色調のベージュ。
上の画像で、オレンジの差し色をした画像をご覧下さい。感じ良いでしょ? 写真では赤みがかったり青みがかったり色調がメチャクチャなので、ここはぜひ実際にチェックしてみて下さい。

シート

フロントシート、こちらも(色を除き)やはり見た目の印象は悪い。ノッペリしてて質感なんて全く感じさせてくれない。

ところがこのシート、座ると良い!もちろんフカフカじゃないんだけど、シットリしてるっていうのかな、沈む部分と弾力ある部分が両方感じられる。シート表皮を剥がしてみたくなるほど、中のクッション剤が気になる。

軽自動車ではデイズのシートが柔らかくゴージャス感高い。N-BOXのシートも微振動では同じくらいの振動吸収性があると思う。
サイズ的にはかなり小さめ。特に座面の前後長は短い。これは欠点ではなく主要ターゲットが女性だからだろう。ハッキリと女性向けと感じる。

参考:日産デイズ試乗レポート(B21W)

ボタンの押し心地はGOOD!

エアコン操作部

エアコン操作部のボタン、押し心地がよい!軽くてストロークがあって、各ボタンの押し心地もムラが少ない。ここは2500ccクラスと比較しても上等でしょう。
気持ち良くて何度も押したくなっちゃうかもしれないよ。

最近増えてる静電式のタッチスイッチと比較すれば、やはり機械式スイッチの操作性は高い。

ただ手探りで押せる工夫は今一つ。上級車では様々な工夫がされているし、軽自動車ではものすごく大きなボタンが採用されている場合もある。こうした車種では慣れてしまえばほとんど手元を見なくても操作出来るからね。

フロントシートは広くない

N-BOXといえば誰でも広いのが当たり前だと思う。有名なセンタータンクレイアウトを採用という事で、実際に見なくても”広いクルマ”というイメージがあるだろう。

しかしこのN-BOXに限らず、センタータンクとアピールされる車種はどれも、助手席足下が狭い。シートを1番後ろに下げても、思ったより下がらないんだよね。
N-BOXの助手席ではシートを最も後ろに下げた状態で、男性が足を目一杯伸ばせるだけのスペースはない。さらに右足はセンタークラスターが邪魔をするから、足下スペースはやっぱり足りない。確認のため手元のミラココアを見てきたら、やっぱりもっと広かった。普通に足を伸ばせる。

またN-BOXのBピラーはかなり前寄りに付いている。リアドアの開口部広さという点では良いのだろうが、これもフロントシートを狭くする要因。

なぜかと言えば、少し体格の良い男性だと、ピラーに肩があたる。体型の良いスタッフはこれをかなり苦痛に感じていた。

内装(リアシート)

リアシート1リアシート2

リアシートについて。前後方向の広さはご存じの通り十分。誇張無く足を組んで座ることが出来る。誰だって狭い家より広い家が好きなわけで、広いは快適性の1ポイントだろう。

リアシート足下広さ

N-BOXのリアシートはこの手の軽自動車の中でも特に広く感じられるからポイント高い。身長172cmのスタッフがドラポジを取り、助手席もその位置に合わせた状態で、50cmの定規が余裕を持って置ける

アルファードなどと同様に、可能ならオットマンまで欲しくなるほどの広さで、車内狭いクルマではひっくり返ってもマネ出来ない快適さがある。

ドリンクホルダー

軽自動車なら横方向の広さは一緒、がデフォだけど、実は工夫により違いがある。
写真にあるサイドのカップホルダー、ここに肘を置くことになるんだけど、見た目ほどスペースがあるわけじゃない。位置、形状、ダメ。軽自動車として普通に横幅狭く、腕のやり場に困る

タントはこの部分でN-BOXより優れていて、同様にカップホルダー兼ヒジ掛けなんだけど、腕を置けるスペースが相当に用意されている。タント比較でここはN-BOXの致命的な弱点

リアシート快適性における弱点

N-BOXのリアシート弱点は上記に加え、スライド機構がないことが上げられる(一部を除く)。

ドリンクホルダー※モデル途中から上位グレード限定でオプション設定
左の写真はN-BOXのスライド機構付きシート(メーカーHPより)。

シートが前に出せないと困る事もある。1人乗車なら前席から手荷物を取るのはまず不可能。お子様居れば近い方が安心だし、ドア開口部にシート脇が来ないと、乗せたり降ろしたりも一手間多くなる。複数人で乗車すれば、距離+静粛性の問題から会話が辛い時も。

上記他、スライド機構が装備されるタントの方が、様々な状況に対応出来るだろう。

それ以外ではN-BOXのリアサスはゴツゴツ&バタバタ。だけどシートの衝撃吸収性が良く、お尻に伝わるゴツゴツは軽減される。問題になるのはカップホルダー部に置いた腕に伝わる振動と、足下のフロア。ここはダイレクト。サスペンションの動きがそのままといった感じ。

N-BOXより柔らかなタントの方が、こうした差は少ない。加えて”助手席足下”に広さがあるから、そっちを選択する手もある。リアシート優先のN-BOXの場合、妥協とガマンで乗り切るしかない。ほんのちょっとでも、前席にスペース回してくれればまた違ったと思う。

もうひとつ、Bピラーが極端に前寄り。スライドドア開口部を重視したんでしょう。前席乗員の肩位置にBピラーが来る。だから、ドアノブ位置の関係でスライドドアを締めるのがけっこうキツイ。”電動が基本”という設計かも。

参考:ダイハツ・タント試乗レポート(LA600S)

左側のサブミラー

N-BOXの左側Aピラーには、珍しいサブミラーが付いている。サイズがかなり小さいので、写す場所がしっかり理解できていないと運転中の判断には使えず。ということでちょっと試してみた。

サイドミラー1サイドミラー2

画像左。サブミラーはこれ。どこを写すているかの説明もある。ただ小さすぎてイマイチわからず。

画像右。下のミラーが写す場所はここ。左側のフロントタイヤから前方。

タネアカシはこちら。

サイドミラー3サイドミラー4

画像左。ドアミラーの前側にもミラーが付いていて、ここに写っている風景を室内のサブミラーで見るカタチ。この理屈がわかれば直感的に理解しやすいと思う。

画像右。サブミラーを撮影。実際に上の光景がサブミラーに写っているところ。小さい上にかなり広角で歪んでいる。離れたドライバーズシートから確認できるのは試乗中、縁石に寄せる時の縁石くらいだった。

参考加速力

N-BOX(NA)の中間加速力を計ってみました。条件はオトナ2名乗車。体感上平坦で無風な道路。

計測条件は2人乗車。ガソリン残量はメーターで満タン近く。タイヤ空気圧未チェック。

  • メーター読み時速10kmから60kmまでの加速タイム ・・・ 7.47秒 
  • メーター読み時速30kmから70kmまでの加速タイム ・・・ 7.09秒
  • メーター読み時速50kmから90kmまでの加速タイム ・・・ 9.91秒

アクセルのパーシャル領域では上手くパワー感を出しているN-BOX。しかし全開時の加速力は普通に軽自動車。

※軽自動車なので小型車以上とは計測速度が異なります。

N-boxメーター(昼)N-boxメーター(夜間)

グレードにより設定2種類?タイヤ空気圧

タイヤ

試乗中、リアタイヤの空気圧が高いんじゃないの?と気になることがあった。荷物積むこと考えれば仕方ないし、積まないならオーナーが調整しちゃえばいい。

確認したかったんだけど、基準にしている愛用の空気圧ゲージが手元にない。そこでちょっと調べてみた。そしたら新車時装着タイヤでの指定空気圧は、サイズ別に大きな違いがあるらしい

リアタイヤ指定空気圧、13インチタイヤ:2.4キロ、15インチタイヤ:1.8キロということ(単位kgf/p2)。
これなら15インチの方が乗り心地は良いだろう。タイヤの質どうこうという前に、空気圧による変化は大きい。転がり抵抗も乗り心地も、また最大グリップ力も。

13インチは燃費重視の指定値と予想。これはタイヤ変えたら目安程度の指定値。規格により異なる部分もあって絶対じゃない。イコール、興味あったら微調整してみるのも面白いんじゃないかな。

ホンダ N-BOX

本田技研

N-BOX

  • 試乗グレード:“G”
  • ミッション:CVT
  • 年式:2015y
  • 車両型式:JF1
  • 新車時価格:127万円

当記事は「ヒラリー男爵」がお届けします
桃花ヒラリー男爵

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ドリンクホルダー
モデル途中からオプション装備可能な、リアシートスライド機構。

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