ホンダ・フィットシャトルハイブリッド/試乗レポートと評価

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乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2012年記事 ホンダ
フィットシャトルハイブリッド)

フィットシャトル・ハイブリッド 試乗「1」

間違いいっぱいの自動車選び、ホンダ・フィットシャトル(GP2)の試乗レポート。グレードはハイブリッドのスマートセレクション。今回はサラッと読めるちょっと簡単試乗記。だったんですが、複数回試乗・追記しているうちに文章長くまとまりもなくなりました。申し訳ございません。



ハイブリッドでないガソリンモデルはこちら!フィットシャトル試乗・評価と比較
ベースのフィットはこちら!フィット1300cc試乗・評価と比較 こちら2台の方が内容豊富です。

ホンダ
  • グレード:“スマートセレクション”
  • 型式:GP2
  • 車両価格:193万円
  • デビュー年:2011年
  1. 分割page - フィットシャトル・ハイブリッド「1-1」・特徴と試乗感
  2. このpage - フィットシャトル・ハイブリッド「1-2」・乗り心地など快適性
  3. 分割page - フィットシャトル・ハイブリッド「1-3」・ライバル比較や総評

試乗車概要

おそらくホンダで最も有名な車種、フィット。そのフィットのワゴン版がフィットシャトル。そしてそれにモーターと電池を積んだのがフィットシャトルハイブリッド。このクルマ、つまりはフィットの全長を延長したハイブリッド車というわけです。
ボディサイズは4410/1695/1540mm。車両価格は181〜233万円。

試乗車は2012年式でほとんど新車。グレードはスマートセレクション。ホンダディーラーの所有車で、アコードセダンとどちらか購入前提ということで試乗車をお借りしました(結果はアコードを購入)。

ということで今回の辛口比較・評価評論は1泊2日以下の短期試乗レポート。ボディ全長が伸びて電池とモーターを積んで、さらに快適性が若干改善され1レベルアップしたGP2型フィットシャトルハイブリッド。いってみましょう。

※そんな事情により写真は同型のフィットシャトル及びフィットの写真を代用している部分がございます。

素のフィットの特徴

ホンダフィットの特徴と言えばやはりそのコストパフォーマンスの高さ。コンパクトクラスの中ではワンクラス大きいボディと室内空間を持ち、同サイズコンパクトのライバルをも圧倒的に凌駕するラゲッジスペース。どれだけ凄いかって、ラゲッジの奥行きをチェックすると、同じようなボディサイズを持つトヨタ・ヴィッツが手寸45センチくらい、フィットは65センチオーバーですよ。差は20センチ、どこにそんなに差があるのかと本気で思います。

それで価格は他のコンパクトカーとほとんど同レベルという、まさにホンダならではのクルマ。もちろんエンジンの質感だってライバルより上質さを感じるという素晴らしい特徴もあります。

※2代目フィットはマイナーチェンジの度にけっこう価格が上昇しました。マイナーチェンジのたびに少しずつ値上げを実施し、装備だって充実しましたがコンパクトカーとしてのお得感はだんだん薄れてきています。
価格が上昇すれば1クラス上のモデルに手が届きます。広いだけならボディサイズ大きいクルマの方が使い勝手良いのは間違いありません。

フィットシャトルの概要

ホンダ

そんなフィットをベースに全長をストレッチさせ、リアスペースを延長したのが「フィットシャトル」。簡単に言えばワゴン。

ハイブリッドでないワゴンが通常のシャトルになります。リアを延長したついでにフロントセクションも延長。素のフィットからすればなんと合計で”51センチ”も伸びました(フロント18センチ、リア33センチ延長とのこと)。

フィットシャトル・サイドフィット・サイド

フィットシャトル・サイド2フィット・サイド2

こんな感じでバンパーが延長されています。リアの荷室周りはしっかりストレッチ。ワゴンらしく延長されています。もちろんボディサイズただ大きくしただけじゃ質感は落ちるだけでしょう。ホンダのアナウンスによれば剛性アップと静粛性アップも盛り込んだとの事で、格付けすればサイズも内容もフィットより上級車種。

シャトルの基本となるエンジン排気量は1500cc。そして車格・排気量と切っても切り離せない価格は、約165万円。シャトルのデビュー当時、フィット1500ccのおおよそ15万円アップ
シャトルもこの価格帯で比較すれば広めの室内およびラゲッジスペースを備えたモデル。リアアンダートレイの広さなんて圧巻!バンとしての使い勝手は伝統あるライバルのカローラフィールダーに迫り、ラゲッジ奥行きだって実測で3センチほど長い。

しかしこの価格となるとストリームやウィッシュの低価格グレードと価格的な差がわずかとなるため、価格と広さを天秤に掛けるとちょっと微妙。ほかには本格的なCセグメントだって車両価格が近い。オーリスとかインプレッサとかアクセラとかね。

フィットシャトル「ハイブリッド」の概要

ホンダ上記フィットシャトルにモーターとバッテリーを積んだのが「フィットシャトルハイブリッド」。1300ccエンジンにトルク8キロのモーターとの組み合わせ。
車両価格はフィットシャトルにプラス20万円ということで、181万円〜

フィットシャトルハイブリッドでは、ハイブリッドに乗ってみたい!というユーザーの好奇心に、20万以内の差額で応えてくれます。トヨタ式ハイブリッドとは違い、簡易的と言われるホンダ式ハイブリッドですが、この価格設定は絶妙。

参考までに素のフィットは概ね120万円ですから、なんだかんだで60万円ほど高くなっています。これを燃料代の差で取り戻そうとすれば、けっこう大変というか無理な領域に入ってきます。車両が高ければ月々ローンで支払う金額が高くなるわけですから、毎月のガソリン代が少しくらい安くなってもよほどの燃費の差+走行距離の多さが必要です。

ただしフィットシャトルハイブリッド、単純にハイブリッドだから高いって訳ではなくて、内容だって向上しています。素のフィットと比較すればボディサイズはもはや別物。室内の装備や内装ディテールは立派に。また素のシャトルと比較してもリアシートに座ったときの乗り心地の良さは向上しています。
単純にランニングコストで比較すれば金銭的なメリットはなくても、フィットの中ではプレミアムというポジションは所有欲を満たしてくれるかもしれません。

ということで、経済的な魅力は減ってプレミアム感が高められたのがフィットシャトルハイブリッドと言えそうです。

試乗してみると

試乗、走り出します。まずはドライバーズシートから。相変わらず大きめのシートはいいです。そしてフロント先端は見えませんが、これはどのコンパクトカーも一緒。

ハンドルのフィーリング

通常のフィットと違うのは、ブレーキやコーナーでの反応。常識的な範囲内で、、少しだけ速度を上げてコーナーに入ると、コーナーではハンドル切ってワンテンポ遅れてから舵角分のロールをして曲がります。ちょっと遅れてグラッとくる感じです。
ワンテンポ遅れたあとに、強めにヨーが立ち上がるから、パッセンジャーとして同乗しているだけならクイックというかセンシティブな味付けを感じるが、ハンドルを握るとちょっといただけない。

様々な要因からドライバーが切り遅れをしたり、クルマ側の反応が遅かったりで、遅れて切り込むなんて状態にもなっちゃう。このクルマを滑らかに乗るには、少しのに慣れが必要ですね。

フィットシャトルハイブリッドに初めて試乗した際にはリアシートに座ったため、ドライバーのハンドルの切り方が荒いかなと感じてしまった。スポーツセダンやクーペなどでは、適当にハンドル切っても自然に曲がってくれ、同乗者も対して不快じゃない車種もあるが、このクルマは別。早めの位置から少しずつゆっくりとハンドルを切っていくクセを付けるにはちょうど良い。

※フィットファミリー、クルマとしての走行性能はあまり自然と思えるものではありません
センタータンクも長所があれば短所もあるのか?詳しくはフィットのページで触れています。
参考:2代目GE6フィット

試乗時、できれば助手席やリアシートでも

ハンドリングの味付けは、市街地や郊外の幹線道路でのディーラー試乗では、ほとんど気にならないポイントだと思う。リアシートに座ると、クルマがキビキビしているような印象を受けるかもしれない
(もうしわけございません、このときのハナシはのちに、ドライバーの運転が雑だっただけと判断致しました)

試乗の際はできれば2人以上でディーラーに行き、同乗チェックもできればした方が良いし、無理だったら営業マンに運転して貰うことも、快く承諾してくれると思います。

実際に購入後、リアシートは大切なゲストをお迎えする場所、あんまり不快だと誰も乗ってくれなくなっちゃいます。

思ったほどトルク感がない

アクセルレスポンスはちょっと悪く、ミリ単位のアクセルワークに答えてくれるだけのトルクがあるか?といわれれば、ノーとなります。
これはハイブリッドの問題かもしれないし、ミッションの関係かもしれない。空ぶかしでは、トヨタの電子制御スロットルのクルマよりレスポンス良いし自然。トヨタのは全くあり得ない感覚で、「このクルマぶっ壊れてるんじゃないかってマジで思います」。ちなみに走行5000キロとか新車での印象です。参考:2代目ウィッシュ

ちなみにこのアクセルワーク、エコを重視したクルマでは、反応はなくても、「ちょっと戻す」という動作は燃費削減において重要な動作です。アクセル開度メーターでいえば1%とかのコントロールですが、これが他人との差になります。

ブラック x ブラウンの内装色

内装を見てみる

フィットシャトルハイブリッド、内装は基本デザインフィットと基本的に共通。
もともとコンパクトカーとしては手数が多く凝ったデザインだから、「Bセグメント以上Cセグメント以下」というシャトルハイブリッドでも、大きな低品質感はうけません。といっても変わった形状をしている為、上質な感じも受けません
(カローラフィールダーやウイングロードなどは普遍的な感じに近い形状。シャトルハイブリッドの車両価格を考えればもう少しスタンダードな方がイメージに合っている気はする。)

素のフィットと基本的に一緒といっても、比較してみれば細部は立派になっています。わかりやすい違いはメーターパネル周辺。各メーターにメッキリングがあしらわれており、ずいぶんと立派に。奥行き感を感じさせてくれるこのデザインにピッタリで効果的な変更だと思う。またメーター内には多少は質感ある液晶部も備わります。

メーター部はドライバーが最も見る部分なので、ここにコストを掛けると立派に見えるのでしょう。
それ以外はとってつけたような装飾で、個人的には何にも感じない。メッキや光沢パネル、これはアフターパーツの分野とも思っちゃう。「何か買いたい」という欲求に”安価”に応えてくれるパーツですね。元の造形がまんまフィットだから「ブランド品でないけどパッと見よく見えるファッションアイテム」と同じ雰囲気。つまり本質的な何かが足りない。表面上のツヤにだまされちゃいけません。
そういえば軽自動車でもこのメーターだけ非常に立派というグレードがありますが、全体的には安っぽい内装という事実は変わらないため、これだけで喜びを持てるわけではないのが残念なところ。

そのクルマにあったバランスの取れた装備、調和の取れた内装でこそ、ディテールの装備が輝くはず。

ホンダ フィットシャトル

ホンダ

fit shuttle hybrid
(フィット シャトル ハイブリッド)

  • 試乗グレード:“スマートセレクション”
  • 年式:2012年
  • 型式:GP2
  • 新車時価格:193万円

概要

  • 排気量:1300cc+モーター
  • ボディサイズ:4410/1695/1540mm
  • 車重:1200kg
  • 発売開始時期:2011年
  • 新車時価格帯:181〜233万円
当記事は「ヒラリー」がお届けします
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ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価
駆動系質感 5段階評価
足回りの質感 5段階評価
内装の質感 5段階評価
外装の質感 5段階評価
快適性 5段階評価
お買い得度 5段階評価



インパネのシボはこの部分だけ立派に見える。助手席前のこの部分はアッパートレイになっている。



メーター周りにはメッキリングが付く。このあたりは素のフィットと差別化される。真正面から見ない方が立体感が強調される。


ラゲッジ標準 上段がフィットシャトル。下段がフィット。奥行きはおおざっぱに言って30センチの差がある。


リアアンダートレイ。上段:ハイブリッド車。下段:ハイブリッド車以外のフィットシャトル。

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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中古車購入にも役立つ自動車評価評論・試乗レポート。同価格帯で5段階評価。
「エンジン質感」「駆動系質感」「足回り質感」「内装質感」「外装質感」
「快適性」「コストパフォーマンス」

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試乗比較しにくい中古車購入の時こそ、中古車購入時にも役に立つレポートを送り続けて16年。これからもドライな試乗レポートでお楽しみ下さい。