フィットRS(GK5)・試乗レポートと自動車比較

自動車購入の試乗比較、中古車選びにも・ホンダ
自動車試乗比較・評論メンテナンス情報ヘッダー画像
乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2014年記事 ホンダ フィットRS
著:元自動車整備士&ヒラリー男爵)

フィット(RS)・試乗インプレッション「1」

間違いいっぱいの自動車選び。試乗車はグッとレベルアップした3代目フィット(GK系)の試乗レポート。グレードは1500ccの「RS」。今回はベーシックグレードに先立ち、評論家の皆様から評価の高い1500ccモデルに試乗。

ベーシックなフィット! フィット13G・1300ccエンジン搭載車の試乗レポート

フィットのインパネコクピット2
ホンダ
  • グレード:“RS”
  • 型式:GK5
  • 車両価格:185万円
  • デビュー年:2013年9月〜

試乗車概要

フィットRS

試乗車は2013年式のフィットRS。1500ccのCVTモデル。ボディカラーは明るいイエロー。昼間運転すれば意外に目立つw。スイフトドライバーからの視線が熱いwww


グレード「RS」と、「イエロー」の組み合わせは、デビュー初期しかないらしく、貴重な組み合わせ。グリルなど黒い部分とのコントラストが強く、ボディデザインが特にアクが強くなる。

今回、エンジンは「L15B」という型式になり、全然違ったフィーリングを持つエンジンに変更。またCVTの制御特性もガラッと変わった。そしてサスペンションの印象も大きく変化。どれも特徴深く個性的。特にエンジンとハンドリング特性、万人向けというよりかなり好き嫌いが分かれそう

フィットは売れてるのに個性を強めて登場。さすがホンダ様、クルマ選びが楽しくなります
※内容は辛口評価です。試乗して購入の際のチェックポイントとしてお役に立てれば幸いです。

FITらしい広さはそのまま、乗り心地など大幅進化

モデルチェンジ時に大きく変化するクルマと、見た目以外あまり変わらないクルマがある。今回のフィット、センタータンクレイアウトで広い室内という特徴はそのまま、かなり弱点が改善。そしてその大きな変化はアクの強い見た目にも表れてる。ホンダの持つ”変わり身の術”って、良い時はホントいい。
いや、元が酷いから改善がわかりやすいのか、そこは触れず。

先代と比較すれば、例えばフィット独特の劣悪な乗り心地は普通の感触に。これだけでもとても大きな変化だと思う。十分に買い換え理由になるんじゃないのかと。

走行感覚についてはフィットらしい弱点は残りつつ、それでも総合的な質感は通常のモデルチェンジの枠を越えてレベルアップ。滑らかな発進、ノイズのカット感覚など見えにくい部分も含め質感上昇。合わせてお値段もレベルアップし、車両価格は185万円。純正ナビゲーションも18万円or21万円と高価。先代RSはデビュー時157万円だった。
ことあるごとの値上げはフィットに限ったことでないのがせめてもの救い?ライバルのヴィッツ、2014年7月現在で同様のグレード(RSアイドルストップ付き)が199万円。

大幅に値上げされたといっても、ライバルよりお得な価格設定。結果、価格的な魅力も大きいんです。

試乗:内装チェック

コクピット1ドアトリム

フィットの中でRSは上級グレードなだけあって内装は、なかなかいいじゃな〜い!と思える立派感。クルマ自体の感触はモデルチェンジの度に上がったり下がったりだけど、内装はやっぱり年々進化してる。デビュー時期が新しいクルマほど、見せ方がうまかったり、流行の処理をしていたりで魅力的。

インパネ全体の造形は、運転席から助手席に向かって流れるような感じといえば聞こえはいいけど、慣れてくると無理に作った個性と感じてくる。ホンダといえばワイドで立体感ある造形。好評だしきっと手慣れているはず。本当はもっと奥行き取れるんだったら、ホンダらしい世界になるのだろう。
先代フィットと比較すれば生活感減り、パネルの質感も多少上がった。そして流行を取り入れたものに。ライバル車と比較すれば、現時点で質感は悪くない。造形は無理しちゃってる感あり

ナビゲーションディスプレイ良いと思える点。センタークラスターのテカテカパネル。面積大きくデザイン上はお下品。でもわかりやすいよね、ドカーンと。
そして良いのはこれ。表面処理。きちんと反射防止の処理がしてある。エアコン表示部やナビゲーションディスプレイも含めて。アフターパーツで簡単にテカテカにして質感上げることもできるけど、アレって慣れるとまぶしい場面があったり。

ドライビングポジションやシフトセレクター

コクピット2

この手のグレードだからタイトなシートを想像していたら、意外や意外、普通に街乗りしやすいデザインになってる。座面は水平基調でサイドの盛り上がりも小さく、乗り降りに困る事なく、シートバックもゆったりしたサポートで窮屈な部分は一つもない。簡単に言えば、普通です。

少しまじめなドライビングポジションを取ってみる。驚くのはシート高の調整幅が広いこと。なんと、座面先端部で6cmとか上下する!普通の国産車だと先端2cmでお尻がもう少し上下するあたりが基本。
男性ドライバーなら一番下げた場所が基本でそこから上げていくカタチかな。 一番下げた状態だと、足は伸ばしぎみ、上半身は起こし気味と、座椅子に座ったような姿勢になりがち。運転しやすさ重視なら積極的に上げていった方が自然だと思う。ステアリングにはいちおうテレスコピック付いているけど、近めにポジション取らせたいらしい。頭はフロントガラスに近い位置を保つようなドラポジになる。折角リアシート広いのにちょっと残念。

シフトセクレターは軽くて渋い。ホンダの2000cc以下クラスではお馴染みの欠点。安っぽいだけなら問題無いけど、操作性悪すぎ。チカラ加減になれないと行き過ぎます。毎回触る部分だから、ここにお金掛けて欲し〜。

試乗:エンジン&ミッション

評論家の皆様から非常に評価の高い1500ccエンジン(L15B)、カタログスペックは132馬力。
試乗してどう感じた?CVTではどう??

「音」に個性有り!

純粋に一般人である私ヒラリー男爵、皆様とはちょっと違った表現をさせて頂きます。
一言で言うと、「荒っぽさがヤミツキになるエンジン」

実用エンジンとしてはかなり個性が強い!注目は音!ボォーという音よりガァーと鳴る。この音が頭に残ってしょうがない。そして無意味にアクセル踏みたくなる。飽きるまで結構楽しめそう。

質感とかフィーリングとか

エンジンルーム1まず良い点、アクセルレスポンスがいい。CVTだから「N」レンジに入れて軽く開けてみる。微妙な操作に反応してくれ、足指をゴニョゴニョする動作にも反応してくれる。回転上がった後、落ち始めるまでも適度に早い。
きっと電子制御スロットルが進化したんだよね。スイスポやコルトラリーアートといったエンジンがウリのライバルより印象イイから、これはMTのシフトチェンジも楽そうだ。

エンジンレスポンスはいいけどタコメーターの反応は悪い。レスポンスの良さ、針は動かず音でわかる。残念。

次に特性、高回転型エンジンと言われているがちょっと違う。低回転スカスカ型エンジン。例えば上り坂での発進や、バックで軽い段差を越える時、予想以上にアクセル開けて〜回転上げて〜。となっちゃう。それからMTモード時、3000回転以下での再加速はほとんどままならず。アクセルペダル開度20%辺りからトルクが付いてこない。
高回転型エンジンと言うには、弾ける高回転とかもっとスポーティな感触が欲しい。

VTECだなんだって騒がれているが、以前のDOHC-VTECとは全然違う。低回転余裕あって高回転最高。音は6気筒のように粒が揃ってレスポンスは鬼。さらには燃費も悪くない傾向があった。

最後に質感、アイドリングやごく低回転では乗員に振動を感じさせず、エンジンマウントが快適性を考えた硬度であることが想像出来る。この領域ではトヨタ車の様に静かだし、車外で聞こえる音はBMWみたいなカラカラした音。
逆にアクセル踏んでいけば、5000回転から6800回転に向かって、盛大な振動が伝わってくる。RSというグレードらしく走りたいなら、質感まだまだ厳しいね。

注:なんだかんだいってもエンジンについて触れたいことがいっぱい。これぞホンダだね!

CVTについて

シフトセレクター1CVTの質感や特性、先代フィットや他のホンダ車と比較し、大幅進化&大幅変化。
ゆっくり運転する限りは、他車と比較しても悪くない

パッセンジャーを気遣った”ゆっくり発進”では、驚くほどスムーズに発進できる。むやみにエンジン回転を上げず、ステアリングやペダルに余計な振動を伝えず、さらにスロットルワークにも神経使わず。
ホンダ車でこれほどスムーズに発進できるクルマって、未試乗のヴェゼルを除くと、他にはアコードハイブリッドくらいか?この勢いでホンダの5ATも大幅改良して欲しい!

それでも、前走車に合わせて加速しようとすれば、やはりショックはあるから、良くできたATのように完璧じゃないよね。とてもゆっくりな発進のみ上出来なわけだけど、筆者的にはこれで十分。ライバル車と比較すればアクセラの1500cc&6AT。フィットとは別格と言えるほど上質さがある。価格近いけど車格違うよね、やっぱり。

走行時の変速プログラムも大きく変わった。従来はアクセル全開にすると、一定の回転数をキープしっぱなしで、速度だけ上がっていくタイプ。今回は、アクセル開度に応じて基準回転数が変化し、後は速度に合わせて上がっていくタイプ。
どっちがいいかはわからない。絶対的な加速力では旧タイプだろうし、自然な加速感では新タイプでしょう。

「D」レンジ巡航中からの再加速時は、加速が始まる時に唐突なショックがあり同乗者は不快。ダイレクト感と唐突さ、レスポンスをごちゃ混ぜにして進化したかも?
CVTらしく一瞬の踏み込みは回転数上昇に使われ、加速がワンテンポ遅れたりダイレクト感ないのは他車も一緒。だったらもう少しだけでも滑らかに加速したいなぁと。

メーター(昼間)メーター(夜間)

新車時装着タイヤについて

タイヤ1

フィットRSに試乗してみて、ハンドリングで感じる弱点の半分は、タイヤにあるような気がする。タイヤを交換するなら、シャキッとした切り始めを持つタイヤにしてみたい。よくをいえば限界性能も高めの方が、固めのサスペンションと相性良さそう。

銘柄、今回の新車時装着タイヤは「SP SPORT2030」

別の方向からポジティブに考えてみる。新車時装着タイヤがスタンダードな性格だと、タイヤ交換時に同じようなタイヤを選択することに抵抗がなかったり。そうすると、気兼ねなくロープライスなタイヤを選択できる。最近のスポーティモデルって、18インチや19インチが装着されていることが当たり前。ブレーキキャリパーも大きくてサイズダウンも厳しいなど、タイヤが寿命になったらクルマを売却しようよ状態。
燃費だけが維持費じゃない。スポーツカーじゃ無いんだから、楽しく走るためにはトータルでお財布に優しくないとね。

ホンダ フィット

ホンダ

fit (フィット)

  • 試乗グレード:“RS”
  • ミッション:CVT
  • 年式:2013y
  • 型式:GK5
  • 新車時価格:185万円

エンジン概要

  • 排気量:1500cc
  • 型式:L15B

その他概要

  • ボディサイズ:3955x1695x1525mm
  • 発売開始時期:2013年9月〜

FITモデル別の違いやマイナーチェンジ
その他の概要はリンク先で掲載中。

「元自動車整備士」監修、「ヒラリー男爵」著でお届けさせて頂きます。
元自動車整備士ヒラリー男爵

系列サービスでご紹介中!

「自動車保険一括見積り」の比較。見積もりはメールか郵送で安心。
保険一括見積りサービスの比較サイト

系列サービスでご紹介中!

法人、個人事業主の「ETCカード」。複数枚契約が可能。審査無し?
セディナなど法人ETCカード

適合バッテリー

フィットのバッテリー適合詳細


フィット 3代目

GK5 - L15B 1500cc 2013年〜
確認中

インターネットでバッテリー価格を確認
国産車バッテリー
ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価

質感は特別高くない。でも、荒々しいフィールがヤミツキ。

足回りの質感 5段階評価

Fシートでの評価はgood!2段式のようなダンパーで欧州車のような質感。

内装の質感 5段階評価

デザイン性も質感もアップ。

外装の質感 5段階評価

アクが強い&無駄が多そう=安っぽくない。

快適性 5段階評価

ドライバーのみ満足な快適性。

パッケージング 5段階評価

やっぱり、fitだね!

自然な乗り味 5段階評価

やっぱり、fitだね!

お買い得度 5段階評価

ライバル他車が値上げされたことで相対的にお得感アップ。


海〜。黄色が似合うじゃないw。RSの黄色はデビュー当初だけの設定らしい。その後はハイブリッドに。


タイヤはダンロップ・SPスポーツ2030。名前は立派だけど、ただのフツーのOEMタイヤ。グレードによってはエナセーブとかになる。

ドア最大開度

ドア最大開度


アースドリーム?いつだか聞いたような??

乗り比べがしにくい中古車購入時こそ、辛口の評価と比較をぜひ!
同価格帯他車との相対評価を5段階比較で!

自動車クルマの評価評論・比較レビューの間違いいっぱいの自動車選び。単純明快な5段階評価を続けています。
「エンジン質感」「駆動系質感」「足回り質感」「内装質感」「外装質感」「快適性」「コストパフォーマンス」

感じた点をハッキリ、長所短所を明確に!

ホンネを書けない?自動車評論家さま、閲覧者さま減少が怖いウェブ制作者。私達はアクセスして頂くために率直な印象表現を心がけます。
比較のポイントをpickup&評価。”言いたい放題こそ信用出来る”をモットーに。

総合サイトマップ 間違いいっぱいの自動車選び 当サイト記事の転載を禁じます。
中古車購入時にも役立つレポートを送り続けて16年。そして最新記事が最良です。