2代目フィット試乗評価P2/リアシートやラゲッジ

自動車購入の試乗比較、中古車選びにも・ホンダ
自動車試乗比較・評論メンテナンス情報ヘッダー画像
乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2009年記事 ホンダ フィット
著:元自動車整備士)

ホンダ
  • グレード:“fit-G Fパッケージ”
  • 型式:GE6
  • 車両価格:119.7万円
  • デビュー年:2007年10月〜

ホンダ・フィット・試乗インプレ「2」

2代目フィット(GE系)の試乗レポート。グレードは1300cc。G・Fパッケージ装着車。ディーラーでの試乗の際にぜひともチェックしたいポイントなど、参考にして頂ければ幸いです。前ページからの続きになります。

当ページは2ページ目です。 「リアシートやラゲッジスペース、走行感覚」などを掲載中。


  1. 分割page - フィット試乗「1-1」・概要とエンジン&CVT
  2. このpage - フィット試乗「1-2」・リアシートやラゲッジスペース、走行感覚
  3. 分割page - フィット試乗「1-3」・ライバル比較と総評
2代目フィットのインパネ2代目フィットのメーター

リアシートについて

フィットの最も優れた点、それはリアシートの広さ。Bセグメント・コンパクトカーという枠組みで比較・評価すれば断トツ広い。
座り心地や着座姿勢、快適性という面で評価すればまだまだだけど、単純に広さだけで評価すればファミリーカーレベルといってもいい。たまにリアシートも使うかも?なんていうレベルなら、十分要求に応えてくれると思います。

リアシート1

わかりにくい写真でごめんなさい。運転席ではドライバーが普通にポジションを取って、助手席でもパッセンジャーが普通に座ってます。

ドライバーの身長は172センチ。パッセンジャーの身長は182センチ。この状態で、ドライバーの後の席は普通に広さが残り、助手席の後の席もなんとか使えます。

他のコンパクトカーとの比較でいうと、助手席のうしろ、パッセンジャーが詰めて座った状態で、なんとかこれくらいのスペースが残るくらいが普通。

リアシート2

こちらもわかりにくい写真でごめんなさい。写真では助手席を一番前までスライドさせてます。
こうすると、ストリームクラスと同程度、足下のスペースが確保可能。

こんなのいつ使うのかって?日中に行われる禁断のラブタイムで間違いなく役立ちます。倒した隣側にはバッグで壁作ったり毛布積んだり。完璧です。フィット好きは浮気好きの可能性有り。ご注意下さい。

ヘッドレストを伸ばさなくても乗車OK!

リアシート3

コンパクトカーのリアシートって、いちいちヘッドレストを伸ばさないと座れない車種、とっても多いと思いませんか?これじゃ面倒で座る気にもなれません。国産車だけじゃないですよ。VWポロだってそう。

フィットはご覧の通り。適度にえぐれて設置されてる。そして多少柔らかめ。全く気にならない訳じゃないけど、気にしなければこのまま座れる。
狙って設計したとしたら、コンパクトカーの弱点を良く研究してるんですね。ここ、広さ以上に重要な部分。現状で30点。合格ラインまではあと40点。目指せサルーン並みのリアシート。

ラゲッジスペースについて

ラゲッジ標準ラゲッジ格納時

フィットの凄いところはリアシートに代表される室内スペースの広さ。でも、詳しく見れば凄いのはラゲッジスペースということがわかります。

フィットは背が高いけどフロアも低い。だからラゲッジの天地方向長さは、1メートル弱もある。入り口の段差だって低いから、荷物の出し入れがしやすい。ベビーカーを頻繁に乗せたり降ろしたりするようなシチュエーションでも、苦労は最小限でしょう。

実際に利用する時には、高さはあまり関係ない。大事なのは奥行きと幅。大きいクルマが便利なのはこの辺りも大きなポイント。フィットはボディサイズが小さいから、幅は狭い。オマケにセダンと比較すればホイールハウスが邪魔。
でもまあライバルと比較すれば余計な出っ張りが少なく設計されているのがわかる。

ラゲッジアンダートレイ奥行き、これはライバルを圧倒。実測で69cmほど。入り口部分の形状も素直に「横まっすぐ」なので、全体的にこれだけの奥行きがある。コンパクトの中で大きめなデミオと比較すればプラス5cm程度。コンパクトの中で狭くはないヴィッツと比較しても15cmくらい長く、狭いスイフトと比較すれば25cm程度長い。

また他のコンパクトカーと比較すれば、シートを倒した際の段差にも違いがある。フィットはそのままフラットに近く、我慢できるレベルの段差しかないけれど、ヴィッツ始めデミオやマーチなど、凄く大きな段差ができる。
ヴィッツではオプションで段差を埋めるボードがあるけれど、面倒なことこの上なし。

追記:2代目ノートも広くなった!

フィットはBセグメントにおけるバン的ポジションなんですね。車室内のスペース重視系。同じくらいのスペースを求めれば、日産ノート(2代目)。やはり人気のフィットがターゲットなのかな。

ラゲッジアンダートレイノートはこの2代目フィットがモデル末期のころにデビューしたので、次の3代目フィットと比較される間柄になりそうです。
ノートのエンジンは3気筒。最先端とみるか残念と見るか?その分、総額150万円〜160万円で単眼カメラ式のエマージェンシーブレーキが選択可能。

参考:ラゲッジの広い日産ノート・試乗レポート

ココがイヤ、ハンドル、ブレーキ

内装イメージハンドリングについてまず、ステアリングギヤ比(ロックtoロック)はゆるめな印象。キャラクター的には軽快感というよりコンパクトカーらしからぬ落ち着きが特徴と評価させて頂きます。
かなりの速度で走られる方には良いかもしれない反面、デミオやスイフトのようなキビキビ感はなし、ついでに自然に走れる感覚もなし。

人によって評価がわかれた

フィットを運転して、「十分普通に運転できる、楽しい」という人もいれば、編集スタッフのヒラリーは「こんなクルマを運転するのは久しぶり、最高に疲れる」と正反対の評価を。

ヒラリーは「どんなクルマでも動かすという行為が楽しい。楽しむという気持ちがあれば何でも楽しい」といっている。しかしフィットに限って、「ものすごくイヤ。走るなら下り坂限定で」と。以下、ヒラリー談。


センタータンクだからフロントの着座感覚が不自然、そしてハンドルを回すとチープな感触。これは軽自動車と同レベル。ヨーが立ち上がる感触がわかりにくい感じは軽自動車以下。ただ落ち着いているだけでなく、アライメント設定が変わっているのかパワステが不自然なのか、ちょっと楽しく走りたいレベルでは走りにくいし不快極まりない。クルマはもっと速度を上げろと言ってくるが、前後左右に荷重移動しても反応が希薄で踏んでいきたいという気持ちがなくなる。
一応、下り坂では多少はクルマが反応してるし、コーナー中の段差ではコンパクトカーを越えて嫌な感触が伝わってこない。

日常の領域では条件付きで不快度MAX。ただしガンガン速度上げればフィットの良さがわかるかもしれない。

結局、クルマの姿勢をくずすとか、タイヤのグリップを使い切りたいとか、それ以前の状況でのハンドリングなんて良いとか悪いとか以前に好みで選ぶもの。
ビンチョウと本マグロの比較ではなくて、赤身が好きかトロが好きか。
個人的にはクルマと対話できるからこそ、ハンドルを切りたいと感じる。思い通りに動かしたいと感じるからこそ、同じ道を何度も走りたくなる。

ココがイヤ、直進しにくい感覚

こちらもヒラリー談


ハンドルを握って高速道路を走るとなかなかに直進がしづらい。実はフィットに限らずまっすぐ走りにくいクルマって意外と存在する。見切りが悪いのか走行安定性という性能が悪いのか、なんだかはよくわからない。
以前は法定速度での巡航ならどのクルマだって大差はないと思っていたが、実は違いがあると最近感じる。フィットだってものの数分ならいい速度で走る事もできるけど、疲労感に差が出る(歳のせい?)

よくわかるのは助手席に乗車したとき。とにかく肩がこる(爆)。ちょうど軽自動車が路面のうなりで微妙に揺すられるのと一緒のような。

たしかに贅沢言えばそうかもしれないけれど、クルマがないよりは100倍マシです。

ホンダ フィット

ホンダ

fit (フィット)

  • テストグレード:“fit-G Fパッケージ”
  • ミッション:CVT
  • 年式:2009y
  • 型式:GE6
  • 新車時価格:119.7万円

「元自動車整備士」がお届けします
元自動車整備士

系列サービスでご紹介中!

「自動車保険一括見積り」の比較。見積もりはメールか郵送で安心。
保険一括見積りサービスの比較サイト

系列サービスでご紹介中!

法人、個人事業主の「ETCカード」。複数枚契約が可能。審査無し?
セディナなど法人ETCカード

インターネットでバッテリー価格を確認
国産車バッテリー


ラゲッジ標準
ラゲッジ格納時
フィットのデビュー前だったらあり得なかったほどのラゲッジスペース。同クラスのライバル比較に意味はなし。Cセグメントに迫る広さ。



上:リアアンダートレイ。(標準車)
下:リアアンダートレイ。(ハイブリッド車)

リアシート1
リアシート2
フィットの長所といえばクラスを圧倒するリアシートの広さか。さすがコンパクト界のミニバン、いやハイトワゴン。あと求められるのは質感と快適性か。


フィットオーナーだけの秘密、内緒の小物入れ。車検証を入れてみたいなマークも。オカモトさんを入れてもいいかもbyヒラリー。


リアシートのステップ部分。段差はあるがお子様でも足を引っかけにくい形状と思える。単純にスペースが大きいともいえる。日産マーチと比較すれば断然良い。

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

仕事柄ホンネを書けない?自動車評論家さま。対して閲覧ユーザー減少が怖い私達ウェブ制作者。
私達はアクセスしていただくために、ユーザー様のお役に立てることを優先します。

自動車のイメージ
長所短所を明確に、辛口評価(言いたい放題)
中古車購入にも役立つ自動車評価評論・試乗レポート。同価格帯で5段階評価。
「エンジン質感」「駆動系質感」「足回り質感」「内装質感」「外装質感」
「快適性」「コストパフォーマンス」

総合サイトマップ 間違いいっぱいの自動車選び http://car.oka-hero.co.uk/ 当サイト記事の転載を禁じます。

試乗比較しにくい中古車購入の時こそ、中古車購入時にも役に立つレポートを送り続けて16年。これからもドライな試乗レポートでお楽しみ下さい。