フィット/自動車辛口評価(試乗評価とアフターパーツインプレ)

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乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2007年記事 ホンダ フィット
著:ヒラリー男爵)

ホンダ
  • グレード:2グレード試乗
  • 型式:GD1
  • 車両価格:155万円
  • デビュー年:2001年6月

フィット・試乗インプレッション「1」

初代ホンダ・フィット(GD型)の試乗レポート。グレードは「1.3W(1300cc)」がメインで「一部1.5W(1500cc)」が含まれています。

売れているということは数多く走っている。そしたら個性も欲しい。ドレスアップなどにも触れています。


  1. このpage - 初代フィット試乗「1-1」・試乗評価
  2. 分割page - 初代フィット試乗「1-2」・乗り心地とアフターパーツテスト
  3. 分割page - 初代フィット試乗「1-3」・グレードとライバル比較

※関連ページ - 2代目フィット試乗レポート よろしくお願いします。

初代フィットのメーター(昼)初代フィットのメーター(夜)

試乗車概要

フィットのフロント2007年現在、編集部「元自動車整備士」がフィット1500ccを購入し、日常的に運転しています。そのためアフターパーツの試乗レポートも含みます。

ホンダのドル箱になったといわれるフィット。誰が見ても良くできてると唸らせてしまいます。
デビュー当時ヴィッツやマーチよりも、サイズ的にも内容的にも格上で、そのわりに値段は一緒。しかしこんなにお金かかってそうだとホンダの儲けはいつになったらでるのか心配なくらい。

外観デザインさえ気に入れば文句なしのオトクなクルマ。コンパクトカーの枠を越え、カローラのベースグレードなんかも比較対象にしてやって下さい。

当ページでは試乗評価を基本に社外サスペンション(車高調など)や社外ブレーキなどの話題に触れています。

優れたフィットの特徴

広い居住空間フィットの特徴はたくさんあるけど、一番は室内がハンパじゃなく広い。同世代の2000ccクラスと同じくらい。それにラゲッジも見ればびっくり、ライバルは相手にしません
しかも、前も後ろもシートが大きく、厚みもあってできがいい。広い分を立体感ある装飾に回してるわけじゃないけど、広く見せようとしてるわけじゃなさそう。内装色はメインが黒系ダーク系だし。

それでも広いものは広いわけで、男4人でも全く問題なし。いや全くというのはいいすぎですが、若ければ勢いで問題なし。旧世代コンパクトカーとなるロゴなんかとはもうぜんぜん、比較になりません。
見栄張らなくてもいい人なら、これで充分とか考えそう。

フィットの内装と外装のデザインは好みが分かれそうだけど、エクステリアカラーは個性的なものが多くてめちゃくちゃいい。ポップにもおしゃれにもイメージを変えてくれるカラーが揃ってるので、色違い2台目まで欲しくなっちゃうかも。お母さんにも買ってあげて下さい。

評価と評論レビュー

フィットの走りはどうか、エンジンはトルクあり、音もパンパンて感じで元気いい。燃費もいいらしい。友人に聞けば、田舎だと20キロくらい走ります。どうやら1気筒に2本のプラグは別々に制御してるらしい。しかも、常時使うのは片方のプラグだけらしく、交換の必要があるのは片側だけというのはうれしいポイント。パワーや燃費を総合してコンパクトカーのエンジンの中では1番かも。

エンジンと動力性能評価

エンジンルームエンジンと加速力でみると、1300ccと1500ccの比較ではそこまで大きく変わらず。でも全開にして走れば1500ccの方がやっぱり速い。余裕があれば1500ccの方がいいのは間違いないわけですが、普段1人で運転する事が多ければ特別問題なし。高速道路の合流でも困る事はないでしょう。
1300ccに乗っていて、アクセル全開にすることが多いというのなら、1500ccオンリーとなる。通常のアクセル開度が常時低い場合にはどっちも一緒。1300ccと1500ccの違いは比較しなければわからない程度の差だったりする。当然、全開で走ればやっぱり1500ccが速いのは間違いなく、この1500ccなら時速100キロ巡航からの再加速も可能。130キロ位までが実用となるので、トルク感は変わらずともアベレージスピードが高い方には魅力がある。

足回りの評価

フィットの足回りは前期と後期で完全に別物です。
前期型は良くいえばシャキッとしてていいけれども、固めでとにかく渋い。イメージはパンパンパンパンしてる足回り。乗り心地と質感は最悪と言えるレベル。おまけに足のチープさがステアリングに伝わってくるので、同世代コンパクトの中でも、とてもチャチな印象を受ける。

それに対して後期型は、スムーズで質感が上がってます。乗り心地もそんなに悪くなく、ボディ剛性も高くなった様に錯覚するほど、いいです。ちなみにどちらもカヤバ製のショックという事です。
(他のホンダ車は好評のショーワ製ショックアブソーバーを採用)。

もし中古でフィットを買うなら、前期型は買ってはいけません!中期か後期が大きくオススメ。

(小声で)違いがわかるならもとから良くできたワンラク上のクルマが本当のオススメ。

内装について

フィットの室内はびっくりするほど広い。ラゲッジスペースも間違いなくコンパクトカーNo.1。この広さだけでフィットを選ぶ価値があります。スイフト、ヴィッツ、マーチ、コルト、デミオ、それぞれ良い点を持ちフィットの比較対象となりますが、どう考えても同じ車格では語れませんよ。コレ。

単純な広さだけ見ればもっと大きな上級車種にはかないません。でもせっかくフィットに乗るなら狭いより広い方がいい。それでいて適度な包まれ感はあります。これは今までの旧世代コンパクトカーに無かった特徴で、インパネが立派に作られているからこそ。

内装の質感に関しては、標準的。3代目デミオや3代目マーチよりはちょっといいし、2代目ヴィッツにはちょっと負ける。問題は軽自動車のインパネ全体の質感が上がっていることから、高級軽自動車には負けと感じるところも。素材感というかシボ、色合いや全体的なデザインとスイッチ配置などなど、長く乗っていれば気に入らなくなってしまう可能性があります。
ただこの内装にどうこういうより、この広さを真似できるコンパクトカーはないから、フィットというクルマ自体は長く好きでいられるはず。

それからもう一つ、ライバル他車より優れている点。それはフィットのシート。大きめでコンパクトカーであるということを忘れさせてくれるシートです。従来コンパクトカーとは女性をターゲットにしたモノでしたが、これなら男性でも乗れます。今までシートが良くないと言われ続けたホンダ。これなら文句はないでしょうという会心の出来だと思います。

フィットの弱点をあげるとすると

イカリングこれだけ気合いが入って、さらに車格無視のずるいクルマ、フィットですが、もちろん弱点だってあります。長所に比べれば弱点といえるほどのことでもないのですが。

まずはCVT、街中の渋滞にはまるとギクシャクします。走り出しに神経を使います。ただこれはトヨタのCVTでもダメなものはダメなのでこんなものといえばこんなもの。

次に静粛性。旧世代のコンパクトカーよりは断然いいとはいえ、やっぱり値段なり。特にリアシートに座るとうるさい。ヴィッツの方が快適です。

そして前述の前期型フィットの乗り心地。ホンダ車全般で小さなゴツゴツは苦手ですが、輪を掛けて酷い。このあたりが弱点だと思います。ただしこの乗り心地、前期型よりは中期型、中期型よりは後期型とだんだん良くなっています。
(ショックアブソーバーを変えると劇的に良くなります。乗った中ではエナペタル製ビルシュタインはとてもいい。テインやクスコは固くて初期の減衰力無し。乗り心地は悪化します。ただしフィットにここまでお金を掛けるなら違うクルマが・・・)。

最後にいかにもFF車らしいステアフィーリング。ハンドルを切った後の反力が強い強い。アクセルを踏み込むとグワッと中心に戻ろうとします。

参考までにキビキビした走りを楽しみたいなら、別のクルマ、スイフトやデミオがオススメ。フィットは安定しているのでどっしり感がある反面、コンパクトカーらしいキビキビ感は少なめ。派手にガンガンステアリングを切っていける懐の深さはあるので、そういう運転をすればキビキビと言えるかも。

下回りをリア側から。フィットならではの光景。 前の方にガソリンタンクが見える。

一クラス上と比較できるコンパクトカー

このホームページは独断を偏見を多く含みつつも、「辛口」が特徴。その中で、このフィットについては非常にいい評価となっています。

従来までコンパクトカー最大の欠点といえば、室内の居住空間が狭いと言うこと。スペースが圧倒的に不足し、リアシートはもとより場合によってはフロントシートでさえ、大柄な男性は座れない程度でした。このフィットをホンダが発売したことで、居住空間に関するレベルは一気に向上。おまけに使いやすいラゲッジスペースといった特徴だって付いた。
トヨタの初代ヴィッツが登場した時には、質感ある内外装デザインで積極的に選べるコンパクトカーとしてインパクトがありましたが、ホンダからフィットが登場した時には、実用性を備えてきたという大きなインパクトを感じさせてくれました。

惜しいのは外装デザインと乗り心地だけ。あまりに人畜無害な平凡さ。コンパクトカーとしてコレはいけないでしょう。ただしクルマとしての基本性能なら、トヨタでいえばカローラクラスとその派生車種と勝負できます。いやドライバビリティでいえばフィットの勝ちかも。

ホンダ フィット (初代)

ホンダ

fit (フィット)

  • テストグレード:“1.3Wおよび1.5W”
  • 年式:2004y(中期)
  • ミッション:CVT
  • 新車時価格:155万円

概要

  • 型式:GD1
  • 排気量:1300ccおよび1500cc
  • ボディサイズ:3845/1675/1525mm
  • 発売開始時期:2001年6月

FITモデル別の違いやマイナーチェンジ
その他の概要はリンク先で掲載中。

当記事は「元自動車整備士」監修のもと、「ヒラリー男爵」がお届け致します。
元自動車整備士ヒラリー男爵

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適合バッテリー

フィットのバッテリー適合詳細


フィット 初代

GD1 - L13A 1300cc 2004年〜
42B19L


フィット 2代目

GE6 - L13A 1300cc 2007年〜
42B19L

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国産車バッテリー
ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価

エンジンは1500cc、1300ccともにこのクラスでもっともスムーズ。そしてパワフル。海外のコンパクトカーを入れて比較しても文句なし。

駆動系質感 5段階評価

フィットは発進時にギクシャク、さらにもっさり変速、減速時もギクシャク。

足回りの質感 5段階評価

前期は最悪。中期後期ならなんとか許せる

内装の質感 5段階評価

ロゴからはグッと進化。

外装の質感 5段階評価

初代フィット最大の弱点がこのデザイン。締まりが無くて不格好。まさに人畜無害系。不格好だから愛嬌がある。それは質感という面では評価は低い。

快適性 5段階評価

広さだけはワンランク上のクラスに迫るモノがある。

パッケージング 5段階評価

ボディサイズはコンパクトながら室内は広い。コンパクトカーで比較すれば文句なしにフィット。

お買い得度 5段階評価

安い、広い、燃費も良い。さらに普通に走る。コストパフォーマンスは高い。

シビックタイプR流用のレカロ
シビックタイプR流用のレカロシート。意外と希少なモデル。ドアトリムはアルカンターラで張り替え。本物は購入するのに誓約書にサインさせられ面倒くさい。


のっぺりしたドアトリムだから、内張の張り替えは簡単。本物のアルカンターラを使ったが耐久性という面ではオーバークオリティだった。

ポテンザ
ポテンザ
1300ccモデルのメーター。昼間&夜間。

ポテンザ
1300ccモデルのエンジンルーム。

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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自動車のイメージ
長所短所を明確に、辛口評価(言いたい放題)
中古車購入にも役立つ自動車評価評論・試乗レポート。同価格帯で5段階評価。
「エンジン質感」「駆動系質感」「足回り質感」「内装質感」「外装質感」
「快適性」「コストパフォーマンス」

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試乗比較しにくい中古車購入の時こそ、中古車購入時にも役に立つレポートを送り続けて16年。これからもドライな試乗レポートでお楽しみ下さい。