アコードワゴン自動車試乗P2/ライバル比較と評価総合

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(2003年記事 ホンダ アコードワゴン
著:ヒラリー男爵)

ホンダ・アコードワゴン・試乗インプレ「2」

今回の辛口比較・評価評論の試乗車は、ホンダ・アコードワゴン(CH9型)、グレード「SIR」。丸みを帯びた前モデルのアコードから一新し、サイズも一回り小さくなった、日本市場に合わせたスタイルを持つアコードワゴン。グレードはエンジンがDOHC-VTECとなる「SiR」で排気量は2300cc。前ページからの続きです。

当ページは2ページ目です。「ライバル比較と評価総合」などを掲載中。

アコードのメーターアコードワゴンの内装
本田技研
  • グレード:“SIR”
  • 型式:CH9
  • 車両価格:244万円
  • デビュー年:1997年10月〜
  1. 分割page - アコードワゴン試乗「1-1」・概要と試乗感
  2. このpage - アコードワゴン試乗「1-2」・ライバル比較

ライバルと比較して

アコードワゴンSIRの車両価格は250万程度。また後から追加された下位グレード(Viカジュアルスタイル)なら200万円程度となっています。

肝心のライバルですが、SIRの場合は、マーク2の2500ccと同程度の価格であり、あと少しでレガシィのターボが買えます。カルディナやレガシィより高級で上質、マーク2よりはワンランク下といった車格、ポジションでしょうか。キャラクター的には同世代のスカイラインにも似ているように思います。

今回のアコードワゴンは、ワゴン人気が下火になってデビューした車で、ライバルに難しいアコードワゴン。限られた予算でお買い得やコストパフォーマンスを求めれば、違う車がいいでしょう。特別な愛情があってこそ選べる選択肢ってヤツです。

そのほか、リアシートにゲストをお招きすることが多い場合も、セダンを選んだ方がいいと思います。

ということは、細かな質感や車格感にとらわれず、トヨタ車より若々しいイメージを持つモデルが欲しい場合に最適。

様々な同クラス高性能エンジンと比較すると

エンジンと駆動系について、マーク2やマークXを選択すれば、こちらは6気筒。またアルテッツァもASグレードは6気筒。やはり6気筒エンジンと比較してしまうと、アイドリング中の振動や音といった面では分が悪くなります。
しかしながらさすがホンダエンジン。4気筒で比較をすれば、振動は最小レベル。音という面でもふけ上がり方という面でも最高。十分なトルクを持つ低回転域、高質な音を出しながら回る高回転域。そしてその間の回転の上がり方もまさにドラマティック!
アクセルオフから踏み直しの際のレスポンスも最高。エンジンは4気筒の中で最高のフィーリングといえるかもしれません。

しかしこれだけいいエンジンですが、マニュアルトランスミッションでないとその魅力の半分しか味わえないのが残念(セダンならMTが選択できる)。
アコードワゴンのSIRは確かにエンジン自体はいいんですが、4ATの特性やギヤ比により、フィーリングの良さもちょっとスポイルされ、加速感も特別速いモノではありません。

そうそう、アコードユーロRだったら、極上のフィールとパワーを持つH22Aエンジンを5MTで楽しむことができます。低回転から必要以上のトルク感があり、高回転での切れ味だって鋭い。

ライバル車の一般的なエンジンと比較すると

エンジンだけで比較すれば、ライバルのカルディナやプレミオ、アリオンなんかのトヨタ勢とは天と地ほどの差があります。空ぶかしをしてもふけ上がりがいいので、単にバランスシャフトがついて振動を抑えているだけ、というわけではなさそう
ドライバビリティ、トルクの出方もホンダの方が自然。好みの差はあるでしょうがトヨタの小排気量車の場合は基本的に少しアクセルを踏んだだけでガバッとスロットルが開きます。

それから駆動系、トヨタや日産ならFR(後輪駆動)が選択できます。これについては「FFでもFRでもどっちでもいいよ」という方も多いはず。でも日常ユースでも小回りについて差があります。
多くの場合で、FRの方がフロントタイヤの切れ角が大きくなっており、小回りがききます。駐車スペースが狭めな方など、実際にチェックしてみるといいかもしれません。

EPS、ステアリングの重さが変更可能

アコードワゴン、EPSのスイッチイメージ

今回のアコードの目玉と言えばこの装備!「EPS(電動パワーステアリング)+VGR(可変ステアリングギアレシオ)」

EPSと名付けられている機能は、電動パワーステアリングのこと。モーターを利用してステアリング裁きをアシストするほか、写真にあるようなこのスイッチを操作することで、パワーステアリングのアシスト量が変わります。
マイナス方向でアシスト大、プラス方向でアシスト小に。

平たく言えばハンドルを軽くしたり重くしたり出来るということですね。

また、モーターが随時作動し、路面からの振動を打ち消す役割も持っているため、路面からのゴトゴトがステアリングに伝わりにくくなっています。エンジンの負圧を利用したパワステと比較して、燃費が改善されたりする効果もあるもよう。その分、ハンドルを回す感触が独特。

このEPS、ディーラーマンの説明では、「エンジンがストップしても動作する」といっていました。現代の自動車でも、交差点で不意にエンジンが止まってしまうこと、たまにありますからこれは嬉しい。しかし実際は、EPSが故障する可能性の方が高いかも。筆者も経験していますが、そのときはエンジン切ってかけ直したら復活。下で取り上げるSIR-Tに関してはEPSの故障で修理代が高いために、その時点で手放しています。

次にVGR。これはステアリングギヤレシオが一定ではなく、切れ角に応じて変化する仕組みです。中立付近は穏やかで、切れ角が増えるとクイックに。体感上、クイックというよりも”穏やか”に感じられます。

アコードワゴン評価総合

先々代から続くアコードの魅力、1番はイメージ。アクティブで若々しく、オーナーのイメージを変えてしまうほどの強いオーラを持ってる。全てのドライバーの人間的魅力をワンランク上げてくれる素晴らしいクルマ。このへん、トヨタや日産とは違うよねって。
さらにクラスを越える立派なボディは思いっきりスタイリッシュ。無理に個性を出すわけでもなく美しい。これもオーラだね。

上記は先代までのハナシ。今回は普通の日本車になってる。余裕ある美しいボディデザインと「US」というブランドイメージを捨て去っちゃった。

今回のアコードワゴン、タクシー専用車がピッタリのセダンから、無理に個性を出してデザインも重視したワゴンボディに仕立てようとしたのが見え見え。無理に個性を出そうとしたデザインて、クルマに限らず美しくない。只のバランスブレイカーであって苦肉の策であって、そもそも志が低いモノ。

つまり、今までのようなオーラが無くなりました!残念ながらドライバーの人間力を挙げてくれるチカラも失った模様。コレではアコードワゴン積極的に選ぶ価値はありません。

魅力あるのはエンジン。不人気だからこそ低価格でスポーティグレードを購入出来れば、低価格で素晴らしいエンジンを存分に味わえます。

ホンダ アコードワゴン

本田技研

accord (アコード) ワゴン

  • 試乗グレード:“SIR”
  • ミッション:AT
  • 型式:CH9
  • 新車時価格:244万円

当記事は「ヒラリー」がお届けします
ヒラリー男爵

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アコードワゴンSIRリアイメージ


アコードセダンのイメージ


兄弟車トルネオのイメージ

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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