徹底試乗、ホンダCR-Z「1-4」・比較など

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(2012年記事 ホンダ CR-Z
著:ヒラリー男爵)

ホンダ・CR-Z・試乗インプレ「4」

ホンダCR-Z(ZF1)の徹底試乗レポート。買ってみなけりゃわからないポイントや、ディーラーでの試乗の際にぜひともチェックしたいポイントなどを掲載中。前ページからの続きになります。

当ページは4ページ目です。「ハイブリッド車や近い存在のクルマと比較総合」などを掲載中。

CR-Zの内装1CR-Zの内装2
ホンダ
  • グレード:“アルファ”
  • 型式:ZF1
  • 車両価格:250万円
  • デビュー年:2010年
  1. 分割page - CR-Z試乗「1-1」・内装質感、売却関連など
  2. 分割page - CR-Z試乗「1-2」・エンジン、ハンドリング、ブレーキ
  3. 分割page - CR-Z試乗「1-3」・コクピット解説、購入してみてわかった点
  4. このpage - CR-Z試乗「1-4」・ハイブリッドなど比較総合

実際に購入してわかった点や走行感覚についてなどをお届けしています。

他車比較とか総合して

ボディ側面CR-Z・CVTは、ライトウェイトスポーツというより「GT的」な移動で良さが引き立つクルマだと、個人的には思っている
例えば、緩いコーナーが続く広めの道路なんかだとかなり気持ちよく走れる。一定の速度で走って曲がるコーナー。いつもより高い速度でも自然に曲がれ、運転がうまくなったような感じでスッーと走れる。

いざという時の障害物回避や、緊急レーンチェンジだって、ビシッとリアが付いてくるから安心。ミニバン系やコンパクトカーとは全然違う。それに高い質感をもつステアリングフィールも気持ちよさを強調。
室内もワイド感ありゆったり感あり。ちょっとだけ特別なクルマで走っていると思わせてくれる。

そして、燃費を気にせずいつまでも走れる。これが想像以上に気持ちいい。

加速、減速、また加速、そんなシチュエーションではCVTモデルは役不足。他メーカー含めれば気持ちいいATも存在する中で、このレスポンスの悪さはやはり燃費も重視された中途半端なクルマだからか?今のところ未試乗ながらMTモデルに期待したい。

トヨタのハイブリッド車と比較すると?

まずプリウス、プリウスの最廉価グレードはシートリフターが付いていないという地雷。男性はマトモに座れません。必然的にメイングレードを選択することになり、CR-Zの「ベータ」とバッティング。通勤メインで使うならCR-Zも悪くない。維持費的には、多少CR-Zが不利。燃費はそれなりの差があり、タイヤ価格も変わってくる。

参考 : 3代目プリウス(後期モデル)試乗レポート

次にアクア、こちらも最廉価グレードは地雷なので価格は実質180万円となる。絶対的には安いけど、クルマから想像するよりけっこう高いと感じる方が多いと思う。CR-Zと比較してもプリウスと比較しても、車両価格の差から感じるよりも大きく質感が劣る。都内など都市部での燃費はびっくりするほど素晴らしい。

参考 : アクア(NHP10)試乗レポート

上位クラスの本格的ハイブリッド車と比較すると?

同じホンダのアコードハイブリッド。CR-Zより2世代くらい先進的なハイブリッドシステムを搭載。車両価格はアコードとは思えぬほど高いけど、内容も普通にビッグセダン。気になる燃費はCR-Zと同じ位を確認。ボディサイズを考えればサスガ。

参考:アコードハイブリッド試乗レポート

トヨタの2400ccハイブリッド動力を搭載するSAI。プリウスと同じようなハイブリッドシステムで安心感はすこぶる高い。
運転すればどこもかしこも安っぽいが静粛性だけはかなり高い。車両価格はアコード同様に高価で、安いクルマに装備だけ超充実させたようなクルマ。燃費は通勤中の渋滞含んで低速走行でリッター20kmクラス。高速道路だとちょっと悪い。

参考:SAI試乗レポート

コンパクトカーのスポーティグレードと比較すると?

スイスポやコルトラリーアート、ヴィッツG'sなど人気のコンパクトクラス。ただサスペンション固くしてエクステリア変えただけのモデルもあるけれど、実際の購入金額は高い高い。エコカー減税なかったり値引き少なかったり、ハイブリッドのCR-Zとは支払総額が近い場合も(廉価グレードのベータね)

ボディサイズや走行感覚にコストパフォーマンスも入れて比較するとどんなもんだろう?
簡単に比較ページをまとめてみました。実験的なので内容薄いです。

※関連ページ:2013〜14コンパクトカー比較(スポーティグレード編)

近い部分を持ちつつ、おしゃれ感の高いライバル車

このCR-Zと意外と近い部分を持つのが、ミニクロスオーバー。ボディサイズは近く(全長4105mm全幅1790mm)、また価格も、マイナーチェンジで価格の上昇したCR-Zと近い(288万円〜)。

ミニクロスオーバーはCR-Zと同じようにかなりクイックにステアリングギヤ比が設定され、サスペンションも固い。意外にもCR-Zの方が快適に仕上げられているほどスポーティ感覚が重視されている。ワインディングで運転しやすく楽しいのは一緒。長時間の運転で疲れやすいのも一緒。

違いはクーペvsSUVという”ボディ形状の違い”と、”個性の強さ”。CR-Zだって個性的な1台だけど、ミニクロスオーバーは一段と個性が強い。ジェントルなCR-Zに対して若々しさとかヤンチャという言葉で置き換えてもいい。

とりあえず難しいこと考えなくても、ファッション性の高さで選べるのはミニクロスオーバーだろう。万人受けという意味でね。しかも輸入車という心理的な高級感が付いてくる。
CR-Zにあってミニクロスオーバーにないものといえばハイブリッドシステムだけど、そこに惹かれての比較でなければ面白い選択肢だと思う。

参考:ミニクロスオーバー(2代目ミニ)試乗レポート

参考:中間加速タイムや巡航時回転数

同乗者による手元のストップウォッチでCR-Z(CVTモデル)の中間加速力を計測してみた。

計測した条件と結果

計測条件は大人の男性2人乗車。ガソリン残量はメーター読み2分の1。走行モードはスポーツモード。風はほぼなし。タイヤ空気圧フロント2.1キロ、リヤ2.0キロ(基準値)。外気温は25度くらい。道路は平坦な直線。

  • メーター読み時速10kmから60kmまでの加速タイム ・・・ 4.76秒
  • メーター読み時速30kmから80kmまでの加速タイム ・・・ 6.10秒
  • メーター読み時速50kmから100kmまでの加速タイム ・・・ 7.06秒

※あまり正確とは言えないデータのうえ、現在のトコロ、他車の比較タイムが少ないので比較が難しいデータです。スミマセン。トヨタの1500ccハイブリッド、アクアとタイムを比較すると、時速80kmまでの加速では負け、それ以上で勝っています。

巡航時のエンジン回転

  • 時速80kmの時 ・・・ 現在テスト中
  • 時速100kmの時 ・・・ 約2600回転 (ノーマルモード、ECONモード同一)

クルーズコントロールをセットして計測。ミッションはCVTの為、路面や気象状況により巡航回転数は微妙に変わる。

CR-Zの内装3CR-Zの内装4

グレード、価格を考慮して比較してみる

ヘッドライト・夜間車両価格的には「ベースグレード(ベータ)220万円」と「上級グレード(アルファ)250万円」。違いはあってもなくてもいい装備の差。クルマ自体は同じクルマで機関に違いはナシ。
具体的にはアルミホイール、リアワイパー、スマートキー、ディスチャージ、親水ドアミラー、本革ステアリングや光るスピーカーなど内装の一部など。
ということだから、ベースグレードとなる「ベータ」の方がお得感が高いと思う。もともとCR-Zがコンパクトカーとしては若干割高だから、ベータでも良くできているクルマというのは間違いない。

2012年のマイナーチェンジ後のモデルは?

価格が上がって、「ベースグレード(ベータ)236万円」「上級グレード(アルファ)257万円」「最上級グレード(アルファマスターレーベル)263万円」
大きな変更点としては、バッテリーがニッカド電池(ニッケルカドニウム)からリチウムイオン電池に変更された。リチウム電池の優位性はラジコンなんかをされる方なら十分ご存じのハズ。シロウト知識で見ても大きな差。この手のクルマは開発の手を止めたら魅力がなくなるというが、たいして売れてない車種にもかかわらずホンダが見捨てないのは非常に嬉しいポイントでしょう。

ホンダ CR-Z

本田技研

CR-Z

  • 試乗グレード:“アルファ”
  • ミッション:CVT
  • 年式:平成23年
  • 新車時価格:250万円

当記事は「元自動車整備士」「ヒラリー男爵」が お届けさせて頂きます。
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ホンダさん、もう少し色を合わせて!

吸音材にシンサレート使用?
細かな部分だが、3Mのシンサレートのような吸音材が使われている。

ダッシュボードとドアつなぎ目
ダッシュパネルは硬質樹脂だが、ゴム系のような少し厚みのある塗装のような感じで仕上げてある。ホンダさんがんばってます。

小物入れ
全体的に質感あるCR-Zの内装。でもこの小物入れはちょっとダメ。手で押さえていないとフタがしまってしまう。支えがない。

ラゲッジアンダートレイ
バッテリー
気持ちばかりのリアアンダートレイと車載工具。その下には走行用バッテリーが積まれている。このレイアウトにより前後重量配分は60:40との事。

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