徹底試乗シリーズ、CR-Z「1-1」自動車比較・評論

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乗り心地や燃費、エンジン質感評価・間違いいっぱいの自動車選び
 

(2012年記事 ホンダ CR-Z
著:ヒラリー男爵)

CR-Z・試乗インプレッション「1」

間違いいっぱいの自動車選び。辛口比較・評価評論。
試乗車はホンダCR-Z(ZF1)、グレード「アルファ」。ご存じエンジンとモーターを積んだハイブリッドスポーツタイプ。動力は1500cc+アルファということで、加速はたいして速くはないけれど、コーナーでは軽快感いっぱい。キャラクター的にライトウェイトスポーツに属するクルマです。


  1. このpage - CR-Z試乗「1-1」・内装質感、売却関連など
  2. 分割page - CR-Z試乗「1-2」・エンジン、ハンドリング、ブレーキ
  3. 分割page - CR-Z試乗「1-3」・コクピット解説、購入してみてわかった点
  4. 分割page - CR-Z試乗「1-4」・ハイブリッドなど比較総合
CR-Zの内装1CR-Zの内装2
ホンダ
  • グレード:“アルファ”
  • 型式:ZF1
  • 車両価格:250万円
  • デビュー年:2010年

試乗車について

このクルマは当編集部にて実際に購入。特殊なクルマなので少し長期間乗ってみようというのが主旨。このレポートの為に購入したもので、数ヶ月の試乗の後に売却します(査定に出す予定を入れている)。
追記:ページ下部にCR-Z売却時の様子を掲載中。

試乗車の状態は、グレードはアルファ。走行距離約3万km。ミッションはCVT。タイヤはアドバンA10。編集部「元自動車整備士」が主に使用し、約3000km走行。日常の使い勝手や他の所有車との比較を行い、編集部「ヒラリー男爵」が約1000kmのテストドライブを行い、レポートを書いています。

ホンダディーラーでの実際の試乗時など、予備知識として参考になれば幸いです。

CR-Zの概要と特徴

エンジンルーム

新しい何かを期待させてくれるCR-Z。コンパクト&スポーティルックな外観と、コクピットを囲むように配置された運転席周り、さらにはエンジン主体のハイブリッドシステムと、トヨタとはまた違った方向で新しさを表現しようとがんばっているクルマ(ホンダらしい目新しさ目当ての隙間的ラインナップ)。

スポーティカー・スペシャリティカーを望む需要は常にあるというので、古典的な内容でも良さそうなものですが。それはそれ。220万円(ベースグレード)〜という価格でどれだけ非日常的な感覚を味わえる=実用車とは違う演出がされているか、簡単にいえば「こりゃすげー!」と思えるかどうか。筆者はここが重要だと考えます。

CR-Zをパッと見てわかる特徴は、ご存じモーター+バッテリーで動力アシストするシステムを搭載。大きいドアに低い着座位置、未来感をあらわそうとしているメーター周り。たくさん配置されたスイッチ、2人乗りの室内スペース。
つまり経済性を重視したスペシャリティカーというわけです。

ボディデザインについて

エクステリア、ボディデザインについてはご覧の通り。現代的と感じるフロントマスクに、斬新ともいえるリア周り。そしてサイドからのシルエットはキャビンが極端に盛り上がってリアがスパッと切れているよう。はい、見てそのままの感想です。

ボディ(横)

フロント周りはクーペらしく、また真後ろからの眺めもワイド&ロー。ここは普通に格好いいと誰でも共感できそうな部分。逆に斜めからリアを見た場合や、真横から見た場合は個性的で好みが分かれそう。特に横から見た場合は意外とウエストラインが低めで、全高が高めなのもあり、人が乗っている状態ではあまり良くは見えないのだけどいかがでしょう。

ディメンションは4080 x 1740 x 1395mm。フィットに毛が生えた程度の全長にややワイドな横幅。全高はクーペとしては10センチくらい高いと感じます。
参考:インテグラ全高1395ミリで同一。BB4プレリュード1290ミリ。80スープラ1275ミリ。FD型RX-7は1230ミリ。BRZおよび86(ハチログ)1300ミリ。

ボディ(フロント)

子供くらいの目線からフロントマスク。キャビンが小さく見えればそれは往年のクーペルック。
この角度からなら普通のクーペのように見える。

ボディ(リア斜め) CR-Zのリアクオーターパネル。伸びやかさを清く捨て、スパッと切り落とされたそれはCR-Zのボディデザインで最も特徴的な部分。真横からだと非常に不細工だけど、この角度からなら意外とおっけい??

また意外と全高が高いのがわかる。例えば80スープラと比較すれば、12センチくらい高い。

ボディ(リア)

全幅は3ナンバーとなるが、ミラーは内側に奥まっている。ミラーtoミラーは2000ミリ。(ミラーtoミラーとはドアミラーの端から端までの間隔)。

意外なほど運転しやすい

外から見ると、運転しづらそうなイメージを持ちますが、実際は全然そんなこと無いのが現代のクルマ。例えば後ろが見にくいのは常識的な範囲内だし、斜め後ろが見えないのは他のクーペも一緒。
逆に良いところがいっぱい。バックモニターさえあれば、運転しやすいクルマといって間違いなさそうです。

  1. フロントの視界はミニバンと比較すれば全然良く、コーナーでピラーが邪魔になることはありません。
  2. フロント前端に関してはシートを目一杯下げた状態でもボンネットが見えるため、コンパクトカーよりよほどラクチン。
  3. やや大きめの横幅ですが、ドアミラーの端から端までの距離(ミラーtoミラー)は狭く、コンパクトに感じる上、バックでクルマを寄せるときには、フェンダーのラインにあわせて停車すればちょうどいい位置に。ミラーが飛び出ているクルマより簡単です。

室内に入ると・・・内装評価

内装の質感に関しては概ね満足。インサイトのレベルを越えた良さといえそうだ。特にグレード「アルファ」には加飾が追加され、ドアハンドル内側(手が当たる場所)にゴム系塗料が使われていたり芸が細かい。
ダッシュパネルは柔らかめで厚みある塗装がされたプラスティックだが、流石250万円の高級コンパクトカー。いくつかの欠点を除けば悪いところはないし、ホンダらしい個性的な造形は好き嫌いは分かれるかもしれないが、CR-Zの長所となっている。
※今は無きインテグラタイプRがいくらだったかを思い出してはいけません。

数多いスイッチと演出されるメーターパネル

メーター・夜間特徴的なメーターパネルは演出過多で子供っぽい雰囲気を感じさせ、上品さや高級感はないが、単純に凄いと思わせてくれる。また右下の液晶ディスプレイは切り替えることで様々な情報が表示できる。

そしてこのメーターより未来感を感じさせるのが、多く配置されたスイッチ。しかしこのスイッチ達の押し心地がまたいい。ストロークがあって引っかかりが少ない。パドルのスイッチはPC用中級マウスのようなクリック感、ワイパーレバーの触り心地も心地良い。試乗時にはぜひスイッチを押してみて欲しい。
イヤなのは純正ナビのスイッチ。その他、上質さを演出しにくいロータリースイッチが少ないのも利点。

ドライビングポジション

大きめなシート

とにかく自然なポジションが取れるのがCR-Zの一つの特徴といってほど、ドライビングポジションは問題なし。クーペは足を投げ出すカタチになるから、シート前後位置はしっかり合わせたい、そうするとハンドルが遠すぎるクルマが多いのだが、テレスコピックの調整幅が大きく、ハンドルが十分手前まで伸びてきてくれる。これにより、不自然に起きたポジションを強いられることもない。もちろん延長ボスを付ける必要もなさそうだ。

2代目となったトヨタ・オーリスもそうだが、自然なポジションに関してメーカーがコストをかけてくれることは本当に嬉しいと思う。

ただ一つ残念なのは、ハンドルチルトを下げると、スピードメーター上部にちょっと被る。気になる場合はギリギリを狙うしかない。

乗り降りに関しては、シートポジションはかなり低めだが大きいシートと大きいドアのおかげもあり、自然に乗り込める。ただし降りるときは多少なりともダルさを感じる。気合いを入れておりましょう。ってそこまでジジィじゃないです。シートがやや内側よりに付いているので、昔ながらのクーペと比較すれば、ちょっとだるい。

CR-Zの内装3CR-Zの内装4

追記:売却について(2012/11)

この試乗レポートでご紹介させて頂いたCR-Zは試乗も評価も楽しくドライブも終えたため、売却をします。出会いあれば別れあり、寂しいですが仕方ありません。
折角なので買い換えか売却のみは現在思考中ですが、途中経過をお届けします。査定して貰ったのは2012年11月。

クルマの基本スペック ホンダ・CR-Z アルファ。23年式(現在平成24年) 
ボディカラー:ターコイズ
ミッション:CVT

現在交渉中の査定額はこんな感じ。

  • ホンダディーラーおよび系列中古車店 : 110〜120万円
  • ホンダ以外の新車ディーラー : 90万円弱
  • 某買い取り専門店 : 一声では60万円、交渉の末、翌日に決めるなら100万円
  • ネットの一括見積もりサービス : 多分110万円くらい(複雑な交渉はなし)

実際に査定して貰ったところ、最も値段が付いたのはホンダのディーラー。特別な交渉はほとんどなく、税金戻し込みで117万円となりました。下取りではなく売却のみでこの価格。
やはり不人気車はディーラー系で買い取って貰うのが一番という結果になりましたが、買い取り専門店ではもしかするとホンダディーラーと同じ額を提示して貰えるのかもしれません。

ということでこの試乗車CR-Z、少々名残り惜しいですがホンダディーラーに買い取って頂きました。

ホンダ CR-Z

本田技研

CR-Z

  • 試乗グレード:“アルファ”
  • ミッション:CVT
  • 年式:平成23年
  • 新車時価格:250万円

動力源概要

  • 排気量:1500cc + モーター
  • エンジン型式:LEA

その他概要

  • 型式:ZF1
  • ボディサイズ:4075/1740/1395mm
  • ミラーtoミラー:2000mm
  • 車重:1160kg
  • 発売開始時期:2010年

車両型式

  • ZF1 ・・・ 基本
当記事は「元自動車整備士」「ヒラリー男爵」が お届けさせて頂きます。
元自動車整備士ヒラリー男爵

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ZF1 - LEA 1500cc 2010年〜
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ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価

やはり元は実用エンジンなのか

駆動系質感 5段階評価

CVTは大きくギクシャクします

足回りの質感 5段階評価

固めだけどストローク感はあり

内装の質感 5段階評価

スペシャリティまであと1歩

外装の質感 5段階評価

小さいけど価格負けはしてないような

快適性 5段階評価

ドライバーの方が快適。助手席側はうるさい、固い、さらにアシストグリップがない。

自然なドラポジ 5段階評価

自由度高く最適なポジションがとれる

お買い得度 5段階評価

フィットのRSハイブリッドを買うよりは・・・

シフトノブとシフトセレクター
意外と凝っているシフトノブ。インパネ各部にはメッキ加飾が多く採用されている。

CR-Zのドア
CR-Zのドア
CR-Zのドア
ボディサイズのわりに奥行き感ある立体的な造形をしているドアトリム。ドアポケットには500ミリペットボトルも入る。

大きめなシート
シートは大きめ。どうやらベースは”CU型アコード”と共通ってウワサ。


デフォルトの照度はかなり高いので、調整を推奨。

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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試乗比較しにくい中古車購入の時こそ、中古車購入時にも役に立つレポートを送り続けて16年。これからもドライな試乗レポートでお楽しみ下さい。