ダイハツ・ウェイク/P2・乗り心地やハンドリング、内装

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(2017年記事 ダイハツ ウェイク
著:桃花&ヒラリー男爵)

ウェイク・試乗インプレ「2」

間違いいっぱいの自動車選び。当ページの自動車比較・試乗レポートはダイハツ「ウェイク・LA700S」。2017年式のグレード「L SA2」。ボディ全高も乗り味も、そして価格もハイト軽ワゴンの親分的存在なのが特徴。

当ページは2ページ目です。「乗り心地やハンドリングなど走行感覚と内装(フロント)」などを掲載中。

ウェイク・コクピット1ウェイク・コクピット2
ダイハツ
  • グレード:“L SA2”
  • 型式:LA700S
  • 車両価格:155万円
  • デビュー年:2014年11月〜
  1. 分割page - ウェイク試乗「1-1」・試乗詳細レポート
  2. このpage - ウェイク試乗「1-2」・内装(フロントパート)と乗り心地など走行感覚
  3. 分割page - ウェイク試乗「1-3」・内装(リアシート)とラゲッジ、評価総合

※内容は辛口評価です。試乗して購入の際のチェックポイントとしてお役に立てれば幸いです。

試乗:乗り心地など快適性

ウェイク・走行中

ウェイクに乗って驚くのは今風な乗り心地。その見た目から想像も出来ないような、柔らかく良く動く部分があるサスペンション。舗装のキレイな道だけ運転していれば、柔らかい足回りだと感じるかもしれない。

動き出しスムーズで乗り心地が確保されたサスペンション

フロントタイヤ実際には動き出しがかなりソフトで、その後はグッと硬くなる立派なサスペンションと比べればちょっと極端なんだけど、最近マイナーチェンジされたトヨタ・アクアなども同じ方向性だ。

もちろんアクアほどの乗り心地が味わえるわけじゃないんだけど、軽自動車に限定して比較すればかなり立派。背が高いというハンディより、ボディ重量からの重厚感というメリットが頭に浮かんでしまう。

軽自動車ってサスペンションの動きが良いのは当たり前になっている。上下方向の乗り心地はだいたい良好。ただ左右に揺すられるのが大きく不快なのもけっこう当たり前。ウェイクの場合は左右への揺すられ感も小さい。ここはタントやムーブなど含めダイハツ車全般で小さい。

タントと比較すれば、助手席側Bピラーレスという特徴はないんだけど、その分タントは乗り心地を犠牲にしている部分があるのだろうと思ってしまう。ウェイクの方が良質だ。そんなタントだってデビュー時は「クルマの割に凄い!」と思ったし、実際に同世代のミラ系より上質に走れた。
見た目が大きく変わらない軽自動車でも中身は年々進化している。壊れなくても乗り換えたくなるほどの進歩は、十分な乗り換え理由になるんじゃないかな。

良い路面では静粛性もまずまず

ハッチゲートの内張り

後述する荒れた路面や段差での衝撃を除けば、車内の静粛性もまずまず高い。加速中も回転数の低いところを使いたがるCVTによって前からのノイズは小さめだし、リアから回り込んでくるようなノイズだって、ハッチ周辺からのノイズは小さい。

同じようにリアからのノイズがうるさくないタントと比較すれば、ウェイクのほうが多少響くように感じられた。同じかそれ以上に対策して仕上げているんだろうけど、車内空間の差による共鳴やボディパネルの大きさによる透過音か。ただデコボコした道など含めて比較すれば、ウェイクの方が静粛性高い。

条件悪い時はけっこう不快

キレイな路面や小さな段差で柔らかな乗り心地とくれば、続くのはそれ以外の場面で感じる乗り心地の悪さ。良い部分があれば逆に、悪い部分に敏感になるわけだけど、ウェイクはこのギャップがなかなか凄い。

試乗中ウェイクが苦手と思ったのは3つの場面
  • ザラツイた路面・・・ゴーゴーとしたノイズやザラザラとした振動を出す荒れた路面。これはタイヤのせいか?という部分なんだけど、ノイズも振動も、内装ビビリ音も盛大。
  • デコボコした路面・・・衝撃を感じるだけの段差になると、急にガツンとくる。衝撃が強いだけでなくボディや内装もノイズを出す。また片輪だけ段差を避けても同じようにガツンとくる。
  • ウネリがある路面・・・ダンパーちょっと抜きすぎかって部分は平らな路面では快適だけど、波打ってるようにウネリがある路面ではボディが落ち着かない。加速中は特に不安定さを感じる。

特に気になるのがザラザラした路面で、続いてデコボコした路面。デコボコした路面での衝撃はウェイクがキツイといっても、ウェイクだけじゃない。他車でも多いです。

停止時のボディ揺れは大きい

信号待ちなど停止中にボディが揺れる。そしてこれが、着座位置高いウェイクだと感じやすい。
ちょっと前のミニバンでは、ワイパー動かすとボディが小刻みに揺れることも珍しくなかったわけだけど、ウェイクも同じようにというかそれ以上に揺れる。乗員が車内で背伸びしたり腰クネらしたり、もしくは助手席の彼女にちょっかい出そうとすれば、体感するのは震度2くらいのグラグラ(笑)

もしかしたらクルマ酔いしやすい方にはちょっと厳しいかもしれない。ディーラー行けば展示車でもチェックできるから比べてみて下さい。

試乗:コーナーでのフィーリングなど

ステアリングステアフィールとかハンドリングとか、コーナーリングフィールと呼ばれる部分の評価。ウェイクはこれに乗り心地を含めたバランスがとても良い。筆者が考えるウェイク最大の魅力はこのバランスの良さ。方向性も上級車ライクで、だからこそ軽自動車の親分的存在と思える。

具体的には、ハンドルの回し心地は現時点で最も軽自動車離れしている1台で、コンパクトカーに迫る質感がある。中立付近の手応えや反応、また戻す時の強さとクルマの挙動、そのあたりで従来の軽自動車っぽさが緩和されている。
大きく切り込んだ際の感触は如何にも軽自動車のそれだけど、優先してほしいのはこの舵角の小さい部分。走行中に占める時間的割合の大きな部分だから、ここが立派になってきているのが嬉しい。

実はターボエンジンを搭載したタントでも同じような方向性を感じたのだけど(2016年式タントカスタム・ターボRS)、同時に違和感も目立った。ウェイクのパワステは上手く調整されたようで、タントより違和感少なく質感を表現。

ダイハツ内の他車と簡単比較

ステアフィールと乗り心地など他車と簡単に比較。お相手はダイハツの中でも強いライバルと思われるタント(ベーシック&ターボ)、編集部スタッフが所有するミラココア。

  • タント(ターボ) ・・・ コーナーではウェイクよりグラつきが少なく素早いハンドリングも受け付ける。逆に乗り心地はウェイクより固く、しかも相当にガタブルが強い乗り心地。乗り心地悪い反面、機敏さで優位。
  • タント(ベーシック) ・・・ フロントがベタッとロールして曲がる様子は、インパネの傾きを見ていてもわかるほど。ウェイクの方がリアとのバランスが良くてドライバーはラク。乗り心地は柔らかいので安っぽい部分は気になりにくい。
  • ミラココア ・・・ ボディディメンション的には最も優れているのに、助手席側Bピラーレスという特徴もないのに、ハンドリングも乗り心地も劣る。サスペンション突っ張り安っぽく、シートの柔らかさで衝撃を吸収しているような、典型的な国産車らしい乗り心地。機敏さも今ひとつ。

このウェイクはタントのNAモデルとターボモデルの中間的味付けで、しかも乗り心地とハンドリングの総合レベルは高い。筆者が最も好みなのはウェイク。未試乗のターボモデルもこのままだったらいいんだけど、どうかな。ミラココアはこの4台で最も安っぽく総合点は低い。ただ加速は最も軽快で軽自動車らしい軽快感と気軽に扱えるという部分で優れている。道具としては意外に重要な部分。

その他、ラフでイージーな気軽さという軽自動車らしさを持ちつつ、走りやすく仕上げられているのはデイズルークス。ウェイクより”自然”という評価をするドライバーも多いと思う。そしてあちこち長所だらけのN-BOXはハンドリングに関してだけちょっと安っぽさが目立つ。ウェイクが今風なコンパクトカーを目指したとすると、N-BOXは昔のコンパクトカーを目指したような感じ。

参考:タント(カスタムターボ)試乗 / デイズルークス試乗 / ミラココア試乗 / N-BOX試乗

丁寧に運転できるクルマだからこそ、これは残念

ハンドル表面のシボ

コンパクトクラスに近いレベルを感じさせるステアフィールは、現在の軽自動車ではかなり立派。ドライバーの微調整とか動作速度のコントロールとか、大雑把に回せる部分は少ない。

だからこそ、手にチカラを入れずに操作できるできるハンドルが欲しいんだけど、残念ながらハンドルグリップ面は、従来ながらの軽自動車。本革巻きでなくていいから、シボが改良されたタイプを望みます。

内装(フロントシート周辺)

内装(ダッシュボード)1内装(ダッシュボード)2

運転席からウェイクのダッシュボードを見渡すと、少なからず商用車的な印象を受ける。着座位置が高く、直線基調のデザインがそう感じさせるのだろう。エクステリアのイメージと合っていると評価してもいいし、道具っぽいと評価してもいいと思う。言葉を変えれば安っぽい。車両価格は立派だからね。

今回のウェイクは計3グレード中の中間グレードなのだけど、飾り気だって最小限に感じる。なんでそう感じるか考えてみれば、やっぱりこのインパネ全体の造形と、上から見下ろすスタイルだからと思う。派手な部分が目立たない。

高級軽自動車といえば立派な造形ときらびやかな加飾や照明が一般的。ウェイクはちょっと異なる。ウェイクの内装は落ち着いているのが特徴だろう。インパネとメーターの照明はシンプル。シフトセレクター周りの光沢パネルは視線を落とさなければ目に入ってこないし、ナビゲーション周りのシルバー塗装だって落ち着いた色合い。ドアトリムだってシンプルにまとめられている。

ウェイクの内装で良かった部分

試乗中にこれイイネ!と感じた部分。

かっちりとしたインパネのカップホルダー

カップホルダー左カップホルダー右

ゴッツいほどカッチリしたカップホルダーは取付もカッチリでラフ&イージーに使用できるタイプ。

肘のところが窪んだドアトリム

ドアトリム

ドアトリムとはドアの内張りのこと。その取っ手と一体化されているのがドアアームレスト。そしてそのアームレストに肘の逃げ場が確保されている。トリム全体をタントと比較すれば地味だけど、機能性は一緒。

フロントシート下に嬉しい工夫

シートフレーム

画像はフロントシート下をリアシートから写したもの。シートフレームの部材は横に走っていて、フロントへ繋がるトンネルのストッパーに。

平たく言えば、棒があるのでモノが転がっていかない。シート高が高い車種だと、小さければバッグまで入っていってしまうからこれはいい。ペットボトルの転がりなども安心。

各スイッチの操作性

ホーンボタンホーンボタン(ミラココア)

ハンドルのホーンボタンについて。ダイハツの中には画像に映る手のひらのところまでホーンボタンになっている車種がある。ウェイクはそうではなくて、手のひらの部分は押せないタイプ。ホーンボタンは中の円形の部分だけ。

右の画像はミラココア。スポークの端までスイッチになっているから、無意識にもホーンを鳴らせる。

本当の非常時にホーンが押せるのは、スポーク近くまでホーンボタンの車種だと思う反面、無意識に鳴らしてしまう心配がないのはコッチ

エアコン操作部

エアコン操作部はタントと同じタイプ。ここが円形にデザインされるのは軽自動車で多いのだけど、同じダイハツ内でもレイアウトが異なっていたりする。デザインの差別化は当然だしあった方がいい。ただ基本的な操作性は統一して欲しかったりする。

ウェイクやタントのこれはマニュアル操作しようとすると、操作性に疑問が。風量調整が左上にレイアウトされているのがちょっとわかりにくいと思う。

ハザードスイッチ

エアコンの風量調整は運転席から遠いのは前述の通り。同じようにハザードボタンも遠く、ちょっと背中を起こして押すことになった。

なんでかと予想すれば、小物を収納するスペースを作るためにこうなったのかもしれない。手を伸ばせば届くから問題って言うほどの事じゃないんだけど、優先順位ってあるよね。やっぱり。頻繁にハザード使うユーザーにはちょっと面倒かもしれない。

見切りとドラポジ

Aピラー左Aピラー右

着座位置が高く、Aピラーも細いウェイクは視界よくて見切り良好。駐車スペースでの前後左右、走行中の斜め前方、試乗中に困る場面はなかった。

またドラポジ(ドライビングポジション)もなぜかタントなど他の軽自動車よりしっくりくる。足に合わせてシート前後をセットしたあと背もたれをセットした時に、不自然なほど起こさず運転できた。

クオーターパネルのガラス

ボディデザインはスクエアでゴッツい系。頭は小さく見せようなんて意図が感じられないから、寸法以上に背が高く見える。運転していれば立体駐車場に入る時、少し不安を感じたりもした。

大きく見えるからといってそれ以外は不安なし。室内広いとボディも大きそうに連想しちゃうのも、全長全幅は普通だから問題なし。

スクエアなボディといえば、ウェイクのボディデザインからはレトロチックな印象も受けるんだけど、リアクォーターガラスはレトロ感も未来感も漂う丸みが付けられている。筆者はここが好きです。

ルームミラーサンバイザー

ハイト軽ワゴンで気になる点はやっぱり一緒。意識して見ないと見られないルームミラー。見なくても運転できるわけで、だから何って感じだけど、後ろにクルマが居るかいないかくらいは常にチェックしたいよね。

それからサンバイザーの使い勝手。普通に使っているとあんまり意味ない。バイザー自体もデカイんだけど、それ以上にフロントウインドーがデカイから。身長180cmの大きいユーザーならちょっとは使える。

ウェイク・メーターウェイク・インパネ助手席側

着座位置が高い!という快適さ

ボディフロントタントと比較して、天井が高くて頭上に余裕があるウェイクだけど、シート位置も高くなっていた。簡単に言えば、椅子の位置が高いです。

高い位置に座るということは、乗員が揺れやすいというデメリットがある一方、メリットはいろいろ思い浮かぶ。

具体的には視界の良さや低い速度感というミニバンでおなじみの部分。アップライトに座れば足元スペースにも余裕ができるだろう。
そしてウェイクの場合には、他の軽自動車より大きなクルマを運転している感じがものすごく味わえる。信号待ちで隣にタントやN-BOXが止まると、小さく見えるというかなんというか。ほとんど同じクルマと思っていたら、けっこう違う感覚でした。

ダイハツ ウェイク

ダイハツ

wake (ウェイク)

  • 年式:2017年式
  • 車両型式:LA700S
  • 試乗グレード:“L SA2”
  • ミッション:CVT
  • 新車時価格:155万円

当記事は「ヒラリー」と「桃花」がお届けさせて頂きます。
ヒラリー男爵桃花

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