タント比較評価P2/リアシート&ラゲッジ

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(2015年 ダイハツ タント
著:ヒラリー&桃花)

ダイハツ
  • グレード:”X"
  • 型式:LA600S
  • 車両価格:134万円
  • デビュー年:

タント(LA600S)・試乗インプレ「2」

3代目と進化したダイハツの軽自動車、タントの試乗レポート3代目タント、グレード「X」CVT仕様です。

当ページは2ページ目です。「リアシート&ラゲッジスペース」などを掲載中。


  1. 分割page - タント試乗「1-1」・概要と内装、走行感覚
  2. このpage - タント試乗「1-2」・リアシート&ラゲッジスペース
  3. 分割page - タント試乗「1-3」・比較や軽自動車の安全性

※当サイトは辛口の試乗評価が特徴です。評論家が口に出来ないような点を強調して記載しています。

タントカスタムの内装6タントカスタムの内装7

リアシートに関して

ドアとリアシート

「シートを立ててアップライトに座らせれば、前後方向にも余裕が出来る」。もうずっと前から当たり前の方程式ですが、やはり前後長には余裕があり、助手席を後ろに下げても人が座れる。
しかしタントが凄いのは、外側の腕を逃がすスペースがあり、ライバル軽自動車と比較すれば横方向も苦しくないように作られています。

スペース的にはリアシートが実際に利用できるように考えれていて、静粛性の高さもナカナカ。軽自動車では上位レベルです。
ただ、乗り心地はあんまり好ましくない。フロントと比較して犠牲になっているのはリア。サスペンションでなくてもシートその他の工夫でもう少し快適性をアップして貰いたいところ。

重量に敏感な軽自動車だから、1人乗車と3人とか4人乗車ではものすごく印象が変わります。購入後に「ハマッた」とならないようにご注意下さい。

静粛性に関係する取り組みもしっかり

タントのハッチドアはなかなか丁寧に静粛性向上に取り組まれています。画像は内張を剥がしたところですが、高価なエプトシーラーが利用されています。ドア側もカローラに迫る勢いの剛性と低振動性能が与えられています。これにはビックリ。

がんばっているからって静かなワケじゃない。静粛性はお世辞にも高いと言えないけれど、それは当然。もっとも車格の影響を受ける部分であるわけですから。まあ仕方ありません。余談ですが声が小さい方と軽自動車に乗るとけっこう疲れます。だから周りのことを考えて声は大きめにがデフォ。そしてリアシートはスライド機構を利用してちょっと前に出しちゃうのもいいですね。

2人乗車でリアシート使用、こんな便利機能

軽自動車の場合、助手席が空いていても同乗者はリアシートでドライブなんてことも多いですよね。試乗中はこんな使い方に合わせてチェックできるよう、なるべくリアシートに座ってドライブしました。

そんな時に嬉しいのがこちらの2つのレバー。どちらもリアシートに座ったままフロントシートを動かせる機能で、助手席に乗員がいなくても操作できます。左の画像はシート全体の前後が可能。レバーを引いた状態でシートを動かします。

こっちはシートバックの折りたたみ。車内でお弁当を食べるだけじゃなく、開放感たっぷりのモード。自然にシートベルトを締めたくなるのもメリットかな。

広いにプラスしてスライドドア

タントの特徴といえばスライドドア。しかしこれによりボディデザインの質感が劣ってしまう(ヒンジドアと比較して)というデメリットがあります。車体後半の形状は仕方ないですますしかないんでしょう。

一昔前のイメージで言えば、軽自動車のスライドドアって商用モデル。実際にタントや後からデビューしたスズキのパレットを除けば、バンタイプの軽自動車しか選択肢がないのがスライドドア。

バンの質感はちょっと耐えられない。だけどタントなら大丈夫。そんな場合の選択肢として嬉しい「ボンネット付き+スライドドア」のタントです。

スライドドアにプラスしてBピラーレス

前から数えて2本目のピラーがBピラー。タントの助手席側にはこのBピラーがなく、広大な開口部を持っています。

開口部が大きければボディ剛性面でも重量面でも不利なのも事実。しかし真の実用車といえる軽自動車、細かい走行性能やわずかな燃費の差より、車内広く使えるというのは何より重視したい点。小さいクルマだからって、人間の必要とするスペースが小さくなる訳じゃないからね。
Bピラーレス、子供をチャイルドシートに乗せたり下ろしたり、そんな場面でとても便利。

スライドドアの短所軽減にがんばってる!

狭いところでの乗り降りなどでものすごい威力を発揮するスライドドア。もちろん短所だってあります。そんな短所をなんとかするためにタントはけっこうがんばってる。

例えば画像にある、スライドドアのヒンジ部分。ボディエクステリアに大きなミゾが出来てしまうわけですが、カバーでカモフラージュ。また重量増加を避けるためか、プラスティック系の素材が使われています。

また一般的にスライドドアは、ドアの開閉にチカラが必要。だけどタントは軽めです。さらに助手席側はパワードスライドドアが標準装備。

パワースライドドアといえば開閉速度が遅いのも欠点。タントならドア自体が小さいからそれほど気になりません。

そして慣れないと乗り降りがきつい?そんな場合には助手席シートベルト部のアシストグリップが利用できます。

最後にスライドドアを採用した際のボディデザインに関して、リアエンド周辺のデザインはかなり成約されてしまうことが想像できます。これも4角いクルマが多い軽自動車なら気にならないんじゃないでしょうか。

チャイルドシートの利用もまずまず

ボディが小さなスライドドアのクルマの、リアシートにチャイルドシートを取り付けると、お子様を乗せたり降ろしたりがけっこう大変だったりします。
頭上に余裕があるのはものすごくラクです。しかしシートの真横がオープンにならない関係上、ダッコしたまま車内に入り、チャイルドシートに乗せるというカタチがメインになってきます。

例えば右の画像はスズキ・ソリオのリアシート。もっと後ろまでドアが下がってくれればいいんですが、これでボディ後端までドアが来てしまっています。

左の画像はタントでリアシートを前にスライドさせた状態。この状態なら車外からヒョイっと乗せることが出来ると思います。

ラゲッジスペースについて

タントのハッチドアタントのラゲッジスペースは広いです。乗用軽自動車の中で比較すれば、ベーシックなムーブなどより明らかに広く感じます。

タントのラゲッジスペースムーブのラゲッジスペース

左はタントのラゲッジスペース、右はムーブのラゲッジスペース

わかりにくい写真でごめんなさい。実車で比較すると、タントの方が横方向に余裕があるような感じで使いやすい。いやボディ外寸は一緒だろうから大きな差は無いと思うんだけど。
ちょうど手持ちのベビーカーがあり、横積みできるか試したら、タントはギリギリOK。ムーブはうまく入りません。ベビーカーの大きさはコンビのバギータイプと普通タイプの中間タイプ。ワンタッチで折りたたみできるやつです。

タントのラゲッジ横幅は880mm(カタログスペック)。ちなみにアトレーなどバン系だと1200mmだったりするから乗用車系では広い方となります。

またリアシートバックを倒した際の段差は、普通に残ります。


デイズのラゲッジ1デイズのラゲッジ2

こちらは日産デイズのラゲッジとリアシートを倒した時の段差。な〜んもしなくても段差のない(上り坂ではある)ラゲッジが出来上がります。
普通の状態でタントは広くデイズは狭い。だから倒さなくて良いことが多いのがタントだけどね。

参考:日産デイズ・ハイウェイスター

さりげなく嬉しい部分

  • 画像左・リアシートに座って肘を逃がせるのはこの部分。もう、腕組みして耐えることはありません。
  • 画像右・助手席側ドアミラーの下にはサブミラーが付く。意識して見るクセを付ければきっと強い味方に。

  • 画像左・助手席シートベルトの設置部分にはアシストグリップが付く。
  • 運転席のシートバック後ろには十分なシートバックポケット。

燃費

みんな気になる燃費、加速力=燃やしたガソリンの量とすれば、どんなクルマでも燃費は一緒。あとはミッションとの兼ね合いで、巡航中など負荷が少ない時の燃料消費量を如何に減らせるか、というわけです。

ということで大事なのはミッションとそのセッティング。優れたCVTを持つタントは十分に期待してイイです。

今回の試乗時は車載燃費計の表示で、市街地で12km/L前後が表示。そこから信号の少ない道に進んで行けば、最終的に15km/L台が表示されました。グングン上昇していった燃費表示もこの辺で頭打ち。結果、15km/L中盤の数値がキープされるように。

ダイハツ タント(3代目)

ダイハツ

Tanto (タント)

  • テストグレード:“X”
  • ミッション:CVT
  • 年式:平成27年式
  • 型式:LA600S
  • 価格:134万円

当記事は「桃花」がお届け致します
桃花

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助手席側はBピラーレス、運転席側はBピラーありだけどちゃんとドアがあるのが嬉しい。






助手席側ドアミラーの下にサブミラー。



ハッチ裏の静音性対策はハイレベル。



ラゲッジスペース。他の軽自動車と比較すれば広め。ハッチゲートは上がりすぎず、締めやすい高さ。

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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