タントカスタムP4/ラゲッジスペースと燃費、総評

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(2017年記事 ダイハツ タントカスタム
著:桃花&ヒラリー男爵)

タント(カスタム)・試乗インプレ「4」

間違いいっぱいの自動車選び。ココでご紹介している自動車比較・試乗レポートはダイハツ「タント・LA600S」。2016年式でグレード「カスタムRS・SA3」ターボエンジン搭載車。購入意欲に直結する立派さと若々しさ。走行性能や乗り心地ではなく、本能で選びたくなるカスタム系。タントの上級グレードです。

当ページは4ページ目です。「ラゲッジスペースと燃費、総評」などを掲載中。

タントカスタム・・コクピット1タントカスタム・・コクピット2
ダイハツ
  • グレード:“ターボRS SA3”
  • 型式:LA600S
  • 車両価格:170万円
  • デビュー年:2013年10月〜

※内容は辛口評価です。試乗して購入の際のチェックポイントとしてお役に立てれば幸いです。

  1. 分割page - タントカスタム試乗「1-1」・試乗詳細レポート
  2. 分割page - タントカスタム試乗「1-2」・乗り心地など快適性とドライビングフィール
  3. 分割page - タントカスタム試乗「1-3」・インパネとリアシート、内装
  4. このpage - タントカスタム試乗「1-4」・ラゲッジスペースと燃費、総評

ページ内の一部画像はクリックで拡大します(ページ右の横長画像など)。

ラゲッジスペース

ラゲッジ1ラゲッジ2

ラゲッジ3ラゲッジ4

ラゲッジスペースはリアシートがスライドできる関係上、奥行きに関しての心配はない。また場合によってはリアシート足元をラゲッジ代わりに使えるだろう。
大事なのは横幅といいたいところだけど、現在はどの車種も50歩100歩。比較するほどの差は無いんじゃないかと思う。というかセダンじゃないんだから積み方でどうとでもなるよね。

シートアレンジに関してはよく”ダイブダウン”などといわれる仕組みで、リアシートが座面ごと足元に収納できる。フロントシートを前に出す必要があるため、この状態で運転できるのは体型的に小さいドライバーに限られるというのが残念。

リアシートのアレンジバリエーションではN-BOXに分がある。ただ実際にはどうだろう?手間かけて複雑なアレンジをするユーザーが多くないのなら、リアシート座面を座りやすい方向に振ってほしかったと思う。

ちょっと気になったこんな部分

ラゲッジ5タントXのラゲッジ

ラゲッジ側から見ると、わずかながらもシート下に隙間がある。写真右はベーシックなタントでリアシートを倒した際の写真。少しの隙間と、そのまんま段差。
メーカーのアピールとしては、ダイブダウンさせてちょうだい。というわけだろうけど、あれはけっこう面倒くさいw

競合他車を見てみる

N-BOXのラゲッジデイズ・ハイウェイスターのラゲッジ

写真左はN-BOX、写真右はデイズ・ハイウェイスター。どちらも段差軽減というか、隙間がなくなるような工夫がされている。ちょっとのところだけどこれぞ気配りってやつ。

ヴィッツのトランクボード

トヨタ・ヴィッツだと、こんなボードを使うことで隙間と段差を軽減するようになっている。
ヴィッツの場合、アンダースペースを作ることもできるこのトランクボードはグレード別オプション設定。
タントもオプションで用意されている可能性があります。

参考:ヴィッツ試乗レポート / N-BOX試乗レポート / デイズ試乗レポート

ハッチドアの重量は軽そう

ハッチドアは軽い

タントのハッチは軽そう。ただハッチドアの重量自体は重くても軽くても別にどっちでもね、気にするような場所ではないと思う。大事なのはラクに開閉ができるかどうか。開閉が面倒で使わなければ結局無いのと一緒ってなっちゃう。

最近では改良されてきている車種もあり、少し大きなコンパクトカークラス(フルBセグ等)では従来より滑らか、ラクに開閉できる車種がある。

タントはどうかといえば、「開けるの軽い」「閉めるの重い」。ハッチ軽いんだよねやっぱり。ダンパーの反力があるから、開けるのはラク。ついでにノブも大きく握りやすいのはグッド。
逆に閉めるのは、反力強すぎっていうか、普通に大変。足回りのサスペンションが馴染むというのは実際にある。ここも少し古くなったら良くなる可能性に期待。

燃費に関する話題

試乗中の参考燃費

試乗中の参考燃費。今回の試乗で150km以上200km未満を走行し、車載燃費計に表示された数値はこれ。17.5km/Lになった。

コースは市街地から走行し、信号の少ない田舎道を目指し、大部分は平坦かつ信号の少ない道だった。走行中、燃費を気にした運転はしていない。ドライバーは計2名で、いつもどおりの体に染み付いた運転を続けた。

実のところ、この数値は出来過ぎというか、田舎道限定すぎる数値だと思う。以前NAエンジン搭載のベーシックなタントに試乗した時は、市街地で12km/L前後、郊外で15km/L台が表示されていたのを記憶している。

ボディデザインとかその他

ボディサイドフロントウインドウ

タントの魅力といえば助手席側Bピラーレス。初めてみた時はそれはもう感動モノだった。しかし今では当たり前すぎるのでサラッと流します。
イメージ的な部分ではなく実際に使用して感じるメリットは、助手席が後ろまでスライドするということだったりする。Bピラーレスの恩恵かは定かではないけど、最も利用されるであろう助手席こそ、最も快適にデザインしてほしい部分。リアシート足元のスペースは、すでにお腹いっぱいでしょ。

フロントウインドウを横から見る。最近の軽自動車らしく湾曲が強い。なんか近未来的な雰囲気がかっこいい。ドライバーからすると、湾曲が強いと障害物までの距離感が掴みにくそうな気はするけど、心配する必要はなし。
狭い場所での運転しやすさでいえば、フロントウインドウが立っている事の方が重要っぽい。それからほとんど水平に伸びるボンネット。例えばパッソ&ブーンとヴィッツを比較すると、前者のほうが見切りの良さが感じられる。

ウインカー&ワイパーレバーの操作性と質感

ウインカーとワイパーのレバー。このタントのみならず最近のダイハツ車で採用されるこれは、電子式ウインカーなどと呼ばれたりするタイプ。

使用感としては長所と短所が両方

まず長所、操作した時の感触が立派。それからウインカーのカチカチ音も立派。コンパクトカーでもリレーの音そのままのクルマもあるくらいだから、逆にダイハツの方が優れている。
さらに左右の操作感が揃っているというのも見逃せない。操作時の重さというか固さなんだけど、左右で異なるクルマも少なからずある。

次に短所、ウインカーはレバーを軽く動かすと3回点滅して消灯、強く動かすと通常動作。何度使っても思い通りにいかない時がある。また操作後はレバーが中立に戻るという特徴もあり、これはすぐ慣れた。このタイプは最近増えているから近いうちに一般的になるかもしれない。

試乗してわかった細部の長所短所

カタログとか普通の試乗レポートには出てこない長所短所。当サイトならではトリビア的評価。

使いやすいドリンクホルダー

ドリンクホルダー

写真はフロントドアのドリンクホルダー。500mmペットボトルを立てると、さりげない気配りを感じることができた。

上部が内側に傾いていて取りやすくなっている。その分、多少のグラつきはあるけど大きなメリットに軍配。

助手席シートベルトは引きにくい

シートベルト

Bピラーレスということで助手席シートベルトは、シート一体になっている。

これはシートごと脱出できるまるで戦闘機w といいたいわけじゃないよ。助手席に座ってベルトを引っ張り出す時、ベルトは想像以上に内側に位置している。

例えばおばあちゃんを座らせた時、シートベルトを付けてあげたりしない?筆者の回りではベルト付けるのが一苦労する人が数名いる。免許ない人って意外とね。そういう人を乗せる時、助手席ドアから案内する事になるかも。

カップホルダーの水滴をかぶる、スタートスイッチ等

カップホルダーからの水滴

カップホルダーの下に位置するスタートボタンや各種スイッチ。カップホルダーの下は大きく開いているから、冷たいドリンクを置くと水滴が落ちる。で、スイッチが濡れる。

濡れたスイッチを触るのって、あんまり気持ちいいものじゃないよ?

タントの場合、これまた使うボタンが多いのよね。スタート/ストップボタンのほかにスライドドアのスイッチがあるから。

フロントシートのセンターコンソール

センターコンソール

フロント中央のセンターコンソールというかアームレストには、小物入れが付いていてフタが開く。

生活感を増さない収納は大歓迎。ここなんてもちろん、あるだけウレシイわけだけど、手を離すとフタが閉まってしまう
どうでもいいんだけど、この車体だけ壊れちゃってるのかな?とか疑問に思いました。

安全性に関する戯言

この「タント・カスタムRS・SA3」にはスマートアシストという衝突軽減ブレーキが付いている。これの有効性についてはひとまず置いて置くとして、サイド&カーテンエアバッグが装着しにくいという事実を取り上げたい。

2017年現在のタント・カスタムでは、サイド&カーテンエアバッグをオプション装着できるグレードはわずか1種類。その他のグレードを選択すると、お金を出しても装着ができなさそうだ。

衝突軽減ブレーキはアクティブな衝突安全を高める装備。一方のエアバッグはパッシブな衝突安全を高める装備。どちらが重要かと考えれば、こと軽自動車においてはパッシブな安全性と考える。
衝突軽減ブレーキの能力は前方のみで作動範囲も限定的。側面衝突が弱いと言われ、軽量で飛ばされる危険性まで考えると、サイド&カーテンエアバッグの方が致命的な事故を防げそうに思う。自動車保険に入る必要がないほど、衝突軽減ブレーキが進化すれば、また変わってくるんだろうけどね。

ダイハツの姿勢としては、商品力向上につながらない装備=売れない装備は最小限に。当然だよね。ユーザーとしても軽自動車は可能な限り安価な車両価格で提供して欲しいという思いもある。

安全性にお金を出せるって素晴らしい。同じ代金でターボかエアバッグかが選べるわけで、筆者ならターボを選んじゃうかも。もし軽自動車に衝突安全性を強く求めるなら、ホンダの軽自動車が魅力的かと。もしくはコンパクトカークラスを考えると、コスパ的なお得感は高いと思う。

タントカスタム・メーター夜間タントカスタム・メーター(昼)

タントカスタム総評

タントカスタム・ボディフロント

何よりイメージが良い!”カスタム系”という長年作られてきたブランドイメージは、試乗しても裏切られなかったどころかレベルアップ。予想以上に若々しく立派だ。素晴らしくイメージにあった方向性でブランドが演出され、タントカスタムに興味を持つユーザーは一瞬で”絶対欲しい”に変わるだろう。

実車を見たら最後、瞬間的に購入決定。しかしそうなっても後悔することはない。凄く欲しいクルマを買った喜びは、高級車とだって変わらないはずだから。

カタログを見るだけで欲しくてタマラナイ。それがブランドイメージ。カローラはジジ臭い、ヴィッツはババ臭い、どんなに良いクルマでも買いたくないクルマって誰にでもあるでしょう?それもブランドイメージ。免許取得して初めてのクルマだとすると、乗り心地やら質感やらって難しすぎ。それより欲しいクルマを買う喜びを味わいたいよね。

決して後押ししてるわけじゃない。迷ってるくらいならタントカスタムなんて無駄に高価なだけ。このクルマを最大限に楽しめるのは指名買いのユーザーだと思う。試乗レポートは本文でうざいほど書いてきた。クルマの長所短所が気になるなら本文のチェックをぜひ、よろしくお願いします。

ダイハツ タント(カスタム)

ダイハツ

tanto (タント)

  • 年式:2016年式
  • 車両型式:LA600S
  • 試乗グレード:“ターボRS SA3”
  • ミッション:CVT
  • 新車時価格:170万円

当記事は「ヒラリー」と「桃花」がお届けさせて頂きます。
ヒラリー男爵桃花

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