ダイハツ・ムーブ試乗P2/動力性能やハンドリング

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(2015年記事 ダイハツ ムーブ
著:桃花)

ダイハツ・ムーブ・試乗インプレ「2」

間違いいっぱいの自動車選び。ココでご紹介している自動車比較・試乗レポートはダイハツ「Move(ムーブ)」2015年式で、グレード「L・スマートアシストパッケージ」。良くも悪くも軽自動車らしい走行感覚を強く感じさせる一台。

当ページは2ページ目です。「動力性能やハンドリング特徴」などを掲載しています。

ムーブ・コクピット1ムーブ・コクピット2
ダイハツ
  • グレード:“L SA”
  • 型式:LA150S
  • 車両価格:120万円
  • デビュー年:2014年12月〜
  1. 分割page - ムーブ試乗「1-1」・試乗詳細レポート
  2. このpage - ムーブ試乗「1-2」・動力性能やハンドリング特徴
  3. 分割page - ムーブ試乗「1-3」・ラゲッジやライバル比較、評価総合

試乗レポ:動力性能について

エンジンルーム

試乗したムーブはNAエンジン搭載車。軽自動車の動力性能って人によっては非力、また別の人によっては十分と、なかかな評価のわかれる部分。たしかに頻繁に走行する道や乗車人数によって印象は大きく異なります。それが小排気量車の宿命ですね。

今回、4人乗車でアップダウンが続く道を走り、筆者や他スタッフが感じた印象としては、踏む、踏まないの判断がしっかりしてる時はそんなに非力を感じないということ。

どういうことかと言えば、前方に上り坂が見えたら、手前から積極的にアクセル全開。勢いを付け、かつアクセル全開のまま上っていけば、普通に走れる。途中で速度が落ちる心配はありません。
逆に踏み込む判断が遅れ、坂道の途中から、速度が落ち始めてからアクセルを踏み込んだりすると、それはもう大きく非力。CVTがエンジン回転数を上げている間にも、速度が下がっていっちゃいます。

エンジンルーム2別の言い方をすれば、クルマはドライバーに合わせてくれません。だけどドライバーがクルマに合わせれば何とかなっちゃう。余裕はあまりにも不足しています、ということ。

ライバルの日産デイズに試乗した際は、スーパーから出る時や、T字路からの発進時に、周りのペースほど加速が出来ず、非力を感じましたが、ムーブは意外と苦手な場面が少ない。デイズとムーブ、仮に絶対的な最大加速力が同じだとしても、非切りを感じる、苦手なシチュエーションはムーブの方が少ないです。

CVTは苦手な場面が少ない

シフトセレクターペダルレイアウト

軽自動車はミッションがCVTになり、動力性能と燃費が劇的に向上しました。絶対的に非力なエンジンを積む軽自動車にとってCVTは、部分的には従来品より劣るところがあっても、苦手なシチュエーションが相当に減りました。先ほど述べた苦手なシチュエーションというのもそういうことです。

そんな中でもダイハツのCVTって走りやすい。コンフォート性能とレスポンスのバランス、変速しながらの加速、さらには運転しやすさより絶対性能を重視したようなセッティングが、軽自動車にピッタリ。

低回転から高回転までトルクの小さな軽自動車の場合、CVTのセッティングってすごい難しいんじゃないかと。それでも今回のムーブ含めがんばってるんじゃないって感じることが多いんです。
煮詰め不足で適当に販売したなとさえ思える普通車が未だにラインナップしていることを考えると、ムーブもチカラが入ってる!割高だけどそのぶん、ユーザーの方向を向いているよね。

良い部分は変にCVT&回転数を意識しなくてよい点。下位グレードからタコメーターが付いているけど、そんなの入らないんじゃない??どちらかといえば飾りとして必要でしょうw
よく言われる踏み直した際のレスポンスも、ちょっとした加速で6000rpm超を利用する軽自動車だから、すぐに踏み直せば思ったほどレスポンスは悪くありません。ムーブは”スコン”じゃなく”ジワッ”と回転が落ちる。

大きな不満点も、ないことはない

もちろん文句がないわけじゃなく、大きな不満は二つゼロ発進時は相変わらず神経を使い、丁寧に踏み始めないと思い通りに発進してくれません。必要以上に丁寧に操作していれば、出だしが遅れてその後に強い加速が必要になります。
それから加速減速中のノイズ。CVTからなのかその他補機類からなのか詳しいことはわかりませんが、”キュイーン”というノイズが響き、あまり気持ちの良い音じゃありません。ガラガラしたエンジン音と混ざると単純に耳障り!流石にトヨタ車でもCVTのノイズって聞こえて来るけど、ムーブのそれはとっても気になる。周囲が静かとかうるさいとかに関わらず、です。

ハンドリングなど走行感覚

ムーブの走行感覚は、昔ながらの軽自動車をそのまま進化させた感じ。ライバル車と比較すれば、軽自動車らしい走行感覚を最も強く残す、というわけ。

コツを掴めばハンドル切りやすい

ハンドルコーナーを曲がるという場面に限定すれば、意外にもこれは長所。ちょっとしたコツさえ掴めば、市街地からクネクネ道まで、けっこう走りやすいんです。

具体的には、ちょっとした横Gから強い横Gを発生させた時までの過途特性が自然。初期から姿勢変化、ロールを始め、他車よりゆっくりと大きなロールに繋がる。同じダイハツ車だって3代目タントなんてロール始めにくく、ついでにピッチング始めにくく、それでいて途中からはグダァーっとなる。それとは大違いだし、他車も軽自動車ってそんな傾向。
ロールを始めにくいから運転しやすいんじゃなくて、違和感ない特性なら動いてくれる方が乗りやすい。

機械的に見れば、フロントサスペンションのダンパー、それなりに良いモノを使っているんでしょう。リアはコーナーリング中のバンプリバンプがあんまり良くはありません。

コツってどんな感じ?

ムーブを上手く走らせるコツ、基本に忠実に、素直に。ムーブは前述の特性に加え、ステアリングのレスポンスがおっとりしています。だから姿勢変化が少ないクルマから乗り換えれば、「おっとっと」となりがち。
そう感じたら、ワンテンポ早くブレーキングを始め、ワンテンポ早くハンドルを切り始める。そして姿勢変化を嫌がらず、切り込むべき前半部分でしっかり向きを変えるように運転。

なにも飛ばす時だけじゃありません。日常からこうして運転すれば、4人乗車でも全然快適。楽しくハンドルが切れます。

直進時の感触、これも自然

軽自動車って意図的に作られたようなステアフィールが多いと思いませんか?
極端に直進性を強くしているモデル、ローキャスターのフィールを軽減することばかりにがんばってるモデル。安っぽいキビキビ感を演出しているモデルなど。

つまりゲームセンターのハンドル握った方が質感有るんじゃないかと感じてしまうのが現状なワケです。
そんな中でムーブ、悪くいえば昔ながら、よく言えば自然感強い。うるさい人でも余計な事を考えないで済むんじゃないかと。ムーブとあとワゴンRがそんな感じ。ムーブとワゴンRが作り上げた自然、その印象をこの2台だけが持ってるといえるかもしれません。

電動パワステが進化し、ハンドルを回す回し心地という面では、普通車はミドルクラスでも大きく進歩。一方で軽自動車、快適性能は大きく進歩したけれど、ここの質感はあんまり変わってない。電動パワステのメリットを人工的な走りやすさに利用するんじゃなくて、単純に高級車の回し心地を真似してくれたら、近づけてくれたら、軽自動車のハンドルを握る感触は大きく変わってくると思います。

ムーブ・コクピット3メータームーブ・コクピット4

ホイールベースの長さ

ボディ・サイドムーブに乗るとホイールベースが長いような印象(錯覚?)を受けます。ちょっとの違いが大きな違いとなりやすいホイールベース、気になったので他の軽自動車含め調べてみました。乗って良ければなんでもOK。でもカタログスペックで乗り味が予想できれば、それもまた楽しいということでw

筆者が知る限り、ホイールベースが最も長い軽自動車は三菱のアイ&アイミーブ。ワゴンRから見れば10cm以上長い。試乗すれば確かに質感高い乗り味なんだけど、固い乗り心地と軽トラックみたいなステア感覚など残念な部分が多く、そうした部分が強く印象に残っちゃう。

特殊な軽自動車であるアイを除くと、やはりという以前調べて知っていたんですが、ホンダのNシリーズはズバ抜けてる。2代目フィットより長いんじゃなかったかな。N-ONEはアイよりわかりやすい上級車的感覚が演出されていて、クルマの弾み方が上質。でもやっぱり疲れちゃうような、カッチリした乗り味。

適度にだるく適度に立派、ハイレベルにバランスのいいスズキのワゴンR、ホイールベースは短いようです。確かに横方向の揺すられ感は強いけど、これはホイールベースに関係する部分じゃなさそう。ということは、一概に”長いから良い”というわけじゃなさそう。

ダイハツ ムーブ

ダイハツ

move (ムーブ)

  • 年式:2015年式
  • 車両型式:LA150S
  • 試乗グレード:“L SA”
  • ミッション:CVT
  • 新車時価格:120万円

当記事は「桃花」がお届け致します
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